すてきな三にんぐみ トミー=アンゲラー

| コメント(0) | トラックバック(0)

KiKi は今週末は山小舎で過ごしています。  別エントリーで詳しくはお話しするけれど、こちらのキッチンから見える景色は紅葉がとっても綺麗!!!  で、今朝はちょっとだけ近くの山にあるハイキングコースをたどってみました。  KiKi は山の散策(ちゃんとした登山ではなく、ワンダーホーゲルレベルにさえならない、お散歩みたいな感じの山歩き)が昔から大好きで、特にこの季節は紅葉を楽しみつつ実りを感じられたりするので、昨年もまったく同じコースを同じように歩いてみたんだけど、その時にものすご~くリフレッシュすることができたので今年も・・・・ということになったというわけです。  で、歩き疲れて帰ってきたそんな時には、どんな本がいいかなぁとちょっと考えてみたんだけど、やっぱり軽~い読み物で、ついでにこちら(山小舎)でしか読めないものがいいなぁ・・・・と。  で、今は KiKi がコレクションした絵本は全部こちらに移動させちゃっているから東京では読めないし、絵本だったら疲労回復には効き目がありそう(?)だし、ついでに最近は絵本カテゴリーのエントリーを書いていないし(笑)・・・・ということでこちらを手に取ってみました。

すてきな三にんぐみ
作:トミー=アンゲラー 訳:今江祥智  偕成社

41GP203PYFL__SL500_AA240_.jpg    (Amazon)

この絵本はね、以前ご紹介したこの本で初めて興味をもった絵本なんですよね。  で、そういう意味では今日が初読みです。  まずは表紙の絵になかなか雰囲気があってよろしい(笑)  ちょっと見、こわそうな三にんぐみなんだけど、これといった特徴があんまりなくて、強いて言えば帽子に纏わり付いている紐(? リボン?)の模様が違うこと・・・・ぐらいが三にんを見分けるポイントなんでしょうかねぇ。  いずれにしろ、まさかりの赤が効いていて、なかなかポップな感じです。

で、ページを開くと、くろマントに、くろいぼうしのこわーい、どろぼうさんだということなんですが、表紙で見た三にんの見分け方がもろくもここで崩れちゃいます。  帽子の模様が変わっているよ・・・・ ^^;

で、さらにページをめくると、この人たちのどこが恐いのか、大人の感覚では理解できないような気がしてきます。  だって「おどしのどうぐ」は3つなんだけど、それが「ラッパじゅう」「こしょう・ふきつけ」「まっかなおおまさかり」なんですよね。  まあ、まさかり(斧)は金太郎も担いでいたぐらいだからそれなりの「力強さ」の象徴みたいなものだとは思うけれど、「まっか」なだけに切れ味悪そうだし、それより何より他の2つがねぇ・・・・・。  「こしょう・ふきつけ」に至ってはこれはドリフのコント(古!)にしか出てこないんじゃないかと思っちゃうし(笑)

  

で、この三にんがこの3つの道具を駆使して強盗をするわけだけど、昨今のよくわからない「強盗殺人犯」のような凶暴性はあんまりなくて、例のおおまさかりも馬車の車輪を壊す以外の用途では用いないらしいんですよね。  で、強盗して手に入れた宝物がザックザックとあるんだけど、その宝物をどうするつもりなのか・・・・・というプランなし(大笑)  この三にんって何の目的で強盗を始めることになっちゃったんですかねぇ・・・・・。  単にスリルを求めていただけなのかしら???  

で、ある時、襲った馬車には宝物は何も積まれていなくて(どうやらいきあたりばったりの強盗を繰り返してきたらしい・・・・  強盗する前に情報収集ぐらいしろよ!>三にんさん)、いじわるなおばさんのところに送られるところだった孤児の女の子をお持ち帰り~となっちゃいます。  この時の絵がね、三にんのうちの1人が女の子を大事そう~に抱いて歩いていて、およそ強盗らしくないんだな、これが。  

で、彼女との出会いをきっかけにこの三にんは強盗から慈善家に大変身しちゃうんです。  で、最後はこの三にんを記念した「みっつのたかいとう」まで建てられちゃう!!  

う~ん、この絵本は難解ですねぇ。  勧善懲悪の物語じゃないから小さなお子さんにはこの三にんがいい人たちなんだか悪い人たちなんだか理解できないんじゃないでしょうか。  それにね、KiKi が一番気になってしまうのは、彼らの宝物の使い方は義賊的でまあまあ「素敵」だと思うんだけど、でも所詮強盗して手に入れたいわば人様のもの。  使い方がよければ強盗もまたよし・・・・みたいな解釈をしちゃう子供がいたらどうすればいいのかなぁ・・・・・。  

まあ、大人が読めば彼らの「おどしの道具のチンケさ」とか「凶暴性の希薄さ」とか「みなしごへの優しさ」とか「強奪した宝物の使い方さえ考えていない間抜けさ」をそこかしこに感じながら読み進むので「すてきな三にんぐみだなぁ」という比較的爽やかな読後感が残るのは事実なんですけど、本の中にはさまれていた偕成社さんの「ロングセラー絵本」というパンフレットによるとこの物語は「3~4歳から読んで欲しい本」にカテゴライズされているのがどうにもこうにも気になる・・・・気になる・・・・。

あ、でもね、四捨五入すると50になる KiKi にとっては楽しめる読み物でした(笑)

  

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://poco-a-poco.chu.jp/mt/mt-tb.cgi/381

コメントする

2015年2月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28

Current Moon

CURRENT MOON

東京のお天気


山小舎のお天気


Booklog



ブクログ

アーカイブ

ウェブページ

Powered by Movable Type 4.261

TrackbackPeople

クラシック・ピープルの Trackback People Site


チェロ ラヴァーズの Trackback People Site


Piano~ぴあの Trackback People Site


ピアノオススメ教本の Trackback People Site


ピアノ教室の Trackback People Site


Book Love Peopleの Trackback People Site


本好きPeople・ぴーぷるの Trackback People Site


今日読んだ本の Trackback People Site


ファンタジーが好き♪の Trackback People Site


この絵本がすごい!の Tackback People Site


児童書大好き♪の Trackback People Site


ハヤカワepi文庫の Trackback People Site


岩波少年文庫応援団の Trackback People Site


薪ストーブの Trackback People Site


週末は田舎暮らしの Trackback People Site


野菜育てPeopleの Trackback People Site


ガーデニングの Trackback People Site


パッチワークキルトの Trackback People Site


あなたの訪問は?


日めくりカレンダー


Real Time News


カテゴリ

ノルンはいくつ?

本が好き!


読書メーター

KiKiさんの読書メーター
KiKiさんの読書メーター

最近読んだ本

KiKiの最近読んだ本

今読んでいる本

KiKiの今読んでる本

読了目標





今やってるゲーム

KiKiの今やってるゲーム

このブログ記事について

このページは、KiKi (Brunnhilde)が2009年11月 1日 15:07に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「ケルトの神話 女神と英雄と妖精と 井村君江」です。

次のブログ記事は「Lothlórien(ロスロリアン)の初秋の週末_薪ストーブ編」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

高速運賃





Edita

ブロガー(ブログ)交流空間 エディタコミュニティ

名言黒板


作家別タグ