ロビン・フッド

| コメント(0) | トラックバック(0)

ロビン・フッド
1991年 アメリカ 監督:ケビン・レイノルズ


51H6Z8u4yhL__SL500_AA240_.jpg  (Amazon)   

中世イギリスの民衆のヒーロー、ロビン・フッドの活躍を描いたアクション・アドベンチャー。  12世紀後半、十字軍遠征に加わった良家の出の戦士ロビンは、義兄弟となったムーア人の貴族アジームを連れてイングランドへ帰国。  だが、そこで目にしたものは祖国の変わり果てた姿だった。  十字軍遠征中の国王の留守に乗じて民衆を苦しめ、破壊と略奪の蛮行に走る悪代官。  ロビンの家族も、その一味に殺され、土地や財産を奪われていた。

お尋ね者となったロビンはシャーウッドの森の奥深くに潜み、復讐の機会をうかがう。  そこに、彼を慕って農民たちが続々と集まってきた。  強欲な貴族から財産を奪い、貧しい人々に分け与えるロビン。  一方で、彼は幼馴染の美しい女性マリアンと、愛情を育んでいた。  やがてマリアンが悪代官に誘拐されたとき、ロビンの怒りは爆発。  アジームを始めとする頼れる仲間たち、農民たちを引き連れ、愛と自由を懸けた壮絶な戦いに身を投じていく。  
  

昨晩、寝る直前に TV をつけたらいつかどこかで観たことがあるようなシーンが画面に映し出されました。  「あれ?  これって何だっけ?」と記憶の糸を辿りながらほんの少しだけ観ていたらこの「ロビン・フッド」であることが判明しました。  まあ寝不足になってまでして観たい映画ではないので、そのあとすぐにお布団に入っちゃったんだけど、「ああ、あの頃のケビン・コスナーはカッコよかったよなぁ・・・・。」などとちょっぴり感傷に浸り、そうしたら何だかとっても観たくなってウズウズしてきてしまったので、今日の映画鑑賞はこの「ロビン・フッド」と相成りました。

根っからのコスチュームもの好きの KiKi にとってこの映画は楽しく観ることができる映画の1本ですね。  KiKi は必ずしもケビン・コスナーのファンというわけではないんだけど、「アンタッチャブル」とかこの「ロビン・フッド」の頃のケビンは素直にカッコイイと思いますね~。  もっともケビン・コスナーのロビン・フッドには英国貴族としての格調高さや紳士然とした物腰は全く見受けられず(笑)、そういう意味では「う~ん、これは本当にロビン・フッドなんだろうか?」と感じずにはいられません。  でも、、ストーリーのテンポ感の良さやアクションシーンの痛快さ、そして脇役の豪華さで「ま、いいか。」と思えちゃう作品だと思います。  

それにね、この映画で何よりも KiKi の心をガッチリ捉えてくれたもの、それはシャーウッドの森だったりします。  詳しくは知らないんだけど、あれってきっとイギリスで撮影したんじゃないのかな?  仮にそうじゃなかったとしてもあれは絶対にヨーロッパの森だと思うんですよね。  KiKi は学生時代に2ヶ月ほどヨーロッパ(メインはイギリス)で過ごしたことがあるんだけど、ヨーロッパで何が1番印象に残っているかって「森の風景」ほど深く心に刻まれたものはないんですよね。  だからこの映画でシャーウッドの森が出てくると、仮にそれがどんなにつまらないシーンであったとしても、それだけでワクワクしちゃいました。  ああ、なんて気持ちよさそうな森なんだろう。  あの手作り感満載の家で1週間でいいから過ごしてみたい!!  自然と共生している彼らの生活に憧れのようなものを感じちゃいます。  もっとも今の KiKi はああいう所で過ごせるのはどんなに長く見積もっても1ヶ月だろうとは思うのですが・・・・・。  ああいう所はたまに行くからいいんだよね、きっと。

そしてもう1つ、 KiKi の心を捉えてやまなかったのは悪代官・ノッティンガム公役のアラン・リックマン(ハリポタのスネイプ先生)の素晴らしい演技です。  見事にはまっていて、主役を食いまくること食いまくること(笑)。  で、悪役なんだけどなんとなく憎めないんですよね~。  もちろんあんまりお友達にはなりたくないタイプなんだけど、することなすことコメディに見えなくもなかったりして・・・・・。  KiKi はハリポタのスネイプ先生はどうにもこうにも好きになれないんだけど、この映画のノッティンガム公の登場シーンでは悉く笑わせていただきました。

それからもう1人、KiKi のお気に入りだったのがタック神父。  子供の頃に読んだ「ロビンフッドの物語」(それが正統派ロビンフッドの物語だったのかどうかはちょっと不明 ^^;)のタック神父に比べると何ともまあすごい変貌で、でもその素朴さが実に人間臭くてよろしい   この映画の頃がケビン・コスナーのピークだったと個人的には思っている KiKi なのに、その映画の中でどうしても目がいってしまうのが脇役ばかりなのはどういうことなんだろうか???(笑)

