のだめカンタービレ #22 Review

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のだめカンタービレ #22
作:二ノ宮知子 講談社

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楽園か奈落か。  のだめ、運命の舞台へ!

Rui と千秋のコンチェルトに衝撃を受けたのだめ。  絶望の淵で差し出されたシュトレーゼマンの手を取るが―――。  運命に導かれるかのようにデビューを飾ったのだめを待っているものは!?  そして、のだめを見守るしかない千秋の胸に去来する思いは・・・・・?

初読の時からず~っと KiKi がよくわからなかったこと。  それは、シュトレーゼマンから差し出された手をなぜのだめが取る気になったのか?です。  結局、「拘るのは千秋先輩、先輩とのコンチェルト。  自分と千秋先輩というゴールデンコンビにしかできない演奏」だけだったはずののだめちゃんが、いかに相手が他でもないシュトレーゼマンだったとは言え、何故? という想いがず~っと消えないんですよね。  で、それを探してみるのを今回の再読(特に Vol. 21 & 22 では)のテーマの1つにしてみたんですが、今のところ、KiKi はその答えを見つけることができていません ^^;

いくらシュトレーゼマンでもただの道楽でこんなことをするわけがない。  のだめだって・・・・・この舞台に立とうというからには逃げるのはやめたってことだよな(普通ならね by KiKi)  それにしても・・・・いきなりシュトレーゼマン  イギリスの一流オケ  あいつ いったい何なんだ!?

ま・さ・に・です。  挙句の果てに、公演本番のその舞台でリハやゲネプロとは全然違う演奏を始めちゃうのだめちゃん。  天才っていうのはそんなものなのかもしれないけれど、正直これってハタ迷惑な話なんじゃないのかなぁ ^^;  でもまあ、そこは流石のイギリスの一流オケ & 世界のシュトレーゼマン。  彼女の音楽を共にしっかりと作り上げたい!と頑張ります。  そう思わせるだけのものを持っているのだめちゃんはやっぱり天才なんでしょうね~。  

でもね、それ以上にこの号を読んで思ったこと。  それはのだめのオケとの初共演が千秋君じゃなかったことが実はのだめにとってものすご~く良かったことだったんじゃないかと・・・・。  そう思うのはね、ショパンのコンチェルトの練習風景なんですよ。  世界のミルヒーが何故かのだめちゃんの言いなりになっているんですよね。 

「ミルヒー。  のだめ もっとガツンといきたくなったんでオケもガツンときてください。  でもソロの前はもっと緊張を・・・・  空気・・・・・ キリキリ張りつめてください。  オケの音聴いたら気が変わりました。  打ち合わせと違うけどいいデスか?」
「はい はーい。」  

「ミルヒー。  ここはテンポをこれくらい上げたいです。」
「はいはい」  

「ミルヒー。  もっと」
「はい はーい。」  

「ミルヒー!」
「がってーん!」 

これって相手がミルヒーだからできたこと・・・・だと思うんですよ。  もちろん千秋君も過去からず~っと「俺がこいつに完璧にあわせてみせる!」というスタンスだったから、同じだったかもしれないけれど、逆に彼女にとってそれができるのは「千秋先輩だけ」という想いがあった・・・・・ということもあるような気がするんです。  でもね、そうじゃなかった・・・・・。  これってのだめちゃんが千秋君から卒業するためには絶対に必要なプロセスだったような気がするんです。  ま、そのおかげで千秋君よりは若くないミルヒーは「ひ・・・・イイ  死ぬかと思ったぁー  ひどいよォ のだめちゃん・・・・・  この歳であんな目にあわされるなんて・・・・」という状態になっちゃいましたが・・・・ ^^;  でもね、これこそがマーメイドジュースよりも何よりもミルヒーには効く「不老不死の薬」なのかもしれません(笑)

 

さて、衝撃ののだめ世界デビューのニュースは瞬く間に知れ渡り、あっという間に海の向こう(というよりこっち?)の日本でも大騒ぎです。  でね、その大騒ぎの中で一番笑っちゃったのが三善さんちの竹おじさんの反応なんですよね~。  会社の恐らくは重役会議の真っただ中、何故か Power Point のプレゼン資料か、どっかのマーケティング会社が作成したCMデモビデオかなんかが流れるべきワイドスクリーンにドド~ンと演奏会の模様を映し出して音楽鑑賞を始めちゃう・・・・と。  う~ん、こんな会議なら KiKi も出てみたい(爆)  もっとも福岡県は大川の野田家だけはそんな騒ぎとは無縁のようですが・・・・・(苦笑)

さて、ある意味大成功のデビュー公演にも関わらず、のだめちゃんはやっぱり「千秋の呪縛」からは未だ解き放たれてはおらず「もう弾けない・・・・」と抜け殻状態に。  でもそれよりも重症なのはなぜか千秋君。  この号での彼は「振りまわされる男」そのもの(! 笑)で、覇気もなけりゃ、自信もなく、ついでに仕事も手につかない状態です。  Come Back オレ様キャラ! っていう感じです。  ま、でも、ヴィエラ先生もなかなか粋ですよね~。  「せっかく真面目に音楽一本で突っ走ってきた真一くんが初めて身を持ち崩しているんだから、しかも女性問題で・・・・ ククク」だって(笑)

そしてそんな身を持ち崩した真一くんの状態を知ってか知らずでか、真一パパの登場です。  さて、最後に音楽リストです。  今回はいきなり音楽の量が激減しています。  ちょっぴり寂しいような気もします・・・・・。

ショパン ピアノ協奏曲第1番 Op. 11
  (のだめ & ミルヒーの共演曲 かわいい娘の晴れ姿~  ミルヒー ロンドン公演演目 Part2)

モーツァルト オペラ「ドン・ジョバンニ」序曲
  (ミルヒー ロンドン公演演目 Part1)

ブラームス 交響曲第4番 Op. 98
  (ミルヒー ロンドン公演演目 Part3)

 

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