赤毛のアン L.M.モンゴメリー

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子供時代からどちらかというと(・・・と言うよりかなり ^^;)苦手意識のあった「赤毛のアン」。  その苦手な本を今回読み返してみようと思ったのはひとえにこの装丁のおかげ(?)です。  ま、てなわけで本日の KiKi の読了本はこちらです。

赤毛のアン(完訳クラシック)
著:L.M.モンゴメリー 訳:掛川恭子  講談社

51B7YDEPGFL__SL500_AA300_.jpeg (Amazon)

「赤毛のアン」を完訳で大人向けに編集。  カナダのプリンスエドワ-ド島でのびのびと育つ「アン」の生き方。  魅力的な島で空想の世界に頭をめぐらす、アンの少女時代を生き生きと描く。  感動をもう一度!  (Amazon より転載)

因みに現在この(↑)版は絶版みたいです。  今も販売されているのはこちら

ふとした手違いで、老兄妹に引き取られることになった、やせっぽちの孤児アン。  想像力豊かで明るい性格は、いつしか周囲をあたたかく変えていく。  グリーン・ゲーブルズの美しい自然の中で繰り広げられるさまざまな事件と、成長していくアンを綴った永遠の名作。  講談社だけの完訳版シリーズ、刊行開始。  (Amazon より転載)

この装丁、素敵でしょ♪  KiKi の大好きな「岩波少年文庫特装版」に負けず劣らずの美しい装丁だと思うんですよね~。  こういう本だと本棚にあるだけでも嬉しくなってしまうんですよ、KiKi の場合。  そうであるだけに久々の「吾妻郡図書館」でこれを見つけた時、思わず手に取ってしまったし、かつての苦手意識はどこへやら、「そうだ、久々に『赤毛のアン』を読んでみよう♪」とまで思わせてくれちゃったのです。  あ、でもさすがに借り出し制限5冊全部をこのシリーズで借りてこないだけの分別は残っていましたけどね(笑) 

KiKi のかなり頑固な「アン苦手意識」の根っこにあるもの。  それはアンのおしゃべりが KiKi には面白いとか可愛いとは感じられず、どちらかというと鬱陶しい・・・・と感じられるということ。  又アンの感情の起伏についていけないものを感じるし、彼女が時と場所を選ばず空想の世界にいってしまうのもちょっとどうなんだろう?と感じてしまうということ。  更には子供時代にはアンを引き取ったマリラ(& マシュー)の言葉や態度にも好感が持てなかったということ・・・・・。  もっともそうは言うもののこの物語で描かれるグリーン・ゲーブルズの自然描写なんかには惹かれるものもあったんですけどね(笑)

KiKi はね、子供時代に母親から「あんたは夢見る夢子ちゃんで困ったもんだ。  もっと現実的にならなくちゃ」とよくお小言をもらったんだけど、そんな時には正面切って反論こそできなかったものの心の中では言い返していたものです。  「いえいえ、お母さん。  本当の夢見る夢子ちゃんっていうのは『赤毛のアン』みたいな女の子のことだし、『赤毛のアン』が大好きだって言うタイプの女の子のことよ。  KiKi はそれに比べればず~っと現実的よ。」ってね。

ところが(?)・・・・です。  KiKi が大学生になり英文科の学生になった時、かなり多くの学友(但し女子に限る)が「今までで一番好きだったのは『赤毛のアン』です。」「英文学を専攻したいと思うきっかけになったのは『赤毛のアン』です。」と言うのを聞いてホントびっくり仰天したんですよ。  「かくも夢見る夢子ちゃんが多いのか!!」と。   で、その時も思ったのです。  「こんなに多くの人がいいって言うんだから、やっぱり魅力のある作品なのかなぁ・・・・。  KiKi には理解できないけれど・・・・ ^^;  これはどこかで読み返してみる必要があるかもしれないなぁ・・・・・」と。  もっともそう思うだけは思ったものの、今回久々にこの本を手に取るまでついぞその機会は訪れなかったんですけどね(笑)

     

さて、久々に読んでみた「赤毛のアン」。  どうだったのか?と言われれば、昔とはずいぶん印象が変わりました(笑)  いえね、相変わらず主人公アンの人物造形にはどうにもこうにも居心地が悪い気分なのは変わらない(と言うより、昔以上に苦手感が強くなったかもしれない ^^;)んだけど、KiKi が感情移入しちゃうのが、アンを引き取ったマリラ(& マシュー)の気持ちです。  特にマリラに関しては、子供のいない KiKi も子供と相対した時にどんな風に振る舞えばいいのか戸惑うことが多いだけに、不器用ながらもアンのことを心の底から愛している様子がにじみ出ていて、思わず感無量に・・・・・(笑)

そもそも・・・・マリラ & マシューは男手が必要で孤児を引き取ることを決心したはずだったのに、そんな当初の気持ちはどこへやら、アンのことを本当の子供のように慈しみ、教育を施し、共に暮らしていく姿には頭が下がる想いでした。  そして昔は「よくわからない、はっきりしないおじさん」というイメージしかなかったマシューの姿には頼もしくも温かい「お父さん」の姿がこんなにもはっきりと描かれていたとは驚きでした。  ただ・・・・・、女性(含む女の子)が苦手という想定のマシューがどうしてアンのお喋りには辟易としないのかは今もって謎だったけれど(笑)  

物語の終盤、夢見ることは忘れないものの、かなり落ち着いた印象になってからのアンが描かれるようになり、ようやく KiKi はこの物語の主人公に親しみ・・・・のようなものを感じることができるようになりました。  マシューが亡くなった後、このアンとマリラの生活がどうなるのか?  子供時代は「赤毛のアン」で挫折して、この物語を読み進むことがなかったのですが、今回はせっかくの機会だし、今日は吾妻郡図書館に行く予定にしているので、第2巻以降も借りて読んでみようと思います。      

 

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このページは、KiKi (Brunnhilde)が2011年2月15日 07:37に書いたブログ記事です。

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