モーガン・フリーマンも出ていて彼は KiKi のお気に入りの役者さんの1人なんだけど、ことこの映画に関して言えばラストの魔女への一撃を除くと、何だかとっても存在が薄かったような気がします。  いえね、ストーリー上ではかなり活躍しているんですよ。  遅れた(?)イギリス国に先進的な科学技術(望遠鏡だとか火薬だとか)を持ち込んだり、ジョン・リトルの奥さんのお産の時には帝王切開をしちゃったり、「あんた何者?」っていう感じなんですよね。  でもその割には何だか心に残らないキャラなんだよな~。  周りがみんなイギリス人という環境の中でただ1人の異教徒っていう設定なんだから良くも悪くももっと目立ってもよさそうなものなんだけど、なぜか影が薄いんですよね。  でもまあ、彼が演じるアジームはそんな異文化の中で何とか折り合いをつけながら生きていかなくちゃいけなかったわけだから、努力して「空気みたいな存在」になろうとしていたんでしょう、きっと。  

マリアンとのラブ・ストーリーは個人的にはどうでもいいような感じがしました。  だってこの映画の1番の見所は森を利用した忍者屋敷みたいなからくりで悪代官チームと戦うところだと思うから・・・・・。  そこまでのバトルはとっても品良く、そして楽しくまとまっていたと思うんですよね。  惜しむらくはラストバトルの品のなさじゃないかと・・・・・。  ノッティンガム公が森を襲ったときに引き連れてきたケルト人たちは、何だかどこかの暴走族のアンちゃんたちみたいだったし(それだけに笑わせてはくれるんだけど)、最後の最後のロビン vs. ノッティンガム公の決闘シーンは凡そ貴族の決闘には見えないんですよね。  あれじゃ「インディアナ・ジョーンズ」だよ・・・・・っていう感じ。  まあ、上にもちょっと書いたけれど肝心要の主役のロビンがイギリス貴族というよりヤンキーの兄ちゃんだから仕方ないのかもしれませんね。  それに何てったって「ハリウッド製」ですから(笑)。

考えさせられることも、深遠なるテーマも、ついでに何のプロパガンダもない映画なんだけど、それだけに純粋に娯楽として楽しめる映画だと思います。  もっとも昨今のスピルバーグ監督やらルーカス監督、そして PJ 監督のようなサービス心旺盛な監督の手による冒険活劇にならされちゃうと、こういう映画は何のメリハリもない映画に観えちゃうんじゃないかなと思いました。  でも、KiKi はどちらかというとこういう映画の方が好感が持てるし、素直に好きだなと思えます。  (← これってやっぱり歳なのかな?)

そしてオーラス。  獅子心王リチャード役で KiKi の大好きなショーン・コネリーがカメオ出演しているのが美味しいところです。  それにしてもカメオのくせに(エンドクレジットにも名前が出ていないくせに)存在感がありすぎです。  で、ケビン・コスナー & ショーン・コネリーときたらやっぱり「アンタッチャブル」ですよねぇ。  次の映画 Review はこれで決まりかな(笑)。

 

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://poco-a-poco.chu.jp/mt/mt-tb.cgi/142

コメントする

2015年2月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28

Current Moon

CURRENT MOON

東京のお天気


山小舎のお天気


Booklog



ブクログ

アーカイブ

ウェブページ

Powered by Movable Type 4.261

TrackbackPeople

クラシック・ピープルの Trackback People Site


チェロ ラヴァーズの Trackback People Site


Piano~ぴあの Trackback People Site


ピアノオススメ教本の Trackback People Site


ピアノ教室の Trackback People Site


Book Love Peopleの Trackback People Site


本好きPeople・ぴーぷるの Trackback People Site


今日読んだ本の Trackback People Site


ファンタジーが好き♪の Trackback People Site


この絵本がすごい!の Tackback People Site


児童書大好き♪の Trackback People Site


ハヤカワepi文庫の Trackback People Site


岩波少年文庫応援団の Trackback People Site


薪ストーブの Trackback People Site


週末は田舎暮らしの Trackback People Site


野菜育てPeopleの Trackback People Site


ガーデニングの Trackback People Site


パッチワークキルトの Trackback People Site


あなたの訪問は?


日めくりカレンダー


Real Time News


カテゴリ

ノルンはいくつ?

本が好き!


読書メーター

KiKiさんの読書メーター
KiKiさんの読書メーター

最近読んだ本

KiKiの最近読んだ本

今読んでいる本

KiKiの今読んでる本

読了目標





今やってるゲーム

KiKiの今やってるゲーム

このブログ記事について

このページは、KiKi (Brunnhilde)が2006年8月25日 23:45に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「ちょっと夏休み」です。

次のブログ記事は「ハイドン 交響曲第94番 Hob.I-94 「驚愕」」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

高速運賃





Edita

ブロガー(ブログ)交流空間 エディタコミュニティ

名言黒板


作家別タグ