2010年10月の読書 読書メーター

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ついこの間まで「あっつぅいぃ~!!」と叫んでいたような気がするんですけど、あっという間に季節はめぐって10月も終わってしまいました。  Lothlórien_山小舎付近もチラホラと紅葉が見えるようになってきています。  秋と言えば「芸術の秋」「読書の秋」、そして「食欲の秋」。  そんな秋の入り口の10月、KiKi が読了した本をおさらいしておきたいと思います。  10月は16冊。  4000ページ弱だったみたいですねぇ。  

ところで・・・・・このページ数ってちゃんとしたデータをもとに集計されているんでしょうか???  確認してみる気はないし、これが正確な数字じゃなかったとしても何ら問題はないんだけど、こうやって数字で表示されると、ふと、そんなどうでもいいことが気になるのは KiKi だけでしょうか?

10月の読書メーター
読んだ本の数:16冊
読んだページ数:3774ページ

ドルイドの歌ドルイドの歌
ケルト伝承の中ではとっても有名な「クーリーの牛捕り」に題材を得た、少女向けファンタジーという感じでしょうか?  メリングさんの作品2冊を読了して思うのは、やっぱり彼女の作品はどことなく乙女チックだなぁ・・・・ということです。  まあ幸いにして KiKi は♀なので、その乙女チックさ加減がさほど難点には感じられないんですけど、世の男性 & 少年にはちょっとついていきにくいものがあるかもしれません ^^;  とは言いつつも、この「ドルイドの歌」がバリバリ少女向けかっていうとそこもちょっとビミョーかもしれません
読了日:10月31日 著者:O.R・メリング


妖精王の月妖精王の月
評判 & 期待に違わず、面白かったぁ!!!  この世界観!  これこそが KiKi の読書に求める「ワクワク・ドキドキ」の典型なんですよね~。  ファンタジーと言えばファンタジーなんだけど、KiKi には神話・叙事詩に近いものに感じられます。  で、舞台がアイルランドでしょ。  ベースがケルト伝承でしょ。  これはもしも誰かに素通りしろと言われていたとしても、絶対に KiKi には通り過ぎることができなかった物語だし、これからも何回か読み直してみたい作品だと感じました。  まあ、プロットが乙女チックにすぎ
読了日:10月29日 著者:O.R・メリング


日本霊異記 (岩波少年文庫―遠いむかしのふしぎな話 (3134))日本霊異記 (岩波少年文庫―遠いむかしのふしぎな話 (3134))
う~ん、なかなかビミョーな物語だなぁ・・・・・^^;  これを読んでいて最初に思ったこと。  それは「ああ、このビミョーな感じが KiKi に日本文学より英文学を選ばせた理由だったなぁ・・・・・」と。  まあ今にして思うとそれは日本文学 vs. 英文学という対比ではなくて、説教臭い物語 vs. ワクワク・ドキドキさせてくれる物語という対比なんですけどね。  編者の水上さんがあとがきでおっしゃっているように、この「日本霊異記」という物語は薬師寺のお坊様が仏教思想を民間に根付かせるために書いた物語がベースなの
読了日:10月28日 著者:水上 勉


海のたまご (岩波少年文庫 (2142))海のたまご (岩波少年文庫 (2142))
「リビイが見た木の妖精」の自然描写も美しかったけれど、こちらも負けず劣らず素晴らしいものでした。  「リビイ」が「森、林、川、田園」が舞台ならこちらはタイトルからも明らかなように「海」を舞台にした自然賛歌です。  しかもその自然賛歌はいわゆる「観光レジャー的」なそれではなく、どちらかというと原始的・・・・というか、ありのまま・・・・というか、要するに「美しくて癒される」という類のものじゃなくて、プリミティブな信仰に近いもの。  畏れと憧憬と親しみがないまぜになったもの。  自然の厳しさは厳しいままに、現代
読了日:10月27日 著者:ルーシー・M. ボストン


チェーザレ 破壊の創造者(8) (KCデラックス)チェーザレ 破壊の創造者(8) (KCデラックス)
前巻が出てから1年強という長~~いお休みがあり、満を持して・・・・という感じでようやく発売されたこの第8巻。  今回も実に美しく、そして読み応えがありました。  KiKi の心の恋人(?)チェーザレ様は美しくも大人びた美青年からあっという間に脱皮し、表舞台に出る直前の助走期間の 男 になっていました。  なんというふてぶてしさ!!  そしてなんという鮮やかさ!!  さて、一応 KiKi は高校時代に「世界史」を専攻していたはずなんだけど「レコンキスタ」こそは記憶にあったものの、「パッツィ家の陰謀」っていう
読了日:10月25日 著者:惣領 冬実


