マーラー 交響曲第6番 「悲劇的」

| コメント(0) | トラックバック(0)
さて、アバド & ルツェルン管演奏会の興奮未だ冷めやらず・・・・の KiKi ですが、こうなってくると残念なことに聴くことができなかったマーラーの演奏会やら室内楽の演奏会やらの音楽をあれやこれやと想像(というよりは妄想?)せずにはいられません。  で、結果としてどうなるかと言えば自宅に持っているCDでそれらの曲を聴きまくるという何とも情けない行動に走ってしまうんですよね~ ^^;  自宅にあるCDと彼らの奏でる音楽世界は別物であること、手持ちのCDを聴けばその演奏にある面では振り回されちゃって妄想の妨げになることは百も承知の上です(笑)。  ま、そんなこんなで今日の KiKi の1曲はこちらです。

マーラー 交響曲第6番 「悲劇的」
Sony CSCR 8401~4 演奏:バーンスタイン指揮 & ニューヨーク・フィルハーモニック 録音:1967年5月

(ごめんなさい。  今日のエントリーには画像ナシです。)

このCDはね、バーンスタイン追悼特別限定盤として発売されたもので、発売当時に購入したくてたまらなかったんだけど、24,000円という値段にびびっちゃって買えずにいて、それから何年も経ったある日、自宅近くのブックオフで偶然見つけちゃって、思わず衝動買いしちゃったというなかなか思い出深い CD Boxなのですよ。  個人的にはバーンスタインのマーラーには若い頃はメチャクチャ感銘を受け(というより圧倒され)たものの、歳を経るにつれて少しずつ遠ざかり気味の KiKi だったんだけど、これはやはり記念盤として持っておく価値があるかな・・・・・と。  ま、てなわけで現在では我が家のとってもちっちゃなCD棚でどど~んと存在感を主張しているCD Boxの1つとなっております。

思い起こせば KiKi がマーラーの音楽と最初に触れることになったのは偏にバーンスタイン様のおかげでした。  ピアノ曲から入った KiKi の音楽遍歴の中で、交響曲 & 管弦楽曲メインの(というかピアノレッスンのカリキュラムに出てこない)作曲家の作品に出会ったのはかなり遅めで、たまたま KiKi がマーラーに興味を持ったころにはマーラーと言えばバーンスタインみたいな雰囲気があってねぇ・・・・。  マーラーの何たるかを知らなかった(今も知っているとは言い難い部分もなきにしもあらずだけど)当時の KiKi は人に薦められるままにマーラーの交響曲はバーンスタインが指揮するものを意識的に選んで聴いていました。  

この曲を生まれて初めて聴いたときの KiKi の感想は「打楽器のやたら目立つ曲だなぁ」というものでした。  もちろん当時はDVDなんていうものはなかったし、音楽ビデオな~んていうものも今ほどは充実していなかったから耳からだけの情報でいろいろなことを判断するわけだけど、バッハ - ハイドン - モーツァルト - ベートーヴェン - シューベルトといういわゆる王道中の王道を歩んできた KiKi にとってティンパニーやらシンバルやらグロッケンやら太鼓やらドラ(?)やらハンマーやらカウベルやらの音がドンガラドンドンと鳴り響き入り混じっているマーラーのこの音楽は異色も異色、びっくり仰天させてくれるのに充分でした。

ただでさえ打楽器の音で派手さは炸裂しているところへもってきて、今ならわかるバーンスタイン独特の芝居っ気というか、スペシャル・思い入れ注入型の演奏に慣らされてしまって、これがスタンダードになってしまった関係で、ほんの数年前まではバーンスタイン以外のマーラーはどうにもこうにも「ながら聴き」しかできない体質になっちゃってねぇ・・・ ^^;  でも、そんな KiKi のマーラー感を覆してくれたのが、都響の定期演奏会でベルティーニ指揮のマーラーの実演に接したことが大きかったように思います。  もっともあの演奏も最初に接したのがCDだったら今ほど開眼できたかどうか不明なんですけどね。

ま、それはともかくとして、今日は本当に久しぶりのバーンスタイン - NYP の演奏です。  第1楽章と第2楽章は相変わらずドドド~ンとこちらの状況にはお構いなしにグイグイ押し込んでくるような(だからといって決して不快ではないんだけど)、かなり押しの強い音楽です。  でも第3楽章のアンダンテ・モデラートは夢見るような牧歌で美しい♪  もっとも、今の KiKi の好みとしてはバーンスタイン様のこの歌い方は理解はできるんだけど、何かがちょっと違うように感じちゃうんですよね~・・・・・ ^^;  要は自分がハミングするとバーンスタイン様のこの歌とは絶対に合わない・・・・っていう感じ。  (KiKi はピアノ曲の曲想をつける際にまずハミングで歌ってみる習慣があるので、その自分のハミングと合う、合わないは結構大事な要素だったりするんです。)  

フィナーレ冒頭のちょっと神秘的・・・・というか内省的な雰囲気はあっという間に闘争本能むき出しみたいな音楽にとって変わられちゃって、時々は序奏部を回想しても、その回想を終えるとそれを明日へのエネルギーに転化でもしちゃったかのようにどんどん劇性が増していくあたり、何ともユダヤ的というか、米国的というか・・・・。  う~ん、やっぱり NYP の演奏だよね~って思わずにはいられません(笑)。

以前このエントリーにも書いたことだけど、KiKi はマーラーの音楽って、ものすご~く高貴な精神とど~しようもない俗っぽさが常に隣り合わせの不思議な音楽だと思っているわけですが、その性格ってある意味ではとってもアメリカ的な特質だと思うんですよね。  

う~ん、やっぱりアバド & ルツェルン管のマーラーを聴いておきたかったなぁ。  近日中にどこかのTVで放映してくれないものかしら???

 

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://poco-a-poco.chu.jp/mt/mt-tb.cgi/165

コメントする

2015年2月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28

Current Moon

CURRENT MOON

東京のお天気


山小舎のお天気


Booklog



ブクログ

アーカイブ

ウェブページ

Powered by Movable Type 4.261

TrackbackPeople

クラシック・ピープルの Trackback People Site


チェロ ラヴァーズの Trackback People Site


Piano~ぴあの Trackback People Site


ピアノオススメ教本の Trackback People Site


ピアノ教室の Trackback People Site


Book Love Peopleの Trackback People Site


本好きPeople・ぴーぷるの Trackback People Site


今日読んだ本の Trackback People Site


ファンタジーが好き♪の Trackback People Site


この絵本がすごい!の Tackback People Site


児童書大好き♪の Trackback People Site


ハヤカワepi文庫の Trackback People Site


岩波少年文庫応援団の Trackback People Site


薪ストーブの Trackback People Site


週末は田舎暮らしの Trackback People Site


野菜育てPeopleの Trackback People Site


ガーデニングの Trackback People Site


パッチワークキルトの Trackback People Site


あなたの訪問は?


日めくりカレンダー


Real Time News


カテゴリ

ノルンはいくつ?

本が好き!


読書メーター

KiKiさんの読書メーター
KiKiさんの読書メーター

最近読んだ本

KiKiの最近読んだ本

今読んでいる本

KiKiの今読んでる本

読了目標





今やってるゲーム

KiKiの今やってるゲーム

このブログ記事について

このページは、KiKi (Brunnhilde)が2006年10月21日 12:22に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「アバド、ポリーニ & ルツェルン管 演奏会レポート2」です。

次のブログ記事は「ブラームス ピアノ五重奏曲 Op. 34」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

高速運賃





Edita

ブロガー(ブログ)交流空間 エディタコミュニティ

名言黒板


作家別タグ