天と地の守り人(1)-(3) 上橋菜穂子

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ああ、ついにこの日が来てしまいました。  もっともこんな KiKi の嗜好ドンピシャリの作品は味わいながらゆっくり読みたいという気持ちを一方で持ち続けながらも、やはり「やめられない、止まらないモード」全開でかっ飛ばすしかないのです・・・・ ^^;  ま、てなわけで、本日の KiKi の読了本はこちらです。

天と地の守り人(1)-(3)
著:上橋菜穂子 絵:二木真希子  偕成社

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天と地の守り人「第1部」はロタ王国が舞台。  行方不明の新ヨゴ皇国皇太子チャグムを救出すべくバルサは一人ロタ王国へとむかう...  『天と地の守り人』三部作の第一巻。

本書は、バルサの生まれ故郷カンバル王国が舞台。  「カンバル王がロタ王国との同盟をむすぶかどうかに北の大陸の存亡がかかっている」  このことに気づいたチャグムとバルサはカンバル王国へとむかう。  しかし、カンバル王の側近には南のタルシュ帝国に内通している者がいた。  あやうし、バルサ。  チャグムは北の大陸をまとめることができるのか。  『天と地の守り人』三部作の第二巻。

バルサとチャグムはこの物語の発端となったチャグムの祖国、新ヨゴ皇国へむかう。  新ヨゴ皇国は南のタルシュ帝国に攻めこまれ、一方、ナユグの四季も変化の時をむかえていた...  『天と地の守り人』三部作ここに完結。  (Amazon より転載)

 

ふぅ・・・・・・

 

良かった!  とにかく良かった!!  全巻読み通してみて、あまりにも陳腐な感想だけど、今は良かった!という以上の言葉が見つかりません・・・・ ^^;  この作品を読んでいる間の没頭の仕方と言い、世界観に対する共感と言い、KiKi のこれまでの読書の No.1 だった「指環物語」とあっさり肩を並べてくれちゃいました。

3巻という膨大な物語の感想をこんなチャチなブログの1日の記録に書けるものではありません。  でもチャグムの成長も、バルサとタンダの結末も(ちょっぴり胸が痛いこともあるけれど)、トロガイの活躍も、シュガの立ち回りも全てが彼ららしい生き方で「うんうん、そうだよね。  ○○は絶対こうでなくちゃ!」と頷ける、ものすごい大河ドラマでした。

 

 

 

KiKi はね、このシリーズを読書をしている中で、1つだけず~っと喉元にひっかかったトゲのように感じていたことがあるんですよ。  それはチャグムとチャグムの父・帝との関係でした。  言ってみれば帝はある意味でチャグムの障害で、決してお友達になりたいとは思えない(というよりお友だちにはなれない?)タイプの人だったけれど、帝のチャグムに対する態度には何度も「えぇ~!!!」と思わないでもなかったけれど、それでも KiKi はほんのちょっとだけ思っていたんです。  帝も帝だけどチャグムも対帝の姿勢はかなり頑なだよなぁ・・・・と。

でもね、この「天と地の守り人」で最後にチャグムと帝が対峙したときの描写を読んでいて、「ああ、こういう形でしか理解しあえなかったのか・・・・・」と妙に納得してしまいました。  それほどチャグムが父の目の中に見たもの、そしてチャグムが発した最後の言葉「・・・・父上、おさらば!」は強烈でした。  

そしてもう1つ。  あんなに「幸せになること」に背を向けていたバルサが発した言葉。  「この草兵の・・・・つれあいです。」にもガツンとやられました。  そう、バルサとタンダの関係が「つれあい」であることはとっくの昔に KiKi にはわかっていたことです。  例え、バルサが落ち着こうとしなかったとしても・・・・。  例え、バルサがどんなに突っ張っていたとしても・・・・・。  でも、そんなバルサが初めて自ら発した言葉が「つれあい」という色気もへったくりもない割にはズシンとくる言葉であることに、やられた!と思いました。 

この壮大な物語の最終巻らしくオールスターキャストで誰にも見せ場のある物凄い物語でした。  

一点だけ気に入らない(実は気に入らないわけではないんだけど)点は、物語終盤(蒼空の旅人)でようやく登場したばかりのヒョウゴに美味しいところをかなり持っていかれているところ・・・・苦笑。  でも、最後に登場したところでそのヒョウゴはボロボロだったので、まあ、その傷に免じて許してあげましょう・・・・・(笑)

いずれにしろ、こんな素敵な物語に出会えたことを感謝しています。  第1作の「精霊の守り人」が出版された頃、タイトルには心惹かれながらもここまで手を出さずに来たことが残念だ・・・・と思ったこともあったけれど、全巻を一気に読み終えた今となってみると「次はいつでるんだろう??」という渇望感やら「あれ?  これって誰だっけ??」という記憶の曖昧さとは無縁でこのシリーズ作品を読みきることができたのは幸せなことでした。  

そして、KiKi に中古品とは言え「ポシェット版」一気買いを決意させてくれた(?)わが居住区の図書館にも感謝!です(笑)  恐らくこの物語は KiKi の愛読書として、これからも何回も読み返すことになるだろうと思います。  

このシリーズが終わってしまったのは本当に残念だけど、これからしばらくは上橋さんの他作品を読み進めてみたいと思います。    

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このページは、KiKi (Brunnhilde)が2010年4月20日 23:04に書いたブログ記事です。

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