2008年5月アーカイブ

ゴッドファーザー

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ゴッドファーザー
1972年 アメリカ 監督:フランシス・フォード・コッポラ


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1947年、ニューヨークでマフィアの抗争が激化した。  敵対するタッタリア・ファミリーにドンを襲われたコルレオーネ・ファミリーでは、ソニーとマイケルの兄弟が戦いの中心人物となる。

マリオ・プーゾのベストセラー小説の映画化で、フランシス・フォード・コッポラ監督の名を一躍有名にした傑作である。  ジェームズ・カーン、アル・パチーノ、ロバート・デュヴァルらの演技と、静かなタッチのなかに展開する凄惨な抗争描写が見もの。  以後のバイオレンス作品の手本となった。

ドン・コルレオーネを演じたマーロン・ブランドがアカデミー主演男優賞を受賞したほか、作品賞と脚色賞も受賞した。  ニーノ・ロータによるテーマ曲も印象的である。(アルジオン北村)

                                Amazon サイトより転載 
  

あまりにも有名なこの映画と KiKi との出会いは意外にも遅く20代前半の頃でした。  (もちろんリアルタイムではありません。)  でも初めてこの映画を観たとき、20代になってから観てよかったと思いました。  それ以前の純粋で暴力と名のつくものはすべて毛嫌いしていた頃の KiKi にはまったく理解できない世界だっただろうなと感じたからです。  ついでに言うと、KiKi が最初に観たのが「特別完全版」という Part I と Part II を年代順に編集し直した、監督による追加映像入りの作品だったのがさらによかったと思います。  多分この「特別完全版」でヴィトーの半生を知らない状態のままこの Part I を観たら、いくら 20代前半に入っていた KiKi とは言え、マフィアを主題にしていることに対する嫌悪感がまず先にたってしまい、やはり冷静にはこの映画を観ることができなかったと思います。

さて、今回このタイミングでこの映画を観直してみようと思ったのにはいくつか理由があります。

1) NHKの衛星映画劇場で放映されることを知って懐かしく思い出だしたから
2) 先日観た映画が「許されざる者」で同じように「許されざる者」を描いたこの作品を観たくなったから
3) 2)よりもさらにちょっと前に観たのが「13 デイズ」と「JFK」でこの映画の年代・ストーリーとダブルところがあるから

さて、Review を書くにあたり、極力この作品(Part I) のみの感想を書きたいとは思うのですが、実際にはこの物語は Part I と II でひとつのお話となっていると思うので(Part III もそういう意味では一大叙事詩の一部だけど、さすがにちょっと間があいているのであの作品だけは別物として観ることが可能だと思います。)、ある程度 Part II を意識した書き方になってしまうだろうことを最初にお断りしておきます。

映画はヴィトーの愛娘、コニーの結婚式の日のコルレオーネ家から始まります。  初めてこの映画を観たときには知らなかったんだけど、マフィアさんの故郷・シチリアには結婚式の日の頼まれごとは叶えてあげなくちゃいけないという風習があるのだそうです。  でも、そこは一般家庭ならぬマフィアさんちの結婚式なので、頼まれごとがちょっと一般的ではありません。  最初に頼みごとをしてくる葬儀屋さんのリクエストはいきなり殺人です。  でも、このシーンで若かりし頃の KiKi が「おや?」と思ったのは、いくら殺人が日常ちゃめしごとのマフィアさんと言えども、ほいほいとそれを受けるわけでもなく、まして金で動くわけでもなく、コミュニティの一員としての認知(要するに信頼関係・仲間意識)に全てがかかっているらしいということ。  そして、何でもかんでも殺しちゃうわけではなくて、裁判所や警察という公の機関が公正に裁いてくれなくて(?)やるせなく思っている人の気持ちを救うために、「やりすぎない程度に相手を痛めつける」だけで終わらせようとするということ。

もちろん、だからと言って「暴力」や「復讐」を是認することはできないけれど、この映画を観ていて KiKi が初めて理解したのは「暴力」というのは「力」の一種である・・・・というある種当たり前のことでした。  色々な美辞麗句によって正当化されている「権力」も「力」なら「暴力」も「力」であるという、当たり前のことにそれまでの KiKi は本当の意味では気がついていませんでした。  否、暴力を毛嫌いするがゆえにそれに気がつきたくなかったのです。

 

 

ラスト・サムライ

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ラスト・サムライ
2003年 アメリカ 監督・脚本・製作:エドワード・ズウィック


