スティング

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スティング
1973年 アメリカ 監督:ジョージ・ロイ・ヒル


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1936年、シカゴ。  詐欺師たちの一世一代の大芝居が始まった。

修行中の詐欺師フッカー(ロバート・レッドフォード)は天才賭博師ゴンドーフ(ポール・ニューマン)の助けを借りて殺された親分の仇討ちに乗り出す。  目指す敵はシカゴの大物ボス、ロネガン(ロバート・ショウ)。  2人はこの大ギャングに "スティング"(とどめの一撃)を与えるために大イカサマを企てる・・・・・。  監督は「明日に向って撃て!」のジョージ・ロイ・ヒル。  
  


この映画は好きですね~。  役者もいい!  シナリオもいい!!  音楽もいい!!!  ファッションもいい!!!!  KiKi が考える究極の娯楽映画というのはこういうもの♪  それにね、KiKi はこの映画を観てからポール・ニューマンのカッコよさが理解できるようになったんですよね~。  初めて「明日に向って撃て!」を観た頃、ニューマン演じるブッチは可愛いし憎めないんだけど、どちらかというレッドフォード演じるキッドの引き立て役っぽさもあったように感じたんだけど、こっちの映画は真逆。  オイシイところはニューマン氏がほとんどもっていきます(笑)。  スーツを着込んで帽子を被って鼻をチョチョイとなぜるシーンを観るとそこはかとない男の色気を感じますです、ハイ。  あの時の笑顔がいいんだよね♪

対するレッドフォード氏も色男ぶりは健在で、KiKi が彼の登場シーンの中でかなりお気に入りだったのは、深夜にとある女性の部屋を訪ねた時のやりとりです。  彼女に「知らない仲よ。」と言われたのに対し、「お互いに 夜中の2時に相手のいない仲だ。」と切り返す。  なんてオシャレなんでしょう!!  やっぱりスターっていうのはこういうセリフが似合わなくちゃいけません♪  ドンパチやって強きゃあいいってものじゃないし、モテモテの優男ならいいってものでもない。  メチャクチャお金持ちならいいってものでもなければ、女性をグイグイリードしながらロマンチックなセリフを吐きゃあいいってものでもない。  そういうのもある面ではカッコいいとは思うけれど、こういうセリフをさらっと言うのが1番カッコいいと思う KiKi は歳なんでしょうか・・・・・ ^^;

いずれにしろこの映画、ラグタイムの軽快なリズムに乗って凡そ復讐劇とは思えない雰囲気のまま淡々と進んでいくんだけど、そこがいいんだと思うんですよね。  考えてみると物語の舞台となった30年代のアメリカと言えば、今の「オレサマ・アメリカ」とはかなり様相は異なっていて、不景気の嵐が吹きまくり、ギャングも我が物顔で街を闊歩し、血で血を洗うような抗争が頻発して・・・・・と何となく暗~いイメージを持ちやすい時代だと思うんだけど、その時代をこんなに軽妙に描いちゃったという時点でまず二重丸です♪  だいたいこの物語の核にある事件といい、間でチョコチョコと入るサブ・ストーリーと言い、深刻になろうと思えばいくらでも深刻になれそうなエピなのに、この軽さはいったい何なんだろう??(笑)  でもだからこそ、ハラハラはするんだけど、何ていうか安心して観ていられるんですよね~。  もともと昨今の映画のドギツ系とか煽り系を観ているとシニカルになりがちな KiKi のこと、このコロアイが実に気持ちいいんですよ。  この映画が描くような世界観こそ「古きよき時代」という言葉が似合うと思う KiKi です。

う~ん、書きたいことはいっぱいあるんだけど、ことこの映画に関してはネタバレを極力避けたいんだよなぁ・・・・。  そうなるとやっぱり書き方が難しい・・・・。

  

単なる復讐ではなくて、復讐が終わっても相手に気づかれないようにするというのがこの映画のポイントなんだけど、そのためにすごい組織力・統率力を見せるニューマン氏に KiKi は惚れましたね~   それに悪事(?)を働くためには頭脳も必要だし、そこそこ金も必要だということがよくわかりました(笑)。  まあコメディ寄りの作品なので、シナリオのそこかしこに「ご都合主義的」な部分も散見されるんだけど(^^;)、リアリティが全てじゃない!!  エンターテイメントっていうのはこういうもんさと思わせてくれるのがとにかく嬉しい♪  この映画を初めて観た後、暫くの間本気で詐欺師に憧れました。  あの「詐欺師協同組合」みたいなのってどうすれば入れるのかなぁって、真剣に何日も考えましたもの・・・・ ^^;  はい、KiKi は大バカ者です。  

ラストの大どんでん返し。  KiKi は見事に騙されちゃったクチですね。  でもね、その時の感想っていうのは「え~!!  どうして~!!  うそ~!!!」というようなものではなくて「へ?  ア・・・ハハハ・・・・。  アハハハハハ。  騙されちまったよぉ。」というような感じ。  つまり騙された自分を愛しみながら笑っちゃうようなそんな感じでした。  結局、最後の最後に騙されたのはマフィアのボス・ロネガンじゃなくて、(ロネガンもだけど)映画を観ていた自分自身だったと気づいたときのあの不思議な爽快感。  何度視聴してもそれなりに笑えるけれど、できるものなら初見の時に戻りたいなぁ・・・・・。  

すべてが終わって、呆気なく撤収にかかるエンディングも最高です。  エンドロールを観ている間も思わずクスクス独りで笑っちゃえる映画ってあんまり多くないと思うんだけど、KiKi にそんな不思議な体験をプレゼントしてくれた最初の映画でした。  ネタバレなし(少しは入っちゃったかな?)で書くのはこれが精一杯。  とにかく後はお楽しみあれ・・・・っていう感じです。  この映画を観てから「オーシャンズ・11」を観ると、あちらの映画が「お子ちゃまランチ」にみえます。  (← あの映画も結構好きだけど♪)

 

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このページは、KiKi (Brunnhilde)が2008年12月20日 20:00に書いたブログ記事です。

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