2011年12月アーカイブ

2011年最後の1冊を読了しました。  昔から大好きだったこの物語で締めくくることができたのが何とも言えず嬉しいb-hato4-b.gif  では、子供時代からの KiKi のお気に入り本の1冊をご紹介しましょう。

三銃士(上)
著:A.デュマ 訳:生島遼一  岩波少年文庫

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田舎からパリにやってきた若き騎士ダルタニャンは、さっそく王と枢機卿が争う宮廷の陰謀にまきこまれてしまう。  ダルタニャンは、親友となった三人の騎士とともに、命がけで、イギリスへわたった王妃のダイヤをとりもどそうとする。  (文庫本裏表紙より転載)

三銃士(下)
著:A.デュマ 訳:生島遼一  岩波少年文庫

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王と枢機卿の争いはつづく。  ダルタニャンは三人の騎士たちとの友情を守り、愛する人に心を捧げながら、剣をふるう。  宗教の対立、国と国との争いを背景に、腕をきそい、策略をめぐらす騎士たちの活躍を描いた、デュマの傑作。  (文庫本裏表紙より転載)

KiKi が生まれて初めて読んだ「三銃士」の物語は岩波少年文庫ではありませんでした。  かと言ってそれが「完訳版か?」と問われれば、今となっては確認のしようもないのですが恐らくは抄訳版だっただろうと思います。  何せ「少年少女世界文学全集」というような類の全集物の中の1冊だったのですから・・・・・。  ただはっきりと覚えているのはこの岩波少年文庫版よりはかなり長い物語で、ここまで「ダルタニャン」だらけの物語ではなかった・・・・ということです。  

この岩波少年文庫版では訳者の生島さんご本人が「あとがき」で仰っているように、「ダルタニャンの活躍するところを忠実に残し、他の部分は省略して1冊にまとめました。」という内容で、そういう意味では若干の物足りなさもあるのですが、KiKi のお気に入りの三銃士の1人、アトスに関しては結構きっちりと描かれていたので大満足です。

先日読了した「本の小べや」でせっかくファージョン作品をご紹介したので、今日は同じファージョンの岩波少年文庫収録本「リンゴ畑のマーティン・ピピン」をご紹介したいと思います。

リンゴ畑のマーティン・ピピン(上)
著:E.ファージョン 訳:石井桃子  岩波少年文庫

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恋人から引き離されて井戸屋形に閉じこめられている少女ジリアンを、六人の娘たちが牢番として見張っています。  リンゴ畑を通りかかった旅の歌い手マーティン・ピピンは、娘たちの前で、美しく幻想的な恋物語を語ります。  (文庫本裏表紙より転載)

リンゴ畑のマーティン・ピピン(下)
著:E.ファージョン 訳:石井桃子  岩波少年文庫

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陽気なマーティン・ピピンがリュートを奏でながら語る、ロマンチックな六つの恋物語。  すっかり心を奪われた六人の若い娘たちは、井戸屋形のかぎをマーティンにわたしてしまいます。  サセックス州の美しい自然を舞台にした名作。  (文庫本裏表紙より転載)

この物語は好き・嫌いがはっきりと別れちゃう物語なんじゃないかしら?  そして恐らくは多くの男性からは「こそばゆくて読んじゃいられない・・・・」という拒否反応を食らっちゃう物語のような気がします。  かく言う KiKi もこの本の対象年齢である中学生~高校初年度ぐらいの年代だったら(ま、要するに「恋に恋する世代」だったら・・・・っていうことだけど)、今よりはワクワク・ドキドキしながら読めた本のような気がします。  でも、今の年齢になるとねぇ・・・・・。  ちょっとビミョー・・・・・かな。


今年も恒例の・・・・・

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年も押し迫ってまいりました。  今年も余すところ3日です。  大変な自然災害に唖然とすることの多かった2011年。  KiKi にとっては「自然と共に生きる」ということの意味を改めて問い直された1年でした。  さて、ここLothlórien_山小舎で「自然と共に生きる」ための必需品が今年も到着いたしました。

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こちら、来年及び再来年用の薪材でございます。   因みにこの薪材の山の向こう側が例の大豆を干していたスペースです。  大豆を干していた頃は更地(?)同然だったこの場所に今年も4tの薪材が運び込まれました。  本来なら「では早速・・・・・」とばかりに薪づくり作業(チェーンソーで玉切りにして、斧で割る)に取り掛かりたいところなのですが、生憎今は腰痛のため手を出すことができず、毎日この薪材の山を眺めてため息をついているところです。

