のだめカンタービレ #7 Review

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のだめカンタービレ #7
作:二ノ宮知子 講談社

51HDJYGPZDL__SL500_AA240_.jpg  (Amazon)

才能が開花する、千秋の新オケ!

千秋率いる新オケが本格始動!!  才能あふれるメンバーに恵まれ、プロ顔負けのオケに仕上がりそうな予感 b-hato4-b.gif  いっぽう名指導者・江藤に才能を買われたのだめは、暴力レッスンに耐えかねて、教室を脱走するのだった・・・・・。   (単行本裏表紙より転載)

う~ん、江藤先生、怖い~・・・・・・

 

 

 

 

か??

 

 

確かにハリセン持ってレッスンする先生な~んていうのは KiKi もお目にかかったことはないし、江藤先生は少なくともルックス的にソフトなイメージはないけれど、のだめが毛嫌いするほど怖さを感じるか?と聞かれると「そうかなぁ?????」と思ってしまいます。  ま、のだめに逃げられて最初に考えたことが「ハリセンの強度とサイズを縮小しよう。」というのは、それはそれで変わっていると思いますが・・・・・ ^^;

KiKi が子供の頃についてい たピアノの先生は女性だったけれど、怖いという意味ではあの先生の方が怖かったような気がするんですよね。  ハリセンこそ持っていなかったけれど、何度も同じミスを繰り返す(それも一度ならず注意されたことが直らない)と、素手ではあったけれど、手をバチバチ叩かれたし、明らかな練習不足状態でレッスンに臨むと、無理やり椅子からどかされて「今日はやっても意味ありません!!」と叫ばれちゃったし。  決してヒステリックだったわけではないけれど、やっぱりいきなり椅子から突き飛ばされる(KiKi の感覚では突き飛ばされた感じがしたの。  実際には押し退けられる程度だったけれど)のは怖くて、レッスンの間中、ピリピリ・ビクビクしていたこともありました。  

そうそう、今思い出したんだけど、KiKi は子供の頃は発表会というのが大好きだったんですよね~。  でもね、なぜ好きだったのかというとその理由の1つが発表会のステージ上では、曲の途中で手を叩かれたり、椅子からどかされたりっていうことがなかったから・・・・・  情けない理由でしょ。  でもね、ある意味発表会のステージ上が一番ノビノビと演奏できたというのは事実なんですよね~(笑)  

ま、それはさておき、やっぱり谷岡先生っていいなぁ(笑)  「ボクはね、やる気のない生徒にやる気を出させるほどやる気のある教師じゃないんだよ。」は名言です。  で、そこまでのやる気はないにしても生徒のことをきちんと見ていて、「最近なにか変わってきたような気がするんだよ、野田くん。  本人は気付いてないかもしれないけど。」な~んていうことをサラっと言えちゃう。  こういう先生って本当の意味での先生だと思うんですよね。  KiKi はね、自分が大学に進学するときに色々な人と話をしていて実感したんだけど、大学っていうところはとどのつまり「自分で学ぶところ」だと思うんですよね。  何かを教えてもらうところじゃない。  もっとも音楽の世界はちょっと違うのかもしれません。  特に演奏家を目指している人は「コンクール」とか「オーディション」がある分、やっぱり合格率みたいなものがあって、それを目標に教師(教授)が生徒のお尻を叩く・・・・みたいなことがあってもおかしくはないような気がします。  でもね、そういうことを除いて考えると、谷岡先生のスタンスって至極当たり前のスタンスのように思うんですよね。  逆にハリセン先生みたいに熱い先生に出会えただけ、のだめは幸せ者なのかもしれません。

 

「君の言う『上』ってよくわからないけど・・・・・  音楽やってて・・・・・・単純にうまくできたら嬉しいし、もっとうまくなったらもっと楽しいんじゃないかって―――  ボクはそう考えるのも楽しいんだけど、君はそう思わない?」

この黒木君のセリフも名言だと思うんですよね。  確かに音楽をやっている時に多くの人が言う「上を目指す」っていうのが、コンクールに入賞することだったり、難易度の高い曲をバリバリ弾くことだったり、留学して一流の演奏家になることだったりする・・・・・・というのは否定できない事実だと思うけれど、そしてそういうことに興味がない・・・・・というより嫌悪感さえ抱いているのだめちゃんがそういうものから背を向けたい気持ちはわからないでもないんだけど、このあたりの物語で KiKi の頭に渦巻く疑問、それは「のだめちゃんは何のために音楽を続け、音大に通っているんだろう??」ということです。

KiKi はね、音大にこそ進学しなかったけれど、そしてある年齢に至るまではピアノをアパートで持つことができなかったために、レッスン(先生につく・・・・ということだけに留まらず、自分独りででも練習する)をず~っと継続的に続けてくることはできなかったけれど、今では当然のことながらプロになることは諦めているけれど、それでもやっぱり心の奥底のどこかで「上を目指している」と思うんですよ。  そしてその「上」は決してコンクールでもなければ、曲の難易度でもなくて、大好きな音楽を少しでも自分がイメージするレベルで弾けるようになることだったりするわけです。  

まあ、のだめちゃんの場合はある意味で「天才」なので、自分がイメージする音を苦も無く出せちゃうから却って問題が複雑なのかなぁ・・・・・・。  そこに音を出すことに四苦八苦する KiKi のような凡人との違いがあるのかもしれません ^^;

ま、それはさておき、いかに優秀な奏者が揃っているとはいえ所詮は学生の集まり・・・・・だったはずのR☆Sオケのデビュー公演、ふと気がつけば演奏会場も超一流なら、クラシック音楽雑誌にデカデカと宣伝は載っているわ、客席がどんどん派手になっていくわと、これまた演る前から伝説のステージ化していたりします。  一方のだめちゃんは何とか「もじゃもじゃ組曲」をハリセン先生と完成させ、ピアノ科の音大生らしい曲(?)に取り組むことに・・・・・・。  

漫画に出てくる音楽の量 & 質も目に見えてグレードアップしてきています。

モーツァルト きらきら星の主題による変奏曲 K. 265   
   (江藤先生の初レッスンでのだめが弾こうとした曲)

ドヴォルザーク 交響曲第9番「新世界より」 Op. 95 
マーラー 交響曲第8番「千人の交響曲」
ヒンデミット ヴィオラ協奏曲 Op.36-4
   (R☆Sオケ初の飲み会で候補にあがった演目;曲がはっきりしているもの限定)

モーツァルト オーボエ協奏曲 K. 314   
   (R☆Sオケのデビュー演奏会演目その1)

バッハ 無伴奏ヴァイオリンソナタとパルティータ   
   (R☆Sオケ練習中の清良のソロ 龍ちゃん弟子入り  でも、どの曲だぁ?)

ブラームス 交響曲第1番 Op. 68   
   (R☆Sオケのデビュー演奏会演目その2)

R. シュトラウス オーボエ協奏曲   
   (黒木君、押コン課題曲の1つ) 

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このページは、KiKi (Brunnhilde)が2009年12月11日 07:26に書いたブログ記事です。

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