リビイが見た木の妖精 (1980年) (岩波少年文庫)リビイが見た木の妖精 (1980年) (岩波少年文庫)
う~ん、これは素敵な物語でした。  この本に収録されている「リビイが見た木の妖精」も「よみがえった化石へび」も KiKi の大好きな世界観です。  もっとも爬虫類が大の苦手な KiKi にとって「よみがえった化石へび」は蛇の描写部分になると何だか落ち着かない気分になったりもしたんですけどね(笑)  どこが素敵かって、まずは美しい自然の描写が挙げられます。  そしてそれ以上に KiKi を魅了したのはこの2つの物語で紡がれる自然に対する素朴で、素直な畏敬の念・・・・・とでも呼ぶべきもの。  美しくも厳しい田
読了日:10月24日 著者:ルーシー・M.ボストン


台所のおと みそっかす (岩波少年文庫)台所のおと みそっかす (岩波少年文庫)
幸田文さんと言えば、幸田露伴のお嬢さん。  ず~っと昔、幸田露伴の「五重塔」を読んだ直後に、そのお嬢さんである幸田文さんの「父・こんなこと」を読んでみようとしたことがあるのですが、当時の KiKi にはどことなく古臭く感じられる一切合財(特に露伴さんのあれこれ)が何となくうざったく感じられ、なかなか前へと読み進めることができず挫折したというありがたくない思い出があります。  そして当時の KiKi は日本人の女流作家の描く日常的なアレコレを言語化したものに対する興味がすこぶる薄くて、そのことが「読み進めら
読了日:10月21日 著者:幸田 文


走れメロス 富嶽百景 (岩波少年文庫 (553))走れメロス 富嶽百景 (岩波少年文庫 (553))
久々の太宰作品を読み直してみるにあたり、正直、ちょっとした期待で胸が弾むのと同時に、不安もありました。 高校時代の KiKi を魅了した作家ということは、今の KiKi にとってはあんまり感銘を受けない作家であるという可能性が高いということになってしまうので・・・・・ ^^; で、読み終わってみての感想ですが、「走れメロス」はまあ、可もなく不可もなく。 富嶽百景は KiKi の出身が静岡県であるということもあり、作品そのものに対する感慨よりもある種の郷愁を誘われたという感じ。 太宰に嵌った高校時代の Ki
読了日:10月17日 著者:太宰 治


山椒魚・しびれ池のカモ (岩波少年文庫)山椒魚・しびれ池のカモ (岩波少年文庫)
「しびれ池のカモ」が中編、「山椒魚」「おコマさん」「屋根の上のサワン」の3作が短編という感じでしょうか。  1作、1作、少しずつ書き方・・・というか、スタイル(筆致とでも呼ぶべきもの)に違いがあってとても楽しめる1冊だと思います。  どの作品もとても味わい深い趣があると思うのですが、特に KiKi のお気に入りになったのが、「しびれ池のカモ」です。  自然に対する著者の暖かい眼差しを感じるのと同時に、「人間」というしょうもない生き物をどことなく風刺しているようなテイストも感じられ、思わず2度、3度と読み返
読了日:10月14日 著者:井伏 鱒二


羅生門 杜子春 (岩波少年文庫 (509))羅生門 杜子春 (岩波少年文庫 (509))
いや~、こちらもホントお久しぶりの芥川作品の数々です。  芥川作品はそれこそ KiKi の小学生時代、夏休みや冬休みの宿題、読書感想文の課題本だったり、通常の学期の「○学年課題図書」なんかによくなっていて、ここに収録されているほとんどの作品を学校の課題の一環として繰り返し繰り返し読み込んだ記憶があります。  最後の数行にどことはなしに「道徳的」というか、「説教じみた」ことが書かれているのが、そういう「○○図書」に選抜された理由の1つだったんでしょうね。  子供時代からそういう「大人の好む良い子の条件」みた
読了日:10月12日 著者:芥川 龍之介


