2010年5月の読書 読書メーター

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2010年5月の読書のまとめです。

 

5月の読書メーター
読んだ本の数:17冊
読んだページ数:5134ページ

背教者ユリアヌス (下) (中公文庫)背教者ユリアヌス (下) (中公文庫)
学究肌の皇帝であったからこそ、ユリアヌスが求めた「理想の哲人政治」。  複雑怪奇な現代社会の政治にさらされている現代人の KiKi にとってはあまりに「夢想的」というか「理想主義的」な考え方・アプローチに見えなくもないユリアヌスの姿勢に、胸が痛むと共に、それでも「政治にこそ」このようなある種の理想主義は必要なものなのかもしれないと感じました。  一般人の日々の生活は「理想ばかりは言っていられない」「理想だけではおなかいっぱいにはならない」「理想だけでは雨露を凌げない」という現実の重さ・・・・というか、生活
読了日:05月31日 著者:辻 邦生


背教者ユリアヌス (中) (中公文庫)背教者ユリアヌス (中) (中公文庫)
凡そ実務肌の人間とは思えなかったユリアヌス、学究肌で理想主義者というイメージのユリアヌスが最大の危機(皇帝への反逆罪の嫌疑をかけられたこと)を乗り越え、本来なら片腕として頼みたいはずの人々に恵まれない中、混乱のガリア平定で着々と成果を挙げる姿を描いているこの中篇。  ユリアヌスの度を過ぎているように見えなくもない「御人好しさ加減」にハラハラし、現実世界に生きつつも相変わらず理想主義を貫いている姿に惚れ惚れとし、文字の小ささ & Volumeの多さを苦ともせず、あっという間に読了してしまいました(笑)。
読了日:05月27日 著者:辻 邦生


背教者ユリアヌス (上) (中公文庫)背教者ユリアヌス (上) (中公文庫)
この上巻ではまだまだユリアヌスが何を「自分の核とする考え方」と捕らえているのか、なぜ彼が「背教者」と呼ばれるようになったのか、彼が「背教者」と呼ばれることを潔しとし、それでも守りたかったもの、信じたかったものが何だったのかまでは描かれていないけれど、ある意味でヨーロッパ史を築き上げてきたベースにキリスト教の台頭という事実があるだけにこの先の物語に興味を持たずにはいられません。
読了日:05月25日 著者:辻 邦生


水辺にて―on the water/off the water水辺にて―on the water/off the water
梨木さんの作品は現段階ではこの本を含めてまだ4冊しか読んでいないんだけど、物の見方、感じ方、そしてそれを表現する際の言葉の選び方にものすご~く親しいものを感じます。  上橋さんの作品に関しては「参った!」っていう言葉が相応しかったような気がするんだけど、梨木さんの作品に関しては今のところ「参った!」という言葉よりは、「うんうん、わかるわかる。  あ、やっぱり?  あ、そうそう、KiKi には見つけられなかった言葉だけどそれよ、それ!」っていう言葉が似合うと言うか・・・・・・。
読了日:05月21日 著者:梨木 香歩


丹生都比売丹生都比売
いかにも「武人」という雰囲気のある大海人皇子を父に、女傑という言葉を体現したかのような鸛野讃良皇女(後の持統天皇)を母にもつ草壁皇子。  2人の子供とは思えないほど、線が細く、気持ちが柔らかで、生き抜くことが困難だった混沌とした時代のリーダーにはおよそ向いていない感じがします。  でも、逆にその「細さ」ゆえに見えること、感じられること、引き寄せられるものが美しい日本語で繊細に描かれている物語だと思います。
読了日:05月19日 著者:梨木 香歩


この庭に―黒いミンクの話この庭に―黒いミンクの話
しまった~!!  この本のことをあまりしっかりと調べないで「文庫本になっていない梨木作品」ということで安易に図書館に予約を入れちゃっていたんだけど、これって実は「りかさん」「からくりからくさ」の番外編・・・・・みたいな本だったんですね~。  「りかさん」も「からくりからくさ」も KiKi の蔵書(文庫だから蔵書な~んていう風に呼ぶのはちょっと憚られるけれど・・・・ ^^;)の中には既に仲間入りしていて、出番を待っているところだったんだけど、未読の KiKi にとっては主人公のアル中女性(?)の心の傷の深遠
読了日:05月19日 著者:梨木 香歩


