デルフィニア戦記第3部 動乱の序章Ⅰ~Ⅴ 茅田砂胡

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デルフィニア戦記第3部 動乱の序章Ⅰ~Ⅴ
著:茅田砂胡  中公文庫

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リィとの一騎打ちに敗れたナジェック王子が敵軍の手に落ちたことで意気消沈するタンガの陣に、国王ゾラタス率いる援軍が到着した。  迎え撃つデルフィニア国王ウォル・グリーク。  両国の王を将とした大軍が国境の砦をはさみ対峙する。  パラストを加えた大華三国は三つどもえの戦乱に突入してしまうのか。  (文庫本Ⅰの裏表紙より転載)

「タウは銀山也」タンガ王ゾラタスに届けられた知らせは、デルフィニアに強奪されたタウ東峰が宝の山だと告げていた。  この密告こそ、タンガ挙兵を誘うべくウォルたちが仕掛けた罠であった。  しかし、鬨の声はデルフィニア西方、パラストから挙げられる。  微妙な均衡を保つ大華三国が、ついに動乱の時を迎えようとしていた―。  (文庫本Ⅱの裏表紙より転載)

グラハム卿ら西部領主たちが反旗を翻した。  身内の裏切りによりウィンザに出陣していた国王ウォルの軍は大敗、ラモナ騎士団も壊滅する。  タンガ・パラスト両国はデルフィニアに宣戦布告し、ウォルは囚われの身に...。  しかし、この一大事に何故か王妃リィは姿を消し、残された人々は国王救出に奔走する。  (文庫本Ⅲの裏表紙より転載)

国王を人質にして戦端をひらく―愚劣だが確実な作戦を用いてなお、敗北を喫したタンガとパラスト。  デルフィニアの突出をくいとめなければ滅亡するのは...。  かくして恐怖に戦く両国王は二国再連合とスケニア、さらにファロット一族を巻き込んでの起死回生の策に出た。  (文庫本Ⅳの裏表紙より転載)

隣国の版図拡大をおそれるタンガ・パラスト両国王。  彼らは、デルフィニア王妃暗殺を秘かにファロット一族へ依頼した。  暗殺集団の威信をかけ最強の術者を送りだすファロット一族―  コーラル城の華やかな喧噪に紛れ、巧妙に、精緻に張りめぐらされる暗殺の罠。  リィに最大の危機が迫る。  (文庫本Ⅴの裏表紙より転載)

うんうん、さすがに「内乱記」から「近隣各国とのすったもんだ」になってからのほうが面白いなぁ。  と言うのも、基本的にこの物語、ウォルの敵になる相手が小物すぎるきらいがあると思うんですけど、それでもさすがに相手が近隣王国の王様となってくると、少しは期待が持てそうな雰囲気が漂ってくるんですよね~。(まだ、定かではないんですけど・・・・)  それと同時にこの第3部ではウォルの本当の意味での愛妾問題とか、バルロやナシアスの恋の物語なんかもでてきて、特徴(個性)の乏しかったウォルを取り巻く人々の本質・・・・みたいなものが生き生きとしてくる感じがするんですよ。  あ、一応お断りしておくと基本的に KiKi は恋愛小説みたいなものはあんまり趣味じゃなくて、恋愛シーンにときめいたりすることは皆無なんですけどね(苦笑)。  

そうそう、そして第2部から登場したシェラも少しずつ興味深いキャラになってきています。  そしてシェラが無意識ながらもその一翼を担っていたファロット一族がなかなかいい味を出しています。  

 

正直なところ第1部からず~っと出ずっぱりの人たちの相も変わらずのボケボケ合戦みたいなところはさすがにここまで続いてくるとものすご~く冗長な感じがしてしまいます。  ウォルとリィの関係 & 夫婦漫才もそろそろ飽きてきた感じ・・・・。  ただ、最初の頃は無名の自由戦士 vs. 正体不明の助っ人という個対個の関係だったのが、ここまで進んでくると王様 vs. 王妃様ということで、個人対個人の関係から発する何がしか・・・・というよりは、周りの人たち(敵・味方含めて)に絡んでの関係ということで、目新しさはあるんですけどね(笑)。

この第3部のタイトルが「序章」であることから察するに、本格的に物語が動き始めるのは恐らく第4部からなんだろうと思うんですよ。  まあ、この第3部でもパラスト & タンガ同盟軍との小競り合いとは言えないぐらいの規模の衝突があったわけだし、その衝突の過程でウォルが人質になってまるで「グラディエーター」みたいなシーンがあったりもしたわけだけど、恐らくこのあたりは言ってみればフルコースのお料理の前菜みたいなもの・・・・なんだろうなぁ。

あとはこの第3部になってようやくほのめかされ始めたリィがそもそもいた世界(デルフィニアのある世界に落ちてくる前に、彼女が育った世界)のこともちょっと気になります。  リィは結局は彼女が言うように「迎えが来たらそっちへ帰」っちゃうんだろうか???

ま、いずれにしろこの第3部も5冊もある割にはかなりあっさりと読破できちゃった・・・・・そんな感じです。

 

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このページは、KiKi (Brunnhilde)が2010年7月29日 11:21に書いたブログ記事です。

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