最近、家の中を片付けていたら押入れのず~っと奥に押し込んだきりの衣装ケースの中から古びた一着のパンツ・スーツが出てきました。 そのスーツは KiKi が大学生だった頃のお気に入りのスーツでちょっと背伸びして購入したものだったのですが、何かのイベントがある時には大活躍したものでした。 そして社会人になって、Tシャツとジーパンという訳にはいかなくなってから数年、いわゆる通勤着としても大活躍したスーツでした。 何度も何度もクリーニングに出した結果、色はすでに褪せているし、袖のところや膝のところは糸が薄くなっていて、下手をすると太陽にかざせば向こうがすけて見えてしまう(笑)ような状態のスーツです。 こんなものをどうして取っておいたのか、自分でもはっきりとした記憶はありませんでした。 この際だから捨ててしまおう(そのための片付けでもありました。)・・・・と何度も思ったのですが、この古びたスーツだけはどうしてもごみ袋に移動させることはできず、結局もう一度衣装ケースにきっちりと畳んで納め直し、防虫剤も入れて再び押入れのず~っと奥に押し込みました。
そんな自分の行動に半ばあきれ、半ば満足感に満たされ、不思議な感慨に浸っていた時、ふと思い出したのがこの本です。
ビロードのうさぎ
原作:マージェリィ・W・ビアンコ 抄訳&絵:酒井駒子 ブロンズ新社
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