モーツァルト ピアノ・ソナタ第18(17)番 K.576

| コメント(0) | トラックバック(0)

のだめカンタービレ in Europe を観ました。  パリのコンセルヴァトワールの授業についていけず、自分を見失いかけていたのだめちゃんが七転八倒の苦悩、試行錯誤の末に、迎えた初リサイタルでの演奏。  よかったですね~。  特に KiKi にとってはプログラム最初の1曲、「キラキラ星変奏曲(K. 256)」は小学生になって参加した最初のピアノ発表会で弾いた思い出の曲なんですよね~。  あの曲を聴いた瞬間、何ともいえないノスタルジックな感傷で胸がいっぱいになってしまったのです ^^;  そういえばお仕事を再開して以来、ほとんどピアノに触っていないなぁ・・・・。  せっかく防音室まで作って無理してグランドピアノを買ったはずだったのに・・・・。

KiKi の単純なところはのだめちゃんじゃないけれど、ちょっと何かに触発されると
「ピアノ・・・・弾かなくちゃ」
と思ってしまうところ。  もっとものだめちゃんみたいに才能溢れるわけじゃないから、いきなり難曲を弾きこなしちゃうことはできないんですけどね。  で、思うように弾けない自分に悶々としているうちにまた「忙しい」というのを口実に弾かなくなっちゃうの・・・・ ^^;  我ながら子供時代から進歩がありません。  

ま、それはさておき、昨日彼女の演奏を聴いているうちに昔はあんまり興味がなかったんだけど、無性にモーツァルトのピアノ・ソナタが聴きたくなってしまいました。  ま、てなわけで、今日の KiKi の1曲はこちらです。

モーツァルト ピアノ・ソナタ第18(17)番 K.576
Naxos 8.550448 演奏:イエネ・ヤンドゥー 録音:1991年6月

41HjwB4EfKL__SL500_AA240_.jpg     (Amazon)

 

KiKi にとってモーツァルトのピアノ・ソナタのスタンダードはイングリッド・ヘブラーの演奏(旧盤)だったんだけど、今日は時間があまりなくて手近なところに置いてある Naxos 盤を取り出しました。

夢と野心を携えてウィーンに出てきたモーツァルトが本人の気持ちとはウラハラにどうにもこうにもうまくいかなくなってしまった時期に、プロイセン国に演奏旅行に出掛けます。  その際、国王フリードリヒ・ヴィルヘルム2世から王女のために「やさしいピアノ・ソナタ」の作曲を依頼されます。  ところができあがってみたソナタはやさしいどころの騒ぎじゃなかった、それがこのソナタであるという逸話が残っています。  

第1楽章(アレグロ)
冒頭の分散和音はまるで狩をするときの角笛みたいな雰囲気です。  で、展開部がきっちりと作りこまれた音楽っていう感じで素晴らしいんですよね。  まるでバッハ!!  

第2楽章(アダージョ)
緩徐楽章に萌え~ 266.gifの KiKi にとって、つぼのど真ん中ストレートな音楽です。  美しい旋律で始まる主部、そして幻想曲風の中間部。  この対照がまた美しい!!  さすがモーツァルト。  さすが天才。  さすが「神に愛された子」!

第3楽章(アレグレット)
いかにも古典派のソナタです。  第3楽章はお約束どおりの軽快なロンドです。  でね、主題に続いてなだからに下降音形をとる副主題があるんだけど、それがもっと続くのかな・・・と思っているとふっとロンド主題が形を変えて表れてあれ?って思う。  そんな感じの音楽です。  でもね、この楽章を聴いていると「ひょっとするとバランスってこういうのを言うのかもしれない・・・・」と思えてきちゃうんですよね~。  このあたりが「モーツァルトって理屈でどうこう言える作曲家じゃないんだよな」(by 千秋)なのかもしれません。  ロンド主題の変奏を聴いていると「変奏曲が得意だったモーツァルトの面目躍如!」と思っちゃう。

KiKi はね、モーツァルトのピアノ・ソナタって上(↑)にも書いたように、昔はあんまり好きじゃなかったんですよね~。  子供の頃(KiKi なりに真面目にピアノ・レッスンを受けていた頃)は「モーツァルトのピアノ・ソナタ」≒「ソナチネアルバムの延長線上」みたいな感覚・・・というか思い込みがあって、それと同時に早くショパンやリストが弾きたいという背伸びしたいような気持ちが強すぎて、どこかバカにしていたようなところがあったように思うんですよね。  でね、今でもモーツァルト作品の真髄は「オペラ」や「宗教音楽」や「ピアノ協奏曲」にあると思っているところはあるんだけど、最近はちょっと別の考え方をするようになってきたんです。

ピアノという KiKi にとって身近な楽器で、しかも独りで、モーツァルトの音楽を堪能するためにはモーツァルトがピアノ・ソナタを作曲してくれていてよかった・・・・・てね。

それにしても・・・・・・、のだめちゃんが見失っていた自分、見失っていた音楽への想いをとりもどすきっかけとなった、教会で「アヴェ・ヴェルム・コルプス」を聴くというシーン。  原作にはなかったシーンなんだけど、あそこで、あの場所で、あの曲だったっていうのは素晴らしいなぁ。  あの番組の音楽監修の方のセンスの良さを感じます。  そうだ! この後、久々にこの曲も聴いてみようっと♪ 

         
  

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://poco-a-poco.chu.jp/mt/mt-tb.cgi/319

コメントする

2015年2月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28

Current Moon

CURRENT MOON

東京のお天気


山小舎のお天気


Booklog



ブクログ

アーカイブ

ウェブページ

Powered by Movable Type 4.261

TrackbackPeople

クラシック・ピープルの Trackback People Site


チェロ ラヴァーズの Trackback People Site


Piano~ぴあの Trackback People Site


ピアノオススメ教本の Trackback People Site


ピアノ教室の Trackback People Site


Book Love Peopleの Trackback People Site


本好きPeople・ぴーぷるの Trackback People Site


今日読んだ本の Trackback People Site


ファンタジーが好き♪の Trackback People Site


この絵本がすごい!の Tackback People Site


児童書大好き♪の Trackback People Site


ハヤカワepi文庫の Trackback People Site


岩波少年文庫応援団の Trackback People Site


薪ストーブの Trackback People Site


週末は田舎暮らしの Trackback People Site


野菜育てPeopleの Trackback People Site


ガーデニングの Trackback People Site


パッチワークキルトの Trackback People Site


あなたの訪問は?


日めくりカレンダー


Real Time News


カテゴリ

ノルンはいくつ?

本が好き!


読書メーター

KiKiさんの読書メーター
KiKiさんの読書メーター

最近読んだ本

KiKiの最近読んだ本

今読んでいる本

KiKiの今読んでる本

読了目標





今やってるゲーム

KiKiの今やってるゲーム

このブログ記事について

このページは、KiKi (Brunnhilde)が2008年1月 7日 11:07に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「レスピーギ 交響詩「ローマの噴水」」です。

次のブログ記事は「ホワイトアウト」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

高速運賃





Edita

ブロガー(ブログ)交流空間 エディタコミュニティ

名言黒板


作家別タグ