アバド、ポリーニ & ルツェルン管 演奏会レポート1

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行って参りました!  弊社お社長さまご招待、おこぼれあずかり超豪華演奏会!!  アバド/ポリーニ & ルツェルン祝祭管弦楽団の来日公演演奏会です。  突然天から降ってきたこの幸運をこのブログを訪ねてくださるお客さまの皆様におすそわけさせていただくためにも、演奏会レポートなんぞをしたためたいと思います♪

まずはその日の状況から・・・・(「早く本題に入れよ!」と思われた方はこのあとを飛ばしていきなり [続きを読む] をクリックしてやってくださいまし~  b-hato4-b.gif

前日からまるで遠足前の子供みたいに ♪ウッキウッキ、チャップチャップ、ランランラン♪ でなかなか寝つけなかった KiKi。  そんな調子ですから当然のことながら当日の朝の気分はすっかり「音楽鑑賞モード」。  もちろん会社には行ったんだけど、お仕事をする気な~んていうのはこれっぽっちも持ち合わせていません。  そんな KiKi の内心を見透かすかの如く、お社長さまの極めて現実的なお言葉が飛んできました。

「KiKi さん。  せっかく楽しみにしているところ、水を注すようで悪いんだけど、これ、一応仕事なんだから名刺だけはちゃんと持っていってね。」

「あ、それから外人も来るから、もしも話しかけられたら通訳よろしくね。」

「もしも途中で寝ちゃってたら起こしてね。  いびきなんかかいちゃったらまずいから・・・・。」








「・・・・・ はぁ・・・・。 」







そっか、これって一応仕事だったんだっけ・・・・。  ま、席に座っちまえばこっちのもんさ♪   あとはタダでもらえるプログラム(会場で見たら2,000円もする代物でした!!)を読んでるフリでもして・・・・・と。




な~んていうことを考えながら社長とお喋りしていたら、午前中にとある取引先をお訪ねする予定になっていたのですが、その時一緒に行くはずのメンバーにオフィスに置いていかれてしまった KiKi。






「・・・・・私って、嫌われていたのね・・・・・ ^^;」
(一応 KiKi の名誉のために言っておくと、出掛けにKiKi の個室を覗いたスタッフたちはそこがもぬけの空だったので、逆に自分たちが置いていかれたと思って慌てて追いかけたつもり・・・・だったらしい・・・・ ^^;)






せっかくの ♪ウッキウッキ、チャップチャップ、ランランラン♪ モードに水を注されっぱなしの午前中でした(笑)。

ほとんど仕事が手につかない午後の時間を経て、オフィスを社長とともに出たのが5時15分頃。  サントリーホール前のアンデルセンでまずは腹ごしらえです。  引換券(?)の交換のためになが~い行列を作っている方たちの姿を見て、改めて自分のラッキーさに感無量!  その感動で寛容度がみるみるアップしていった KiKi は、クラシック音楽には興味の欠片もない社長の「この後数時間に関する危惧の愚痴」に笑顔でおつきあいすることができました(笑)。  それにここまで来てしまえばこっちのもの、ホール付近の独特の雰囲気に心はすっかり音楽鑑賞モードへ突入です。  

やがて開場のベルが響き渡り、どうしたものかと社長の動向を探ってみると、極力外人連中には会いたくないらしい社長はまだまだ入場する気がなさそうです。  こういう時は先にジャブをかましたろ♪とばかりに、

「開演15分前ぐらいに入りましょうか??」
「そうやね。」



ま、そんなこんなで開演15分前ぐらいまでは、アンデルセンでノロノロとしておりました。 

で、ようやく入場したら幸いなことに外人連中にはほとんど会うこともなく、何名かの関係者と簡単なご挨拶だけで呆気ないほどまでに席にたどり着くことができてしまいました。  で、ほっとしたのも束の間、ご招待券の性・・・・とでも言いましょうか、周囲半径数メートルがいわゆる「社用族」であることが判明しました。  いきなり音楽鑑賞モードからビジネス・モードにスイッチ変換です。  「何でこんなところで・・・・。」と思わないでもなかったけれど、いきなり名刺交換の儀式 & 社交辞令の嵐に見舞われ、ちょっとうんざりしかかった頃、楽団員の皆さんたちがステージに姿を現しました。




「よっしゃ!!  ここからは私の時間よ♪」


 

クラシック音楽コンサートのプレリュード(儀式とも言える)チューニングが始まりました。  コンサート・マスターがステージ中央のピアノのキーに触れた瞬間、KiKi の胸は期待で張り裂けんばかり・・・・であるのと同時に一抹の不安を感じました。  何となく・・・・ではあるのですが、ピアノの音がブラームス向きじゃないような気がしたんですよね~。  ま、でも今日のソリストはそんじょそこらのピアニストじゃなくて、あのポリーニです。(もっとも KiKi はポリーニのピアノはそんなに好きなほうじゃないんだけど・・・・ ^^;)  気のせい、気のせい・・・・・と。

