ふるさと探訪 第4弾 Part 2

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さて、昨日は夕食後は何だか疲れてしまい、結局続きのエントリーを書く気力さえなかった KiKi。  たっぷり睡眠をとり、しっかり朝食も採ったところで気を取り直し、昨日の続きをお話ししたいと思います。  尻高人形の見学から思わぬ方向(?)に話が進んじゃったのは、たまたまここ何日かTVでくどいぐらいに危機感を煽られている「年金改革関連ニュース」のせい・・・・・。  まったくマスコミに煽られて感情的にエントリーを書くなんて、KiKi もまだまだ修行が足りません ^^;  ま、てなわけで本日は「もとい」とばかりに「ふるさと探訪」にお話を戻したいと思います。

さて、「今年こそは尻高人形のお芝居公演を観に行くぞ!!」と決意を新たにしたところで次の目的地へ移動です。  次の目的地は「伝統的な日本文化」から一転、「何故かこの村にあるヨーロッパ」へ向かいました。  その目的地とはこちらです。

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森の中にひっそり(?)と佇むヨーロッパの古城・・・・。  そんな雰囲気が満載でしょ。  こちらは知る人ぞ知る(特にコスプレ好きの人にはかなり有名らしい! 笑)、我が高山村が誇る観光地、「ロックハート城」です。  昨日は昼間だったし、お天気もまあまあだったからこんな雰囲気(↑)だったけれど、これが霧の中にそびえてでもいたりしたら、まさにメンデルスゾーンの交響曲第3番「スコットランド」を彷彿とさせるような佇まいだと思いませんか??  と言うのも、このロックハート城、もとはと言えばスコットランドに実際に建っていたお城なんですよね~。  

ず~っと前にNHK(BSだったような気がする)の番組(確か司会は別所哲也だった)で有名アーティストを1つの回で1人紹介する番組があって、津川雅彦さんの回に、そもそもこのお城は津川さんが私財(?)を投じて購入・運搬したもので、それが巡り巡って我が高山村にあると紹介されていて「へぇ! そうだったんだ!!」とビックリした記憶があります。  そのせいか、ここには津川さんの「サンタクロース・コレクション」なんかも展示されています。  もっとも KiKi は過去に青山のツインタワーにあった津川さん経営の人形ショップ「グランパパ」に遊びに行ったことがあって、ここの「サンタ・クロース・コレクション」よりはあちらの展示の方が感銘を受けたものだったけれど・・・・・ ^^;  

ま、それはさておき、ここへは昼食を兼ねて立ち寄り、お城の中の観光をしました。  素敵なお宝(あのウィンザー公を王冠から退けさせちゃったシンプソン夫人のジュエリーとかケネディ夫人だったジャッキーの宝石とか、とか、とか)もいっぱい置いてあったんだけど、KiKi にとってもっとも印象深かったのがこちら(↓)です。

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素敵な雰囲気の書斎でしょ♪  甲冑が守っているあたりもいかにもいかにもという雰囲気だし、何よりも書棚の中の本の装丁がすごいんですよね~。  どんな本が並んでいるのか少しでも判別したいと目を凝らしたんだけど、金粉がはげちゃっていたり、暗かったりで結局我と我が目で確認できた本はありませんでした。  でも、ネットで調べてみたらな、な、なんと、「ロックハート城ゆかりの英国の文豪「サー・ウォルター・スコット」の初版本や城に関する書物を1,000冊ぐらい収蔵している」(このリンクで開くページから「世界の城ライブラリー」をポチッ)とのこと。

サー・ウォルター・スコットと言えば「アイヴァンホー」とか「湖上の美人」(ロッシーニがオペラ化していたような気がする← ちょっとうろ覚え・・・・  でも確かアーサー王伝説の「湖上の貴婦人」をベースにしてどうしたこうした・・・だったような・・・・  これまたちょっとうろ覚えなんだけど ^^;)とか「ラマムーアの花嫁」(ドニゼッティの「ランメルモールのルチア」の元本)なんかで有名なあのウォルター・スコットですよね~。  う~ん、これは KiKi にとっては垂涎の的のライブラリーだなぁ・・・・。

そして、たまたま D.ブラウン作品を読んでいる最中だから・・・・・というわけでもないのですが、もう1つ興味を持ったのがこちら(↓)です。

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こちらロックハート家の紋章でございます。  鍵(Lock)に囲まれた赤いハート(Heart)。  ついでに上の青い帯部分に3つ並んでいるのは猪の頭だそうです。  ロックハート家の遠い先祖の方が十字軍遠征に出られた上官(? 王様??  誰だったか忘れちゃった)に随行され、その方の遺志に報いるため、亡くなった方の心臓を持ち帰った?という故事か何かを象徴しているのだそうです。  で、よくよく見ればこのロックハート城のあちこちにこの紋章が刻まれているんですよね~。