坊っちゃん (岩波少年文庫)坊っちゃん (岩波少年文庫)
いや~、久しぶりです。  この物語を初めて読んだのは KiKi が小学校高学年の頃だったと記憶しています。  で、小学生にも関わらず当時の KiKi は背伸びしたい年頃だったためか、はたまた今ほど「少年文庫」そのものが充実していなかったためかは定かではないのですが、KiKi の父親の蔵書である「日本文学全集」の中の1冊として読んだことを思い出します。  当時の KiKi には坊っちゃんの「べらんめい調」がなかなか受け容れがたくてねぇ・・・・・ ^^;  かと言って「狸」も「赤シャツ」も好きにはなれなくて、
読了日:10月11日 著者:夏目 漱石


白いオオカミ―ベヒシュタイン童話集 (岩波少年文庫)白いオオカミ―ベヒシュタイン童話集 (岩波少年文庫)
魔法使い、ヒキガエル、鳥の骨、暗い森など、など、など・・・・。  ドイツの昔話には必ずといっていいほど登場するお馴染みの、そして独特の雰囲気を持つ人物やアイテムがぞろぞろ登場する楽しい童話集です。  どの物語を読んでもそこかしこにデ・ジャ・ヴ感が漂います。  うんうん、これよこれ!  こういう何とも怪しげ(?)で、ワクワクやハラハラに満ちた物語。  これが幼かりし頃の KiKi を読書に惹き付けた魔法でした。
読了日:10月09日 著者:ルードヴィヒ ベヒシュタイン


火の誓い (講談社文芸文庫―現代日本のエッセイ)火の誓い (講談社文芸文庫―現代日本のエッセイ)
今日の読了本はここ最近の KiKi の読書傾向からすると、ものすご~くゆっくりと、時間をたっぷりかけて味わった1冊でした。  これは、本当に良書だと思います。  書かれている内容も深いんだけど、それより何より、こんなに美しくも雄弁な日本語を久々に読んだような気がします。  それも日本人のDNAに浸み込んでいる何ものかに、静かに、それでいてストレートど真ん中を射ぬく勢いで訴えかけてくる言葉・・・・・。  そんな言葉に溢れた珠玉の随筆集だと思います。
読了日:10月07日 著者:河井 寛次郎,壽岳 文章,河井 須也子


ガラガラヘビの味――アメリカ子ども詩集 (岩波少年文庫)ガラガラヘビの味――アメリカ子ども詩集 (岩波少年文庫)
この本、正直タイトルを見た時には「えぇ?? (疑いの目)」っていう感じだったんですよ。  このイラストのヘビはどことなく可愛げがあるものの、ガラガラヘビですよ。  しかも、その味とは、何て趣味の悪いタイトルだろう・・・・・ってね。  恐らく「岩波少年文庫全冊読破」という企画がなかったら、そして文庫本裏表紙に書かれているコメントがなかったら、KiKi はこの本を「見なかったことにする・・・・・」と即座に棚に戻してしまったんじゃないかと思います。  でもね、そうしなくてよかった!というのが KiKi の読後感
読了日:10月04日 著者:


ペガーナの神々 (ハヤカワ文庫 FT 5)ペガーナの神々 (ハヤカワ文庫 FT 5)
なんて言うか不思議な物語ですよね~。  どことなくもや~っとしている世界観。  配置されている登場人物(と言っていいんだろうか??  ほとんどが神様なんだけど・・・・ ^^;)の階層だけはものすご~くはっきりくっきりしているんですけど、それ以外はもやもや~っとしているんですよ。  そのはっきりしている階層構造は簡単に言うとこんな感じです。  <マアナ=ユウド=スウシャイ> → < ペガーナの神々> → <地霊たち> → <人間の預言者> → <地球上に生きる普通の人間など>  こんなにはっきりした構造にも
読了日:10月03日 著者:ロード・ダンセイニ


雪 (岩波文庫)雪 (岩波文庫)
この本の読みやすさの1つは中谷博士の実験がある意味でとても原始的な方法によっていることにもあるような気がします。  とかく最先端の理系の研究を表した書物は「専門家でなければ理解できない複雑な理論や関数」に溢れ、実験装置も高額で技術の粋を極め(≒ 素人にはその装置の構造そのものが理解できない)、実験手法も素人には複雑怪奇に過ぎて完璧にお手上げ状態・・・・となってしまうものが多いのに対し、昭和10年代という時代・・・・ということもあるのでしょうけれど、中谷博士のこの研究はある意味で素人にもイメージしやすいもの
読了日:10月02日 著者:中谷 宇吉郎

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このページは、KiKi (Brunnhilde)が2010年11月 1日 23:44に書いたブログ記事です。

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