地球をこわさない生き方の本 槌田 劭

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KiKi はもう何年も民放のTV番組を観ていません。  昔、特に20代の頃は毎週「週刊TVガイド」を購入し、最初のページから最後のページまで舐めるように読み尽くし、いわゆる「留守録登録」にせっせと励んでは様々な番組を観ていたのに、西暦2000年以降はプツリとそんな習慣にピリオドが打たれました。  その理由の第一は「面白い番組がなくなった」という感想を持っていた・・・・ということが挙げられるし、更には「せっかく留守録を撮っても観ないで消去する番組が増えた」という事情もあります。  でも、それより何より KiKi が民放を観なくなった理由。  それはCMにうんざりしてきた・・・・ということがあるように思います。

時期を同じくして KiKi は新宿や渋谷から足が遠のきました。  自宅に一番近い池袋であってさえもよほどのことがない限り出歩くことがなくなってしまいました。  それは駅周辺の物欲を刺激するような様々なディスプレイに疑問を感じるようになり、可能な限りそれを見ないですむようにしたい・・・・・という一種の「自己防衛本能」の表れだったような気がします。  

ま、その延長線上に KiKi が選択した「Lothlórien(ロスロリアン)暮らし」という実態があるわけですが、そのお話は又別の機会にするとして、当時から現在に至るまで KiKi が漠然と考えていたことを代弁してくれているかのような本をご紹介したいと思います。

地球をこわさない生き方の本
槌田 劭 編著  岩波ジュニア新書

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KiKi は自分のことをエコな人間だとは思っていないし、最近巷で姦しく囁かれている「地球を救おう!」というスローガンやら「明日のエコでは間に合わない」というキャンペーンとかちょっとだけ路線は違うものの「LOHAS」という流行語大賞的な掛け声には実はあまり興味がなかったりするんだけど( ^^; )、この本はたまたま近所のブックオフで安売りをしていた・・・・ということもあり、大好きな「岩波ジュニア新書」の一冊であるということもあり、大した期待を持たないまま購入したものです。  でもね、今回読んでみて、KiKi が2000年ごろから漠然と考え始めたことが悉くここに整理されて書かれているような気がして、一気に読み終えてしまいました。

 

地球が危い、私たちの毎日の暮らし方を変えないかぎり。  だれもがそれを知っていて、どうしていいかわからない。  いまはそういう時代だ。  地球をこわす浪費的な暮らしに別れを告げ、循環的で、やさしい生き方を見つけることはできるのか。  肩ひじ張らず、できれば楽しく、生き方を変えることはできるのだろうか?

 

これ(↑)は本の裏表紙のメッセージです。  KiKi はそれをじっくりと考えたくてこの本を読んだわけではないんだけど、この言葉の中にある「浪費的な暮らし」という言葉に惹かれてこの本を購入したと言っても過言ではありません。  冒頭でもお話したように、TVをつければ人間の購買意欲をグリングリンと弄ぶようなCMが流れ、街を歩けば様々なイルミネーションやらディスプレイ等々で、なんだかんだというイベント(クリスマス、お正月、ヴァレンタインデー、ホワイトデー、卒業シーズン、入学シーズン、etc. etc.)ごとに購買行動の波に乗るのが当たり前的な雰囲気を醸し出す繁華街に疑問を感じ始めたとき、KiKi が真っ先に思ったこと。  それは 「KiKi は何のために働いているんだろう?」ということでした。

大学を卒業して1-2年、乏しい初任給での暮らしを送っていた頃の KiKi は「何のために働いているのか?」と言えばそれは「住むため」「食べるため」「着るため」以上でも以下でもありませんでした。  逆に言えば、買うものは本当に必要なもの限定だったし、仮に持ち物に何らかの故障・不具合が発生することがあったとしても、安易に買い換えるな~んていう選択肢には走らず、「どうすれば修理できるか?」「どうすれば使いまわすことができるか?」を常に考えていました。  「勿体無い」という精神が確実に KiKi の中に息づいていました。  「勿体無い」という言葉を使わなくなったのはいつからなんだろう????

30代の KiKi は「必要だと思ったものを悩まずに買える」状況こそが「豊かさ」だと思っていました。  でも、少しずつ、少しずつではあるけれど「必要だと思ったもの」が「欲しいと思ったもの」に摩り替わっていってしまったような気がします。  つまり、何かを購入する前に「本当にそれが自分にとって必要なものか否か」を考えるというプロセスを軽んじるようになっていってしまったような気がします。  それを証拠に KiKi の家から出るゴミの量が20代の頃と30代の頃ではあまりにも違いすぎるような気がし始めていたからです。

思えば何となく「○○商戦」のCMに踊らされ、まるで夢遊病にかかったかの如く、「流行っているから」とか「時代に後れたくないから」とかそういうある種のムードのようなものに浮かされている自分がいたんじゃないか?  そしてその「欲しいもの」を買うために、その経済力を持つために身を粉にして働いている自分がいる・・・・・そんな風に感じ始めてしまったのです。

もちろん現代人として生まれ育ってしまった KiKi なので、あまりにも禁欲的な生活はできるとも思わないし、いかに地球のためと言えどもストイックになりすぎる必要はないと思うけれど、可能なかぎり都会の消費中心の生活から距離を置く環境を作ろうと思って始めたのが KiKi のLothlórien(ロスロリアン)暮らしの原点。  

この本を読んでみて、KiKi が漠然と、支離滅裂に考えていたことが綺麗に整理されていて、「そうそう」とか「なるほど」と感じることが多く、もっと早くこの本に出会いたかったなぁ・・・・と感じました。  KiKi が今の心境に至ったのは2000年頃、この本の初版が発行されたのが1990年とのこと。  そして今は2009年。  う~ん、20年遅れかぁ。  まあもっとも、1990年ごろの KiKi は浮かれて消費生活に現をぬかしていたわけで、あの頃に読んでも「説教臭い話だなぁ・・・・・」としか思わなかったのかもしれませんが・・・・・。  

でもね「なるほど、そうだよね」と思えなかったとしても、「説教臭い話だなぁ」としか思えなかったとしても、更には「言いたいことはわかるけど、それじゃ生活がなりたたないよ、理想論だけじゃ生きていけない」と思った(多分30代の KiKi ならそう思ったような気がする)としても、やっぱり「こういう考え方もあるんだ」と感じるのは今より若いうちのほうがよかったんじゃないか?  そんな気がします。

    

 

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