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いや~、それにしても今となっては恒例の風景となっているので、ビックリこそはしないものの、改めてこうやって眺めてみるとこれだけの量の薪をほぼ1冬で使ってしまうことにちょっぴり感動です。  都市ガスや電気というエネルギーだけで生活していた頃(要するに都会生活を満喫していた頃っていう意味ですが・・・・)には自分が使っているエネルギー源の姿をちゃんと見つめる機会はほとんどなくて、せいぜいが月に1回手元に届く「請求書 兼 領収書」に記載されている金額と使用量を数字で見るだけでそこに大きな感情の起伏が起こるほどのインパクトはなかったんだけど、こうやって毎年薪材の山を眺めるようになって初めて、「人間は生きているだけで自然を消費している」ということが紛れもない現実として突き付けられたような気分です。


先日、このエントリーを書いた際に「これからは又、少しずつクラシック音楽関係のエントリーの方も復活していこうかな・・・・」な~んていうことをちょこっと考えなくもなかった KiKi なのですが、その後ハローワーク通いやら、腰痛やら、野良仕事やら、煙突トラブルやらですっかり忘れてしまっていました。  年も押し迫り、世間では第9モードにスイッチが入り始めた今日この頃。  そんなムードに後押しされた・・・・ということもあり、そんなことを考えたことを思い出したっていうこともあり、ついでにこのエントリーで触れた映画で触発された・・・・ということもあって、今日はこんな曲を聴いています。  ま、てなわけで本日の KiKi の1曲はこちらです。

J.S.バッハ ピアノ協奏曲第1番 BWV.1052
DECCA 478 2363 指揮 & pf: A.シフ 録音:1989年1月

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あの映画で千秋君が弾き振りしたピアノ協奏曲。  のだめちゃんがその演奏を聴いて「ズルイ・・・・」と落ち込んじゃったあの曲です。  実はね、KiKi はあの映画を観るまではこの曲を聴いたことがなかった・・・・・と思っていたんです。  でもね、よくよく自分の Music Library をチェックしてみたら聴いたことがなかったわけではなかったことが判明しました。  た☆だ☆し、過去に KiKi が何回か聴いていたこの曲の演奏はピアノ版ではなかったんですよね~。  つまり、「ピアノ協奏曲」ではなく「チェンバロ協奏曲」としてのこの曲は聴いたことがあったんですけど、それを別の曲として認識しちゃえるほど「ピアノ」と「チェンバロ」の違いは大きくて、改めていかにピアノが雄弁な楽器なのかを再認識した次第・・・・・・ ^^;


電子書籍体験 Part1

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さて、今年の自分への X'mas Present に電子書籍リーダーを購入した KiKi ですが、その後、どんなことをしているかの経過報告(?)をしておきたいと思います。  リーダーそのものを購入し、1,400冊もの本を持ち歩けるようになったことにホクホクしていたのもほんの束の間、ふと冷静になって考えてみれば1,400冊を持ち歩くためには1,400冊分電子書籍を購入しなくちゃいけないことに気が付きました(^^; 今更・・・・ですが)。  iPod の場合はこれまでに大切に集めてきたCDをせっせと iPod に読み込ませさえすれば良かったわけだけど、こちらはそういうわけにはいきません!!

さらに言えば、持ち歩いて折に触れて「ここ」という箇所を読み返したい本はあるけれど、そういう作品に限って長編で(指輪物語とか、上橋さんの「守り人シリーズ」とか、司馬遼太郎さんの作品とか、塩野七生さんの「ローマ人の物語」とか)、KiKi の蔵書の中でも燦然と光を放っているわけですが、その多くは電子書籍では販売されていない(? 少なくともまだ KiKi は見つけることができていない)ときています。  ま、てなわけでその使い方に明確な Vision を持てない数日を過ごすことになってしまいました。

とは言ってもせっかく購入した新しい機器をそのまま放置するな~んていうことは KiKi の経済観念(?)が許すはずもなく、まずは購入時にプリ・インストールされていたこれらのラインナップからいくつかを選抜して読んでみました。  因みに KiKi が今日までに読了(・・・・と言ってもこのプリ・インストール。  1冊丸ごとがプリ・インストールされているわけではなくて、ほんのさわりだけが入っているので、読了という言葉にはそぐわないような気がしないでもありませんが・・・・・ ^^;)したのは以下のとおりです。

読む年表 日本の歴史―渡部昇一「日本の歴史」特別版  著:渡部昇一  ワック

南極越冬隊タロジロの真実  著:北村泰一  小学館

ドラッカー 時代を超える言葉  著:上田惇生  ダイヤモンド社

半農半Xという生き方  著:塩見直紀  ソニー・マガジンズ

どれもこれも、そこそこ面白かったけれど、印刷本とほぼ同じぐらいの金額のフルプライスで買いたい本か?と問われれば、否としか言いようのない感じ・・・・・。  仮にこれらの本の残り部分を読みたいと思ったとしても、ブックオフか Amazon Market Place で古本を購入すればいいや・・・・という感じが否めない。  まして KiKi のもともとの読書傾向としてベストセラー本をタイムリーにお金を出して買ってまでして読みたいタイプではなく、どちらかと言えば「文庫本待ち、中古本待ち」で、可能な限り安価でコツコツと集め、大切にしたい本に関しては蔵書とすることに喜びを感じるタイプなので、どうも電子書籍販売サイトで売られている本にはあんまり興味が持てないような気がしてきたここ数日でした。

