のだめカンタービレ #10 Review

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のだめカンタービレ #10
作:二ノ宮知子 講談社

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千秋 & のだめ、ヨーロッパ上陸!!

クラシック音楽の聖地に旅立った千秋とのだめ。  期待と不安に胸を躍らせながらパリでの生活が始まった。  早くも指揮者コンクールに挑む千秋とはうらはらに、のだめはホームシックに・・・・・・!?  新たな仲間とライバルに出会ったふたりの新楽章が幕を開ける!!  (単行本裏表紙より転載)

ようやくヨーロッパ上陸を果たした千秋 & 何故かヨーロッパ留学をすることになったのだめ。  ず~っとここへ来たくて来たくてたまらなかったけれどやっと来ることができた千秋君には早々から予定がぎっしりなのに対し、よくわからないまま勢い(?)で来ちゃったのだめちゃんはほとんどツーリスト気分です。  う~ん、これでますますもってのだめちゃんがどういう子なのか KiKi には分からなくなりました。  もちろん息詰まるような1ヶ月にも及ぶ試験期間直後なわけだから、少しぐらい羽目をはずすのはアリだと思うし、初めての海外だろうからツーリスト気分になるのもわからないじゃない。  でもねぇ、これからこちらの学校で勉強しなくちゃいけないわけで、語学がまだまだだったらもう少し自分なりに焦ることやらやるべきことがあるような気がしないでもないし、KiKi だったらのだめちゃんとは逆に最初のうちくらいはもっとピアノの練習したり・・・・とかすると思うんだけどなぁ。  で、慣れてきた頃に中だるみの時期があって練習そっちのけでツーリストと化したりする(笑)

とは言いつつも、コンセルヴァトワールの試験で何故かお友達になっちゃったフランクの部屋で「プリごろ太 フランス語版」を発見してからの語学学習の集中力には凄まじいものがありました(笑)  確かに下手に語学教材なんかを使うよりはああいう勉強法の方が身に着くのは早いんだろうなぁ。  でも、これってたまたま偶然フランクが「プリごろ太」のファンだったからラッキー♪ということであって、そうじゃなかったらのだめちゃん、どうしていたんだろう??  彼女のマイペースぶりにはやっぱりついていけない部分が多い KiKi です ^^;

この号はほぼ丸ごと千秋君のプラティニ国際指揮者コンクールのお話。  このお話を初めて読んだとき、KiKi はだいぶ前に読んだことのある小澤征爾さんの本「ボクの音楽武者修行」を思い出していました。  色々でてくるエピ(特に指揮者コンクールのエピ)がほぼ丸ごとこの本から抽出されているような気がするんですよね~。

ボクの音楽武者修行
著:小澤征爾 新潮文庫

5153JSYTE0L__SL500_AA240_.jpg  (Amazon)

この本は KiKi のお気に入りの1冊で、これまでに何度も何度も読み返しています。  若かりし頃の小澤さんとこの号で頑張っている千秋君の姿がところどころダブリます。  ダブるものがあるように感じさせる・・・・・という時点で、千秋君は「世界の小澤千秋」になれる可能性が高い・・・・・ということなのかもしれません(笑) 

この号でののだめちゃんはあたかも「千秋君のマネージャーさん」みたいな感じ?  パリのアパルトマンについて早々にラヴェルを弾いたことを除くと凡そ留学生らしさが感じられません。  きっとのだめちゃんはもしも千秋君と一緒じゃなかったら、留学先で行き詰っちゃうタイプだろうなぁ。  留学って簡単に言うけれど、よっぽど強い意志(これをやるんだ!)がないと、言葉も文化も違うところで生活しながら尚且つ学ばなくちゃいけないわけだから身が持たないと思うんですよね~。  それを証拠に千秋君は早速指揮者コンクールを受けるし(早過ぎるとも思うけど ^^;)、清良さんは室内楽とコンクールを目指すと言ってます。  やっぱりこれがノーマルな留学生の姿だと思うんですよね。

