デイウォーク in たかやま 2011 に参加

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昨日、我が高山村では大イベント(?)が敢行されました。  昼間に村内をお散歩(?)するデイウォーク、そして星が名物の高山村を夜歩く、ナイトウォークです。  どちらも新参の村人である KiKi にはとっても興味深かったんだけど、夜遊びは東京時代に散々したので(もっともあっちは飲んだり歌ったり踊ったりで、こっちは星座鑑賞 & お散歩だから随分中身が違うんだけど ^^;)、デイウォークに参加してみました。  デイウォークは村の地域振興課というところが主催する今年から始まったイベントで、ナイトウォークは村の商工会の主催とか。  ちっちゃな村ではあるけれど、皆さんいろいろ工夫をこらして頑張っていらっしゃいます!  デイウォークでは3つのコースが準備されていて、このうち KiKi は「秋の四辺形 高山村歴史散策コース」と銘打たれたコースを選択しました。  なぜ、このコースが「秋の四辺形」なのか?は今日、このエントリーを書いている間に判明しました。  こういうこと・・・・・のようです(笑)  へぇ!  あのコースはペガサス座だったんだ!!  なかなか洒落たネーミングだったんじゃないですか!!

ま、それはともかくとして、このデイウォークのコースはこ~んな感じです。

ふれあいプラザ(村の温泉施設) ~ 中山城址 ~ みくに屋(農産物直売所;因みに上州高山農園ではこちらの直売所に納品しています♪) ~ 三国街道中山宿新田本陣 ~ 本宿本陣 ~ 中山神社(このあたりの人は初詣ではここへお参りするらしい・・・・) ~ 田んぼアート ~ ふれあいプラザ  距離約4.5Km  所要時間 約2時間

KiKi はこのコースのうち、スタート & ゴール地点である温泉とみくに屋さんと新田本陣(但し外から眺めただけだけど)には行ったことがあるけれど、それ以外の場所はお初です。  で、ここ高山村にLothlórien_山小舎を構えて以来、ここは昔誰の所領だったのか?疑問に思いつつもちゃんと調べていなかったので、今回のこのツアーはとっても楽しみでした。

2011_Sep25_009.JPG

さて、集合場所に指定されていた「ふれあいプラザ」に行くと、こ~んな景色に遭遇。  若者が2人、杵を手に餅つきの準備をしています。  いや~、杵と臼の実物を見るなんて何年ぶりのことでしょうか!  子供の頃には自宅で餅つきをしていたんだけど、ひょっとしてそれ以来??  今でもちゃんと、あるところにはあるんですねぇ。  そしてもっと驚いたのは、村には若者がこんなにいるんだということでした。  まあ、よくよく聞いてみると、彼らは都会の大学生で今年の夏「体験田舎暮らし」みたいなことで、何日間か村に滞在していた青年たちだったらしい・・・・・。  で、今回はこのイベントに参加するためにわざわざ自費で村まで来てくれたらしい・・・・・。  KiKi の学生時代には少なくとも KiKi の周りにはこういう活動をしている仲間はいなかったので、か★な★り 新鮮でした(笑)。

そして今回のデイウォークの案内人を務めてくださるのは、高山村ガイドボランティアのお2人です。  ガイドボランティアを募集していたことも知らなかったし、まだまだ村人にはなり切れていない KiKi です ^^;

 

さて、村の温泉施設「ふれあいプラザ」を後にして、当然のことながら徒歩で、最初の目的地「中山城址」に向かいます。  東京ではお散歩大好き♪でチョコチョコとお散歩をしていた KiKi ですが、実はこの村でお散歩をしたことはほとんどありません。  いえね、Lothlórien_山小舎近辺は歩いてみたことは何度もあるんですよ。  でも、この「ふれあいプラザ」付近は歩いてみたことがないんですよね~。  と言うのも、ここは山村です。  もう少し若い頃ならともかく、やっぱり山坂を見ると躊躇しちゃう年齢になっちゃっているんですよね~。  で、Lothlórien_山小舎から「ふれあいプラザ」までの道程は今の KiKi の感覚としてはお散歩コースにはなりえない・・・・・。

