モーツァルト 「ああ、お母さん、あなたに申しましょう」による12の変奏曲 (キラキラ星変奏曲) K. 265

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「のだめ」に出てくる音楽を順番に聴いていくのだとしたら本来はここでエルガーの交響曲第2番にいかなくちゃいけないところなのですが、まあ色々都合・・・・・というようなものもありまして、ついでに久々にちょっと風邪気味の今日はピアノ音楽、それも優しい感じのピアノ曲が聴きたい気分がムラムラとしてきたので、エルガーはちょっと後回しにしてこちらを聴いてみることにしました。

モーツァルト 「ああ、お母さん、あなたに申しましょう」による12の変奏曲
         (キラキラ星変奏曲) K. 265

Musical Concepts MC131 演奏:Walter Klein_pf

515KBtvH2tL__SL500_AA240_.jpg  (Amazon)

この曲はホントに懐かしいィィ・・・・・・  これは KiKi がまだ小学生の頃、初めていわゆる本物のステージ上で発表会の演奏曲としてさらった曲なんですよね~。  そして KiKi に「ピアノが好きだ」という気持ちを確信させてくれた曲でもあります。  

KiKi が小学生の頃は地方都市には今ほどちゃんとしたホールはなくて、どちらかというと先生のお宅でこじんまりと行う発表会だとか、どこかの公民館・・・・みたいな会場にピアノを持ちこんで開催される発表会というのが一般的だった時代なんですよ。  そんな中、当時の KiKi の先生はそんな地方都市にできたばかりの「ホール」(舞台があって、客席があって、スポットライトもあたって、そこそこ音響効果も計算されている)で発表会を行うという一大決心をなさり、「ちゃんとしたホールでやる発表会なんだからみんな頑張ってね♪」とエールを我々門下生に送られたのです。  そのエールは掛け声だけに留まらず、演奏曲の選曲にも反映されていました。

ま、ある意味でお弟子さんが少しずつみんな育ってきていて、いわゆるピアノのおけいこの定番曲「ブルグミュラー」を卒業した生徒さんが増えてきたタイミングだった・・・・ということもあると思うんですよね。  それぞれの生徒にそこそこのいわゆる「曲らしい曲」が与えられました。  で、KiKi に与えられた課題曲がこのモーツァルトの愛らしい変奏曲だったわけです。  それまでの発表会で与えられた課題曲は・・・・と言えば音楽室には肖像画が飾られていない、ピアノを習っている人しか名前を知らないような作曲家の曲ばかりだったのに、初めてモーツァルトな~んていう、誰でも名前を知っている人の曲を演奏させてもらえることになっちゃったわけですよ。  その喜びたるや言葉では言い表せないぐらい!!!(笑)  「これで私もイッチョマエ!」ぐらいの意気込みになってしまうわけです。

、「モーツァルトの曲だ!」という喜び と 「初めてのちゃんとしたホールでの発表会」という期待感から練習に励むこと、励むこと(笑)  比較的暇な時間が多い小学校の低学年時代のことだから、ピアノの練習時間が自ずと長くなります。  練習時間が増える≒演奏が上達する の法則が成り立つ年代だったから曲の仕上がりもよくなっていきます。  結果として当日の発表会では自信を持って弾けたし、先生にも褒められたし、達成感にも満たされ・・・・といいことづくめで、単純な KiKi は「う~ん、ピアノっていいなぁ、好きだぁ!」と思っちゃった・・・・という次第。

ま、そんな幸せな思い出にあふれた音楽の筆頭とも言えるのがこの曲なのです。  

ま、そんな KiKi の思い出話はそれぐらいにしておいて、この曲について少し書きたいと思います。  18世紀の後半、貴族や上流階級の皆さんは流行の歌やらオペラのアリアなんかの旋律に基づいた変奏曲を聴くのをことのほかお気に召していたようで、多くのモーツァルトのピアノ変奏曲はそういった音楽になっています。  正直、このCDに収録されている変奏曲に関して KiKi は音(音楽)は知っているけれどそのタイトルをちゃんと言えない・・・・な~んていう曲が数多くあります。  例えば、「サリエリの『ヴェネツィアの定期市』のアリア『わがいとしのアドーネ』による6つの変奏曲 K.180 (173c)」 とか 「サルティの歌劇『2人が争えば3人目が得をする』のミニョンのアリア『小羊のように』による8つの変奏曲 K 460 (454a)」とか・・・・ね(汗) (← これも本を見ながらべた打ちしているだけ ^^;  普段は「サリエリの6変奏曲」とか「サルティの8変奏曲」としか言えない・・・・)  ま、そんな中である意味もっとも愛らしく、もっともポピュラーで、そしてモーツァルトの特徴がホントに如実に出ている変奏曲だと思います。