空色勾玉 (トクマ・ノベルズ EDGE)空色勾玉 (トクマ・ノベルズ EDGE)
なるほどね~。  記紀をベースにしてこんな物語が描けるんですねぇ・・・・・。  興味があってもなかなか読み進めるのには骨が折れる「古事記」や「日本書紀」の世界。  日本人としてきちんと読んで知っておきたいという想いを抱くことがあっても、結構途中で挫折しちゃう人って多いんじゃないかと思うんですよね。  かくいう KiKi もその1人なのですけど・・・・・ ^^;  KiKi の場合、あちらで挫折しちゃう1つの大きな理由は「読みにくい人名」にあるんですけど、この「空色勾玉」は同じ「カミサマ」の名前であっても文
読了日:05月16日 著者:荻原 規子


西の魔女が死んだ (新潮文庫)西の魔女が死んだ (新潮文庫)
う~ん、心がほっこりしますねぇ、こういうお話。  やっぱり人間は自然の中のちっぽけな生き物に過ぎなくて、自然の中にあって生きるために必要なことを黙々と、粛々とやっていくのがもっとも健全な生き方なんだという確信にも近い想いを新たにしました。  そして、魔女っていうのは魔法の呪文が使えるような人のことではなくて、もっと普通の存在・・・・・。  でも、自分にとって一番大切なものが何かをしっかりと体感できていて、その芯をぶらすことはなく、自分が生かされていることを謙虚に受け止め、その中でできることをきちんとしてい
読了日:05月13日 著者:梨木 香歩


西の善き魔女〈8〉真昼の星迷走 (中公文庫)西の善き魔女〈8〉真昼の星迷走 (中公文庫)
全編を読み終えてみて言えること。  恐らく作者の荻原さんがイメージしていたこの物語の構想っていうのは、この冊数で収まりきれる内容のものではなかったのだろうなぁ・・・・ということです。  と、同時に、児童文学からスタートしつつもどこかで「児童文学のリミッター」を外していった上橋さんに対し、あくまでも「児童文学のリミッター」を自らの枷として書き続けていったのが荻原さんだったのではないか?  そんな気がします。 本来なら本編とは別物として扱われるべき「外伝」部分を読んで初めて、ルーンがどうしてルーンたりえている
読了日:05月12日 著者:荻原 規子


西の善き魔女〈7〉金の糸紡げば (中公文庫)西の善き魔女〈7〉金の糸紡げば (中公文庫)
全編を読み終えてみて言えること。  恐らく作者の荻原さんがイメージしていたこの物語の構想っていうのは、この冊数で収まりきれる内容のものではなかったのだろうなぁ・・・・ということです。  と、同時に、児童文学からスタートしつつもどこかで「児童文学のリミッター」を外していった上橋さんに対し、あくまでも「児童文学のリミッター」を自らの枷として書き続けていったのが荻原さんだったのではないか?  そんな気がします。 本来なら本編とは別物として扱われるべき「外伝」部分を読んで初めて、ルーンがどうしてルーンたりえている
読了日:05月12日 著者:荻原 規子


西の善き魔女VI- 闇の左手 (中公文庫)西の善き魔女VI- 闇の左手 (中公文庫)
なんとまあ、唐突な!!  これが KiKi の第一印象でした。  今回 KiKi は文庫本で読んでいるので、当然この第6巻の「闇の左手」を読む前に第5巻の「銀の鳥 プラチナの鳥」を読んでいるから、南国で起こるさまざまな出来事に関してそこそこ予備知識をもって望むことができたからいいようなものの、もしもこれをオリジナル版のままに読み進めていたら、「は?  なんで???」と思っちゃっただろうなぁと感じずにはいられませんでした。  そして、上記、文庫本裏表紙から転載した「内容紹介」にある「賢者とは?  吟遊詩人と
読了日:05月11日 著者:荻原 規子


西の善き魔女〈5〉銀の鳥プラチナの鳥 (中公文庫)西の善き魔女〈5〉銀の鳥プラチナの鳥 (中公文庫)
何だかますます「少女マンガチックな叙事詩を真似た物語」っていう感じがしてしょうがないんですよね。  古今東西の名だたる名作のエッセンスやら題名やらをぱくっていて、だからといってそのパクリだけで終わっているわけではないような雰囲気も漂わせつつ、それでもこの物語独特の世界観がレースごしにしか見えてこなくて、じゃあ読み進めるのが嫌になっちゃうかと言えばそうでもない・・・・なんとも不思議な物語です。
読了日:05月10日 著者:荻原 規子