2011_Oct20_055.JPG  ← 例えばこれ

2011_Oct20_057.JPG  ← 例えばこれ

いや~、歴史を感じますねぇ。  考えてみると我が日本にもこの紋章と同じような位置づけのものとして「家紋」っていうやつがあるわけだけど、あの「家紋」にもひょっとしたら何らかのストーリーがあるのかもしれませんね。  今まであんまり意識したことはなかったんだけど・・・・・ ^^;  今度我が家の家紋の謂れについて調べてみようっと♪

ロックハート城の敷地にはあの「名久多教会」とはすっかり趣の異なる、いかにもカトリックといった風情の教会もありました。

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因みに購入してきた「高山かるた」にはロックハート城もちゃ~んと含まれていたのですが、ここでは例の「看板」を発見することはできませんでした。  まあ、この商業施設の雰囲気とあのかるたの醸し出す雰囲気とではちょっと趣が違いすぎるけれど、見つけられなかったのは残念!です。  そもそも設置していないのかしら??? 

ま、そんなこんなで、山村に突然出現したヨーロッパを堪能したら、最後の目的地に向かいました。  そこはこのエントリーでもご紹介した「三国街道中山宿新田本陣」です。  

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ロックハート城では看板を見つけることができなかった代わり(?)に、ここでは3枚発見。  

さてこの本陣ですが、建物の外観が、まず素敵なんですよね~。

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一番奥にぼんやり写っている茶色の木の看板には「三国街道」の文字が、真ん中にある灯篭みたいな形の看板には「中山宿」の文字が、そして一番手前の2階付近に吊るされた提灯みたいな看板には「御本陣」の文字が書かれています。  そしてこの「御本陣」と同じような提灯風の看板はこの道沿いにいくつも散見され、かつてのお殿様の参勤交代時の随行員が分宿した付近のお宿(だったお宅)にそれぞれの屋号が書かれて建っています。  

そして先日、このエントリーでお話ししたとっても素敵なお殿様の砂洗トイレがこちら。

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これ、アップで撮っているので大きさの見当がつかないだろうと思うけれど、このおトイレの一番上の部分の高さが KiKi の膝より下なんですよ。  まあ、余計なお世話だとは思うけれど、ここに命中させるにはそれなりの熟練の技が必要だったような気がしないでもない・・・・・ ^^;

そしてお殿様が湯浴みされたお風呂がこちら。

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いや~、ちっちゃい・・・・。  「お風呂で足を伸ばして・・・・」な~んていうのは夢の又夢ですねぇ。  お殿様はお駕籠に乗って遠路を旅されていただけに、お宿に着いたら足を伸ばしたかっただろうに・・・・・な~んていうのは正座に慣れていない現代人の戯言っていうことでしょうか?

そして、同じく先日のエントリーでお話しした

ここには長岡藩主の牧野さんがいつ泊まったとか、いつ休憩されたというような記録を残す木の看板みたいなものが残っていたり、明治以降は郵便局 兼 預金預り所 兼 東京放送(今のNHK)ラジオ聴取の申込所(要するに今でいう受信料の申込窓口) だったりしていたことを示す木の看板なども残っていました。

という実物がこちら(↓)です。

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一番大きな看板(左から2つ目)には「牧野備前守さまが○月○日にお休みになった」ことが書かれています。

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そしてこちらの看板には明治以降、ここが「郵便局」としての機能や「貯金預り所」としての機能、「国内通運継立所」としての機能、さらには右から2つ目の看板には「東京放送局(現NHKらしい)のラヂオ聴取の申込代行所」だったことが記されています。  人や物が多く出入りする「宿場、それも本陣」故に発展した機能ばかりです。  こうやって見ていると「人」「物」「金」の集積場所だったことが実感をもって体感できます。

ま、てなわけで、昨日の「ふるさと探訪」のお話はこれでおしまい。  いや~、なかなか勉強になる楽しい企画でした。  殊に KiKi のような「にわか村民」にとってはこういう機会でもなければ、自分が今いるこの場所がどんな歴史を辿り今に至っているのかを知る機会はなかなか得られるものではありません。  以前読んだ内山節さんの本に書かれていた

本当の普遍性には、「場所的普遍性」、あるいは「空間的普遍性」と「時間的普遍性」というべきものがある。  「場所的普遍性」とは、どこの場所でも通用するものであり、「時間的普通性」とはいつの時代にも通用する普遍性である。  このように分けるなら、近代社会とは、「時間的普遍性」に対する忘却を重ねながら、「場所的普遍性」を重要視することによって生れた社会だといってもよい。  たとえば今日のグローバル化していく市場経済とは、アメリカ的な市場経済のあり方が「場所的普遍性」を確立していく過程である。  近代社会におけるこの精神的雰囲気が、思想にも大きな影響を与えた。  
すぐれた思想は「場所的普遍性」をもつと人々は考えた。 だが、本当にそうなのだろうか。  むしろ逆に、思想はローカルなものとしてしか成立しえないのではないか。

と言う言葉の1つの例を体感することのできた経験だったと感じています。  「ふるさと探訪」  素敵な言葉だと改めて思います。  

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このページは、KiKi (Brunnhilde)が2011年10月21日 10:55に書いたブログ記事です。

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