  

今日は E.ファージョンの作品から。  岩波少年文庫に収録されている2冊を同時にご紹介したいと思います。

ムギと王さま 本の小べや1
著:E.ファージョン 訳:石井桃子 絵:E.アーディゾーニ  岩波少年文庫

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幼い日々、古い小部屋で読みふけった本の思い出 ― それは作者に幻想ゆたかな現代のおとぎ話を生みださせる母胎となりました。  この巻には、表題作のほか「レモン色の子犬」「小さな仕立屋さん」「七ばんめの王女」など、14編を収めます。  (文庫本裏表紙より転載)

天国を出ていく 本の小べや2
著:E.ファージョン 訳:石井桃子 絵:E.アーディゾーニ  岩波少年文庫

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「現代のアンデルセン」とも称されたファージョンの美しい自選短編集(全27編)から、この巻には、表題作ほか「コネマラのロバ」「十円ぶん」「サン・フェアリー・アン」「しんせつな地主さん」「パニュキス」など13編を収めます。  (文庫本裏表紙より転載)

1巻目の「ムギと王さま」には14編、2巻目の「天国を出ていく」には13編、合計して27編のファージョンの自選短編集(その本のタイトルが「The Little Bookroom; 本の小べや」です)の全編をようやくこの年齢になって読了することができました。  KiKi が昔読んだこの物語集には2巻目の最後に収録されていた「パニュキス」はなかったんですよね~。  他にもいくつか読んだことがないなぁと思われる作品も含まれていたんですけど、少なくとも「パニュキス」に関しては作者自身が好きだった物語だったとのこと。  まあひょっとすると子供にはちょっと馴染みにくい物語かもしれませんが、少なくとも KiKi にとってはこの時期にこの版で読むことができたことは嬉しい驚きでした。

この本、一つ一つの物語もキラキラしていてとっても素敵なんだけど、それよりなにより惹かれてしまうのは挿絵です。  どれ1つをとってもため息ものなんですよね~。  モノクロ(表紙は彩色されているけれど、それでも色数をぐっとおさえてある)なのに、色が浮かび上がり、静止画なのに空気や風が香り立つような感じ・・・・・とでもいいましょうか。

そしてそれにさらに輪をかけて素晴らしいのが石井桃子さんの美しい日本語です。  これにはもちろん著者であるファージョン自身の持っている品格・・・・のようなものも大いに寄与しているとは思うのですが、それを石井さんの甘すぎず、かと言って淡々とはしすぎない絶妙なバランス感覚で選び抜かれた日本語がさらに素敵なものにしてくれている・・・・・そんな素敵な短編集だと思います。


今年のX'mas Present

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昨日は X'mas Eve。  皆さんはどんな一日をお過ごしだったのでしょうか??  KiKi はLothlórien_山小舎で超地味ぃ~な Eve を過ごしていました。  イルミネーションなし、ツリーなし、ケーキなし、BGMなし。  でもね、そんな KiKi でもたった一つだけ「なしでは済まさなかったもの」があります。  それが X'mas Present!!  KiKi の世代にとって X'mas は誕生日と並ぶ大切なプレゼントの日なのですから、これだけは忘れるわけにはいきません。  (・・・・・と考える時点で KiKi の物欲はまだまだ現役であることが自覚できます ^^;)  でもね、今年のある時点までは「もう欲しいものってないよなぁ。  強いて言えばトラクター??」ってな感じだったんですけど、年末が近づくにつれ欲しくなってしまったもの。  それはこちらです。

ソニー 電子書籍 Reader PRS-T1(レッド)※WiFiモデル PRS-T1-R

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◆紙の本のように読みやすい  ◆ポケットサイズに約1400冊持ち歩ける  ◆紙の本のように長時間読めるスタミナ  (Amazon より転載)

まあ、お仕事に復帰しない限りは、必要ないって言えば必要ないツールであることは百も承知だったんだけど、やっぱり1400冊もの本を(そこまで多い必要もないけど ^^;)を持ち歩けるっていうのは魅力だし、一応 WiFi モデルなので本を読んでいてちょっと疑問に思うこととか調べたいことがあった際にインターネット検索ができるっていうのも魅力かなぁと思って、手を出しちゃいました。

もっとも、よくよく考えてみるとこれ専用のソフト(つまり本)を買うのにこれまたおカネがかかるわけで、1400冊はおろか100冊だって新たに購入するっていうことは今の KiKi にはちょっとシンドイかもしれないっていうことに、今さらながら気がついちゃいました。  当面は「青空文庫」あたりをダウンロードするしかないのかもしれません・・・・・ ^^;

