ドビュッシー 喜びの島

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週末から週明けにかけて、ぱっとしないお天気が続いています。  こんな風にお天気が思わしくない季節、どうも KiKi は頭の芯が痛かったり重かったりと、寝込むほどではないのですが「何となく調子が悪い」という状態に陥ります。  それもこれもどうやら気圧のせい・・・・らしいのですが、もっと若かった頃にはお天気の様子で体調が左右された覚えはないので、これも年齢のせいなのか・・・・と落ち込み気分に拍車がかかります。  でもまあ、人間はロボットではない証拠!とも言える訳です。  そして人間が動物とは異なるのは自分の気分の持ちようをコントロールする知恵っていうものがあることです。

こんな日はちょっと気分がキラキラする音楽に触れるのが一番です!  ちょうど「のだめ音楽を聴いてみる」企画の次の曲も「喜びの島」とキラキラ・ピカピカでぴったり(?)じゃありませんか!!  ま、てなわけで、本日の KiKi の1曲はこちらです。

ドビュッシー 喜びの島 
EMI TOCE-8176 演奏:サンソン・フランソワ(p) 録音:1968 - 1969年

CD18_2-thumb-150x139-795.jpg

この曲、のだめ(ドラマ)の中では「恋人(人妻)とハネムーンにいったドビュッシーが、恋しちゃってルンルン♪」というような紹介のされ方をしちゃっていたけれど、KiKi がかつてレッスンのときに先生に教えられた逸話としては「恋しちゃってルンルン♪」というお話ではなく、ドビュッシーがロココ時代の画家ワトーの作品「シテール島への船出」を観て得たインスピレーションで作曲した曲・・・・ということだったんですよね~。  まあ、当時はまだ幼かった KiKi 相手に「不倫相手と逃避行したドビュッシーが恋に我を忘れてルンルン♪」とは言えなかったのかもしれないけれど、ドビュッシーの極めてプライベートな気分と絵画から得たインスピレーション、本当のところはどっちだったのかとても興味のあるところです(笑)

watteau_embarquement00.jpg

↑ ワトー シテール島への船出

因みに、のだめでの解説、「恋しちゃってルンルン♪」が頭に残った状態で、この絵(↑)をつぶさに観ていくと、「若さと愛が溢れる宴の席でルンルン♪」というような気がしてきます。(苦笑) 

で、シテール島っていうのはギリシャ神話に出てくるキュテラ島のフランス読みで、愛の女神ヴィーナスが西風の神ゼピュロスによって運ばれた島で、そこから転じて独身者がこの島へ巡礼をおこなえば必ず好伴侶が見つかるという話が生まれ、絵画や詩の題材になったのだ・・・・・というようなことが理解できている今、その話と「恋しちゃってルンルン♪」を Mix して再度この絵を眺めてみると、単に「若さと愛の宴でルンルン♪」という以上に、「(シテール島で)伴侶も見つかったし、子宝にも恵まれちゃったしルンルン♪」という感じがしてきます(笑)

で、そんなことを感じながら、この曲を再度聴きなおしてみると、以前は音のきらびやかさや音色の艶っぽさが際立った特徴だと思っていたこの音楽にもっとエロティックな高揚感・・・・みたいなものを感じるような気がしてきました。

う~ん恐るべし!  のだめ効果!!!

 

ところで・・・・・

今回この「シテール島への船出」の画像を探している過程で、こんなものを見つけちゃいました。

watteau_pelerinage00.jpg

こちらは同じくワトーの作品で「シテール島への巡礼」というタイトルなのだそうです。  で、どうやらこれらの絵画が「シテール島へ行く前を描いたものなのか?」はたまた「シテール島から帰るところを描いたものなのか?」が論争されているらしい・・・・・。

個人的にはこちらの「巡礼」はともかくとして、「船出」の方はヴィーナスの彫刻はあるし、エンジェルは飛んでいるし、あっちにもこっちにもベタベタしているっぽいカップルがいるので、「そりゃ、帰りだろう・・・・」って思うんですけど、どうなんでしょうか??

いずれにしろ、「逃避行」「ハネムーン」「シテール島への巡礼旅行」のいずれもが「恋愛沙汰」と密接に関係していて、この音楽を演奏する上では、やっぱり「愛による高揚感」みたいなものがどこまで表現できるか・・・・・が勝負の音楽のような気がしてきました。

・・・・・となると・・・・です。  こういう音楽はやっぱりもっと若いうちに仕上げておかないと、KiKi の年齢になってから仕上げようとしても「どこか冷めた高揚感」になってしまうような気がするのは気のせいでしょうか(笑)???  

KiKi は以前は英才教育みたいなものにどちらかというと否定的な考え方を持っていたようなところがあるんだけど(英才教育はいいんだけど、熱が入りすぎて偏るのはどうかな?・・・・みたいな)、それでもやっぱり若くて感性が柔らかいうちに手がけておかなければいけないものもあるんだなぁ・・・・という典型的な例がこの音楽なのかもしれません。

もっとも・・・・・・

この曲をドビュッシーが作曲したのは1904年ということは、齢43歳。  う~ん、今なら、不倫の1つでもすりゃあ、KiKi でも何とかこの曲を表現できる感覚をゲットするのに間に合うのかもしれない・・・・・・(笑)。

 

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このページは、KiKi (Brunnhilde)が2010年3月 9日 16:11に書いたブログ記事です。

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