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トム・クルーズ演じるネイサン・オールグレン大尉は、かつて南北戦争で国と名誉のために命を賭けた英雄であった。  しかし、今や戦争も終わり、移り変わる時代に取り残されていた。  そんな彼が政府に雇われ、サムライと戦うために日本にやってきた。  渡辺謙(アカデミー賞助演男優賞ノミネート)演じる勝元は、サムライ一族の長であり、深く尊敬されている男だ。  明治維新後の日本、押し寄せる近代化の波の中、勝元はサムライの時代の終わりを察知していた。  しかし勝元は戦わずして去るつもりはなかった。  そして2人の戦士が出会い、運命がひとつに重なった時、歴史の扉が開いた・・・・。  監督のエドワード・ズウィックは、この情感溢れる近代日本の幕開けを描いた一大叙事詩を見事に描き、ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞・監督賞を受賞した。 
  

日本人俳優、ケン・ワタナベがアカデミー賞の助演男優賞にノミネートされたり、ハリウッド製作の映画のわりには日本描写が悪くないという評判やら、日本ではけっこう好評を博したらしいこの映画について、ちょっと天邪鬼の KiKi なりの Review を書いてみたいと思います。  まず最初にお断りを・・・。  KiKi はこの映画はどちらかというと嫌いです。  フジヤマ・ゲイシャの日本を描くハリウッド映画も嫌いだけど、個人的にはそんな映画よりもこの映画のほうがタチが悪いと思っています。  もっとも余計なことを色々考えずに娯楽作品として観ればそれなりに楽しめる映画だとは思うのですけどね。  (だから、すごく嫌いではなくどちらかというと嫌いという評価になるわけです。)

日本人俳優をこれでもかっていうほど思いきり持ち上げおいしい役どころを与えてくれる反面、あの色男トム・クルーズに汚れ役(真田広之に唾をはきかけられちゃうし、剣道指南と称してコテンパンにやられて鼻血を出しちゃうし、ヒロインの小雪に「臭い」と言われちゃうし・・・・)をやらせた映画なので、日本人としては観ていて結構気持ちいい。  まして、ケン・ワタナベが映画の殿堂アカデミー賞にノミネートされて、日本メディアのみならず海外メディアにも注目されて、「日本の役者もここまでやれる」的な演出に一役も二役もかっていただいたことには感謝、感謝・・・・・させられる手法はさすがハリウッドです。

でもね、根っこが天邪鬼の KiKi はどうしてもこの映画を素直に観ることができないんですよね。  だって、製作されたのが 2003 年だよ。  名誉を重んじ、仁義や忠に篤い精神性の美学を持った高潔なるサムライだよ。  インディアン虐殺とのオーバーラップだよ。  トム(=アメリカ)はそんな誇りある日本人たちのお友達なんだよ。  悪者は私利私欲を貪っている権力者なんだよ。  そんな設定に隠された裏の意図のようなものを感じて仕方ないんですよね。  で、そんなことを感じながらこの映画を観るものだから、様々な悲観的な妄想が頭の中をグルグルめぐっちゃって、「おめでとうハリウッド!  あなた方のプロモーションは大成功だね♪」なんていう皮肉まで口をついてでてきてしまいそう・・・・・(笑)。


 

春といえばガーデニング・シーズンです。  KiKi は現在群馬県は高山村というところに終の棲家を建築中なのですが、そこのお庭をどんな風にしていけばいいのか日々空想の世界に遊んでいます。  まあ、基本的にはカラフルな一年草主体の花に埋もれた綺麗なお庭・・・・というよりは、どちらかというと雑木林の中・・・・みたいな雰囲気の方が好きなので、勢い「サカタ」とか「タキイ」のカタログを見ても「樹木」とか「山野草」とか「宿根草」とか「シェードガーデン」みたいなページばかりを食い入るように眺めているんですけどね(笑)

ま、それはさておき、・・・・というような日々の生活の中で本日選んだのはこの本です。

みどりのゆび
モーリス・ドリュオン 作
安東次男 訳 

1141010.gif   (Amazon)

 「みどりのゆび」というと一般的には植物を育てるのが上手な人のことを言う時に「あの人は緑の指を持っている」というような使い方をする言葉だと思うんですが、この物語の主人公チトのゆびは「育てる」というよりは「どんな場所であってもそこに眠っている植物の種を見つけ出してたちどころに花を咲かせてしまう」という魔法のような指なんですよね~、これが(笑)。  まあ、個人的にはチトのような「みどりのゆび」よりは一般的に使われるような「植物を育てるのが上手なみどりのゆび」が欲しいなぁ・・・・。

 

 

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