森は生きている  富山和子

| コメント(0) | トラックバック(0)

富山和子さんの「自然と人間」シリーズ3部作の最終巻(?)、「森は生きている」を読了しました。

森は生きている
著:富山和子  講談社青い鳥文庫

214N4GEBTPL__SX230_.jpeg (Amazon)

日本の国土の7割が森林で、日本人はそのめぐみをうけてくらしをきずいてきた。  木から作る物のほかに、ゆたかな水も土も、酸素も森林がはぐくんでくれたものである。  森林のもつはたらきをとおして、自然を守ることのたいせつさを本質的にといかけます。  「川は生きている」「道は生きている」につづく3部作の完結編。  (文庫本裏表紙より転載)

良書だと思います。  とても考えさせられる内容の本です。  でも・・・・・・。  どことなく「川は生きている」の2番煎じ・・・・・という感もなきにしもあらず・・・・です ^^;  結局は「治水」と「森林」の関係に話が落ち着いていってしまうところが、正直なところちょっぴり期待はずれでした。  とは言うものの、スサノオノミコトが「植林の神様」だったというのは、日本人でありながらギリシャ神話や北欧神話ほどには日本神話に親しくない KiKi にとって、「へぇ! x 10」 ぐらいのインパクトがあり、そのお話を知ることができただけでも何だかとても得をしたような気分で、嬉しくなってしまいました。

この本の中で「あとがき」に書かれていることも KiKi にとっては目からウロコでした。  いえね、よくよく考えてみると歴史的な事実(?)としてとっくにわかっていたはずのことのような気もしないでもないんですよ。  でもね、あらためて活字で目にするとしっかりと意識に根付くことってあると思うんですよね。  それは以下のくだりです。

じつは私たちの社会は自然に対しても歴史に対しても、ずいぶん思い違いをしてきたのでした。  水問題が語られるとき、森林を抜きにして語られてきたのが一例です。  またたとえば歴史を語るとき、あたかも大昔から文化の中心地が平野にあったように錯覚しがちだったのもその例です。  平野に下りてきたのはほんの3,400年以前のこと、それ以前の長い長い年月、この国土には山の文化の時代があり、その山のにぎやかさにささえられて、国土が養われてきたのでした。

 

  

KiKi はね、Lothlórien_山小舎の候補地を物色しているとき、実は必ずしも山小舎に最初からこだわりがあったわけではありませんでした。  当初は海も近く、山もある・・・・そんな場所がいいかな・・・・・な~んていうことを思ったりもしていたのです。  なんせ静岡県の沼津市近くで育った人間ですから、海にも山にも近かったんですよね~。  (沼津港っていう海も KiKi の実家から車で30分ぐらい、箱根路も同じく車で30分ぐらいなんです。)

でもね、あちこち見ているうちに自分のこれまでの行楽の傾向とかいろいろなことを思い出したんですよね。  超多忙にビジネス・ウーマンをしていた頃、ようやくとれた休みに何をしていたか??  答えは高原とか山に行って森林浴をしていたことが多かったなぁ・・・・・。  山系のスポーツと海系のスポーツのどちらが好きか?  答えは山もしくは川系のスポーツかなぁ・・・・・。

で、あるとき、TVで縄文人と弥生人の比較・・・・・みたいな番組が放映されていて、まあものすご~く大雑把に言っちゃうと「縄文人は森の人」「弥生人は平野の人」みたいな感じで括られていて、縄文人の骨格と弥生人の骨格の比較・・・・・みたいなこともその番組では紹介していて、それを観ていた時、KiKi は思ったのです。  ああ、KiKi はどちらかというと縄文系の子孫なんだろうなぁ・・・・・と。

ま、それが結果的に「山」に拘る深層心理に影響を及ぼしていて、結果、Lothlórien は「海小舎」ではなく「山小舎」に落ち着いた・・・・・。  まあ、KiKi はそんな風に思っているんですよね。  

終の棲家を「山小舎」とした KiKi。  都会生活が長すぎて、理屈っぽさだけは磨きをかけた(?)ものの、本当の意味での生命力・・・・みたいなものはずいぶんナマッチョロイ & よる年波には勝てない諸々の軟弱さを抱えている KiKi だけど、新米山の住民として、もとはと言えば山文化に育まれてきた民族の1人として、「森」「林」「山」との上手な付き合い方、上手な共存の仕方をこれからの人生で模索していきたいなぁ・・・・と思いました。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://poco-a-poco.chu.jp/mt/mt-tb.cgi/641

コメントする

2015年2月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28

Current Moon

CURRENT MOON

東京のお天気


山小舎のお天気


Booklog



ブクログ

アーカイブ

ウェブページ

Powered by Movable Type 4.261

TrackbackPeople

クラシック・ピープルの Trackback People Site


チェロ ラヴァーズの Trackback People Site


Piano~ぴあの Trackback People Site


ピアノオススメ教本の Trackback People Site


ピアノ教室の Trackback People Site


Book Love Peopleの Trackback People Site


本好きPeople・ぴーぷるの Trackback People Site


今日読んだ本の Trackback People Site


ファンタジーが好き♪の Trackback People Site


この絵本がすごい!の Tackback People Site


児童書大好き♪の Trackback People Site


ハヤカワepi文庫の Trackback People Site


岩波少年文庫応援団の Trackback People Site


薪ストーブの Trackback People Site


週末は田舎暮らしの Trackback People Site


野菜育てPeopleの Trackback People Site


ガーデニングの Trackback People Site


パッチワークキルトの Trackback People Site


あなたの訪問は?


日めくりカレンダー


Real Time News


カテゴリ

ノルンはいくつ?

本が好き!


読書メーター

KiKiさんの読書メーター
KiKiさんの読書メーター

最近読んだ本

KiKiの最近読んだ本

今読んでいる本

KiKiの今読んでる本

読了目標





今やってるゲーム

KiKiの今やってるゲーム

このブログ記事について

このページは、KiKi (Brunnhilde)が2010年6月27日 21:25に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「道は生きている 富山和子」です。

次のブログ記事は「水沢うどんと水沢観音 @新車でドライブ」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

高速運賃





Edita

ブロガー(ブログ)交流空間 エディタコミュニティ

名言黒板


作家別タグ