2008年2月アーカイブ

キングダム・オブ・ヘブン

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キングダム・オブ・ヘブン 
2005年 アメリカ 監督・製作:リドリー・スコット


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 『グラディエーター』などの巨匠、リドリー・スコット監督が、12世紀を舞台に、十字軍とエルサレムの関係を史実に基づいて描いた壮大なアクション絵巻。  主人公はフランスで鍛冶屋を営んでいた青年バリアンで、突然現れた父の誘いで十字軍遠征に参加した彼が、父の意志を継ぎ、エルサレムに平和をもたらすべく苦闘する。  バリアンの騎士としての成長に、エルサレムでのキリスト教とイスラム教の共存と攻防、王の妹とバリアンの道ならぬ恋が絡んでいく。

 12世紀のエルサレムの光景や、生々しいアクションなど、スコット監督らしい映像のパワーは今回も健在。  とくにクライマックスの城壁での戦闘では、巨大なセットと大量のエキストラ、実物大で作られた「攻囲塔」の倒壊など、細部まで衝撃的な迫力だ。  宗教対立と譲歩のドラマが、現代の世界情勢を連想させるのも皮肉。  主演オーランド・ブルームは、これまでの繊細なイメージを捨て、男くさい魅力を発揮しているが、バリアンの禁断の恋の行方や心の成長にあまり踏み込まなかった点は、ファンにとってやや肩すかしか。(斉藤博昭)
                          Amazon サイトより転載  
  


オーランド・ブルームのファンでもない KiKi がこの映画を借りてみようと思ったのは、あまりにも大々的なレンタル屋さんの POP の影響・・・・というのもあるのですが、もっと根本的にコスチュームものが大好き!ということにも由来しています。  それに十字軍をテーマにしているというのも、KiKi にとってはちょっとキャッチーでした。  十字軍と言えばまだ中学生の頃、キリスト教にちょっと興味を持ち始めた KiKi に何となく二の足を踏ませた記念碑的(?)な歴史上のできごとだったりします。  もともとクラシック音楽、それも教会音楽からスタートした KiKi のキリスト教に対する興味は、歴史の時間に学んだ十字軍の遠征の物語によって木っ端微塵に砕け散り、その後のおよそすべての宗教に対する懐疑的な目線の基礎を形作ったものなのです。  KiKi の懐疑的な目線の基礎の根幹にあるもの。  それはいみじくもこの映画の中でデヴィッド・シューリス(ルーピン先生@ハリポタでお馴染み)演じるザ・ホスピタラーのセリフにあります。  曰く

「神の意思と称し、狂信者がいかに非道なことを行ったか。  聖人とは弱きもののために勇気をもって正義を行う人々のことです。  神の望む善というものは、ここ(頭)とここ(ハート)に。  善人かどうかは日々の行いが決めます。」

そうなんですよね。  もちろん KiKi だって問題がキリスト教とかその他宗教の教えそのものにあるとは考えていません。  でも、その教えに人間、特に集団が絡んだとき、さらにはその集団の中に何らかの思惑が絡んだとき、恐ろしいものを生み出してしまう。  それを考えるとどうしても KiKi は何らかの宗教に帰依し、集会に参加することはしたくない。  KiKi の考える神様というのは全知全能でもなければ、全てを司るものでもない。  もっと自然や人間と共にあり、素朴なものであってほしい・・・・。  だから精霊みたいな存在の方がすんなり受け入れられちゃうんです。  ・・・・と、別にここで宗教談義をするつもりは毛頭なくて、ちょっと余談からこの映画の Review はスタートです。

 

魔女の宅急便

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魔女の宅急便
1989年 日本 プロデュース/脚本/監督:宮崎駿


51MBVKZ1ZDL__SL500_AA240_.jpg  (Amazon)   

おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。

魔女の子は13歳になると、一人前の魔女になるために、一年間の修行に出なければなりません。  黒猫のジジと連れだって、海辺の街コリコにやってきた13歳の魔女キキ。  初めて訪れた大都会で、様々な出来事や人々とのふれあいの中で、孤独や挫折を経験しながら成長してゆきます。 
  

KiKi が宮崎アニメの中でもっとも好きな作品がこの「魔女の宅急便」です。  先日、「耳をすませば」の Review を書いていたら、無性にこの映画が観たくなってしまったので、早速観てみました。  独りの女の子の成長物語 & 人は自分ひとりだけでいきているわけではない & 自分に自信を持とう ということ以上には余計な下手に深遠なメッセージがないこの作品。  そのシンプルさが何よりも KiKi にとっては心地よいです。  やっぱりアニメにはあまり難解で複雑なテーマがあってはいけません! (って言うのは KiKi の手前勝手なアニメ論ですが・・・ ^^; )

