パズル・パレス D.ブラウン

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映画DVD鑑賞から始まった KiKi の D. ブラウン作品再読計画。  とりあえず今日のこの1冊(文庫本2冊)で一旦終了としたいと思います。  まあ、単品を時間をあけて読む分にはそこそこ楽しめるのですが、さすがにここまで連続して読むと「もうお腹いっぱい、ごちそうさま♪」という気分になってきます。  まあ、それだけある種のマンネリ化があるわけですが・・・・・・ ^^;  ま、いずれにしろ本日の KiKi の読了本はこちらです。

パズル・パレス(上)
著:D.ブラウン 訳:越前敏弥 & 熊谷千寿  角川文庫

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パズル・パレス(下)
著:D.ブラウン 訳:越前敏弥 & 熊谷千寿  角川文庫

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史上最大の諜報機関にして暗号学の最高峰、米国家安全保障局のスーパーコンピュータ「トランスレータ」が狙われる。  対テロ対策として開発され、一般市民の通信をも監視可能なこの存在は決して公に出来ない国家機密だった。  が、この状況に憤った元局員が、自ら開発した解読不可能な暗号ソフトを楯に「トランスレータ」の公表を迫る。  個人のプライバシーか、国家の安全保障か。  情報化時代のテロをスリリングに描いたスリラー。  (文庫本上巻裏表紙より転載)

暗号解読官スーザンは暗号ソフトを「トランスレータ」で解読しようとするが、解読どころか、国家安全保障局そのものの機能さえも麻痺してしまうという絶体絶命の事態に...  ソフトを凍結させるパスワードを求め、アメリカ、スペイン、そして日本を舞台に、究極の天才頭脳たちが火花を散らす、時限暗号解読作戦が始まった!  知的スリルと興奮に溢れ、すでに完成されていたダン・ブラウンの鮮烈なデビュー作。  (文庫本下巻裏表紙より転載)

この作品が初読で、「ダ・ヴィンチ・コード」も「天使と悪魔」も読んでいない状態だったら、それなりに楽しめた作品だっただろうと思います。  でもね、残念なことに今回は初読じゃなかったし、ついでにその他のD.ブラウン作品を立て続けに読んだ後だったし、さらに言えばあまりのワンパターンさにかなりダレてしまう読書と相成りました。

たまたまこの前に読んだ作品が「ロスト・シンボル」で、あちらで「アメリカ」という国と「古の~」という謎の本質がアンマッチだと感じ続けていたのに比べると、この作品で扱っている題材はかなりアメリカ的だし、ブラウン氏が本国でこの作品を書かれた直後(1998年)に読んでいれば、「ヘェ!指数」も「ハラハラドキドキ指数」も、もっともっと強かっただろうなと思います。  もっとも「ラングドン・シリーズ」の特徴の1つである「走る!大学教授」という路線はしっかりとそのままで、その大学教授がアマチュアの割には暗殺のプロから見事に乗り切る・・・・・というご都合主義は著者の処女作にして健在というのが結構笑えますが・・・・・。


でもこうやって続けざまに読み比べてみると、この方の作品っていうのは「謎解き」部分のテーマの調査に感銘を受けなくはないんだけれど、それ以外の部分は常に同じような人物配置、時限爆弾みたいな「時間との勝負!」による緊迫感、最後のどんでん返し・・・・・・とワン・パターンですねぇ。  ついでに言えばこの作品に登場させた日本人の取扱いに関しては苦笑せざるをえない・・・・・。  いえね、わかるんですよ。  ノース・ダコタのアナグラムになりそうな名前をつけた結果としてタンカドになったというのはね。  でも、日本人読者の多くが「へ??  それ、どんな字書くの???  だいたいそんな名前の友達は自分の人生の中で出会ったことないし・・・・・ ^^;」と感じちゃったのではないかしら??

広島原爆の話が出てくるけれど、この話もねぇ・・・・。  被爆国の国民としてはどうにもこうにも腑に落ちないというか、居心地が悪いというか・・・・・。  原爆投爆国の人が被爆国のことを扱って作品を書くとこうなるのか・・・・・(ため息)っていう感じ(?)でしょうか。

NSAという機関そのものが(もちろん実在することは知っているんだけど) KiKi にとってはどちらかというと「映画でお馴染み」っていう感があって(例えば、「スニーカーズ」とか「グッドウィル・ハンティング」とか「エネミー・オブ・アメリカ」とか「レッドオクトーバーを追え」とか、とか、とか・・・・)、ついでに言えば「スパイ天国、危機管理能力希薄な日本人」ということもあって、この機関の名前が出てくるとついつい条件反射的に「アメリカ的エンターテイメント!」と感じちゃうところがあったりするんですよね~ ^^;  

ま、それはさておき、あまりにも「ラングドン教授シリーズ」と似ているので、どこかにこの作品の特殊性・・・・・というか、他作品との違い・・・・みたいなものがないか?を一生懸命探してみたら1つだけ見つけることができました。  それはヒーローとヒロインがほぼ一緒に謎解きで走り回る他作品とは異なり、この作品では別々に走り回っているということ・・・・・。  う~ん、これは結構大きな違いなのかもしれません(笑)   

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このページは、KiKi (Brunnhilde)が2011年10月24日 18:16に書いたブログ記事です。

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