KiKi もね、大学生の頃、ほんの数か月ではあるけれどイギリスに語学留学したことがあるんですよ。  まあ、語学留学な~んていうやつは机にへばりついた勉強をするよりは、半ばツーリスト気分になって色々な人とお話していてもある種の目的は果たせるわけで、「音楽留学組」よりははるかにお気楽なんだけど、そうであるだけに逆に「私は何をしにここに来たんだっけ?」と自問したことも多かったです。  まあ、KiKi の場合はとにかく「日本人とはつるまない」ことだけを意識していて、可能な限りイギリス人やら他のヨーロッパから来ている人たちと一緒にいる時間を多くする努力をしたこと以外に、これといって特別なことはしなかったんだけど・・・・。  日本で英語を勉強している間はいわゆるネイティブの綺麗な発音の英語のテープ教材やらラジオ講座でしか勉強したことがなかったので、ラテン系の人たちの英語やゲルマン系の人たちの英語がネイティブの英語とはだいぶ違うことを初めて実感したのが収穫と言えば収穫でした ^^;  

ところでプラティニ国際指揮者コンクールで千秋のライバルにあたるジャンの彼女のゆうこさん。  どういう人で何をしている人なんでしょうか?  そもそもどうやって、どんなきっかけでジャンと出会ったんだろ?  彼女こそ、ず~っとジャンにへばりついている(?)感があるんだけど、どうやって生計を成り立たせているのかとっても興味のあるところです。  ああいう生き方をしている人も本当にいるんだろうなぁと思うと少し羨ましいような気がしないでもない(苦笑)

のだめちゃんが千秋君の部屋でピアノに最初に触れた時のあの感動 「音が    違う・・・・・」 はどんな音だったんだろう??  KiKi も聴いてみたいなぁ。  KiKi はね、イギリスへの語学留学以外にもう一度だけ、ヨーロッパに遊びに行ったことがあって、その時何ヶ国かを周遊したんだけど、ある時ドイツのある場所(ものすごい田舎)で朝と夕方に教会の鐘の音が聞こえてくるのを耳にしたんですよね。  その時初めて、リストの「ラ・カンパネラ」の弾き方がどうあるべきなのかが少しだけわかったような気がしたんです。  それまでの KiKi のイメージはTVとかでヨーロッパの鐘の音を聞いたことがあったそのイメージだったんだけど、ヨーロッパ大陸の街からちょっと離れたところで聞く鐘の音とそのイメージの間には大きな差があったんですよ。  そして思ったんです。  「あ、リストの鐘はあっちじゃなくてこっちだ!」って。      

さて最後に恒例の音楽リストです。 

ヴェルディ オペラ「オテロ」 
  (ヴィエラ先生のパリでの演奏会 久々の生鑑賞 by 千秋)

ラヴェル 鏡  
   (のだめ パリのアパルトマンでの最初の演奏)

ベルリオーズ 序曲「ローマの謝肉祭」 
  (千秋 プラティニ国際指揮者コンクール一次審査の課題曲その1)

ハイドン 交響曲第104番「ロンドン」   
   (千秋 プラティニ国際指揮者コンクール一次審査の課題曲その2)

ドヴォルザーク 交響曲第8番 Op. 88 
  (千秋 プラティニ国際指揮者コンクール二次審査の課題曲 間違い探し)

ラヴェル 管弦楽版「道化師の朝の歌」  
   (ジャン プラティニ国際指揮者コンクール三次審査の課題曲)

R. シュトラウス ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら 
  (ジャン & 千秋 プラティニ国際指揮者コンクール三次審査の課題曲)

ラヴェル 管弦楽版「亡き王女のためのパヴァーヌ」   
   (千秋 プラティニ国際指揮者コンクール三次審査の課題曲)

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このページは、KiKi (Brunnhilde)が2009年12月13日 18:58に書いたブログ記事です。

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