「昭和史(1945 - 1989) 著:半藤一利」を読み進めている中で・・・・・

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えっとですね、KiKi は今、ようやく「昭和史(1945 - 1989) 著:半藤一利」を読み進めているのですが、その中でこんな文章に出会いました。

昭和21年で中学生の私などが非常に印象深いのは、11月16日、当用漢字が発表されたことです。  日本の文化が世界に劣っているのは、漢字が多すぎて、それも難しいのが原因である。  さらには教育の民主化のためもある。  といって全部かなにしてしまうと読みにくいので、当面使う漢字を1,850字に決めてしまおうという内閣告示がなされたのです。  いわゆる漢字制限ですね。  同時に、「てふてふ」を「ちょうちょう」とは読めないじゃないか、というのでかなづかいも「現代かなづかい」に改めました。  たとえば「塔」を「たふ」と読みがなをふるのは意味があるからなのですが、それも無駄である、と旧かなづかいは否定されてしまいました。  (P. 205-6)

当然のことながら KiKi は「当用漢字 & 現代かなづかい」教育世代の人間ですから、それ以前の日本語の書き言葉というのは、書物を通してしか知らないわけですが、それはさておき、実は今日はこの文章に「え?」と引っかかってしまったのです。  

そもそも「日本の文化が世界に劣っているのは、漢字が多すぎて、それも難しいのが原因である。」って、これ、どういう理屈なんでしょう???  文字文化が豊富で難しい漢字を読んだり書いたりできるとどうして「文化が世界に劣っている」ことになってしまうのか、KiKi にはさっぱり理解できません。  逆に言えば、KiKi は「合理性」という観点からすれば英語ほど「合理的」な言葉はないと思っていて、アルファベットの数は少ないは、ラテン系の言葉みたいに名詞に男性や女性はないわ、でさすが「歴史が浅く文化(文明ではない)の乏しい国の言葉はシンプルなものだ」と逆に思ったりするんですけどねぇ・・・・・(苦笑)  

↑ 補足

英語はアメリカのみならず、イギリスでも使用されていますが、例えばシェイクスピアの英語なんかは「現代英語」の知識だけでは読めません。

ま、そんな米国批判が今日のお題ではなく、メインになるのは太字部分です。  以前、このエントリーでもお話したとおり、KiKi は小学生の低学年の頃に「旧かなづかい」との初邂逅を果たしているのですが、そのときに「なぜ、てふてふと書いてちょうちょうと読むのか?」を疑問に思ったものの、それを調べることもせず、未だに放置しっぱなしで挙句の果てに

発音と書き文字がほぼ一致している現代文とはちょっと違う、日本人のどことなく非合理的な精神の産物みたいな旧仮名文字。

とまで言っちゃったりしていたわけですが(^^;)、ここで半藤さんから「意味がある」と言われてしまうと、それは日本人としてちゃんと理解しておきたい気分になってしまったのです。  そこでまず「てふてふ」をググってみました。  するとこんなページにヒットしました。 

ほぉ!!!!  こりゃ面白い!!!!

 

掌で作った符号が左右に各一個、つまり「手符」が二つで「てふてふ」となる。

tefu3.gif  (Tour to Babel さまサイトより転載)

 

なるほど~。  こりゃわかりやすい。  これは「ちょうちょう」と書くよりも「てふてふ」の方がやっぱり文化的には深いんじゃないかしら!!!!  (因みにこちらのサイトのコンテンツは KiKi にとってあまりにも興味深いものばかり!!  危うく「たふ」を調べることを忘れて読み耽り始めてしまいました ^^;)

補足:  後日、コメント(↓)にもあるように「あのーさん」からこの説はデタラメとのご指摘を受けました。  せっかくのご指摘なので一応補足しておきます。  

 

で、次に「たふ」で検索をしてみたのですが、さすがにこちらはそんなに簡単にはどんな意味があるのか見つけることはできませんでした。  ただ、「意味」と言えば「理屈」っていうことでもあるわけですから、要するに旧かなづかいの法則みたいなものを見つければいいのかも???と思って調べていたら、今度はこんなサイトに出会いました。  こちらもなかなか重量級のサイトなのですが、「塔」がどうして「たふ」なのか?の答えは以下の2つの規則のミックス技であることだけは類推できました。

「あう、あふ、かう、かふ、さう、さふ、・・・」などを「オー、コー、ソー、・・・」と読む。現代仮名遣いでは「おう、こう、そう、・・・」と書く。

   あふぎ→おうぎ(扇)
   行かう→行こう
   さうです→そうです
   ありがたう→ありがとう
   たふとい→とうとい(尊い)
   死なう→死のう
   まうす→もうす(申す)
   だらう→だろう
   散らう→散ろう  など

   かうかう→高校
   ざふきん→雑巾  など

語頭以外の「は、ひ、ふ、へ、ほ」を「ワ、イ、ウ、エ、オ」と読む。現代仮名遣いでは「わ、い、う、え、お」と書く。

   かは→かわ(川)
   会ひます→会います
   使ふ→使う
   まへ→まえ(前)
   おほい→おおい(多い)  など

う~ん、「てふてふ」ほどには「なるほどねぇ~」とは思えないのですが(何せどうして「た」が「と」で「ふ」が「う」なのかは、どうやら昔はそのように発音していたからなのかもしれない・・・・という程度にしか理解できない;覚えることはできるけれど・・・・・ ^^;)、これはこれで、調べてみた甲斐はありました(笑)。

因みにこちらのサイトでは、旧かなづかいを現代かなづかいに書き換える試験を受けられます(笑)  

最近、KiKi はこのての「私たち日本人が捨て去ってきたもの(忘れかけているもの?)」に対する興味がフツフツと湧いてきているんですよね~。  それは旧かなづかいだけではなく、例えば「二十四節気」(1年を春夏秋冬の四季に分けさらにその四季を6期に分けた24の期間の始まりの日)とか「七十二候」(二十四節気をさらに約5日ずつの3つに分けた期間のこと)だとか・・・・。

因みに KiKi の自宅のカレンダーは「二十四節気・七十二候 歳時記カレンダー」というものなのですが、それによると本日2010年8月28日は七十二候の「天地始粛(てんちはじめてしゅくす)」(天地の気が粛然として万物が改まる頃; ようやく暑さが鎮まる頃)なのだそうですが、相変わらず今日もあっついと思っているのは KiKi だけでしょうか???

 

 

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コメント(2)

てふ(手符)の説明はトンデモなデタラメですので信じないようご忠告いたします。

もう一つの「こんなサイト」の方は信用できるサイトです。そこでも確認できると思いますが、「てふ」は単に「蝶」の漢字の輸入時にその発音が日本人に「てふ」のように聞こえたからそう書くようになっただけです。

老婆心ながら、つい書き込んでしまいました。

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