で、「ふれあいプラザ」に行くときはお風呂に入りに行くときだから、付近をお散歩してみようとは思わない・・・・・。  村内を移動するときもいつも車を使うので、お散歩モードには入らない・・・・・・ ^^;  でも、実はこのあたり、一面の田んぼが広がっていて、特に今の季節は「黄金の波」が美しくて、実にいい景色なんですよね~。  で、本当だったらその季節はこ~んな感じと、この美しい風景を写真でご紹介すべきところなんですけど、あまりにも気持ちが良くて、カメラのシャッターを押すのを忘れていました ^^;

中山城は山城(というよりは、恐らくは砦にちょっと毛が生えたもの)です。  典型的な里山風景の小さな山を登ったところにお城(跡)がありました。  配布していただいた資料によれば

真田氏が沼田へと通った真田道と、江戸から越後に通じる三国街道の交点に位置する

とのこと。  じゃあ、真田氏が築城したものだったのかと言えばさにあらず、どうやら北条氏が建てたものだったようです。  北条氏が築城したお城と言えば、小田原城が恐らく一番有名なんじゃないかと思うんだけど、KiKi にとっては箱根路の入口付近にある山中城址がもっとも身近な存在で、実家にいた頃は何度も訪ねたものでした。  そうであるだけに、どうしてもあちらと比較したくなってしまいます。  山中城址の方は、今では今回リンクさせていただいたサイト(↑)にもあるように、とっても綺麗に整備され、イッチョマエの観光地並みの城跡になっていますが、KiKi の子供時代には丘があるだけの荒れ山同然の姿で、「夏草や、兵どもが夢のあと」という杜甫の句が頭をよぎらざるをえないような場所でした。  そして、今回訪れた「中山城址」はそんな頃の「山中城址」を彷彿とさせるような寂れ具合でした。

2011_Sep25_010.JPG

ここにお城があったことを物語るのはこんな小さな祠と立看板のみ。  資料によれば

北方山麓から伸びる舌状大地を利用し、地形に合わせて南北に長く作られている。  平山城の丘城で、中央に本丸、その外側に二の丸、さらにその外側に三の丸というように同心円状に配置されている輪郭式となっている

とのこと。  同様に資料に書かれているこの城の沿革によれば

1582年(天正10年)12月、小田原北条氏が、武田家滅亡と織田家の混乱に乗じて西上野領有の目的で築城を命じた。  真田氏の上田~沼田間への楔を打ち込み、沼田城の攻略と、吾妻地区を掌握する軍事目的で約1年という短期間で築城された(斎藤慎一氏による)。  廃城については諸説あるため定かではない。

とのこと。  秀吉の小田原攻めの際に、その防御壁としての役割を担い、多くの血が流された山中城と比較すると、かなり穏やかな・・・・と言うか、静かな時を刻むことができたお城だったように感じられました。  祠の隣にならぶ小さな石塔も決して首塚ということでもないみたいだったし・・・・。  KiKi の記憶が正しければ山中城には豊臣方、北条方、敵味方双方の兵の魂を鎮めるために一緒にお祀りした石塔があったように思います。

さて、お城があったことを物語るものがほとんどないと言っても過言ではないこの中山城址。  それでもこの祠がある「本丸跡」から見ると、なるほど、ここはお城だったんだと納得できる景色がありました。  それがこちら。

2011_Sep25_011.JPG

今では単なる林・・・・に見えなくもないここ(↑)は「お堀跡」です。  山中城みたいな「障子掘」とか「畝掘」みたいな侵攻しにくくするための工夫は皆無で、「登る気になれば登れそうな(但し、上から矢やら石やらが飛んでこない状況であれば)」程度の堀であるあたりからも、ここが合戦の舞台となったことはちょっと想定しにくい感じ・・・・。  因みに山中城のお堀(但し、近年の復元後の姿で、かなり美しく見えるだけですが)の姿はこんな感じなんですよね~。