1つ感動だったのは、電子書籍の場合、文字のサイズをある程度調節できることです。  だんだん老眼がすすんできた KiKi にとってこれは結構有り難い機能になっていくような気がするんですよね~。  最近では「岩波文庫」あたり(特にちょっと古い版)は KiKi には字が小さすぎて、読んでいて疲れちゃうんですよ。  昔はなんてことなかったんですけどねぇ・・・・・。            

KiKi の燻製製作中・・・ ^^;

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今日は山小舎暮らしにおけるハプニングを1つお話ししたいと思います。  このブログに何回か遊びに来てくださっているお客様はここLothlórien_山小舎のメインの暖房装置が薪ストーブであることをご存知だと思います。  原発事故以来、エネルギーに関しては多くの議論が内外で行われている中、ここLothlórien_山小舎では自然エネルギーの恩恵にど~っぷりと浸かった生活を送っているわけです。  遠赤外線効果もある・・・・と言われる薪ストーブ。  まあ、そんな放射線同様目には見えないものの恩恵に関しては正直なところ感じているような感じていないような日々ですが、少なくとも「火のある生活」っていうやつがもたらしてくれるある種のリラックス効果だけは満喫しています。  不思議なもので薪ストーブで燃える炎を見ていると飽きないんですよね~。  今までに何度、炎を見つめているうちに2~3時間が過ぎていた・・・・な~んていうことがあったことか!!(笑)

2009_Nov02_004.jpgのサムネール画像

さて、そんなお利口さん(?)の薪ストーブですが、当然のことながら置いたら置きっぱなしというわけにはいきません。  少なくとも年に1度は大々的な大掃除が必要です。  KiKi も設置後初めてのシーズン・オフだけは業者さんにメンテナンスをお願いしたのですが、その後は毎年、自前でストーブ & 煙突の大掃除をしています。  そうすると思わぬところから思わぬもの(煙突から飛び込んだ○○の死骸とか・・・・)が出てきたりします。  煙突を専用ブラシでつつくと頭の上から灰が落ちてきてねぇ・・・・。  これまでに何度「シンデレラ(灰かぶり)」になったことやら・・・・。  残念なことにカボチャの馬車にも王子さまにもガラスの靴にもお目にかかったことはないのですが・・・・(笑)。

でね、できる限りのことは自前でこなしてきている KiKi ではあるのですが、どうしても手をつけられないところが1つだけあるんです。  それはココ(↓)

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所謂、煙突のトップ部分です。  で、何でここだけ手をつけられないかっていうとね、ここ、と~っても高いんですよ。  この写真で右側に見えているのがLothlórien_山小舎の2階の屋根部分なんだけど、まずここに上る手段がありません。  この写真の手前に1階の屋根があるんだけど、斜め勾配になっていて、その上を歩くことだけは辛うじてできる KiKi なんだけど、この斜め勾配の場所に梯子を置いて上るな~んていう芸当は恐ろしくてとてもじゃないけどできない・・・・・。

以前、業者さんにメンテナンスしてもらった時には梯子の足を高さ調節できるタイプのものを1階の屋根の上に置いてお掃除していたんだけど、同じタイプの梯子は持っていないし、仮に持っていたにしても恐らく KiKi は足がすくんじゃって登れないと思うんですよね~。

で、仕方ないからここ2年ほどは下からブラシでつついたりグリグリしたりしてお茶を濁してきたんです。      

  

さて、腰痛で痛む腰を摩りながら(上京した日から痛くてたまらなかったのです 涙)ようやく昨日Lothlórien_山小舎に帰ってきました。  となると、当然のことながらせっかく始めた企画を進めることをおろそかにするわけにはいきません。  ま、てなわけで昨日の KiKi の2冊目の読了本はこちらです。

バラとゆびわ
著:W.M.サッカレイ 訳:刈田元司  岩波少年文庫

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パフラゴニアのギグリオ王子は、たいへんなお人よし。  ポケットにお金さえあれば、たとえ王冠を失っても気にしない。  王子はいとこのアンジェリカ姫に夢中になるのですが、それは姫がつけている魔法のゆびわのためなのでした......。  19世紀イギリスを代表する作家サッカレイが少年少女のために書いた、風刺のきいたおとぎ話。  (文庫本扉より転載)

この本に関してはね~、ちょっと悲しい出来事が KiKi にはあるのですよ。  まずはこちら(↓)をご覧ください。

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そうなんです。  何故か2冊持っているんですよ。  左側は「岩波少年文庫創刊60年 リクエスト復刊」の1冊で、右側は「岩波少年文庫 復刻版シリーズ」の1冊です。  で、KiKi が入手した順番としては右側が先で左側が後。  因みに左側を購入した際には右側の本で既に1回読んだことがある状態でした。  にも関わらず、どうして左側の1冊を購入することになっちゃったか?っていうとね、実は宮崎さんのせいなんです。(・・・・と、人のせいにしてみる ^^;)  と言うのもね、この本に寄せられた例の「50選」でのコメントはこんな感じだったんですよ。

