地震・プレート・陸と海 深尾良夫

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今回の震災を機に、これまで興味を持たずにきた多くの事に関して慌てて俄か勉強を始めた KiKi です。  こういう俄か勉強の友として KiKi が長らく重宝しているのが岩波ジュニア新書のシリーズです。  蔵書数では必ずしも盤石とは言い難い我が吾妻郡図書館も岩波ジュニア新書は揃っています ^o^  ま、てなわけで「原発」「エネルギー」に引き続き KiKi が読了したのはこちらです。

地震・プレート・陸と海
著:深尾良夫  岩波ジュニア新書

518XBVCQ8NL__SL500_AA300_.jpeg (Amazon)

「陸と海はどうちがう?」 「地球のふくらんでいるところが陸で、へこんでいるところが海」 この答えは正しいだろうか。  大規模なプレートの運動によって、海が拡がり、地震・火山・しゅう曲などの地質活動が起こっている。  そのダイナミックなメカニズムを、わかりやすく解説。  調べれば調べるほど地球は面白い。  (新書本裏表紙より転載)

プレート境界型(海溝型)地震と直下型(活断層による)地震。  今回のような災害が発生すると言葉だけはよく聞くし、耳には残っているけれど正直ほとんど理解できていない KiKi。  今回の地震が発生する前に何度も「東北は暫くの間、地震には注意が必要」という警告を発していた学者さんたちがいらした一方で、「ふ~ん、最近では地震のことがある程度予測できるようにまでなったんだ。  凄いねぇ。  でも、起きる直前に『来るぞ~!  危ないから避難しろ~!!』という警報が発せられるようにならなくちゃねぇ・・・・」と凡そ他人事だった自分にあらためて気が付きました。  「地震大国」に住みながら地震のことがほとんどわかっていないんじゃ情けない・・・・・。  ま、そんな焦りのような気分からこの本を手に取りました。

読了しての最初の感想は「う~ん、難しい!!  ジュニア新書と言えどもこれは侮れない」というものでした。  表紙の絵は可愛いし、本のスタートは架空の地底探査ロケットの旅のお話とバリバリ文系の KiKi にもついていきやすい本だったのですが、途中から融点分布やら音波やら磁気異常やらというはるか昔に物理の授業で習っただけで KiKi の人生にはまったく登場しなかったような言葉が頻発しだすにつれオロオロしだし、「リソスフェア」だの「アソスフェア」だのという専門用語が登場するに至っては「読み進めるのをやめようか?」と思っちゃったぐらい。  因みにこのリソスフェア & アソスフェア以外には地学専門用語と思しき単語は出てこなかったのですが、KiKi のような超ど素人には締まらなくてもいいから(著者がこの言葉を使う際にそう言い訳(?)している)それらのリソスフェアとアソスフェアが何者かを説明してくれているくだりの「カチカチ層」「ネトネト層」という言葉を使い続けてくれた方が嬉しかった(苦笑)  

歳のせいかこういう専門用語を一冊の本を読み終わるまでという短い時間の間であってさえも、ちゃんと記憶できなくなっちゃっている最近の KiKi は手元に「リソスフェア ≒ カチカチ層」「アソスフェア ≒ ネトネト層」と書いたアンチョコを常に手元に置いて読み進めていたぐらいです。

  

でもこれまでアイスランドの地形の話は地形の話として、海溝の話は海溝の話として、プレートの話はプレートの話として、バラバラの断片での聞きかじり程度だった事象がこの本を読んで初めてちょっぴりつながったような気がします。  そして私たちが住む地球がどんな構造になっているのか、今までよりは何となくわかってきたような気分です。  

プレートとプレートがずれたときに地震が発生する・・・・ということは何となく知っていたけれど、何も起こっていない(と私たちが感じている)時にも年に数センチというレベルでは移動しているというのも驚きでした。  年に数センチなので仮に KiKi が80年生きたとしてもその間に移動するのは5メーター前後で子供時代に習った世界地図の絵が大きく変わることはそんなにはないのだろうけれど、何億年、何千億年という先には KiKi が習った「地理」の知識は現実とは大きく乖離している可能性が高いっていうことに何とも言えない感動を覚えました。  地球と言う天体そのものが生き物のようです。

KiKi にとって山っていうのはそこにデンと構えているものだったし、日本の神学的には神様の鎮座される場所だったわけだけど、悠久の時の中では神様も座る場所をあちらこちら変えていらっしゃるんだなぁ・・・・と妙なことを想像し、その時には神様の世代交代もあるんだろうか?とかますますミョウチクリンな想像を逞しくしている自分に思わず苦笑・・・・です。

でもこういうことを一所懸命研究されていらっしゃる方がいるおかげで、KiKi のような素人でも地球の構造を1冊の本を読んでいる間に少しは知ったような気分になれるというのは素晴らしいことだと思いました。  地学っていう学問分野は恐らくはイマドキはさほど流行らない学問分野なんじゃないかと思うんだけど、こういう学問はやっぱり必要だなぁ・・・・と。  気が遠くなるほど真実に近づくのには時間がかかる、ひょっとしたら人1人の一生(と言っても成人後の時間だから若干目減りするけれど)では進歩らしい進歩は感じられないかもしれない、およそ「効率的」という言葉とは縁遠い世界かもしれない学問分野の1つのような気がするんだけど、そういう分野がもっと見直され評価されるべきなんじゃないか?  そんなことも感じました。

      

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