バッハ 平均律クラヴィーア曲集 第2巻

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最近はちょっとピアノの練習をサボリ気味の KiKi。  いえね、週末はLothlórien_山小舎へ到着すると真っ先にピアノの蓋は開けるんですよ。  でもね、昼間は力仕事(薪切りとか材木運びとか)で忙しいでしょ。  で、3度の食事の支度とか、1週間分のお洗濯とか、お掃除とか、薪ストーブの見張りとかもあったりなんかして、なかなかピアノの練習のためのまとまった時間をとるのが難しかったりするんですよね~。  ま、それやこれやで疲れちゃうっていうのもあるんですけどね ^^;  でね、ただ単に疲労感だけだったら「意志の力」とか「レッスンの習慣化」とかで何とかなったりもするのですけど、1時間以上チェーンソーのビリビリという振動に耐え続けた腕とか、女の細腕で材木を運んだ後の肩な~んていうのははっきり言って使い物にならなかったりもするんですよね。  ウィークデーはウィークデーで仕事やら家事やら何やらかにやらであっという間に夜になっちゃって、ま、明日・・・・・という気分になっちゃうし。  

ま、そんなこんなで実際にピアノに向かう時間はめっきり減ってしまっている KiKi だけど、「ピアノのお稽古で大切なのはピアノに向かう時間だけじゃない!」ということで、せめてもの言い訳として譜読みぐらいは習慣化しようと頑張っています。  譜読みの教材(?)にもってこい・・・・・と KiKi が勝手に思っているのが、バッハの音楽です。  ま、てなわけで本日の KiKi の1曲(曲集)はこちらです。

バッハ 平均律クラヴィーア曲集 第2巻
LONDON POCL-4355/6 演奏:A. シフ(pf) 録音:1985年10月28-31日

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現在では平均律クラヴィーア曲集は第1巻、第2巻に分かれ、そのどちらにも「平均律」という名前が冠されていますが、このCDのライナーノーツによればバッハ自身の命名は若干異なっていたとのことです。

ま、難しくて専門的なお話は可能な限りはしょってできるだけ簡単にまとめてみると、バッハの時代にようやく有弦鍵盤楽器の調律方法が安定してきて、新しい調律方法で調律された楽器だとすべての調整がそこそこ美しく響くようになったのだそうな。  で、第1巻をすべての調性で作曲したバッハ自身がその曲集に与えた名前が「ほど良く調律されたクラヴィーアのための曲集」というものなのだそうです。  なるほど~。  随分以前にこのエントリーで KiKi がレッスンを受けていた先生が「曲は曲の全集を通して演奏して初めて形になるのです。」と仰ったというエピソードをご紹介したけれど、こんなバッハのお話を聞くと、確かにバッハはこの曲集をバラバラに演奏することではなく、全曲を通して演奏することを想定して書いたんだなぁ・・・・と納得させられたような気分になります。

で、第1巻の完成からほぼ20年後、第2巻が編まれたのですが、その際バッハの命名からは「ほど良く調律されたクラヴィーアのための」という文言は消え、「24の新しい前奏曲とフーガ」というものだったのだそうです。  まあ、曲の構想だとかスタイルが第1巻と同じ・・・・ということで後の世の人たちがこの第2巻は明らかに第1巻の続編であると定義づけ「平均律クラヴィーア曲集 第2巻」と呼ばれるようになり、今ではその名が定着しているのだとか。  へぇ、そうだったんですねぇ。

こういうお話ってピアノのレッスンの友、全音あたりの楽譜だとまえがきに日本語で書いてあったりするんだけど、KiKi は「平均律」に手を出す頃にはほとんどの楽譜が「ヘンレ版」という外版になってしまっていたので、その楽譜にも一応「まえがき」らしきものがあるんだけど、読めない(涙)ので今日の今日まで知りませんでした(苦笑)      

これはね、KiKi の個人的な見解なんだけど、バッハのこの平均律クラヴィーア曲集って第1巻と第2巻ではかなり毛色・・・・というか演奏効果が異なると思うんですよね~。  第1巻はより練習曲風でまさにあの先生が仰っていらした「曲は曲の全集を通して演奏して初めて形になるのです。」という言葉がしっくりとくる曲集だと思うんですよ。  

それまでの異なる調性の音楽を連続して演奏すると調号の比較的少ないいくつかの調性では美しく響くものの、その他の調性では耐え難いような濁った響きの音楽にしかならなかった調律法から脱皮し、どんな調性でも美しく響くというのを身をもって体験できる練習曲集・・・・・というような位置づけ。  だから・・・・・というわけでもないだろうけれど、様々な形式の音楽、展開方法を用いているとは言え、どこか全曲通して聴いたときに統一感のようなものがあるように感じられるんです。

ところがこの第2巻は KiKi の耳にはまったく異なる音楽のプログラムで構成されたリサイタルみたいに聴こえるんですよね~。  だから単なる音楽鑑賞のための音楽としてだったら KiKi は断然第2巻が好き♪  ま、ただ単に第1巻は「バッハ苦手意識」を持った時期の KiKi のレッスン曲だったというトラウマが邪魔しているだけなのかもしれませんけれどね(笑)

因みにのだめちゃんがマラドーナコンクールで演奏(漫画の方)した第16番はそんな第2巻の中でも KiKi が好きな曲トップ5にランクインされる音楽です。  付点リズムが印象的で全体的に荘厳な雰囲気を漂わせる前奏曲はバッハのオルガン曲演奏を彷彿とさせます。  フーガも4声だから重厚な感じがするし・・・・・。  これぞバッハ!っていう感じの音楽です。

 

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このページは、KiKi (Brunnhilde)が2010年3月 2日 06:55に書いたブログ記事です。

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