リスト シューベルト歌曲トランスクリプション

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無事、東京に戻ってまいりました。  帰宅早々、KiKi が取り出したのは実は CD じゃなくて LD だったんだけど、この Blog で取り上げるのはその LD とほぼ同じ内容を収録した CD にしたいと思います。  もちろんちゃんと聴き比べもしましたよん♪  と、言うことで今日の KiKi の BGM はこちらです。

リスト: シューベルト歌曲トランスクリプション
LONDON POCL-5297 演奏:ホルヘ・ボレット 録音:1981年11月

41Y-mM6yjEL__SL500_AA240_.jpg     (Amazon)

この CD、読んで字のごとく歌曲王シューベルトの歌曲をあのリストがピアノ独奏用に編曲したものでございます。  リストと言えば若い頃は言ってみれば当時のアイドルみたいな存在で、演奏会のステージやら貴族のサロンやらで自分の名人芸をひけらかす披露するために人様の名曲を題材にすご~く華やかな装飾音符やら変奏でデコラティブに編曲して、女性ファンにキャーキャー言われていた人なんですよね~。  KiKi は子供時代、そんなリストの華やかさにものすご~く憧れた時期があったんだけれど(きっと彼と同じ時代に若い娘だったらキャーキャー言っていたんじゃないかな? ^^;)、長じてからはことピアノ曲に限っては好んでリストは弾いたり、聴いたりしなくなっちゃいました。  でも、そんな KiKi でも比較的好んで(?)聴くことがあるのがこの「シューベルト歌曲のトランスクリプション」なんですよね。


 

KiKi はね、特にピアノ曲を鑑賞する場合ってそのほとんどが自分が「いつかは弾いてみたいと思う曲リスト」を作るためだったりするんですよ。  で、これは子供時代からの習慣だから、今ではルーズリーフにして40枚ぐらいのリストができあがっちゃったりしているんです。  (← どう考えても、もはや生きている間に全部を練習することは不可能なような気がする・・・ ^^; )  

で、今回 KiKi は自分のお誕生日祝いということでおととい、昨日と久しぶりに実家に帰って両親と一緒に箱根あたりへブラッとお出かけしていたんだけど(実家から箱根は1時間ぐらいで行けちゃったりする)、せっかく帰省したのでそのついで・・・・と言っては何だけど、昔ピアノを習っていた先生のお宅にもちょろっと顔を出してみたんですね。  そしたら、ピアノ談義やら思い出話に花が咲いちゃって、ついでにその先生のところで何年か前からやっているらしい門下生によるミニ・コンサートみたいなのに久しぶりに出てみない?なんていう話になっちゃって・・・・。

てなわけで、KiKi は急遽そのミニ・コンサート用の選曲をしなくちゃいけなくなっちゃったのです。  でもねぇ、最近の KiKi はソナタなんていう大曲を人様の前で弾くほどまでに仕上げる(当然暗譜)気力は持ち合わせていないんですよね~(笑)。  でも、一応コンサートだからそれなりに「弾き栄え」のする曲で、KiKi も弾いてみたいと思える曲で、練習していて楽しい曲がいいなぁ・・・・と思ったわけです。

で、まずはメロディが綺麗な方がいいから・・・・ということで白羽の矢を立てたのがシューベルトとかショパンとかフォーレとかドビュッシー。  シューベルトで演奏会向きでさほど大作じゃなくて・・・・となると即興曲あたりがそうなんだけど、残念なことに即興曲は全曲既に弾いたことがあるから、それはつまらない・・・・。  ショパンは今エチュードをやっているんだけどあれは練習曲(ツェルニーなんかの延長線)としてやっているから、もう1曲その演奏会用にショパンの曲の練習をする気にはなれない・・・・・。  フォーレはついこの間までレッスンで弾いていたから、できれば別の作曲家がいいなぁ・・・・。  ドビュッシーは・・・・実は KiKi はあまり好きじゃなかったりする・・・・ ^^; (あ、聴く分には嫌いじゃないんですけどね。  弾く分にはあまり好きじゃないっていう意味です)。

で、結局シューベルトに戻ってきて、で、ふと思い出したのがず~っと昔、キーシンの LD でシューベルトの歌曲をリストが編曲したものですご~く感動して、例の「いつかは弾いてみたいと思う曲リスト」にノミネートした曲があったこと!  しかもその曲は2年ぐらい前に当時習っていたピアノの先生のところの発表会で弾こうかななんて思ってさらっと譜読みまでしてあったりもしたんですよね~。  その時は急にお仕事が忙しくなって発表会には出られそうもなくなったので、それっきり放りっぱなしだったなぁ・・・なんていうことまで思い出して・・・・。  で、今日の BGM はその LD & CD となったというわけです。

この CD に収録されている曲はこんな感じです。

1. ます
2. 水車小屋の男と小川
3. どこへ
4. さようなら
5. さすらい
6. 菩提樹
7. 聞け、聞け、ひばりを
8. 水に寄せて歌う
9. 郵便馬車
10. 我が家
11. 涙の賛美
12. 魔王

 

で、KiKi のお目当ての曲は8番目の「水に寄せて歌う」です。  前半はちょっとバルカローレ風。  内声部で歌唱旋律を歌うというとっても KiKi 好みの曲作りになっていて、ホレボレとします。  しかもそのメロディが何とも美しいんですよね~。  前半にはあんまりリストっぽさは出ていなくて、シューベルト節をじっくりと堪能できちゃうっていう感じです。  でもね、それだけで終わるはずはなくて、そこはほら、何てったってリストの編曲だから、後半1/3ぐらいはメチャクチャ華やかなんですよね~ ^^; 。  もうリスト節炸裂って言う感じのパラフレーズが入っていたりします。

最初に聴いたキーシンの演奏も破格ものなんだけど、ボレットの演奏はさらに素晴らしい!!  何て叙情的な演奏をする人なんだろう!!  ボレットの演奏の特徴っていうのは圧倒的なテクニックに裏付けられた華やかさの表現力があること、でもそれだけでは終わらせなくて、華やかさの陰に潜んでいる緊迫感やら叙情性をくっきりと浮き立たせる表現力を両立させているところだと思うんですよね~。  はぁ~     

因みにこの曲、リストが最愛のダグー伯爵夫人に捧げた「シューベルトの主題による12の歌」の中に入っているんですよね。  言ってみれば若い頃には女には苦労したことがない、名うてのプレイボーイが最後に選んだ女性への恋文みたいな位置づけの音楽なんですよね。  そう思って聴き直すと、もはやため息しか出てきません(笑)。  何だかとてつもなく無謀な選曲をしているような気がしてきました・・・・。 

 

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このページは、KiKi (Brunnhilde)が2006年4月19日 22:37に書いたブログ記事です。

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