ももいろの童話集 アンドルー・ラング

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「あお」「あか」「みどり」「きいろ」と読み進めてきた「アンドルー・ラング世界童話集」の第5巻。  今回は「ももいろの童話集」です。  以前、「あか」は表紙の絵がちょっと怖いというお話をしたけれど、この「ももいろ」の表紙の絵は結構 KiKi 好み(笑)です。  まあ、洋服なんかを選ぶ際には「絶対」と言っても過言ではないほど「ももいろ」 or 「ピンク」は選ばない KiKi だけど、この表紙は雰囲気と言い色目と言い決して嫌いじゃないですね~。  今回はたまたま「アンドルー・ラング世界童話集を全巻揃えるぞ!」という意気込みがあったから購入したけれど、もしもそういうプランがない状態でどこかの本屋さんでこの本に出会ったとしても、必ず手に取ってみただろうなぁと思います。

ももいろの童話集
編:アンドルー・ラング 監修:西村醇子  東京創元社

51gM-jk9fmL__SL500_AA240_.jpg   (Amazon)

まずは恒例の収録作品の一覧からです。

「小さな妖精と食料品屋」  (ハンス・アンデルセンのドイツ語翻訳)
「森の家」   (グリム)
「ひつぎのなかの姫」   (デンマークの昔話)
「仲のいい三人兄弟」   (グリム)
「人魚のむすこハンス」   (デンマークの昔話)
「グリップという鳥」   (スウェーデンの昔話)
「スノーフレイク」   (「スラブの昔話」 パリ ルルー刊)
「ずるがしこい靴屋」   (シチリアの昔話)
「カテリーナと運命の女神」   (「シチリアの昔話」 ライプツィヒ エンゲルマン刊)
「隠者の手引きで姫をめとった男の話」   (シチリアの昔話)
「命の水」   (「カタルーニャの昔話」 バルセロナ)
「きずついたライオン」   (カタルーニャの昔話)
「兄と弟」   (シチリアの昔話)
「魔法使いと弟子」   (デンマークの昔話)
「金のライオン」   (シチリアの昔話)
「ローズマリーの小枝」   (「カタルーニャの昔話」 バルセロナ)
「白いハト」   (デンマークの昔話)
「トロルのむすめ」   (デンマークの昔話)
「エスベンと魔女」   (デンマークの昔話)
「ミノン・ミネット姫」   ("Bibliotheque des Fees et des Genies")
「ゆかいなおかみさんたち」   (デンマークの昔話)
「リンドオルム王」   (スウェーデンの昔話)
「ちびの野うさぎ」   (「バソト族の昔話」 パリ ルルー刊)
「チックの話」   (シチリアの昔話)
「幸運のドン・ジョバンニ」   (シチリアの昔話)

 

今回はどうやら南欧系の物語が多いようですね~。  もっともところどころに「デンマーク」や「スウェーデン」(北欧)も含まれているので、必ずしも「南欧系」とは言い切れないのかもしれませんが・・・・。  「北欧系の昔話」となっているものはやはり馴染みの物語・・・・という感があるのですが、シチリアやカタルーニャの物語となっているものもそこはかとなくデ・ジャ・ヴ感があるのは気のせいでしょうか?  正直なところそれらの物語に似たくさ~い物語をどの本で読んだのかは記憶が曖昧なんですけど、読み進むたびに「あれ?  これと似たような話を割と最近読んだような・・・・」という思いにとらわれたんですよね。  ま、民話・昔話の類は時代と地域を遠くへだてていても案外似ているところがある・・・・というのはこれまでの読書経験則からしてもサンプルが多いので、まあびっくりするほどのことでもないんですけど・・・・(笑)  でもね、南欧系の物語だと意識しているから尚更・・・・なのかもしれないのですが、やっぱりどことなくお話のトーンが明るいような気がしました。  

因みに KiKi のお気に入りの表紙の絵はこの中の第一作目「小さな妖精と食料品屋」の挿絵なんですけど、左端の読書している人が勉強熱心な学生さんで、この人は商売熱心な食料品店の屋根裏に下宿しています。  で、この食料品店のオヤジが販売した食料品をくるむのに古い詩の本を破ったページを使っていて、その詩集を気に入った学生がオヤジから購入します。  そしてその学生さんがその本を読んでいる姿をドアの鍵穴からのぞきこんだゴブリンの見た風景を絵にすると・・・・・表紙の絵・・・・ということのようです。  物語の途中の挿絵ではモノクロなのでゴブリンの驚きが真に迫ってくる感じはしないんだけど、この表紙の絵を見ると納得できちゃう・・・・・そんな気がしました。  

まあ、それはさておき、KiKi にとって「ゴブリン」と言えば Final Fantasy でゲームしょっぱなにヒーローの経験値をあげるためにウジャウジャ出てくるザコモンスターっていう印象がやたら強いんだけど、この風景に心奪われるようなロマンチックな一面も持ち合わせていたんですねぇ・・・・(笑)  まあ、「美」に目覚めたかに思えるゴブリン君が、クリスマスには必ずもらえる「ジャム with バター」と引き換えにしても住みつく場所を食料品店の主のところから学生の屋根裏部屋にしようと一度は決心したものの、最終的には

「おいらは、両方とうまくやっていこう。  食料品屋と完全に縁を切るわけにはいかないよ、だって、ジャムがもらえるんだから!」

という結論に至るあたりは、いかにもザコッぽい感じがしないでもありませんが・・・・・(苦笑)

もう一つ、しょうもないお話を・・・・「カテリーナと運命の女神」というお話で出てくる「運命の女神」は両手で小さな車輪を持っているんだけど、その挿絵を見た瞬間、KiKi の脳裏をよぎったのは、あの韓流ブームを巻き起こした「冬のソナタ」でヨン様演じるミニョンさん(チュンサン?)とジウ姫演じるユジンを結びつけるきっかけだったタロットカードが「運命の輪」という図柄だったような気がして、気になって気になって・・・・・(いえ、ドラマの方じゃなく、そんなタロットカードが本当にあるのかどうか・・・・の方なんだけど)で、調べてみました Wikipedia。 (こちら)  ああ、やっぱりあるんだぁ。  運命の輪というカード。  へぇx7。

それにしても我ながら・・・・アンドルー・ラングを読んでいて「冬ソナ」を思い出すことがあろうとは想像もしていなかっただけに思わず苦笑してしまいました。

 

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