おとぎ話ですが、力も知恵もない少年が、かしこく力強くなっていく物語です。  子供時代に、ぼくはこの本からなんという大きなはげましと、なぐさめを受けたことでしょう。  兄弟にも友人にも言えないひみつの大事な本でした。

でね、このコメントを読んだ際に KiKi としてはこの本の自分が覚えている粗筋と、このコメントの内容が全然フィットしなかったんですよ。  で、ついでに言うと、復刻版でサラッと読んだとき、さほど大きな感動を受けたわけではなくて、印象にも残らなかったので、この本のタイトルをちゃんと覚えなかったんですよね~。  で、リクエスト復刊の販売が発表された時、KiKi はこの本を「蔵書」として正しく認識していなかったうえに、宮崎さんの絶賛(?)があったから、これは買わなくちゃ!と思っちゃったっていうわけです(笑)  で、後になって色々整理していたら同じ本が2冊あることに気がついちゃったっていうわけです。   


以前から気になっていて、細々とながら・・・・も集め始めていた「光文社古典新訳文庫」。  たまたま今回岩波少年文庫に収録されていた G.ロダーリ作品を読了したということもあり、KiKi の本棚の奥の奥でほこりを被っていたこちらを引っ張り出してみました。  ま、てなわけで本日の KiKi の読了本はこちらです。

猫とともに去りぬ
著:G.ロダーリ 訳:関口英子  光文社古典新訳文庫

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魚になってヴェネツィアを水没の危機から救う一家。  ピアノを武器にするカウボーイ。  ピサの斜塔を略奪しようとした宇宙人。  捨てられた容器が家々を占拠するお話...。  現代社会への痛烈なアイロニーを織り込んだ、ユーモアあふれる知的ファンタジー短編集。  (文庫本裏表紙より転載)

ああ、やっぱりロダーニさんの作品は好きだなぁ・・・・。  この年齢になるまで出会えなかったのがホント残念だけど、逆に今の KiKi だから彼の作品の良さがわかるという部分も多いような気がします。  どのお話も言ってみればナンセンスの塊なんだけど、そこに風刺とか皮肉が含まれているので思わずクスクス笑いながら読めちゃうんですよね~。  短編集だから1編1編が短くて、気軽に読めちゃうわりにはどの1作にもピリリと利いた刺激(毒?)がある。  こういうユーモアセンス、KiKi は憧れちゃうんだよな~。

どの1編もとっても気に入って面白かったんだけど、特に KiKi にとってお気に入りだったのは「ヴェネツィアを救え あるいは 魚になるのが一番だ」 「箱入りの世界」 「ベファーナ論」 の3作です。


このブログのメイン企画「岩波少年文庫」をちょっとお休みして、群馬⇔東京の移動時間のための読書・・・・ということで、以前父親の本棚から頂戴してきた本を選びました。  今日の KiKi の読了本はこちらです。

伝説の名参謀 秋山真之
著:神川武利  PHP文庫

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バルチック艦隊を日本海軍が破ることができるか―。  これが日露戦争の勝敗を決する最も大きな分水嶺であった。  国家存亡の危機に立った明治日本が、まさに背水の陣で戦った「日本海海戦」。  伝説の如く語り継がれるその勝利に日本を導いたのが、参謀・秋山真之である。  この一戦に勝つために生まれて来たかのような、彼の戦略・戦術に賭けた生涯を勇壮に描き上げる、長編歴史小説。  (文庫本裏表紙より転載)

今週末には最終回を迎えるNHKのドラマ「坂の上の雲」。  原作の司馬遼太郎さんの「坂の上の雲」も大好きだけど、あれって全部で文庫本8巻もあるので、まだまだ読了しなくちゃいけない岩波少年文庫がヤマとある KiKi にとっては再読するのはちょっぴり重荷・・・・(苦笑)  ま、それだけじゃなくて、たまたま以前実家に帰ったとき父の読み終わった文庫本の山(床に直置きしてあって、まさに山!)の中を物色していて見つけちゃったので、自分では絶対に買わないだろうと思っていた本だっただけに、お断りしたうえで拝借してきちゃいました。

まあ KiKi は個人的には「坂の上の雲」の影響で彼よりはお兄さんの好古さんの方に興味が湧いちゃった人間なんですけど、この本を読み終わった今、同じPHP文庫の「秋山好古 - 明治陸軍屈指の名将」の方を買ってまでして読むかどうかはビミョーっていうところでしょうか。  だいたい、これ、「歴史小説」って言える本なんですかねぇ・・・・・。  どことな~く、「坂の上の雲」を要約しただけの本っていう印象が拭えません。


映像の功罪

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今、KiKi は東京に来ています。  今回上京する予定がなければ「岩波少年文庫」を読み進めているはずだったのですが、中距離移動が伴う際に岩波少年文庫を読み進めようとすると持ち歩く本の冊数が増えてしまい、常にパソコンを持ち歩く KiKi にとってはちょっと辛い・・・・(苦笑)  ま、てなわけで得意の浮気心(?)を発揮してここ2日ほどはPHP文庫の「伝説の名参謀 秋山真之」を読み進めているのですが、残念なことにまだ読了できていません。  ま、てなわけで今日はちょっと雑感めいたエントリーを書いてみたいと思います。

