RDG(4) 世界遺産の少女  荻原規子

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図書館から連絡が入ったので早々に借り出してきました。  やっぱりこういう続き物っていうやつは可能な限り続けて読み進めるのが理想ですよね~。  でも、これを読了しちゃうと次の巻を読むことができるのはいつになることやら・・・・・。  まあ、はっきりしていることは「既に出版されている」ということなので、この第4巻を借り出しに行った際に第5巻の仕入要望も図書館に出してきました。  KiKi があまり「最新作」に興味がないのは、こういうことがあるからなんですよね~。  ま、いずれにしろ本日の KiKi の読了本はこちらです。

RDG(4) 世界遺産の少女
著:荻原規子  角川書店

51VbO6ML3HL._SX230_.jpg  (Amazon)

夏休みも終わり学園に戻った泉水子は、正門でふと違和感を覚えるが、生徒会執行部として学園祭の準備に追われ、すぐに忘れてしまう。  今年のテーマは戦国学園祭。  衣装の着付け講習会で急遽、モデルを務めることになった泉水子に対し、姫神の出現を恐れる深行。  果たして会終了後、制服に着替えた泉水子はやはり本人ではなく...。  大人気シリーズ!  物語はいよいよ佳境へ。  姫神の口から語られる驚くべき事実とは...。  (単行本扉より転載)

あれ?  これってもう「佳境」なの???  あまりにもあちこち世界を広げている(ように感じられる)ので、まだまだ物語は序盤戦・・・・っていう気がしていたんだけど・・・・。  それに KiKi にとっては「姫神の口から語られる事実」は正直なところあんまり「驚くべき・・・・」とまではいかなかったんだけど・・・・・ ^^;  もちろん予想することさえできていなかったことを語ってくれちゃってはいるんですけど、所詮(っていう言い方が正しいのかどうかさえわからないけど)霊の語ることだしねぇ・・・・。  何だか色々な意味で???だけを残し、「次巻へ」で放置されちゃった、置いてけぼりを食らった小犬の気分(苦笑)です。

扱っているテーマが時空を超えた壮大なものであるにも関わらず、舞台が学園、それもかなり特殊な学園という閉鎖されている世界なだけに発生しているモタツキが何となく気になり始めている昨今です。  しかもこの壮大な物語の当事者(目線と言う方が正確かもしれないけれど)が高校生という幼さなので、アイデンティティ確立のためのもがきがこれに輪をかけちゃっているし・・・・ ^^;  やっぱりこれは大人が読むにはちょっとしんどい物語なのかもしれません。

泉水子ちゃんと深行君が成長しているのはわかるし、彼らの世代ゆえの微妙に揺れ動く心理とか、反発心、自立への葛藤みたいなものはものすご~く丁寧に描かれていて、そこにはついつい読まされちゃうんだけど、心理描写メインの物語じゃないつもりで読んでいる身としては、ちょっと戸惑っちゃうんですよね~。  そして KiKi が一番戸惑っちゃうのは、これが佳境なのだとすると収束点はちゃんとあるんだろうか?ということなんですよね~。  このままでは伏線(だろうと考えられる事象)として提示されていたと感じていたものの多くが放置されたまま終わっちゃうような気がして仕方ない。  第4巻であんなに華々しく登場した真澄君・・・・と言うより九頭龍大神もRPGのサブ・ボスキャラで終わっちゃいそうな予感がプンプンしてきました。 

真澄君自身はまだまだ出てくる余地は残されていると思うんですよ。  少なくとも高柳 vs. 宗田姉の対決が前提になっている限りにおいては・・・・。  でもね、戸隠から離れると真澄君はなかなか現れなくて、真響ちゃんもしくは真夏君に害がなされない限り呼びにくいな~んていう風に設定が狭められちゃうと、あとはもう姫神さまのパワーをもって無理やりに登場させでもしない限り、彼だってなかなか現れにくいだろうしなぁ・・・・・。

まあ、はっきりしていると感じられることはここまで(と言うよりは第3巻まで)は無自覚純粋培養系ヒロインを地でいっていた泉水子ちゃんだけど、どうやら高柳やら宗田姉弟なんてお呼びじゃないほどの秘められたパワーの持ち主で、結局は高柳 vs. 宗田姉の闘いはそんな泉水子ちゃんを覚醒させるためのきっかけにすぎなくなるんだろうな・・・・ということです。

それはさておき・・・・・

カラスと深行君の関係が何ともビミョーなものになってきた様子が気になる、気になる・・・・・。  どういう存在なのかは相変わらずもやっとしているけれど、どう考えても神聖そうな姫神とカラスの会話も笑える、笑える・・・・。  さらにはデート中の姫神 vs. 深行君の会話も結構いい味出しています。  それにしても、深行君って度胸あるよなぁ・・・・。  まあ、これこそが若さゆえの、自意識過剰ゆえの、更には無知ゆえの強みが為せる業・・・・なのかもしれませんが。

カラスがず~っと気になりっぱなしで、山小舎付近を飛来しているカラスを見ては、「あれは鳥彦??  はたまた和宮??」な~んていうことを漠然と考えないこともない最近の KiKi。  これって、この物語(もしくは荻原ワールド)に毒され始めちゃった証拠なのかしら・・・・(苦笑)

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このページは、KiKi (Brunnhilde)が2011年11月20日 10:04に書いたブログ記事です。

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