昨日、無事東京に帰り着きました。 いや~、ホント、一時はどうなることかと思いました。 Lothlórien_山小舎に居を構えて2年弱。 あんな大雪 & 吹雪に見舞われたのは初体験でした。 ご近所の山小舎族の方と一昨日、車掘り起こし作業を共にしながらお喋りしたのですが、彼らはこちらに山小舎を持たれて4年になるそうですが、彼らにとってもあんな大雪 & 吹雪は初体験とのこと。 どおりで、こちらに来る前に色々な方とお話しても
「昔は雪が結構降ったけど、もうずいぶん長いことたいしたことないんだよね~」
という情報しかゲットできていなかったわけです。 で、KiKi の最大の失敗はこの情報の前半部分(「昔は雪が結構降ったけど」)をほとんど真剣に聞いていなかったこと ^^; 「もうずいぶん長いこと(積雪量は)たいしたことない」≒「未来永劫たいしたことない」ではないという認識をしようとしなかったことだなぁ・・・・と反省しきりです。
ま、それはさておき・・・・ 今日は先日お約束した「冬将軍にやられちゃったお話の色々楽しい(? 情けない?)トピック」についてお話させていただきたいと思います。
「Lothlórien_山小舎のある山は本当に寒いんだ」と KiKi が最初に感じたのは、Lothlórien_山小舎ができあがってすぐ、あれは確かおととしの5月だったと思います。 家財道具の準備やら何やらと細々とした用事があったうえに、たまたま罹患した腎盂腎炎の養生のために1週間ほど山小舎に滞在したことがあったんですよね。 で、東京で5月頃と言えばちょっと初夏っていう感じの天気の日もあったりして、もう「寒い」な~んていう言葉は似つかわしくない季節だと思うんですよね。 でも、ここはまだ冬の延長線上にあったんですよね~。 一応ちょっとだけ言い訳をしておくと、KiKi も一応それなりの分別のある大人(?)なので、場所が場所だから東京と同じ感覚じゃいけないだろうとは考たんですよ。 で、綿素材の厚地の衣類(トレーナーの類とか綿ニットのカーディガンとか登山用のシャツとか)を持ってLothlórien_山小舎に乗り込んだわけです 但し、ウール系のものは何ひとつ持たなかったんだけど・・・・・・。 ストッキングも普通の(間違ってもタイツとは呼べないもの)。 下着も普通の(ヒートテックとかじゃないもの)。 そうしたらね、昼間はよかったんですよ、まだしも・・・・・・。 でも日が翳るにつれ冷え込むこと冷え込むこと!!
まだ衣類も通年分は持ちこんでいない(それ以前に衣装箱すら未購入)状態だったので、厚手の服も、重ね着できるようなものも何も置いていなくて、要はその時、車に積んできた旅行鞄の中に入れてきたものを除くとほかに選択肢がまったくない状態で、はたと考え込んでしまいました。 当時はまだ薪ストーブも設置前(仮に設置済みでも薪がないけど ^^;)、石油ストーブもガスファンヒーターも未購入で、もっと言うとガス湯沸かし器の設置も完了していない(その KiKi の滞在中に設置することになっていた)状況だったんですよね~。 だから暖をとる手段がまったく欠落していたのです。 結果的にLothlórien建築中にこちらを訪ねた際(1月~2月)にこちらで大工さんとお喋りしたりする時用にと購入して以来、車に積みっ放しになっていた綿入れコートがあったので、それを家の中でまとっていました(笑)
次に寒さが身にしみたのが最初の冬のこと。 こういう山での住居っていうのは夏のことより冬のことを考えて設計するもの・・・・・らしいのですが、そんなことには頓着していなかった愚かな KiKi は家じゅうのあちこちに風通しが良くなるような通気孔を開けておいたんですよね~。 夏場はこれが功を奏してと~っても気持ち良くて大満足♪。 クーラーは必要ないし、風は気持ちいいし、極楽♪極楽♪っていう感じでねぇ。 でもね、秋風が冷たくなってきた頃には昨日の満足はどこへやら、大後悔する羽目に陥っちゃったんです。 その通気孔のあちらこちらから薪ストーブの設置してあるリビングに寒風が吹きぬけ、寒いことこのうえない! 薪ストーブ + 業務用石油ストーブをガンガン焚いても「あったか~い♪」とは感じられない ^^; んですよ。 (← 辛うじて寒くない・・・・という感じ) まあ、今ではそのあちらこちらにある通気孔にカーテンを吊ったり、ドアをつけたりして寒風を遮断しているので問題はほぼ解決できているんですけどね(笑)
でもね、そんなのはまだまだ序の口だったことを認識したのが今年の冬でした。
1月16日(土)の朝、Lothlórien_山小舎で目覚めた KiKi はいつもどおりに朝食の支度をし、朝食を食べ、コーヒーを一杯飲んで、そして東京から運んできた1週間分の洗濯物を洗濯機に放り込み、さて・・・・と洗剤投入口を開け・・・・・・・
開け・・・・・・
開け・・・・・・
開か・・・・・ない!!・・・・・・・・ よいしょっと(ちょっと力を入れる)
開け~!!!!