昨日のエントリーで「青矢号」について書いた際にもちょっと感じていて書きたかったことだし、以前読了して既にエントリーを書いてあった「ハイジ」に宮崎さんの「岩波少年文庫50選」のコメントを転記した際にもちょっと感じていたことをこの機会に整理してみたいと思うんですよね。  まずは「ハイジ」に寄せた宮崎氏のコメントを転載しますね。


ぼくらがまだ若くて、たぶんあなたが生まれるずっと前に、ぼくらはこの本を原作にして、52本のテレビアニメを作りました。  ぼくらの先頭にいたのは、ひとりの若い演出家でした。  もちろん今はおじいさんになっていますが、その人が有名なわりにあまり読まれなくなっていた原作に新しい生命を吹きこんだのです。  アニメより原作を本で読んだ方がいいという人がいます。  ぼくも半分位そう思っていますが、この作品はちがうと思っています。  見、読み比べてみてください。  ぼくらはいい仕事をしたと、今でも誇りに思っています。


このコメントを転載している間、KiKi がどんなことを感じていたかをまずお話ししようと思います。  このアニメがTV放映されていたのを KiKi はリアルタイムで観ていました。  あれは KiKi が中学1年生ぐらいの頃のことでした。  そして KiKi が「ハイジ 完訳」を初めて読んだのは小学生の頃のことでした。  だからアニメを観ていて、とっても懐かしかったのと同時に、アニメの美しさに、声や音が聞こえる臨場感にワクワクし、感動しました。  でもね、ワクワクしつつも感じていたのはちょっとした違和感だったんです。  じゃあ、その違和感の正体は何かっていうとね、KiKi には KiKi なりのハイジ像があり、おじいさん像があり、ペーター像があり、クララ像があり、ロッテンマイアさん像があったんだけど、その全員とは言わないけれど何人かは KiKi が子供心にイメージしていたそれぞれの人たちの風貌・声・動作とはあまりにも違っていたっていうことなんですよね~。

もちろんその違いを必ずしも「悪いもの」と断じるつもりはないんだけど、少なくとも KiKi の中に息づいていた「自分が思い描いていた自分だけの」ハイジやおじいさんやペーターやクララ、そしてロッテンマイアさんはあのアニメを観たことによって消滅してしまい、その後これらの名前を耳にするたびに思い出すのはあのアニメのあのキャラクターに取って代わられてしまった・・・・ということは否めないんですよ。  そしてそこに大人になった KiKi は一抹の寂しさを感じるのです。

先日読了した「チポリーノの冒険」がかなり気に入り、ついでにこの作品の作家さんにも興味をもった KiKi。  せっかくのチャンスなので岩波少年文庫に収録されているこちらも読んでみました。

青矢号 おもちゃの夜行列車
著:G.ロダーリ 訳:関口英子  岩波少年文庫

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年に一度、子どもたちがプレゼントを心まちにしている夜のこと。  ショーウィンドーにならぶおもちゃたちは一大決心、みんなで青矢号にのりこみ、お店をぬけだします。  めざすは、まずしいフランチェスコの家!  ゆかいで感動的な大冒険。  (文庫本裏表紙より転載)

イタリアっていう国に関しては、「ローマ帝国」と「ルネッサンス」とぐらいにしか興味がなかった KiKi なのでかの国の文化風習っていうヤツにはとんと疎かったりするのですが、かの国のいわゆるクリスマス・イブに該当するイベント(?)が1月6日のエピファニー祭り(公現祭)というお祭りで、トナカイに乗ったサンタさんではなく、箒に乗った魔女ベファーナさんがプレゼントを配って歩くという KiKi にとってはおニューの情報にまずはびっくり!!でした。  そして、そんな魔女と同じ名前のベファーナさんというおばあさんがいわゆるおもちゃ屋さんを営んでいて(と言いつつも彼女もやっぱり箒に乗って配って歩いているから「現代的な魔女の末裔」っていうことかもね 笑)、商売である以上無料奉仕っていうわけにはいかなくて、誰もがプレゼントをもらえるわけではない・・・・というところから物語が始まります。

まあ訳者の「まえがき」によれば、この魔女ベファーナさん。  ご先祖様(?)の方も誰にでもプレゼントをあげていたわけじゃなくて、「いい子にはプレゼント(どうやら昔はお菓子だったみたい)、悪い子には炭」をあげていたらしいので、誰もがプレゼントをもらえるわけではないのはこの物語のベファーナさんに限ったことではなかったみたいなんですけどね。  で、著者のロダーリは言ってみれば「子供はみんないい子。  差別するのはよくない。」という考え方を持っていらした方のようで、「いい子、悪い子」という区分そのものに反対だったみたいなんだけど、だからと言って「悪い子でもOKよ」というような教育ママが目を吊り上げちゃいそうなお話はさすがに書くことができなかったため(?)か、設定を「経済的に余裕のある家の子、貧しい家の子」という対立軸を設定してこの物語を書いたよう(← というのは KiKi の勝手な想像ですけど)ですねぇ。

