きいろの童話集 アンドルー・ラング

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「あお」「あか」「みどり」と読み進めてきた「アンドルー・ラング世界童話集」の第4巻。  今回は「きいろの童話集」です。  ところで・・・・・どうしてこのラングの世界童話集は「あお」だったり「あか」だったり「みどり」だったり「きいろ」だったりするんでしょうねぇ。  収録されている作品がある種のエリア別・・・・というか出典別・・・・の傾向があるのはそこはかとな~く伝わってくるのですが、たとえば「グリム」なんかは結構色々な色の童話集に出てくるみたいだし、必ずしもそれだけではないような感じもします。  それに例えばこの第4巻がどうして他の色じゃなくて「きいろ」なのか、気になって気になって仕方がないんですよね~。  まあ、実際問題としてこれが万が一「黄色」じゃなくて「黄土色」だったとしても「群青色」だったとしても、物語を楽しむというスタンスの KiKi としては何ら問題ないんですよ。  でもね、敢えて色を指定されてしまうと「なぜ?」が気になるもの・・・・だと思いませんか?  それにね、今回 KiKi は東京創元社のシリーズで読み進めているわけだけど、もう1つの「ラング世界童話集シリーズ」の偕成社文庫とは色の名前も違えば、色ごとに収録されている作品まで同じとは言えないわけでして・・・・・・。  う~ん、気になる・・・・気になる・・・・・。

ま、それはさておき、ここまでの「あお」「あか」「みどり」「き」の中で、表紙の挿絵が一番 KiKi 好みだったのはこの「きいろの童話集」です。  「あお」&「みどり」も悪くはなかったんだけど、正直なところ「あか」はちょっとおどろおどろしいような気がします。  いえね、物語の1シーンからとった絵であることはわかっていて、その作品の雰囲気をよ~く伝えてくれる挿絵ではあると思うんですよ。  でもね、KiKi の場合、こういうハードカバーの本は夜、就寝前の一時に読むことが多いんですよね。  それもちょっと暗めの照明の下で・・・・・。  で、枕元からちょっとボワーっとした光を浴びて浮かび上がる挿絵・・・・・という状況設定の中で見てみると、「あか」はちょっと不気味な感じ・・・・・。  色も原色系あ~んど血の色だしねぇ。  で、そういう点からしてもこの「きいろ」は枕元にあっても恐くなくて (^^; ← 子供かよ!)いい感じ b-hato4-b.gifでした。    

きいろの童話集
編:アンドルー・ラング  監修:西村醇子  東京創元社  

51wJMSChbWL__SL500_AA240_.jpg     (Amazon)

 

まずは恒例の収録作品のご紹介です。 

「猫とネズミのふたりぐらし」 (???)
「北方の竜」 (クロイツヴァルト『エストニアの昔話』より)
「黄金のカニ」 (シュミット『ギリシアの昔話』より)
「竜と竜のおばあさん」 (???)
「小さな緑のカエル」 (Cabinet des Fees)
「七つ頭の大蛇」 (シュミット『ギリシアの昔話』より)
「動物たちの恩返し」 (クレトケ ハンガリーの昔話)
「巨人と羊飼いの少年」 (フォン・ヴリオロキ ブコヴィナの昔話)
「カラス」 (クレトケ ポーランドの昔話)
「六人の男が広い世界をわがもの顔で歩く話」 (???)
「魔法使いの王さま」 (Les Fees illustres)
「ガラスの山」 (クレトケ ポーランドの昔話)
「緑のサル、アルフィージ」 (???)
「妖精より美しい金髪姫」 (???)
「三人の兄弟」 (クレトケ ポーランドの昔話)
「男の子とオオカミ――守られなかった約束」 (ネイティブ・アメリカンの昔話)
「死んだ妻」 (イロコイ族の昔話)
「白いアヒル」 (???)
「魔女と召使い」 (クレトケ ロシアの昔話)
「魔法の指輪」 (???)
「花の女王のむすめ」 (フォン・ヴリオロキ ブコヴィナの昔話)
「飛ぶ船」 (ロシアの昔話)
「霜の王」 (ロシアの昔話)
「魔女」 (ロシアの昔話)
「リング王子」 (アイスランドの昔話)
「石の舟に乗った魔女」 (アイスランドの昔話)
「とんまなハンス」 (???)
「かがり針の物語」  (???)

今回はどちらかというと東欧&ロシア系のちょっと寒そうな地域の物語が多かったようです。  出典がよくわからない(↑ で???となっている)物語は、どこかしらで似たようなお話を読んだことがあるものが多いような印象を受けました。  で、今回目立った方はクレトケさんという方。  どんな方なのか調べてみたくてググッてみたのですが、これ!というサイトには当たらず・・・・・ ^^;  でもグリム兄弟やラングさん同様、民話の収集をなさっていた方なんでしょうね~。  どんな方であれ、こういう方たちの地道なフィールドワークのおかげで、現在の日本に生きる私たちが世界各国の昔話に接することができるというのは、本当にすごいことだと思います。

もう1つ、どうしても知りたかったのが「色恋族イロコイ族」。  そんな民族名は聞いたことがなかったし、そもそもどのあたりに住んでいる民族なのかまったく知りません。  で、こちらもググってみたところ、こちらはありました!  ウィキペディア!!!(こちら)  なるほど~、イロコイ連邦っていうのがあってNY州北部のオンタリオ湖南岸なんだぁ。  で、6つのインディアン部族により構成される集団のことなんだぁ!  で、なになに、この「イロコイ連邦」、日本国政府は国家として承認していない。  ・・・・・  ま、それじゃ KiKi が知らなくても仕方ない・・・・かもね(笑)  でも、それじゃあ「ネイティブ・アメリカンの昔話」となっているヤツは「イロコイ族」ではなく、「何族」の昔話なんだろう・・・・・。  そもそもインディアン(ネイティブ・アメリカン)の中に部族っていくつあるんだろう??  興味は尽きません。

ま、それはさておき、「男の子とオオカミ――守られなかった約束」 (ネイティブ・アメリカンの昔話)と「死んだ妻」 (イロコイ族の昔話)の2作品はこの「きいろの童話集」の中でも若干香りの異なる物語であったことは事実です。  「死んだ妻」の方は物語としてはギリシア神話にもその他ヨーロッパ各国の物語にも似たようなプロットの話はあるけれど、「部族」というキーワードが出てくるあたりがオリジナルっぽさが漂っていていい感じです(笑)。

次は「ももいろの童話集」かぁ。  こちらも楽しみです。

    

    

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このページは、KiKi (Brunnhilde)が2009年10月 3日 17:08に書いたブログ記事です。

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