バルトーク 舞踏組曲 Sz77

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「のだめカンタービレで紹介された音楽を聴いてみる」シリーズで、CDが見つからないためにちょっと後回しにしていた音楽を今日はご紹介したいと思います。  その曲とは「ニナ・ルッツ音楽祭」でのだめちゃんがトランス・オランウータン状態になってレッスン終了後にこっそりと(?)弾いていたバルトークの舞踏組曲です。  正直なところ、KiKi はね、バルトークの音楽ってあんまり得意じゃないんですよね~。  どちらかと言うと苦手な部類。  それは演奏するというよりは聴く上で苦手っていうことなんですけどね。  まあ、KiKi にとって親しい時代はバロック、古典、ロマン、印象派ぐらいまでで、それ以降の音楽っていうのは接した機会そのものが少ないせいもあると思うんですけど・・・・・。  ま、それでも大人になってから彼の作曲する管弦楽曲はそれでも聴く機会が増えたんだけど、ピアノ曲に関しては半ば練習曲化している「ミクロコスモス」以外は実はあんまり聴いたことがないんですよね~。  ま、てなわけで、この曲に関しても「他の演奏家の演奏と聴き比べ」な~んていうことをしたことがない!  二ノ宮先生もそんな音楽をとりあげてくれちゃうなんて、ホント、ご親切なことです(苦笑)  ま、何はともあれ、本日の KiKi の1曲はこちらです。

バルトーク 舞踏組曲 Sz. 77
DENON COCO-70753 演奏:アンドラーシュ・シフ(pf) 録音:1980年6月

41ZSBFKTNZL__SL500_AA240_.jpg  (Amazon)

このCDはね、シフのシューベルト(ピアノソナタ全集)やバッハ(平均律クラヴィーア全集)なんかに結構感銘を受けた後、せっかくなら彼のルーツのハンガリー土着音楽の演奏も聴いてみたいなぁ・・・・というちょっとした好奇心から入手したCDなんです。  ラーンキ、コチシュ、シフの3名は「ハンガリーの三羽烏」な~んていう風に呼ばれ、もうずいぶん昔に一世を風靡したんだけど、シフってどこか派手さのある他2名に比べるとどこな~く地味・・・・というか存在感が薄いというか、そんなピアニストだったと思うんですよね。  でもそんな彼がドド~ンと他の2名を超えて(?)存在感を示し始めたのが、バッハ & シューベルトの演奏 & 録音だと思うんです。  で、 KiKi もご多分にもれず、シフのバッハとシューベルトのCDは欠かさず揃えるようになって、その流れでこのCDにも手を出したのが何年前のことでしょうか?  (記憶にないほど古い話です ^^;)  ま、ハンガリー人の演奏するバルトークっていうことで、それなりに何回かは聴いたんですけど、バッハやシューベルトとは異なり、KiKi の興味があんまり動かなかったものだから、当然のことながら活躍機会が少ないわけで、結果CDをどこにしまい込んじゃったのかわからなくなっちゃったりしていたわけです。

でもまあ、何とかCD棚から外れたCD入れのプラスチックケースの中から発見したのが、先週末。  ついでにリストの「村の居酒屋での踊り (by シプリアン・カツァリス)」も出てきたので、今日・明日はこれらを1曲ずつ聴いていこうと思います。  

 

さて、この曲です。  実は正直なところよくわかんないんですよね~。  やっぱり聴く機会が少なかったというのが最大の敗因です。  ついでに言うと楽譜がないし・・・・・。  だから「のだめ」でいうところの「アナリーゼもどき」をあんまりしたことがないんですよ。  まあ、シフってバッハで定評があるぐらいだから、比較的わかりやすい演奏をする人なんだけど、それでもよくわからない ^^;

第1曲はちょっと不思議な感じのする音楽です。  まあ、コケティッシュ・・・・とでも言いましょうか。  どことなくどこかのほこりっぽい国のマーケット・・・・みたいな感じ。  猥雑さと、不思議さがないまぜになっている。  そんな感じです。  で、ちょっと優美な夕暮れを思わすようなリトルネロがあって第2曲へ。  

第2曲はライナーノーツによると「マジャール的精神が流れている」とのことなんだけど、KiKi にはその「マジャール的精神」が何なのかわからない ^^;  でもね、なんていうか鍵盤の上でグーを作ってそのグーが及ぶ範囲で上下運動(高音から低音、低音から高音へ動かす)させているような音型がちょっと楽しい音楽です。  で、又リトルネロを挟んで第3曲へ。

第3曲はいかにも民謡風。  ちょっと畑の中のウサギと何かの追いかけっこみたいな雰囲気のある音楽で、結構楽しめちゃう感じの音楽です。  ちょっとドタバタ喜劇っていう雰囲気です(笑)

そして第4曲。  これがまた第1曲と雰囲気が似たくさ~い感じ。  独特の音階進行を感じる音楽で、この第4曲を聴く限りでは若干アラビア風。  そして又、リトルネロを挟んで終曲へ。

終曲は2つの部分に分かれています。  いわゆる「コモド」の部分と「フィナーレ」です。  「フィナーレ」では全曲を総括するかのように流れ、そこにリトルネロも挟まれていて、いわば再現部みたいな感じになっています。  

まあ、それなりに面白そうな曲だとは思ったけれど、少なくとも KiKi の「いつかは弾いてみたい曲リスト」には載ることのない音楽だろうなぁ・・・・と思いました。  因みにバルトークと言えば民族音楽に傾倒していた作曲家なんだけど、それってやっぱりハンバリーという国がたどってきた歴史と無縁ではないのかな・・・・と思うんですよね。  KiKi はハンガリー史にはあんまり明るくないんだけど、とにかく色々な国・文化に侵略された国だったと思うんですよね。  ひょっとしたら間違っているかもしれないし、年代的なことはもうよく覚えていないんだけど、ざっと以下のような流れがあったように思うんですよ。  

もともとケルト人が住んでいたところにマジャール人が侵入、ハンガリー王国の設立

モンゴル帝国の侵攻 退却 復興

オスマン帝国の侵入 ハプスブルク帝国とオスマン帝国の分割統治

ハンガリー独立運動

オーストリー・ハンガリー帝国(二重帝国)

で、1923年の夏にブダペスト市が「市成立50周年記念音楽祭」のために依頼した・・・・・ということで作曲されたこの音楽。  ある意味では「祝典音楽」でなくちゃいけないし、ついでにハンガリーという国 もしくは ブダペスト市成立のいきさつ≒ハンガリーの歴史を振り返る・・・・・みたいな思いもあって、こんな風に民族色(しかも色々な)の強い音楽になったんじゃないかなぁ・・・・と。  

ま、いずれにしろ、このCDが再び日の目を見るのはいつのことだろうか?  再びこのCDを見つけ出したプラスチック・ケースに仕舞い込もうと思います(笑)

 

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このページは、KiKi (Brunnhilde)が2009年12月22日 07:10に書いたブログ記事です。

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