ガリ、ガリ、ガリ!!!
開いた・・・・けど、え? 何? ガリ、ガリ、ガリって・・・・・・・???
洗剤投入口が凍りついちゃっていて、気候のよい時なら何ら問題なく開くはずの投入口が力任せにしてようやく開いた・・・・・ということを認識するまでに数秒経過。
「・・・・・・すごいねぇ。 洗濯機まで凍りついちゃうほどここは寒いんだねぇ・・・・・・」
ところがここで、そ~んな状況だったにも関わらず、底冷えのするその場から早く逃れたい一心の KiKi は思考停止状態のまま、通常の手順をチョチョっとこなし、洗剤を投入し、洗濯機のスイッチを入れると早々に退散してしまいました。 他の家事にとりかかること2時間弱。 普段であればとっくに洗濯が終わっているはずの時間になって洗濯場に戻ってみると、洗濯機がエラー表示を出して止まっているのを発見します。 表示されているエラー番号を見て説明書をめくってみると、それが水系のトラブルであることが判明しました。
「え? 水が出なくて洗濯できていない???? そんなバカな!!!」
洗剤投入口が凍りついているぐらいですから、水道も凍りついていることは予測できてもよさそうなものなのに、この期に及んで「そんなバカな!」と思うという体たらく・・・・・ ^^; KiKi はね、一応若かりし頃はスキーフリークを自任しており、雪山での水問題に関してはまったくの素人ではないつもりだったんですよ。 その昔、スキー場のある山小舎では夜間、水道の栓は決して閉め切らず、水をチョロチョロと流しっ放しにしていたものだし、山小舎で数日間家を空けるときは必ず「水抜き」しなくちゃいけないことは知っていたし、実際、週末にLothlórienで過ごして帰京する時は忘れずに「水抜き」しているし・・・・・・。 でもね、よくよく考えてみると全自動の洗濯機って、水道の蛇口は常に開栓状態で、洗濯機側で水の出をコントロールしているんですよね。 ・・・・・っていうことは、洗濯機の水抜きはできていないっていうことにもっと早く気がつくべきだったし、それなりの対処方法を考えておくべきだったんですよね~。
そしてその日の晩。 今度はお風呂で問題が発生しました。 ガス湯沸かし器と浴槽作りつけの給湯器の間がどうやら凍結しちゃっていたようで、お風呂の蛇口やシャワーからは問題なくお湯(水も含め)が出るんだけど、浴槽の給湯器はブツブツと文句を言うばかりでお湯が出てきません。 こちらもやっぱり水抜きできていない部分です。 どうしたものかと暫し考え、ふと思い立って蛇口側からお風呂の給湯器のあるラインまで浴槽にお湯を入れ、追いだきボタンを押して様子を見てみることにしました。 するとこれが功を奏したとみえ、給湯器の解凍ができて、お風呂に入ることができるようになりました。 いや~、良かった、良かった。 これで経験値を積んだから怖いものなし! 何があっても生き残れるようになっただろう・・・・・と安易に考えたのが KiKi の浅知恵でした。
さて、では今週末、何が起こったのでしょうか?? まずは土曜日朝の洗濯です。 恐る恐る洗濯機の洗剤投入口を引き出してみます。 何せ「ガリ、ガリ、ガリッ!」の印象が結構強烈だっただけにホント怖々と・・・・ すると、あまりにも呆気なくスンナリと投入口が開きました。 ここで安易に安心しちゃいけません。 人間、経験からは何かを学ぶものです。 で、つぶさに洗剤投入口を観察してみると案の定、ところどころに薄い氷が張っているのが見てとれました。
「フムフム、やっぱり凍っていたか。 ・・・・・っていうことは今日も水は出ないかも・・・・・」
で、洗濯ボタンを押して暫く様子を眺めていることにします。 す☆る☆と☆・・・・・・・
ピ~!!