この映画、主人公が魔女だし、テーマソングはユーミンだし、登場人物は善人ばかりだし(強いて悪役と呼ぶ人間を探すとしたら、せっかくのおばあちゃんの心づくしのお料理を「私、嫌いなのよね、これ。」と愛想もへったくりもなく言ってのけたちょっとタカビーな女の子ぐらい??)、セル DVD のパッケージはピンクだし(笑)、派手なバトルもファンファーレもないし、ついでにこの映画のコピーも「おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。」という女の子向けのものだし、どう考えても「女性向け作品」っぽさ満開だけど、KiKi はこれを人生賛歌だと思っています。

「耳をすませば」の Review にも書いたことなんだけど(以下転載)、

  
KiKi が「魔女の宅急便」を最高傑作だと思っているのは、あの物語の主人公のキキが魔女界の掟によって、独り立ちをしなくちゃいけない境遇に陥って、自分が持っている才能を生かして何とか「生活」することを考えるところからスタートしている物語だから・・・・というのもあるんですよね。  彼女は「生きるために」宅急便屋さんをやってみることにするのであって、別に子供の頃からず~っと「宅急便屋さん」になりたいと思っていたわけじゃない。  彼女はとにかくまず「自活」しなくちゃならなかったんです。  で、必要に迫られてその仕事を始めた彼女(そういう意味では「夢」とは程遠い)が、今自分にできることを精一杯やって、そしてお客さんと触れ合っているうちに彼女はその仕事に「やり甲斐」だとか「自分の存在価値」を見出していく物語になっているんですよね。  で、ちゃんと挫折も経験するし、そこから立ち直りもする(笑)。  あの映画を観ると、大きな夢を抱くのも大切なことだし素敵なことだけど、彼女のようにその時の自分にできることを一生懸命やりながら「自分探し」をするのも素敵なことだと思うんですよね。  「大きな夢」がないことは悪いことだ・・・・なんていうのは、KiKi はまやかしだと思うんです。 
  

というのが、KiKi がこの作品を大好きな理由のひとつ。  彼女がコリコの街で暮らすことを決意して、生活必需品を買い揃えるシーンでなけなしのお金を手に握り締めて、レジが表示する金額を心配気に見つめ、ほんの小銭のお釣りしかもらえなかったときにため息混じりにもらす「暮らすって物入りね・・・・。」は名言だと思います。  KiKi も社会人になったばかりの頃、同期入社の自宅通勤のお友達に、やれテニスだ、やれスキーだ、やれディスコだ、やれ飲み会だ(時代がわかる・・・)と誘われたとき、よく思いましたもん。  「暮らすって物入りなんだから、(みんなと同じように)そんなにしょっちゅう遊んでばかりはいられないの!!」って(笑)。

 

ハイジ ヨハンナ・スピリ

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本棚の奥から出てきたちょっと古めの岩波少年文庫。  その中の1冊にこの本がありました。

ハイジ 上 (2003) 1996年6月第42刷
ハイジ 下 (2004) 1996年6月第38刷
 ヨハンナ・スピリ作 竹山道雄訳

思い起こせばハイジの物語に初めて触れたのは小学校入学前、そして小学校低学年・中学年の頃には何度も何度も読み返した物語です。  小学校高学年ぐらいになってからは「よく知っているお話」というカテゴリーに入ってしまったためほとんど手に取ることがなくなってしまいましたが、某TV局で放映されていたアニメ(!)に触発され、大人になってから再度入手したのがこの本です。  因みにあのアニメ、KiKi が中学生の頃に本放送が始まり、その頃は「もうハイジっていう歳でもなし・・・・」と観なかったような気がするのですが、その後の再放送で観たのかなぁ・・・・。  結構大人になってからほぼ全編を観て、思わずこの本を購入することになったような記憶がうすぼんやりとあります。  で、まあ、アニメの話はともかくとして、こんな古典的な物語を再読できることこそこのブログ、この企画を始めた趣旨にぴったりあっているのではないか?・・・そんな風に感じたので、今日はこの本を手にとりました。

1141060.gif   

1141070.gif   (Amazon)  (Amazon)

(因みにこの画像は現在市販されている岩波少年文庫の画像です) 

 

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