グレイ・ラビットのおはなし A.アトリー

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世の中にはとっても有名なうさぎが何匹もいるわけですが、KiKi にとって最も馴染みの深いうさぎちゃんは月に住んで餅つきに励んでいるうさぎちゃん。  2番目がこの物語の主人公のグレイ・ラビット。  そして3番目にようやく顔を出すのが、ピーター・ラビットです。  イマドキの女性なら恐らく順番は逆(しかも月に住む餅つきウサギはランクインすら果たさないかもしれない ^^;)だと思うのですが、KiKi 自身がピーター・ラビットに出会ったのはかなり遅かったんですよね~。  動物を擬人化した物語っていうのは「何歳の時にその物語に出会ったのか?」が結構キーになって親しみ具合が変わってくると思うんですよ。  ピーター・ラビットが最初に世に出たのが1902年だったのに対し、こちらのグレイ・ラビットが世に出たのは1929~1932年ということなので、ピーター・ラビットに先に出会っていてもちっともおかしくなかったはず・・・・・ではあるのですが、たまたま KiKi の場合はグレイ・ラビットに先に出会ってしまった故のランキングということでしょうか?  ま、何はともあれ、本日の KiKi の読了本はこちらです。

グレイ・ラビットのおはなし
著:A.アトリー 訳:石井桃子/中川李枝子  岩波少年文庫

51WGENC5XJL__SL500_AA300_.jpeg (Amazon)

働き者のグレイ・ラビットは、森の一軒家でリスや野ウサギと一緒に暮らしています。  牛乳屋のハリネズミ一家、物知りのフクロウ、おそろしいキツネなど、森の動物たちとともにくりひろげる冒険を描いた、幼年文学の傑作。  (文庫本裏表紙より転載)

大人になって多くの物語と接した後でこの物語を再読してみると、もう一匹の超有名ウサギ;ピーター・ラビットとの類似点やらその他多くの童話集のモチーフとの類似点にどうしても気がついてしまい、「何となくオリジナリティには欠ける作品だったんだなぁ・・・・」という感想を持ってしまうんだけど、それでも逆にA.アトリーならではの美しい自然描写、美しいだけではない自然描写はやっぱり際立っているなぁとも感じるわけで、ちょっと複雑な気分です。

訳者あとがきによれば、この物語の挿絵画家としては、この岩波少年文庫版のフェイス・ジェイクスよりも初版本に挿絵を描いたマーガレット・テンペストの方が高評価とのことなんですけど、KiKi の場合は最初に出会ったのが岩波書店さんのこのフェイス・ジェイクス版だったために、ピーター・ラビットの挿絵がポターのものしか考えられないのと同じように、グレイ・ラビットの挿絵はやっぱりフェイス・ジェイクスなんですよね~。  

いずれにしろ子供時代に出会った本の印象って言うのはかくも長きにわたって人の心に住みつくものか!と改めて感嘆している次第(笑)

  

さて、アトリーの「グレイ・ラビット」シリーズは実際にはこの岩波少年文庫に掲載されている4作(「スキレルとヘアとグレイ・ラビット」、「どのようにして、グレイ・ラビットは、しっぽをとりもどしたか」、「ヘアの大冒険」、「ハリネズミのファジー坊やのおはなし」)のみではなく、もっともっといっぱいの「シリーズ物語」があるらしいのですが(実際かつては評論社さんだったか偕成社さんだったかから、「リトル・グレイ・ラビットシリーズ」ということで10冊ぐらいの本が出ていたような記憶があったりする)、実はこの4作以外を KiKi は読んだことがありません。  いずれは読んでみたいなぁと思っているんですけどね。

KiKi はこの物語に出てくる中ではちょっとできすぎの感のあるグレイ・ラビットよりも、彼女と同居している欠点だらけの2人(?)の方に魅力を感じることが多いんですよね~。  欠点は多いけれど、どこか憎めないこの2人。  なんとなく横柄で怠け者オーラを発しているこの2人とこまねずみのようにクルクルと働きまわるグレイ・ラビットが仲良く、生き生きと暮らしている様が何とも言えない魅力だと思うんですよね~。  親近感が湧く・・・・とでも言いましょうか(笑)。  

そしてね、 KiKi のイチオシのキャラクターはこの3人の中にはいなくて、実は牛乳配達の「ハリネズミどん」なんですよ。  天秤棒をかついだ挿絵が何とも言えず魅力的だし、ファジー坊やの自慢のお父さんというキャラ設定が何とも言えず、しかもどことなく奥さんのお尻に敷かれているっぽい雰囲気を漂わせているあたり、ほのぼのとしていてよいなぁ~・・・・と(苦笑)  もっとも「ハリネズミのファジー坊やのおはなし」ではほのぼのとばかりも言っていられないんですけどね。

ところで・・・・・

グレイ・ラビットと言うと、ひょっとすると日本ではこの物語よりもブリキ缶ペン・ケースでの方が実は有名だったりするかもしれません。  残念ながら KiKi の所持品の中にはないので写真でご紹介することができないのですが、KiKi の学生時代(だから随分前のことだけど ^^;)、この Little Grey Rabbit のブリキ缶ペン・ケースを持っている友人が何人かいました。  そのうちの半数ぐらいは「ピーター・ラビットかと思って買ったんだけど、違ってた~!!」と叫んでいたことが懐かしい(笑)

 

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