アメリカン・キルト 小林恵

| コメント(0) | トラックバック(0)

2月の第1週は我が「吾妻郡図書館」は館内整理のためお休みでした。  ようやく通常業務に戻った2月9日、久々(?)に行ってきました。  今回借りた本はパッチワーク関係が3冊、パッチワークがらみで1度は眺めてみたいと思っていた L.I. ワイルダー関連の写真集を1冊、そして KiKi が長らく苦手意識を持っていた作品・・・・ではあるものの、装丁に惹かれるものがあり、「まあ、大人目線でもう一度読み直してみようか・・・・、ひょっとしたら昔はわからなかった魅力に気が付くかもしれないし・・・・・。」と考えて手にとった「赤毛のアン」の計5冊です。   

アメリカン・キルト
著:小林恵 白水社

51XPHBQZE4L__SL500_AA300_.jpeg (Amazon)

東京オリンピックの年、単身渡米した著者はキルトと出会い、社会を草の根から動かしてきたその底力に驚嘆する!  日米をキルトでつないだ35年の記録であり、キルトの文化史でもある。  (Amazon より転載)

KiKi はね、昔から新しいことに取り組み始めると、その関連の本を読み漁る傾向があります。  20代の頃、着付けを習い始めたばかりの頃は「着物」関連の本・雑誌のみならず「江戸文様事典」とか「織物関係の本」「染物関係の本」と読み漁ったものでした。  おかげで今でもたとえば「青海波」という文様に昔の人が込めた想いは・・・・みたいなことをうすぼんやりと覚えていたりします。  ま、そんなこともあり、今年に入ってパッチワークを始めるに当たり、「キルトとは・・・・」的な読み物を探していました。  もちろん「キルトジャパン」とか「パッチワーク教室」な~んていう雑誌も購入して眺めてはいるんだけど、ああいう雑誌ってどちらかというと作品に重きが置かれているので、KiKi が考える「関連の読み物」というカテゴリーにはちょっと入らないんですよね。

で、この本。  上記 Amazon からの転載文にもあるように、日本にキルトを紹介された草分け的存在(?)の小林恵さんの書かれたエッセイ集です。  もっとも、このエッセイそのものも創成期の「キルトジャパン」への投稿記事を再編集したものらしいんですけどね。  元々は帽子職人だった著者が単身アメリカに渡り、キルトに出会い、キルト作家(と言えどもそれで食べている人よりも、他に職を持ちながらキルトを作り続けている人)とのふれあい等々が書かれています。 

社会的発言権を持たなかった時代のアメリカ女性が、ある種のメッセージボードとしてキルトに想いを込めた話だとか、開拓時代の女性たちが実用目的のみならず、相互助け合いの1つのきっかけとしてキルトをみんなで作っていた話(フレンドシップ・キルトの初期形でしょうか?)だとか、居住区の教会で行われる様々な催し物や福祉活動のいわゆる資金作りのためのキルト作成の話だとか、単なる手慰み以上のものであったキルトの歴史を知ることができたのはとても勉強になりました。

唯一残念だったのは、いくつかのキルト作品が紹介されているんですけど、どこにもカラーページがないこと。  もっとも時代背景からすれば、カラー写真そのものが珍しかった時代のお話が多いので、カラーを期待する方が間違っていると言えば間違っているんですけどね ^^;  そういう意味では昨今の雑誌が時に特集記事でクラシック・キルトを紹介してくれるのはありがたいものです。  キルトってやっぱり色使いを含めて知ることにより感動できる部分が多いような気がするし・・・・・。

 

さて、もう1冊。  こちらは「読む本」というより「眺めた本」になるでしょうか。 

ローラの思い出アルバム
著:ウィリアム・アンダーソン 訳: 谷口 由美子  岩波書店

513WNY6C9SL__SL500_AA300_.jpeg (Amazon)

「小さな家シリーズ」の作者ローラ・インガルス・ワイルダーの生涯と、作品のもととなった開拓時代の生活の実像を、アメリカ各地の博物館、公文書館、図書館および個人のコレクションする資料写真でたどる。  (Amazonより転載)

昨年、「ローラ物語」を再制覇しておいたので、ひとつひとつの写真がとても興味深く、ローラの父さん、母さんの生家の様子なんかも思い描くことができて、楽しむことができました。  割と最初の方にローラの姉、メアリーが子供時代に作った「四角つなぎ」のパッチワーク作品の写真が載っていました。  「子供時代からこんなものが作れたんだ!」と感動するのと同時に、そんな彼女を将来襲うことになる悲劇を知っているだけに胸が痛みました。  ああ、こんなものが作れた子の目が見えなくなっちゃうんだ・・・・と。  

この年になってパッチワークを始めるな~んていう暴挙(?)を思いついた KiKi が今、切実に思うのは、どんどん老眼がすすんでいくことがわかっている残りの人生、あと何年続けられるんだろうか??という不安だったりするんですよ。  パッチワークって1つの作品を作り上げるのにそれなりの時間がかかるものであるだけに、尚更そんなことを考えちゃうんですよね。  そうであるだけに、「メアリーがいずれ光を失うことになる」ということに対する感受性みたいなものが、敏感になっているのかもしれません ^^;

      

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://poco-a-poco.chu.jp/mt/mt-tb.cgi/839

コメントする

2015年2月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28

Current Moon

CURRENT MOON

東京のお天気


山小舎のお天気


Booklog



ブクログ

アーカイブ

ウェブページ

Powered by Movable Type 4.261

TrackbackPeople

クラシック・ピープルの Trackback People Site


チェロ ラヴァーズの Trackback People Site


Piano~ぴあの Trackback People Site


ピアノオススメ教本の Trackback People Site


ピアノ教室の Trackback People Site


Book Love Peopleの Trackback People Site


本好きPeople・ぴーぷるの Trackback People Site


今日読んだ本の Trackback People Site


ファンタジーが好き♪の Trackback People Site


この絵本がすごい!の Tackback People Site


児童書大好き♪の Trackback People Site


ハヤカワepi文庫の Trackback People Site


岩波少年文庫応援団の Trackback People Site


薪ストーブの Trackback People Site


週末は田舎暮らしの Trackback People Site


野菜育てPeopleの Trackback People Site


ガーデニングの Trackback People Site


パッチワークキルトの Trackback People Site


あなたの訪問は?


日めくりカレンダー


Real Time News


カテゴリ

ノルンはいくつ?

本が好き!


読書メーター

KiKiさんの読書メーター
KiKiさんの読書メーター

最近読んだ本

KiKiの最近読んだ本

今読んでいる本

KiKiの今読んでる本

読了目標





今やってるゲーム

KiKiの今やってるゲーム

このブログ記事について

このページは、KiKi (Brunnhilde)が2011年2月14日 07:15に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「実は2回目・・・・の精米体験」です。

次のブログ記事は「妖精学入門 井村君江」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

高速運賃





Edita

ブロガー(ブログ)交流空間 エディタコミュニティ

名言黒板


作家別タグ