  

さて、読み始めちゃった以上は最後まで見届け(というより読み届け?)なくちゃいけないような気分で、図書館から借り出してきたこの1冊。  今日はこちらのご紹介です。

RDG(5) 学園の一番長い日
著:荻原規子 絵:酒井駒子  角川書店

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いよいよ始まった"戦国学園祭"。  泉水子たち執行部は黒子の衣装で裏方に回る。  一番の見せ場である八王子城攻めに見立てた合戦ゲーム中、高柳たちが仕掛けた罠に自分がはまってしまったことに気づいた泉水子は、怒りが抑えられなくなる。  それは、もう誰にも止めることは出来ない事態となって...。  ついに動き出した泉水子の運命、それは人類のどんな未来へ繋がっているのか。  (単行本扉より転載)

う~ん・・・・・。  やっぱり KiKi はこの作家さんとは相性が良くないのかなぁ・・・・。  背景として彼女が選んでいるものには興味があるし、和風ファンタジーというある種チャレンジングな世界に挑む姿勢は評価しているし、文章もうまいとは思うんだけど・・・・・・。  何て言うか、心に残らないんですよね~。  なんかありきたりの表層的なものしか感じないというか、何というか・・・・・。  まあ、恐らく彼女が想定している対象読者層よりも歳をとりすぎているせい・・・・だとは思うんだけど、それでも「岩波少年文庫」に収録されている作品群にはもっと感じるものがある(その作者さんがイメージしている読者層は彼女のそれよりもっと若い・・・というか幼いとわかるものであってさえも)んだけどなぁ・・・・。

まあ「今っぽい」と言えば「今っぽい」軽さなんだけど、この乙女チックさがやっぱりどうにもむずかゆい・・・・・。  ま、その原因の大半が登場する男の子たちが押しなべて、「男らしく」ないあたりに原因があるような気がしないでもありません。  いや、「男気」は発揮しているように見えるんだけど、「女の子の好きな男気」「女の子が好む男らしさ」に偏りすぎているような気がしてしょうがないんですよね~。 

さて、先日もお話したとおり、今日も「宮崎駿さん推薦の50冊」を読んでみる企画の第2弾です。  今回 KiKi が読了したのはこちらです。

チポリーノの冒険
著:G.ロダーリ 訳:関口英子  岩波少年文庫

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ここは野菜と果物たちの暮らす国。  玉ねぎ坊やのチポリーノが、無実の罪で牢屋に入れられてしまったお父さんを救いだそうと大活躍。  仲間たちと力をあわせて、わがままなレモン大公やトマト騎士に立ちむかいます。  痛快な冒険物語。  (文庫本裏表紙より転載)

これは一見(というより一読)、とっても楽しい物語ですねぇ。  でも、実は楽しい物語というよりはかなり深い物語です。  登場人物(?)たちは野菜や果物の姿を借りていてとってもユーモラスなんだけど、実は真面目に一所懸命に生きている庶民たちの姿とその上に胡坐をかいている支配者階級を風刺しているし、物語のプロット自体は独裁制から共和制へと流れていく歴史を描いている・・・・という、なかなかに練りこまれた作品なんです。  著者の人間観察の力は大変なもので、人物造形(? と呼ぶべきなのか、野菜造形と呼ぶべきなのか? 笑)は本当に巧みです。  だいたいにおいて悪役にも思わず「クスッ」と笑えちゃうあたりの描写がホント絶妙で、シンプルな勧善懲悪の物語には決してなっていない(大きな流れとしてはそうなんだけど)のが素晴らしいと感じました。

因みにこの本に対する宮崎さんのコメントは以下のようなもので、さすがアニメーターのコメントですよね・・・・・(笑)

P.235より (挿絵が転載されている  因みにKiKi の読んだ版ではこの挿絵は235頁ではなく241頁に掲載されている)

このレモン大公、強そうでいいでしょ。  ヨーロッパ風の漫画というのかな。  トマト騎士なんかも、顔が丸いんだけど、口元にしわが残してあって、表情はこうしてつくるんだと勉強になりました。

お話はもちろんおもしろいのですが、挿絵がとくに上手で愉快で、とても楽しめます。  トマト騎士とかチビレモン兵とか、ぼくは大好きになって、絵の描き方でずいぶん影響を受けました。  

  

大豆作業 唐箕登場!

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さて、皆さん。  今日はまずクイズからです。  こちらの写真の道具。  これはいったい何でしょうか?

