ラヴェル 管弦楽版「亡き王女のためのパヴァーヌ」

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最近はこのエントリーでご紹介したインターネット・ラジオ OTTAVA に嵌ってしまっていて、なかなかCD鑑賞にまでは手が出ていない KiKi です。  まあ、傾向としてはクラシック音楽の全曲(例えば交響曲や協奏曲やソナタなんかの全楽章)がかかることはなくて、どちらかというとBGM系のどちらかというと静か目な音楽が1楽章だけ流れて、トークが入って、また別の曲の1楽章が流れて、トークが入るっていう感じなんですね~。  そういう意味では「きちんと音楽を聴くぞ!」という心構えで聴くクラシック番組ではなく、言わば「ながら聴き」をするクラシック音楽専門チャンネルっていう感じ。  でもね、例えばお料理しながら・・・・とか、お掃除しながら・・・・・のBGMには悪くありません。

iTunes がPCに入るようになってからは、音楽の流しっ放しっていうのは昔に比べると格段と楽になった(CDを入れ替えたりする手間がいらない)けれど、あちらは自分のコレクションに限定されちゃうので「あれ?  これ何だっけ??」っていう意外性の愉しみには欠けているところがあるけれど、こちらの放送だとイントロクイズを楽しむような気分が盛り上がるのもなかなか Good! です。  そして、ところどころに入るトークもちょっと得したような気分にさせてくれることがあるし、ラジオ番組らしく天気予報が入ったりするのもなかなか Good! です。  

インターネットラジオっていうのは電波放送じゃないから、恐らくLothlórien_山小舎でも楽しめるんじゃないかと思っているんだけど、通信環境が Poor だと音がぶつ切りになっちゃったりとかするんでしょうかねぇ。  これは今週末、テストしてみる必要がありそうです。 

ま、そんな中、本日も進めていきますよ、「のだめカンタービレに出てくる音楽を聴いてみる企画」。  今日はちょっと短めの音楽になっちゃいますけどね。  ま、てなわけで、本日の KiKi の1曲はこちらです。

ラヴェル 管弦楽版「亡き王女のためのパヴァーヌ」
DG F28G 22013 演奏:小沢征爾指揮 & ボストン交響楽団 録音:1974年~1975年

Ozawa_Ravel.jpg   (Amazon; 現在販売されているものでは多分これ)

この曲は KiKi にとっては「管弦楽曲として」・・・・というよりも、「ピアノ曲として」・・・・の音楽の方がおつきあいが長いんですけど、今では「管弦楽曲として」の音楽の方により親しみを感じます。  まあ、先日のこのエントリーでもお話したように、ラヴェルのピアノ曲がどちらかというと苦手な人間なので、その思い込みも多分に影響していると思うんですけどね。

因みにこの曲にはちょっと悲しい逸話があるんですよね。  それはね、ラヴェルって1932年、何かの都合で乗っていたタクシーが彼の自宅近くで交通事故を起こしてしまって、その時に受けた脳の損傷が原因で記憶障害になってしまうんですけど、そんな時にこの音楽を聴いて「この曲はとてもすばらしい。  誰が書いた曲だろう。」と言ったとか言わなかったとか・・・・。  本当か嘘か KiKi は不勉強のためよくわからないんだけど、ラヴェルってこの脳の障害がどんどん進行して、最後は廃人同様にして亡くなったということなので、この言葉を残したとされる段階ではまだ「記憶障害」だけで音楽の良し悪しを感じる感性・・・・というか、音楽を分析する力・・・・みたいなものは衰えていなかったっていうことですよね。  そういう芸術家魂みたいな部分は記憶よりも長続きするのかなぁと思うと、やっぱり「才能」っていうのはあるんだなぁと思わずにはいられません。

もっとも・・・・・

KiKi は今、ちょっと「アルツハイマー」に関して勉強していたりするんだけど、あの病気でも「記憶障害」は起こしていても、感情というか感性というかは、最初のうちは衰えない(逆に研ぎ澄まされたりもする)みたいだから、これは才能とは別物なのかもしれません。

 

 

 

ま、それはさておき、この曲です。  KiKi はね、初めてこの曲を聴いてみる直前に思ったのですよ。

「何て文学的で素敵なタイトルなんだろう!!  これはきっと素敵な曲に違いない!」

ってね。  ところが・・・・です。  後に何かの本で読んだんですけど、ラヴェルさんご自身の弁によれば

「いや、別に深い意味はなくて単に語呂が良かったからその名前にしてみただけなんだけど、何か?」

っていうゆる~い感じらしいんですよね~。  え~?  語呂??  

ということで原題を見てみると

Pavane pour une infante défunte

ということで、この後半の太字部分が韻を踏んでいるっていうことが「語呂」の正体みたいです。  因みにパヴァーヌというのは典雅でゆったりとしたスペイン舞曲(すり足で踊る舞踏)の名前です。  まあこれらのことから考えあわせてみると、「典雅でゆったりとした音楽」であることは確実なんだけど、パヴァーヌの形式かどうかっていうと必ずしもそうじゃないみたいだし、挙句「亡き王女」にも深い意味があったわけじゃないっていうことで、あまりにも感傷的な演奏はラヴェルの意図するところじゃないっていうことなんでしょうね。

まあ、いずれにしろ・・・です。  実は KiKi にはこの曲はさっぱり響いてこないんですよぉ。  ピアノで聴いても「ふ~ん」っていう感じだし、管弦楽で聴いても「ふ~ん」っていう感じ。  今回、こうやってのだめ関連エントリーでリキを入れて聴けば何か違うかなぁ・・・・と期待していたんですけど、やっぱり結果は「ふ~ん」だった・・・・ ^^;  ピアノソロよりも管弦楽版の方が音のふくらみというか「ほこっ」とした感じはあるように思うし、いくつかの楽器の音が重なる重なり具合が美しいとは思うんだけど、それだけ・・・・と言うか。  誰かこの曲の正しい味わい方を KiKi に教えてくださ~い! 

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このページは、KiKi (Brunnhilde)が2010年4月 2日 10:09に書いたブログ記事です。

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