2007年9月アーカイブ

オーシャン・オブ・ファイヤー 
2004年 アメリカ 監督:ジョー・ジョンストン


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 「ロード・オブ・ザ・リング」で人気を得たヴィゴ・モーテンセンが主演した、壮大なアクション・ロマン。  心に傷を抱えるアメリカのカウボーイ・フランクが、愛馬ヒダルゴとともに、アラビア半島を走破するホースレースに参加する。  灼熱の砂漠や砂嵐、馬も呑みこむ流砂、さらにライバルの陰謀などから、フランクとヒダルゴは生死ギリギリの世界をさまよう。

 孤高のカウボーイをヴィゴがクールに演じ、女性ファンだけでなく男もあこがれるヒーロー像を創造。  ヒダルゴを演じる馬のキュートな表情も、渇いた砂漠のオアシスのように観る者の心をなごませる。  砂嵐やイナゴの大群などのシーンにはVFXも使われているが、特殊映像であることを感じさせない自然な絵作りに感心させられる。  馬の疾走や剣のアクションも、古き佳き「活劇」のスピリッツを受け継いで本格的。  今どきのアクション映画には珍しくどっしりとした風格なので、できるだけ大きな画面で観ることをオススメしたい。(斉藤博昭)
                           Amazon サイトより転載  
  


Amazon の解説にもあるように、KiKi がこの映画を借りてみようと思った理由のその1はアラゴルン以外のヴィゴを観たくなっちゃったということでした。  そしてその2は馬のお話だということがわかったから。  実は KiKi は子供時代にちょっとだけ乗馬をやっていたことがあって、最近又、機会があれば馬に乗りたいなぁなんて思い始めていたんですよね。  馬って可愛いんだけど乗り手を見てあからさまに態度を変えたり、えこひいきしたり、馬鹿にしたり・・・・要するに差別をするんですよね。  KiKi なんて何度、騎乗するやいなや厩舎に帰ろうとされちゃったり、途中で本当の意味での道草を食われちゃったりしたことか・・・・ ^^;  でも、ロード・オブ・ザ・リングを観たときにも感じたことだけど、ヴィゴって本当に馬の扱いに長けている人なんだなぁとこの映画で再度実感しました。

この映画の原題は「Hidalgo」。  ヴィゴが演じるフランク・ホプキンスという実在の人物が実際にこの「Ocean of Fire」(イエメンのアデンからゴールのダマスカスまで、約4,830 キロを走破するという過酷なサバイバル・レース; 馬版のパリダカールラリーみたいな感じ)に出場した際に騎乗した実在のお馬さんの名前です。  そのお馬さんの名前がタイトルになるだけのことはあって、このお馬さんの演技が素晴らしい!!!  時に心配そうに、時に促すように、そして時にすがるようにヴィゴの方を見るお目々が何とも可愛らしいんです。  で、因みにこのレース、1000年ぐらいの伝統を誇り、史上最高のアラブ馬を決定する非常に権威の高いレースなのだそうで、本来であればレースに参加出来る馬は、アラブ王室所有の純血種と高貴な血統の馬に限られている・・・ということなのだそうな・・・・。  つまり、アメリカくんだりのカウボーイふぜいが参加させてもらえるようなレースではなかったはずなのです。  で、そんな由緒正しいレースに参加することになっちゃったフランクさん、アメリカ先住民の馬を守るために賞金目当てで出ようって言うんですから、それだけでもハラハラ & ドキドキな展開が待っていることを期待させてくれちゃうわけで・・・・・。

 

パッション

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パッション
2004年 アメリカ 監督・製作・共同脚本:メル・ギブソン


51SCN3QC6XL__SL500_AA240_.jpg  (Amazon)   

地球は今、憎しみや戦争によって
引き起こされた恐怖によって、苦しみ泣き叫んでいる。

このような時代にあって、人は皆、
心の中の空虚な思いを埋めるために、
より崇高なものに立ち返ろうとするのではないだろうか。

映画「パッション」を観た人たちが、
我々の罪を償うためにイエス・キリストが味わった
恐ろしい苦難を目にし、理解することで、
希望、愛、赦しのメッセージを受け取ってくれたらと願っている。