案の定です。 エラーメッセージと共に電子アラーム音が鳴り響きました。
「やっぱりねぇ。 ま、こんな時は洗濯機を温めるしかありません!」
洗濯機の温風ボタンを押したり、ストーブを持ちこんだりとしながら凍りついているらしい洗濯機を融かします(笑) ま、あれやこれやと作業した後、洗濯機は無事動き始めました。
「ま、ってことは今日もお風呂は問題発生するかも・・・・・ね。」
その夜・・・・・・・
「さて・・・・と。 お風呂は出るんだろうか?? 今日は丸一日猛吹雪で寒かったから期待薄だろうなぁ・・・・・・。」
ブツ、ブツ・・・・・・ プッシュ~
あはは、やっぱり駄目でしたか・・・・・。 ま、仕方ない。 こんな時は・・・・・と。 経験済み、経験済み♪ と鼻歌交じりに前回と同様の操作を始めました。 そして追いだきボタンをポチッと押しました。
「追いだきを開始・・・・・・・バチッ! ピキッ! プシュ~」
「そうそう、追いだきを開始しちゃって・・・・・・え? 何?? バチっ! ピキッ! プシュ~って何???」
えっとですね、恐らくなんですけど、給湯器のリモコンと給湯器の接続部かどこかでショートか何か、いずれにしろ良からぬ事態が発生しちゃったような気がするんですけど・・・・・・・ ^^;
「ありゃりゃ・・・・・ 困ったねぇ。 この寒い中、お風呂に入れないなんて・・・・・・。 ま、仕方ない、修理は明日ガス屋さんに頼むとして、今日はとりあえず近くの温泉にでも行こうかねぇ。 えっとタオル、タオル・・・・・・・・とちょっと待て? 温泉までどうやって行けばいいんだ???? えっと車は雪に埋まっているんですけど・・・・・・・ ^^;」
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
「ま、仕方ない、 じゃ今晩はお湯で顔と手足だけ洗うとして・・・・・・・ と、ちょっと待った。 お湯って給湯器が壊れたんだからお湯は出ないじゃん!」
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
動揺しているのを感じつつ、心は「落ち着け、落ち着け」と言っています。 とにかく凍りついた風呂場なんかじゃ考えもまとまりません!(← 根拠はないけど ^^;) こんな時は落ち着くためにまずはお茶を一杯飲まなくちゃ。
急須に残っていたお茶を湯呑みに注いで、それを手にまずは冷えた身体と頭を温めるために、薪ストーブの前にしゃがみこみます。 ズズッとお茶をすすり、もう一度冷静に考えてみることにします。 今日、これから何をすべきか・・・・・。 明日、何が起こるのか・・・・・・・。 想定できる最悪の事態は何か・・・・・・・。
ふと、薪ストーブに目が留まりました。
正確には薪ストーブに乗っかっている鉄瓶に目が留まった・・・・・というべきでしょうね。 給湯器に頼らなくても、顔を洗って、手足を洗ってぐらいのお湯であれば薪ストーブで準備できることに気がつきました。 そこで家じゅうのやかんを全部引っ張り出してまずはお湯作りです。
お湯の準備が済むと、とにかく今日はお風呂に入れない以上、身体をお湯で清めたらさっさと寝るに限ります。 で、明日は・・・・・と朝からの行動をシュミレーションしてみます。 まずは朝食。 作って食べるまではいいけれど食器洗いは半端じゃなく冷たい水でしなければいけません。 お湯を準備したとしても、せいぜいが水で皿洗いしつつ、時折手を温めるのができる最大限のことでしょう。 東京の水よりも数段に冷たく感じる山の水。 想像しただけでウンザリです。 いずれにしろ、洗いものの量を最小限に抑えることが肝要です。
