キュリー夫人 E.ドーリイ

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今日も計画停電は見送りとのこと。  と言うことでネットの情報をいろいろチェックしていたらこんな記事に出会いました。  

関西首長 「西から東を、日本を元気に」過剰自粛に『待った!』

まあ、いろいろな考え方があるだろうけれど、KiKi はとりあえず大きな被害もなく、同時に関東圏のような電力不足による計画停電という問題を抱えていない西日本が、東日本に遠慮してあれこれ自粛したり、下を向く必要はないと思います。  必要がないだけではなく、個人的には「本当に勝手なお願いで申し訳ありませんが、今は日本を支えてください」と頭を下げたいぐらいです。  

ま、それはさておき、あんまりこのブログの趣旨と離れたエントリーばかり書いていてもしょうがないし、いつもお邪魔している YO-SHI さんのブログのこちらのエントリー

直接の被災者でなくとも、地震の後では心理面を含めて生活が変わってしまいました。  特に関東ではその影響はとても大きい。  そんな時に「前と同じ」日常が感じられることは、とても大事なことなのかもしれません。

という記述を読み、なるほどと KiKi もそろそろ「普通の」「前と同じ」類のエントリーに戻りたい、戻るべきだろうと思いました。  計画停電が実行される日にはエントリーを書かない・・・という自分に課したルールまでは撤回する気分ではないけれど、これからのエントリーでは「読書」「音楽」「山小舎暮らし」をメインとしたエントリーに戻りたいと思います。  ま、てなわけで本日の KiKi の読了本はこちらです。

キュリー夫人
著:E.ドーリイ 訳:光吉夏弥  岩波少年文庫

51CvlUHVbpL__SL500_AA300_.jpeg (Amazon)

ロシア占領下のポーランドで貧しい少女時代を過ごし、パリで苦学したマリーは、やがて物理学者キュリーと結婚する。  不屈の研究生活をつづけ、ついにラジウムを発見し、ノーベル賞を受けたキュリー夫人の生涯。  (文庫本扉より転載)

 

今回の地震がどうして起こったのか?  防災に大切なことは何なのか?  今、福島原発は大変な状態だけど原発ってそもそもどんなもの?  エネルギー供給の現状はどうなっていてこれから何を考えるべき??  考えても考えてもコレ!というアイディアが浮かびません。  そもそもアイディアがどうのこうのと言う前に知らないことが多すぎる自分に愕然としています。  こういうことを考えるにはもう少し勉強しなければ何も前に進みません。  それよりは自分の人生に果敢にチャレンジした偉人の生き様から力・勇気でも得るべきだろう!と思ってこの本を手に取りました。

キュリー夫人は子供の頃の KiKi のアイドルでした。  いえ、決して物理学とか科学に興味があったから・・・・ということではなく、女性ながらも偉大な功績を遺した人物ということで「女だって頑張ればヒトカドノモノになれる!」というお手本みたいな人だったからです。  だから子供時代には何種類もの「キュリー夫人伝」を読んだし、ひょっとしたらこの本もその中の1冊だったかもしれません。

以前このエントリーでお話した「創刊60年記念 リクエスト復刊」の中の1冊(今回ご紹介している本の画像はその復刊版のもの)です。  岩波少年文庫の中では異例の偉人伝が「エジソン」でも「パスツール」でも「ファーブル」でもなく「キュリー夫人」であることが何だか嬉しい・・・・♪  (著者の作品にはこの「キュリー夫人(≒ ザ・ラジウム・ウーマン)」の他に「ファーブル(≒ ザ・インセクト・マン)」、「パスツール(≒ ザ・マイクローブ・マン)」の2冊があるとのこと)

超人的な女性で「見習おう」というよりは、「恐れ入りました」と思わず萎縮しちゃう人物像ではあるけれど、現代人にはなかなか見られない本当の意味での「社会性」を持った女性だと思います。  彼女が示すこの稀有な社会性は圧政下のポーランドで育ったことと無関係ではないのかもしれません。  

もっとも感動したエピソードがラジウムを発見した夫妻に特許をとって世界中のラジウム製造からあがる利潤を得るチャンスがあったにも関わらずそれを

「それはできません。  科学の精神に反することになるでしょうから・・・・。」

と言ったというくだり。  そして、後日、アメリカのマスコミ人(?)が発見者であるにも関わらず1gのラジウムも個人として持っていないというキュリー夫人に「キュリー夫人ラジウム基金」を創設し、アメリカ大統領からプレゼント・・・・という段取りをつけた時(その贈呈式の前の晩)に弁護士を呼んで、その1gは法律的に自分の研究所に贈るようにするというエピソード。  「来週でもいいでしょうに」というそのマスコミ人(?)にキュリー夫人は

「今夜にでも、わたしが死ぬかもしれませんから」

と言って聞かなかったとのこと。  ね?  恐れ入っちゃうでしょう?(笑)  彼女の学問に対する真摯な努力にはもちろん感動するんだけど、

「私たちの発見に、金銭的な値打ちがあるとしても、それはただの偶然にすぎません。  そのような偶然を、利益のために使うことはできません。  それに、ラジウムは病人の助けにもなろうとしています。  それから利益をあげるなんてことは、わたしにはとてもできそうにありません。」

という言葉に、崇高な科学者の精神を感じ感銘を受けました。

 

明日からはこれからのことを KiKi なりに考えるためのお勉強の一環として岩波ジュニア新書からとりあえず以下の5冊を読んでみようと思っています。

「新版 原発を考える50話」
「調べてみよう エネルギーのいま・未来」
「これからの防災・減災がわかる本」
「地震・プレート・陸と海 地学入門」
「豊かさのかげに」


追記) 宮崎駿50選の中での宮崎氏のコメント

むかし、偉人伝をいくつも読みました。  学問にうちこんだ人は、きっとえらい人なんだと思いましたが、自分ではけっして学問に熱心にはなりませんでした。  ベートーヴェンの音楽を知らないのですから、ベートーヴェンの伝記はチンプンカンプンでした。  アレキサンダー大王はおもしろかったのですが、どうして彼が偉人なのか判らないままでした。  今は、本当に偉い人々がいたことや、いることを少し知るようになっています。  あまり有名でない人の中にもいます。  そうした人を知ると、ぼくは偉大だと思うより、たいていその人が好きになってしまいます。  キュリー夫人に会っていたら、やっぱり好きになっていたと思います。  (2011年12月15日転記)

 

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このページは、KiKi (Brunnhilde)が2011年3月21日 16:16に書いたブログ記事です。

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