260px-YamanakaJo_ShojiBori.jpeg

さて、中山城の次は、KiKi も日頃から何かとお世話になっている「直売所」の「みくに屋」さんへ。  最近、ちょっとご無沙汰だったので、正直なところ顔を出し辛かったのですが、笑顔で迎えていただきました。  そして「すいとん」をごちそうになりました。

でね、実はこの「みくに屋」さん。  以前から KiKi にはとっても気になる建物が併設されているんです。  それがこちら(↓)。

2011_Sep25_012.JPG         

ちょっと傾いているのは地震のせい・・・・ではなく、カメラマンの腕のせい(苦笑)  何とも雰囲気のある古民家でしょう。  納品にお邪魔するたびに気になっていたんだけど、なかなか「見せていただいてもいいですか?」の一言が言えなかったんです。  でも、今日は村のお墨付きをもらった「歴史散策」の一員ですから、思い切ってお願いしてみたらあっさりOKが・・・・・。  この建物、いずれは「お蕎麦屋さん」をここで開業する予定だったのだそうですが、今のところその計画は頓挫している(?)らしい・・・・・・。  でも、納品に来るたびにどなたかが庭の手入れをしたりとメンテナンス作業は随時行われているので、勿体ないなぁ・・・・・。

さて、この建物の中もとっても素敵でした。

2011_Sep25_014.JPG 

こんな見事な屋久杉のオブジェのような、テーブルのようなものがあったり・・・・・

2011_Sep25_013.JPG

古き良き時代の調度品があったり・・・・・・

心落ち着く、空間がここにはありました。  ホント、これをこのままにしておくのは勿体ない!!  「お蕎麦屋さん」がダメなら「喫茶店」でも「休憩所」でも何でもいいから活用できればいいのにねぇ。  もっともこれ、村の財産ではなく個人の所有物らしいから、持ち主がやりたいことをするための空間であることに違いないんですけどね。

さて、「みくに屋さん」で軽~く小腹満たしをしたら、次の目的地は「三国街道中山宿新田本陣」です。  外観はこんな感じです。

20110908_2538121.jpeg

この外観は KiKi にもお馴染みでした。  と言うのもね、この隣に郵便局があってそこへ来ると必ずこの建物 & 看板が目に入るからなんですよね~。  で、今日もこの外観を拝見してお終いかなぁ・・・・と思っていたらさにあらず。  今日はこの中に入って、ご当主の解説まで伺うことができました。  で、このあたりで KiKi のカメラが電池切れ寸前になってしまったので、ここからはちょっと写真が少なめになります。

2011_Sep25_015.JPG

これ、一応、お殿様のご寝所となるお部屋の障子なんだけど、奥の富士山にも見えるような模様がかなり気に入ったので撮影してみました。  で、この裏手にお殿様のおトイレがあって、今回はそれを拝見しました。  一応小さい方用のトイレと大きい方用のトイレの2つが設置されていて、それがとっても素敵な陶器でできていました。  ビックリしたのは、江戸時代は当然のことながら水洗トイレな~んていうものは望むべくもないのですが、このトイレは「砂洗トイレ」だったのだそうです。  で、お殿様が用を足されると砂ごと交換(ついでに健康チェック)していたのだそうです。  これは、KiKi には Brand New のお話でした。

ここには長岡藩主の牧野さんがいつ泊まったとか、いつ休憩されたというような記録を残す木の看板みたいなものが残っていたり、明治以降は郵便局 兼 預金預り所 兼 東京放送(今のNHK)ラジオ聴取の申込所(要するに今でいう受信料の申込窓口) だったりしていたことを示す木の看板なども残っていました。