で、車の雪からの掘り起こしと玄関周りの雪かき・・・・・と。 確かに外は寒いだろうけど、雪かきって結構な重労働。 汗、かいちゃうんだろうなぁ。 そうしたら早速お風呂に・・・・・・とお風呂は入れないから、又薪ストーブでお湯を沸かして、お湯で身体を拭くとして、いや、ちょっと待て。 車を掘り起こすことができたら近くの温泉に行けばいいんじゃん。 いずれにしろこんな時に蛇口からさえもお湯が出なくなるのは最悪だから、次回からはもっと注意して機器を取り扱わなくちゃ・・・・・。 etc. etc. で、その晩は早々にお布団に入って、こんな時のためにと(?)購入してあった任天堂DSのドラクエⅥを楽しみました。
さて、翌朝・・・・・・
想像をはるかに上回る降雪量にビビりまくる KiKi。 いや~久しぶりに見たよ、あんなに立派なつらら・・・・・。 いずれにしろ、暖とお湯を得るためにまずは薪補充です。 膝下までズボズボと雪に埋まりながら薪を家の中に運び入れます。 今週は使った分の補充さえもできません・・・・・ ^^; いや、それより何より、まずは車を掘り起こさなくちゃ、雪山から脱出さえもできません。 温泉なんてとんでもありません!!
で、お昼過ぎにはようやく車も雪山から掘り起こされ、玄関前の雪かきも終わり、帰り支度の前半が整いました。 ところがここでもう一つ大きな問題があることを思い出した KiKi。 実は KiKi は
「昔は雪が結構降ったけど、もうずいぶん長いことたいしたことないんだよね~」
という情報を鵜呑みにし、しかもここまでほとんど痛い目に会ってこなかったので、実はスタッドレスタイヤを未購入なんですよ。 一応チェーンだけは準備してあったんですけど、購入したきりただの一度も装着テストをしたことがなかったんですよ。 昔のタイプのチェーン装着であまりトラブッたことがなかったということもあって、そこも超安易に考えていたんですよね~。 と☆こ☆ろ☆が・・・・・です。 これが頑張ったんだけどどうしてもうまく装着できないんですよぉ(涙)
で、
こ~んな景色のところで、チェーンもつけず、タイヤもノーマルタイヤで運転できるほどには度胸もドライビング・テクニックも持ち合わせていない KiKi。 4時まで頑張ってチェーン装着実験に励んだんだけど、これ以上遅くなると結果的に路面は凍結するし、危険指数は増すばかり・・・・・・と判断し、日曜日に帰京するのは諦めることにしたというわけです。
でもねぇ、相変わらずお風呂には入れないし、食材だけはあっても皿洗いのことを考えると洗いものが少なくて済むお料理にしたいから、いつものポトフや鍋は論外だし・・・・・と何ともわびしい食卓に耐え忍ぶことになってしまったのでした。
いや~、山小舎暮らし。 いいことばっかりじゃありませんねぇ~。 でも、これで懲りて「冬はもう行きたくない!」と思うかと思えば、咽喉元過ぎれば何とやら・・・・・。 今日はもう山小舎が恋しくてたまらない(笑)
そう言えば・・・・・・
その後ガス屋さんから連絡がないんだけど、湯沸かし器の修理はどうなっているんだろう??? う~ん、気になる・・・・気になる・・・・・・・。






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