ベートーヴェン ピアノソナタ第23番 Op. 57 「熱情」

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さて、本日は KiKi はLothlórien_山小舎ではなく、今のところは東京におります。  午後からはちょっと色々ありまして実家(静岡県は沼津市の近く)へ行く予定です。  今はとりあえず洗濯が終わるのを待っているところ・・・・。  昨日のうちに洗濯を終わらせよう!と当初は思っていたのですが、な~んとなく、「う~ん、なんかめんどくさいなぁ」と思っているうちにあっという間に夜が更けてしまい(^^;)今日になだれこんでしまいました。  まあ、人間、そうそうなんでも予定通りには行動できないものです。  特にこの年齢になると・・・・・・ ^^;

で、この待ち時間を利用して、「のだめに出てくる音楽を聴いてみる企画」の続きの音楽をすすめていきたいと思います。  ちょうど今はのだめちゃんの「マラドーナコンクール」がらみの音楽を聴いているタイミングなので、KiKi にとってはもう何度も、何度も聴いてきた音楽が続くので、ある種聞き流しができちゃうのが、こういう待ち時間での音楽鑑賞はピッタリです。  (ベートーヴェン先生、聞き流しなんて言っちゃってごめんなさい・・・・・)

ベートーヴェン ピアノソナタ第23番 Op. 57 「熱情」
PHILIPS 432 317-2 演奏:C. アラウ (pf) 録音:1965年9月

 414CTMWHPFL__SL500_AA240_.jpgのサムネール画像    (Amazon)

この曲は本当に KiKi のこれまでの人生で何度聴いたことか!!  いわゆるピアニストの演奏でも実演・録音を含め60回以上は聴いているし、アマチュアの演奏(要はピアノ発表会での演奏)も含めると100回以上は聴いているのではないでしょうか。  そんな中で KiKi のお気に入りはやっぱりアラウのこの演奏なのです。

日本人は昔から「タイトル付きの曲」が大好き♪という習性(?)のようなものがあって、この曲とソナタ第8番の「悲愴」、ソナタ第14番の「月光」の3点セットを「ベートーヴェン3大ピアノソナタ」な~んていう風に呼んで、KiKi の住んでいた田舎のレコード屋さん(クラシックコーナーが悲しくなるぐらい少ない)であってさえも1枚ぐらいはLPが置いてあった・・・・そんな超がつく有名曲です。  比較的記憶に新しいところではNHKの朝ドラで宮崎あおいちゃんが主役だった(タイトルは忘れた)ドラマで、彼女の相手役だった黒木君 福士誠治君のテーマソングでもありました。  

話は戻って、田舎のレコード屋さんでも確実に入手できるレコードだったという背景もあって、中学生時代とか高校生時代の KiKi はお小遣いをためてはそんなLPを1枚、1枚集めていってそれを宝物のように大切に大切に、何度も何度も聴いたものでした。  そう、考えてみると KiKi はクラシック音楽好きな人たちの「聴き比べの楽しみ」なるものを、「他の演奏家だったらどんな演奏をするんだろう?」という興味から・・・・と言うよりは、田舎のレコード屋さんの入荷状況にあわせて(あわせることを余儀なくされて?)始めたような気がします(苦笑)。

でね、中学生~大学2年生ぐらいまでは、ほんと、「レコードが擦り切れるかと思われるほど」何度も何度も聴いたこの曲だったんですけど、その反動からかCDの時代になってからは逆に KiKi はこの曲を聴く回数はめっきり減ったように思うんですよね~。  そんなこの曲を久々に何かのはずみで聴き直してみて、思わず「うん?」となって、「あれ?  も、1回」「も、1回」と何度も何度も聴き直しちゃったのがこのアラウの演奏でした。

 

アラウのピアノの音は明るくてとってもクリアなんだけど、響きは無骨・・・・というか、重厚・・・・というか。  テンポは総じてゆっくりめ。  でも、なんていうか、説得力のある演奏なんですよね~。  で、下手なピアニストがこのテンポで演奏したら絶対につまらなくなっちゃうはずなんだけど、アラウ大明神様の手にかかると、ぐいぐい引き込まれていっちゃうんですよ。  実際、今日、この演奏を聴いたとき、「聞き流しもできちゃう曲だし~・・・・」ぐらいの感覚でCDをプレイヤーにセットしたんだけど、とんでもなかった!(笑)  そして、今は大河小説を1冊読み終わったときに感じるような充実感?、満足感? に包まれて勢いだけでこのエントリーを書いています。

アラウの演奏って、たとえて言うなら時間をたっぷりとかけて熟成させたワインのような、渋みも深みもあるんだけど、それが表層的なものではなくて、舌で感じると言うよりは喉元過ぎてからしみじみと感じるような、そんな演奏だと思うんですよね。  まあ、KiKi がアラウのベートーヴェン・ピアノソナタに頭をガツンとやられたのはどちらかというと「後期の作品」(それも Op. 101 以降)が多いんですけど、この熱情もそっち路線の演奏だと思います。

 

それはさておき・・・・

KiKi は「悲愴ソナタ」も「月光ソナタ」もレッスンしたことがあって、「熱情ソナタ」も子供時代から何度も何度も聴いていて・・・・・なんだけど、なぜかこの「熱情ソナタ」だけはさほど「絶対この曲が弾けるようになりたい!」って思わないんだけど、それはなぜなんだろう??  一応、KiKi のライフワークとして昔は「ベートーヴェンのピアノソナタを全曲弾いてみる」というのを掲げていた時期があるので、「絶対に弾きたくない!」とか「弾けない!」とかっていうような感覚ではないんですよね。

そう、例えて言うならば、全32曲をおさらいする順番を自分で決めるとしたら、この熱情よりも先に「ヴァルトシュタイン」をやりたいし、今となってはもう難しそうな「ハンマークラーヴィア」の方が先だし、Op. 101 以降の後期の方が先だし、記念すべき第1番のソナタの方が先なんですよね~。  う~ん、「熱情ソナタ」。  嫌いじゃないはずなんだけど、何となく食指が動かないのは何故なんだろう???

 

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こんにちは。アラウは学生時代から聴いてますが、最近旧盤と新盤の両方を聴き直してみて、やっぱり良いな~と再認識しました。
昔よりもずっと魅力的に思えるのは、年をとったせいか(?)、アラウの演奏がよくわかるようになったからかもしれません。

お聴きになられている「熱情」は旧録音の方なので、新盤よりも力強さと重厚さがありますね。この曲は苦手なんですが、アラウの演奏なら全然大丈夫なのです。

アラウの録音のなかでは、私も後期ソナタがとても好きです。それと、スローテンポな「テンペスト」の第3楽章と「ワルトシュタイン」の第1楽章も、同じようにかコクと味わいがあって、ほとんどアラウで聴くことが多いですね。

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このページは、KiKi (Brunnhilde)が2010年3月13日 10:57に書いたブログ記事です。

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