何よりもテーマ(主題)が単純なのが Good! だと思うんですよね。  そうそう、そう言えば KiKi はず~っと昔、YAMAHAのオリジナルコンサートなるものに出たことがあるんですけど、その時に作った曲が変奏曲でした。  で、なんで変奏曲になったかというと、KiKi にはロマン派の作曲家の人たちのように溢れるようにメロディーを紡ぐ才能がなかったんですよね~(苦笑)  で、ある種と~っても単純なテーマ(5線紙1.5枚分ぐらい)だけをようやくひねり出して当時参加していた「作曲セミナー」の先生のところへ持っていたらその先生に言われたんですよ。  「KiKi ちゃん、これは面白い曲になるよ。  単純でわかりやすいテーマなのがとってもいい。  これを変奏曲にしてごらん。」って。  キラキラ星のテーマはあの時の KiKi のテーマ以上に単純・明快だと思うんです。  実際 KiKi はその「オリジナルコンサート参加曲」を仕上げるにあたり、このキラキラ星をもう一度勉強し直しながら変奏曲のパターンみたいなものを分析したことを懐かしく思い出します。

この曲の中で KiKi が好きなのは第1変奏、第3変奏、第4変奏、第7変奏、第8変奏、第10変奏、第11変奏 そしてフィナーレの第12変奏。  いずれにしろあの単純なテーマからこんなにもヴァラエティに飛んだ12曲もの変奏曲が作れちゃうモーツァルトってホントにすごいと思います。  KiKi なんて当時は子供だった・・・・とはいえ5曲が限界で、残りの2曲は先生の力を借りてやっと完成させた・・・・っていう感じでしたもん。

それにしても久しぶりに聴いてみたけれど、やっぱりこの曲って何となく気持ちの奥の方がホッコリと暖かくなってくるような音楽ですねぇ。

このエントリーは2010年1月9日、yurikamome さんのブログの関連記事に TB させていただきました。    

   

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yurikamomeの妄想的音楽鑑賞とお天気写真 - モーツァルト作曲、きらきら星変奏曲 K.265 (2010年1月 9日 23:19)

 今日は七夕でありました。でもあいにくの曇り空でした。が、しかし晴れたところで煌々と電気がそこら中で灯っている横浜ではどのみち天の川など見えないのです。 ... 続きを読む

コメント(4)

そういう思い入れがおありでしたか。
この曲にはなんだかモーツァルトのセンスがというのではなくて、「こんなのあり!?」って思うようなはっとする美しかったり頬がゆるんだり目頭が熱くなったり、でも見事ですよね。
モーツァルトってどうしてこんなに鮮やかなんでしょうか。彼の曲にはそんなところがいっぱい出てきますよね。ここからこう繋いできたかみたいな。。。。
展開部から再現部へのアッと言う変わり身の早さなんて泣き顔がサッとまぶしい笑顔に変わる赤ちゃんのようで正直私にはまぶしすぎであります。

そうそう、モーツァルトの魅力って転調にあったりしますよね。
それも長調から短調への。
わざとらしくない唐突、そう来たか!!って感じでしょう。もっと後の人がその展開をするのに何十小節もかけるにに彼はあっという間にできてしまう。
彼を神童といいたくなる気持ちわかります。
神奈川フィルの音楽監督だったシュナイトさんが「モーツァルトの完璧な演奏は?」と問いかけたら「この世で聴けると思うな」といったという話がありますが、そんな無垢な音楽は大人が演奏できないのかもしれませんね。わかりませんけど。

うちのCDですか?。恐ろしくて数えられません。
でも1年くらいかけてiPodに入れたんですけど160GのiPod Classicに全部はいりましたよ。
だから選ぶのにもiTunesで、これは便利ですよね。CDラックにはほとんど手をかけるときがなくなりました。
ものぐさな私向きです。

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このページは、KiKi (Brunnhilde)が2010年1月 9日 10:25に書いたブログ記事です。

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