でね、おまけの情報として高山村ガイドボランティアの方が教えてくださったのは、この本陣跡の隣に郵便局があるのは、その名残であり、この郵便局は特定郵便局だったのだそうです。  つまりあの本陣のご当主様の地所に郵便局はあり、あのご当主様は郵便局長を兼務されていた(ひょっとしたら今も?)っていうことですよね~。  あの郵政民営化の話があった頃、KiKi は大都会のど真ん中でビジネス・ウーマンをしていたので、「特定郵便局」という単語を聞いても右の耳から入って左の耳へ出て行ったようなところがあったのですが、いきなり身近な単語として KiKi の心にズシンと落ちてきました。

あの郵便局は特定郵便局だったからこそ、今もあそこにある。  そして KiKi が高山村で過ごす時間が増えるにつれてお世話になる頻度が増えている。  経済的合理性だけを追求したら、なくなってしまっていてもある意味仕方なかったかもしれない(KiKi の個人的な考え方としてはこの意見には反対ではあるけれど)公共施設であることを考えると、今も残っていてくれて本当に良かった!!  もしもあの時、あの郵便局が閉鎖されてしまっていたとしたら、KiKi は郵便局に用があるたびに片道30分ぐらいをかけて山を下りなければならなかったところでした。  因みに吾妻郡の「村」と名がつくエリアの大半はこの「特定郵便局」だったとのこと。 

さて、次の訪問先は「本宿本陣(跡)」でした。  ここは・・・・・、あの本能寺の変の年に落雷により焼失した旧の本陣(跡)で、立て看板がある以外は見るほどのものではなかったし、中にある建物も「一般家屋」で、プライバシーということを考えてもあんまり覗き見はできそうもない場所でした。  ついでに KiKi のカメラの電池残量が危うかったので写真もナシです。  

そして最後の訪問先が「中山神社」。  高山村の中山地区の大半の方が初詣でお参りする神社なのだそうです。  こちらも小さな丘の上にあります。  日本神話の神様方は山に座しておられることを考えあわせると、まっこと「神社らしい神社」だと思います。

2011_Sep25_016.JPG

派手なところは何もなく、KiKi の実家近くの八幡神社よりもさらに古びていて、ついでに寂しい感じのお社だったけれど、何となく「日本人のルーツ」みたいなことを考えさせられる佇まいでした。  因みにこの神社、神社にはありがちなお賽銭箱がどこにも見当たりませんでした。  ガイドボランティアの方に伺ってみると、今は初詣の時ぐらいしかお賽銭箱は外に出なくて、お社の中にしまわれているのだそうです。  で、その背景にあるのは、「賽銭荒らし」がいたのだとか・・・・・。  因みに以前逮捕されたこの泥棒さんは村外の人だったらしいのですが、ガソリン代をかけてこの山の麓まで来て、夜の山道をせっせと登ってここまで来て、ふたを開けてみたら1000円程度のお賽銭しか盗めなかったという顛末だったらしい・・・・。

罰当たりと言う意味ではもってのほかだと「賽銭荒らし」の話を聞いたとき、腹立たしく思ったけれど、苦労の割の実入り(という表現をするのも罰当たりだとは思うけれど ^^;)の悪さには思わず笑ってしまいました。  来年のお正月、KiKi はどこで過ごすことになるのかまだ決めていないんだけど、もしもLothlórien_山小舎で過ごしていたら、是非、この神社に来たいなぁと思いました。  「出雲大社」「伊勢神宮」「明治神宮」といった、立派で大きな神社も素敵だけど、こういう素朴な村の神社にこそ心惹かれるようになったのはやっぱり年齢でしょうか?(笑)

いや~、なかなか楽しいツアーでした。  こういうイベントにはもっともっと参加して、多くの村人と触れ合ったり、村のことを知ったりしていきたいなぁと思いました。  こういう機会を企画してくれた村の「地域振興課」には感謝、感謝です。

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このページは、KiKi (Brunnhilde)が2011年9月25日 08:30に書いたブログ記事です。

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