はじめてのギリシア悲劇 丹羽隆子

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稲刈り後の筋肉痛のため、立ったり座ったり & 階段の上り下りにとんでもなく苦労している今朝の KiKi です。  腰や肩・腕はどうってことないんだけど、とにかく太ももが痛くて痛くて、椅子に座るのは辛うじてOKなんだけど、床に直に座るとか布団から起き上がるな~んていう動作が90近くのおばあちゃん並みのたどたどしさ・・・・ ^^;  これで腰の曲げ伸ばしができなかったら間違いなく、昔懐かしい「おばあちゃんの立ち姿」になってしまうところです。  いや~、やっぱり日頃の運動不足の効果(?)覿面ですねぇ。  一昔前の KiKi ならいざ知らず、Lothlórien_山小舎暮らしを始めてからはもうちょっとは「肉体鍛錬」ができていたんじゃないかと期待していたんだけど、まだまだ修行不足ということのようです。  ま、そんななか、本日の KiKi の読了本はこちらです。

はじめてのギリシア悲劇
著:丹羽隆子  講談社現代新書

515PDWN0V7L._SL500_AA300_.jpgのサムネール画像  (Amazon)

人間の深層心理を切り取った最古のドラマが放つカタルシス。  西洋的教養の源泉をいきいきと読み解く。  (新書本表紙より転載)

う~ん、これはビミョーな本ですねぇ。  KiKi の場合、既に蔵書入りしていながらもその厚さからなかなか手を出せずにいるちくま文庫の「ギリシア悲劇 全4巻 (第1巻:アイスキュロス、 第2巻:ソフォクレス、 第3~4巻:エウリピデス)」への1つの弾みにでもなれば・・・・・ということで図書館から借り出してきた1冊だったんだけど、そういう意味では大正解の1冊でした。  と言うのも、

ああ、これを読むんだったら、ギリシア悲劇本編を読んだ方がいいかも・・・・・

と思わせてくれる内容だったからです。  と言うのもね、数あるギリシア悲劇から17編を選んでその「あらすじ」らしきものが抜粋されている部分がこの本のメインパーツなんだけど、正直なところその抜粋の仕方の問題なのか、あらすじのまとめ方の問題なのか、正直なところ KiKi には「う~ん、この程度の内容の話なんだろうか?」と感じられちゃうことが多かったんですよね。  要は昼ドラ的なまとめ方になっているというか、表層的な感じがしちゃうというか・・・・・ ^^;  

とは言っても「プロローグ」部分に書かれているギリシア悲劇成立の背景とか、上演された舞台や形式の解説、三大詩人のプロフィールなんかは、かなり有益な情報だったし、全部で4つ掲載されているコラムとその前に置かれた神々や古代王家の系譜な~んていうあたりは、KiKi には嬉しい部分で悲劇本編を読むだけではわからないことのイメージが膨らんで、得した1冊という印象もあったりするんですよ。  

ま、要するに、これは当たり前と言えば当たり前のことなのかもしれないけれど、「ギリシア悲劇」そのものは人様のフィルターを通された「あらすじ」を読むようなものではない・・・・ということなのだろうし、逆にそれらの作品そのものではなく、それらの劇がどんな時、どんな場所で、どんな風に演じられたのかというあたりはこの手の解説本がなければ、現代の劇場で演じられる演劇との違いがわからない。  つまり両方を知ることによって、ようやく全体像が見えてくる・・・・・・そういうことなんだろうなぁと感じました。

ユダヤ教やキリスト教には聖書があるように、イスラム教にはコーランがあるように、仏教には仏典があるようにはまとまった(仏教の場合、まとまったと言い切れるのかどうかはよくわからないけれど ^^;)聖典が存在しないギリシャの神々の物語。  これまで子供版や抜粋版の「ギリシャ・ローマ神話」を数多く読んでわかったつもりになっていた KiKi だけど、これはやっぱりもう一度岩波文庫の「イーリアス」、「オデュッセイア」やら「神統記」、「仕事と日」やら、さらにはちくま文庫の「ギリシア悲劇全4巻」を読んでみなくちゃなぁ・・・・・と思った次第。

そもそもこの本を手にした当初の目的はこれで十分に果たしたとも言えるわけでして・・・・・(苦笑)

もっとも図書館本を読んでいるときの問題は、そう思ったからといって即々、それらに手をつけるわけにはいかない(つまり、他の借り出し本を先に読まなくちゃいけない)ということがあったりもするわけです。  しかもね今回はその中の1冊には C.S. ルイスの「悪魔の手紙」があるのがこれまた困った問題なんですよね~。  これって、それを読んじゃったらミルトンの「失楽園」も読まなくちゃいけない気分になっちゃうはずで、只今、次の1冊をどうするか思案中・・・・・。

まあ、1つの解決策として、今回借り出した本は読まないまま一旦返却。  まずは上記の10冊ほどを読んでギリシャ神話にケリをつけた後で、再度借り出し、というのもありかなぁ。  昔と違って、間が空いてしまうと1週間前に興味を持った本のことを忘れちゃう年齢になっちゃっているし・・・・・。  

ま、てなわけで、どういう結論に至ろうとも、KiKi のライフワーク「岩波少年文庫読破」は一旦お休みとなりそうな気配が濃厚であります(苦笑)

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このページは、KiKi (Brunnhilde)が2011年10月11日 11:37に書いたブログ記事です。

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