西の善き魔女 4- 世界のかなたの森 (中公文庫)西の善き魔女 4- 世界のかなたの森 (中公文庫)
何だかますます「少女マンガチックな叙事詩を真似た物語」っていう感じがしてしょうがないんですよね。  古今東西の名だたる名作のエッセンスやら題名やらをぱくっていて、だからといってそのパクリだけで終わっているわけではないような雰囲気も漂わせつつ、それでもこの物語独特の世界観がレースごしにしか見えてこなくて、じゃあ読み進めるのが嫌になっちゃうかと言えばそうでもない・・・・なんとも不思議な物語です。
読了日:05月09日 著者:荻原 規子


西の善き魔女〈3〉薔薇の名前 (中公文庫)西の善き魔女〈3〉薔薇の名前 (中公文庫)
何だかますます「少女マンガチックな叙事詩を真似た物語」っていう感じがしてしょうがないんですよね。  古今東西の名だたる名作のエッセンスやら題名やらをぱくっていて、だからといってそのパクリだけで終わっているわけではないような雰囲気も漂わせつつ、それでもこの物語独特の世界観がレースごしにしか見えてこなくて、じゃあ読み進めるのが嫌になっちゃうかと言えばそうでもない・・・・なんとも不思議な物語です。
読了日:05月08日 著者:荻原 規子


西の善き魔女〈2〉秘密の花園 (中公文庫)西の善き魔女〈2〉秘密の花園 (中公文庫)
う~ん、面白くないわけじゃないんだけどちょっとビミョーかも・・・・。  今のところ全8冊のうち2冊しか読んでいないからなんとも言えないし、それなりに続きの展開に興味もあるんだけど、何となく40代のおばさんには苦笑せざるをえないような、ティーン・エイジャー向けの設定が多すぎるような・・・・・。  「舞踏会」「亡き母の形見の首飾り」「白馬の騎士」「女子高の表のルールと裏のルール」と KiKi にはこそばゆくなっちゃうような舞台設定のてんこ盛りです(笑)  もちろん登場人物の1人1人のキャラは立っているし、そこ
読了日:05月05日 著者:荻原 規子


西の善き魔女〈1〉セラフィールドの少女 (中公文庫)西の善き魔女〈1〉セラフィールドの少女 (中公文庫)
う~ん、面白くないわけじゃないんだけどちょっとビミョーかも・・・・。  今のところ全8冊のうち2冊しか読んでいないからなんとも言えないし、それなりに続きの展開に興味もあるんだけど、何となく40代のおばさんには苦笑せざるをえないような、ティーン・エイジャー向けの設定が多すぎるような・・・・・。  「舞踏会」「亡き母の形見の首飾り」「白馬の騎士」「女子高の表のルールと裏のルール」と KiKi にはこそばゆくなっちゃうような舞台設定のてんこ盛りです(笑)  もちろん登場人物の1人1人のキャラは立っているし、そこ
読了日:05月04日 著者:荻原 規子


狐笛のかなた (新潮文庫)狐笛のかなた (新潮文庫)
これって「精霊の守り人」なんかと同様、「野間児童文芸賞」の受賞作ということなんだけど、「精霊の守り人」は辛うじて児童文学っていう感じがするものの、この「狐笛のかなた」は児童文学とは呼べないんじゃないのかなぁ・・・・・。  幻想的な世界を描いている ≒ 夢物語 ≒ 児童文学 というある種のヘンテコな括りの中で「児童文学扱いされている文学」っていう感じがしました。 この物語、そこかしこに「死」とか「霊魂」みたいな空気が漂っているんだけど、子供時代ってものすご~く「生」に執着していて「死」っていうのはある種の状
読了日:05月02日 著者:上橋 菜穂子

読書メーター

 

えっと、これとは別に「メディアメーカー」さんで提供されているカウントダウンパーツで「目標読書量」に対するカウントダウンをこのブログでは表示しているのですが、その目標数に年間で100冊、月間で10冊を入れておいたところ、ここ数ヶ月は月間に関しては常にマイナス表示で終わり、今日現在、年間の目標冊数に対しては残り32冊となってしまっていました。  このままのペースでいくとあと3ヶ月ぐらいで年間の目標に到達してしまいそうな雰囲気です。

基本的には冊数をこなす読書には走りたくないため、目標数にとやかく拘りたくはないのですが、少なくとも今のペースだとカウントダウンをする意味もあまりないような感じがしないでもありません。  ま、てなわけで、とりあえず目標数を変更することにしました。  とりあえず「月間目標数=15冊」、「年間目標数=180冊」にしてみたいと思います。  まあ、個人的にはこの目標数に意味があるとはあまり思っていないんですけどね・・・・・・(苦笑)

    

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このページは、KiKi (Brunnhilde)が2010年5月31日 16:56に書いたブログ記事です。

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