そうこうしているうちに、ポリーニ & アバドが舞台に登場しました。  2人の姿を一目見た瞬間に KiKi が感じたのは

「うわっ!  ポリーニは歳とったなぁ・・・・!」

ということと

「マエストロは以前TVでお姿を拝見したときに比べるとお元気そうで何よりです。」

ということでした。  いずれにしろこの瞬間に立ち会えた、そのことだけでもう充分という気分と、これから奏でられるだろう極上の音楽に対する期待で、KiKi の興奮度はほぼ頂点に達してしまいました。  まずはブラームスのピアノ協奏曲第2番です。  この曲、好きなんですよね~。  一時期は寝てもブラコン、醒めてもブラコンみたいな生活を送っていたっけなぁ・・・・。  さあ、どんなピアノを聴かせてくれるの、ポリーニさん。  どんな音楽を聴かせてくれるの、アバドさん♪(ワクワク)。  

冒頭のホルンの音なんてほぼ夢見心地状態で、陶酔しかかりました。  と・こ・ろ・が・・・・・です。






あれ???  あれれ???????





えっとですね、ここからは極めて個人的な KiKi の音楽に対する趣味の世界に入ってしまうのですが・・・・・・。  ものすご~く正直に告白すると、KiKi は2楽章まではどうしようもない違和感に捉われてしまっていて、正直この大好きなブラコンを楽しむことができませんでした。  もちろん舞台上ではみんな頑張っているんです。  オケのメンバーもソリストも。  渾身の力でピアノに向かっているポリーニの姿に震えがきそうなくらい感動しました。  でもね・・・・・・。

なんていったらいいんだろ、なんかバランスが悪いんですよね~。  個人的にはオケには文句はないんです。  でも、ポリーニのピアノがねぇ・・・・・。  からまわってるというか、オケについていけていないというか、ちょっと別の音楽空間を作っちゃっているというか・・・・・。  「これが、あの超絶技巧を誇っていたポリーニのピアノ???」っていう感じもあったし。  もちろん超絶技巧で売り出した頃のポリーニのピアノを「すご~い!!」とは思ってもほとんどシンパシーを感じなかった KiKi なので、昔のようにバリバリ弾かれちゃっても違和感を抱いたとは思うんだけど・・・・・。

正直、戸惑う気持ちやひょっとしたらポリーニは体調でも悪いんじゃないか・・・・というようないたわりの気持ちみたいなものが交錯し始めた頃に、第3楽章に突入しました。  Pコンと言いつつも、チェロ・コンみたいな色合いも強いこの第3楽章は KiKi の大のお気に入りです。  ここで乗れなかったら、この曲は諦めるしかありません。  期待半分、恐さ半分。  ああ、神様、お願い・・・・・  





その祈りが通じたのか(違)、ブルネロの奏でる独奏チェロの音楽を耳にした途端、さっきまでの KiKi の戸惑いの気持ちが大気圏の彼方へ吹っ飛んでいきました。  何という美しさ!!  何という至福感!!  チェロの歌を引き継いだ弦と木管の歌も思わず涙ぐみそうになるほど素晴らしい!!!!

    

ああ、この音を、この音楽を聴きたかったのよぉ!!! 



     
だから正直なところ、ピアノの出番が近づくにつれ、ポリーニさんには申し訳ないんだけど、ドキドキしちゃいました。  ああ、神様、お願い・・・・・ってね ^^;

でもね、今度は大丈夫♪  違和感感じまくりだった前の2楽章があったから点数が甘くなっていた部分もあるかもしれないんだけど(いや、第3楽章のそこまでの演奏が素晴らしかっただけに、逆に点数は辛くなっていたと信じたい!)、ポリーニのピアノもようやくルツェルン管の音楽にしっとりと染み渡るかのようにバランスよく溶け込み、KiKi が期待していた音楽を、否、それ以上の音楽を奏でてくれました。  再び登場するチェロ独奏の場面では、本当に一筋だけだけど、涙がこぼれてきました。  ああ、この楽章を聴けただけでもよかった・・・・・と。

第4楽章冒頭はピアノです。  1~2楽章でどうしても乗れず、あまりにも素晴らしい第3楽章を聴いた後だったので、正直なところ「もうここでやめようよ。」という思いがふと脳裏をかすめました。  でも、そんな KiKi の思いはまったく無視して(当たり前ですが)第4楽章が始まりました。  正直最初の数秒はかなりハラハラした気分でした。  でも、それは杞憂でした。  音楽の世界にどっぷりと身を浸すことができる至福感に包まれ、終楽章を聴き終えることができました。

それにしてもあの第3楽章は録音してお持ち帰りしたかったなぁ・・・・。  多分 KiKi がこれまでに聴いたどのブラコンよりも素晴らしかったように思います。

  

休憩時間。  社長の第一声は

「すごい迫力だねぇ~。  心配していたんだけど、退屈しなかったよ。  あれ?  もう終わり???と思って時計を見たら1時間近く時間がたっていたのにねぇ。」





それは何よりでした。  何せ KiKi はポリーニのコンディションにハラハラしたり、第3楽章以降は音楽の世界に没頭したりで忙しくて、はっきり言ってあなたの存在をすっかり忘れていました ^^;



さて、続くブルックナーは別エントリーを仕立てたいと思います。

 

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このページは、KiKi (Brunnhilde)が2006年10月19日 11:17に書いたブログ記事です。

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