2008年10月アーカイブ

今日は KiKi のお気に入りの絵本をご紹介したいと思います。  決して手先が器用とはいえない KiKi なのですが、群馬県の山小屋暮らしを始めたことも手伝ってか、最近ではとにかく「手作業」「手作り」ということに関心が深くなり、工場で規格に沿って生産されるものよりもどこかに人間の手のぬくもりが感じられ、多少無骨であっても直しながら使えるものに魅力を感じるようになってきました。  

そんな手作業の魅力と KiKi が大好きな本を大切にする心の両方が詰まった素敵な物語です。

ルリユールおじさん
作・絵: いせ ひでこ  理論社

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JFK

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JFK
1991年 アメリカ 監督:オリバー・ストーン


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オリバー・ストーン監督が60年代4部作の完結編として今世紀最大の謎に迫った問題作。  1963年にテキサス州ダラスで起きた事件は、米社会の基盤をゆるがし、米国そのものの運命をも変えた。  国民の政府への見方を永遠に変えてしまったこの事件は未だ解決されていない。  ストーンは実力派揃いのキャストと、恐ろしいほどのリアルな台詞、ヴィジュアルによって自らの道を失った時代の年代記を、あらゆる技法を駆使して描いている。

(9シーン 約17分の追加、新たなシーン構成でオリバー・ストーン自ら再編集した特別版。: ディレクターズカットの特別編集版 DVD を鑑賞) 
  


巷では「社会派」と呼ばれているらしいオリバー・ストーン監督の大ヒット作です。  KiKi は彼のことを「社会派」とは思っていなくて、「社会派のフリをしたエンターテイメント派」だと思うんですが、少なくとも彼が描き続けた60年代4部作(「プラトーン」、「7月4日に生まれて」 そして本作。  残りの1つは何だろう?  「天と地」か「ニクソン」かだとは思うんだけど、「ニクソン」は大統領に就任した年が辛うじて60年代なだけだからなぁ・・・・。)を観る限りにおいては、「彼はこの時代を描きたいがために映画監督になったんだろうなぁ」と思わさせられます。  1943年生まれの監督にとって60年代というのは青春の日々 & 多感な日々です。  そしてそんな彼が1967年に陸軍に志願して、ヴェトナムで従軍。  この映画の最後でケビン・コスナー扮するジム・ギャリソンが法廷で語る次の一言。  これを言いたいがために彼は映画作りの道を選んだんだと思うんですよね。

「我々が子供の頃、みんなこう思っていた。  正義は自然に生まれると。  美徳は価値があり、善は悪に勝つと。  でもこれは真実じゃない。  正義は人間が作るもので簡単じゃない。」

彼に社会派の一面があるとすると、それは「一般市民の純粋な想いは時に国家権力によって利用され、裏切られることもある。」という彼がヴェトナム戦争体験から学んだ1つの哲学を吐露しているという部分だと思うんですよね。  ず~っと昔、「プラトーン」が上映された際のパンフレットか何かで読んだことがあるんだけど、地方の学校に軍隊へのリクルートに来た人の言葉に感銘を受けた監督自身が、愛国心を鼓舞されて、親の反対を押し切ってまでして志願兵としてヴェトナム戦争に従軍したんだけど、どんどん泥沼化していくその戦争の中で彼が得た結論が「この戦争には正義がない。」ということだったのだそうです。  だから彼にはあのアメリカが迷走していた「暗い60年代」については語っても語りきれない想いがあるんだと思います。  とにかくこの監督、ヴェトナム戦争が絡むと熱く燃えちゃうんですよね。  そんな彼の強い想いが見事に結集しているのが「プラトーン」とこの「JFK」だと KiKi は感じます。  (「7月4日に生まれて」は KiKi の中でさほど評価の高くない作品です。)

「13デイズ」の Review にも書いたように、JFK を政治家として彼の熱狂的なファンほどは評価していない KiKi なので、この映画の中で JFK をやたら持ち上げている描写にはちょっと首をかしげちゃうんだけど、それはこの映画の主題ではないと思うので、ちょっと放置(笑)。

この映画のキモは何といっても映画の最後、エンドクレジットに出てくる監督から観客へのメッセージだと思うんですよね。  曰く、「この作品を真実を探求する若者にささげる。」  KiKi はこのメッセージを監督は真実を明らかにするために、事実を描こうとしたのではないと読み解きました。  彼は巧みに娯楽性を計算して、この映画を「ドキュメンタリー・タッチの、社会派のエンターテイメント」として飾り付けて、娯楽性にばかり興味を持っている今の一般大衆に言いたいんだと思うんです。  風化しそうなこの歴史に興味を持ってもらえましたか?・・・・と。  無気力・無関心・無感動であるなかれ・・・・・と。  当時、リアルタイムに生きていてショックと共にこの事件に遭遇し、真実を知りたいと思った人間がみんな死んじゃった頃に、ようやく様々な資料が公開されるんだぞ・・・・と。  映画の中のギャリソンのセリフではないけれど一族で語り継ぎ、自分がダメなら子供でも孫でもいいから、真相をちゃんと知ろうとすることを忘れないようにしようね・・・・・と。  

 

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