そして彼の途方もない勇気と犠牲が、心の深いところに影響を与え、
正しい道へ向かおうと考えてくれたらと思う。

           メル・ギブソン  
  


だいぶ前に購入したきりずっと観ていなかった「パッション」という映画を観ました。  アメリカや日本で上映中に心臓発作で亡くなった方がいたとかいなかったとか、この映画公開にあたり国際的に大論争があったとかなかったとか、とかく話題にだけは事欠かなかった映画です。  何でそんな出来事がいっぱい、いっぱいあったかっていうとそれはこの映画が扱っている題材がイエス・キリストの最後の12時間だから・・・・。

KiKi もそうだけどキリスト教徒ではない人でも恐らく、イエス・キリストの生誕は処女マリアからで、馬小屋で生まれて(どうでもいいことだけど馬小屋で生まれると偉人に育つんだろうか??  確か聖徳太子の幼名も厩戸皇子;うまやどのみこ だったような記憶が・・・)、最初は大工か何かだったんだけどある時突然に神に目覚めてお説教をおっぱじめ、あっという間に信者がついて、さらには奇跡を起こして果ては自分が神の子だとか言い始め、パンとワインが自分の血と肉だとか言って信者と一緒に食べて(最後の晩餐)、弟子の中の1人が自分を裏切ると予言してそのとおりになって、別の弟子の中の1人が忠誠を誓うと明日の朝鶏が鳴く前に3度あなたは自分のことを知らないと言うだろうと予言してそれもそのとおりになって、逮捕されたキリストはあっという間に磔の刑を言い渡されてゴルゴダの丘で処刑されて、死後3日目に復活して・・・・・・くらいの概説は、な~ンとなく頭に入ってると思うんですよね。  そのあまりにも有名なキリストの最後の12時間を127分の映画にしたのがこのパッションという作品なんです。

因みにこのパッション、キリストの受難という意味です。

監督は何とあのリーサル・ウェポンのメル・ギブソン。  彼は私財約30億円を投じてこの作品を撮影したのだそうです。  いや~、金持ちはやることが違うねぇ・・・。  で、何が世間をそんなに騒がせたのかと言えば

1. あまりにもリアルなキリストへの暴行シーン
   ↑ これが上映中心臓発作で死者が出た原因だったらしい
2. 「キリストを死刑にしちゃった責任は誰にある?」という誰もができれば考えたくないようなことを
   考えさせられちゃう映画

ということのようです。  で、KiKi がこの DVD を購入したのは半ば衝動買いだったのですが、そんなこんなの噂が飛び交っている映画だったので、ちょっと自分に精神的な余裕がないときに観るのはよくないかな・・・なんて思っていたからず~っとほっぽらかしにしてあったのです。

さて、で、今日はそんな映画を観てみようという気分になったので、チャレンジしてみました。  で、その感想なんですが、確かに延々と続くキリストへの暴行シーンはなかなか凄いものがあったんですが・・・・ KiKi はかなり冷静に見ていられたような気がします。  と言うのも胸が苦しくなったり、涙が出たりと言うよりはそのシーンを見ながらずっと考えていたことがあるんですよね。  KiKi の場合、キリストが痛みに必死で耐えるうめき声よりも彼を鞭打つ側の悪魔的な笑いにずっと意識が集中し、彼を糾弾している側の得体の知れない群集心理と言うか、誰かを糾弾する側に回ることで自分だけは安全な場所にいることができると本能的に考え付和雷同しちゃう人間の弱さと言うか怖さと言うか・・・そんなことをずっと考えていました。  

ずっと昔、集団暴力とかリンチについてある TVコメンテーターが言っていた言葉も何となく思い出されました。  曰く、「集団暴行から死に至らしめるところまでいってしまうのは、理屈でも主義主張でもなく、ただ止まらなくなる、止められなくなるからだ。」  で、そんなことを思い出していたら、この映画とはまったく関係ない話のはずなんですが、あのイラク・アグレイブ刑務所で行われていたリンチもこんな感じだったのではないかと思い始めていました。  で、もしもそうだとすると、人間のやっていることなんて結局変わらない・・・イエス・キリストが私たち人間の原罪を背負って磔になろうが、血を流そうが、何千年という時が過ぎようが変わらないのではないかと感じ、何となく力が抜けてしまいました。

 

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