2011_Dec17_006.JPG

向かって左側に大きな車輪のようなものがついていて、この裏側にはその車輪を手動で回すためのハンドル(? と言うより取っ手のようなもの?)がついています。

これ、唐箕(とうみ)っていう名前の農具です。  いつの時代の物なのかはよくわからないのですが、かなり年季のいった風貌をしています。  車輪を回すための歯車の噛み合わせに若干の不安があるような年代物です。

因みにこの唐箕を Wikipedia で検索してみるとこんな説明書きが出てきます。

唐箕(とうみ)とは、収穫した穀物を脱穀した後、籾殻や藁屑を風によって選別する農具である。

唐箕の上部に配した漏斗から少しずつ穀物を落下させ、そこに横から風を送って藁屑などの軽いものを吹き飛ばすのが基本的な原理である。

落下させる穀物の流量を調節する弁が漏斗の下部に配置されており、穀物が落下しないように止めることも出来る。  漏斗の下には穀物を唐箕の外に取りだす樋が2本配置されており、風に飛ばされずに重力で真下に落下した穀物を受けとめる樋が一番樋、風によって少しだけ横に飛ばされる、しいな等の軽い穀物や、選別の不完全なものを受けとめる樋が二番樋とそれぞれ呼ばれる。  藁屑、籾殻、蕎麦殻、豆殻等の軽いものは、風に乗ってそのまま機外に排出される。  

そしてこんな絵が載っています。

200px-江戸時代の唐簑.JPG

実は、例の大豆を作っていたお仲間の実家に眠っていた古い農具なのだそうで、今回あの大豆の選別作業のためにいきなり我が家に登場したおニュー(?)の農具なのです。  あ、我が家に登場したと言っても別にいただいちゃったわけではなく、ただ単に我が家の納屋に大豆作業が終わるまでの間、間借りすることになった預かりものなんですけどね(笑)



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岩波少年文庫創刊60周年記念で、あのスタジオジブリの宮崎駿さんが岩波少年文庫の既刊400冊近くに及ぶラインナップの中から50冊の推薦図書を選ばれました。  幸い KiKi はその記念イベントで配布されたこんな豆本を友人の協力を得て入手しています。  せっかくなので、その50選の本をご紹介するのと同時に、このブログでその本を読んだ際に書いたエントリーをリンクした Index を作成しておきたいと思います。

星の王子さま サン=テグジュペリ作・絵 内藤濯訳  1935年刊行

チポリーノの冒険 ジャンニ=ロダーリ作 杉浦明平訳 B.スチェエーヴァ絵  1956年刊行

バラとゆびわ サッカレイ作 刈田元司訳 岡部一彦絵  1952年刊行

ムギと王さま E.ファージョン作 石井桃子訳 E.アーディゾーニ絵  1959年刊行

三銃士 上・下 A.デュマ作 生島遼一訳 長沢節絵  1951年刊行

秘密の花園 上・下 バーネット作 吉田勝江訳 深沢紅子絵  1958年刊行

ニーベルンゲンの宝 G.シャルク編 相良守峯訳 向井潤吉絵  1953年刊行

ふしぎの国のアリス ルイス・キャロル作 田中俊夫訳 ジョン・テニエル絵  1955年刊行

シャーロック・ホウムズの冒険 コナン・ドイル作 林克己訳 向井潤吉絵  1955年刊行

小さい牛追い マリー・ハムズン作 石井桃子訳 エルザ・ジェム絵  1950年刊行

せむしの小馬 エルショーフ作 網野菊訳 V.プレスニャコフ絵  1957年刊行

ファーブルの昆虫記 上・下 ファーブル作 大岡信訳  2000年刊行

遠いむかしのふしぎな話 日本霊異記 水上勉編 司修絵 1995年刊行

イワンのばか レフ・トルストイ作 金子幸彦訳 スズキコージ絵  1955年刊行

第九軍団のワシ ローズマリ・サトクリフ作 猪熊葉子訳 C.ウォルター・ホッジズ絵  2007年刊行

クマのプーさん A.A.ミルン作 石井桃子訳 E.H.シェパード絵  1956年刊行

風の王子たち ボードウイ作 安東次男訳 寺島竜一絵  1958年刊行

思い出のマーニー ジョーン・ロビンソン作 松野正子訳 ペギー・フォートナム絵  1980年刊行

長い冬 ローラ・インガルス・ワイルダー作 谷口由美子訳 ガース・ウィリアムズ絵  2000年刊行

たのしい川べ ケネス・グレーアム作 石井桃子訳 E.H.シェパード絵  2002年刊行

とぶ船 (上・下) H.ルイス作 石井桃子訳 ノーラ・ラヴリン絵  1953年刊行

フランバーズ屋敷の人びと1 愛の旅だち K.M.ペイトン作 掛川恭子訳 ビクター・G.アンブラス絵  1981年刊行

真夜中のパーティー フィリパ・ピアス作 猪熊葉子訳 フェイス・ジェイクス絵  2000年刊行

トム・ソーヤーの冒険 上・下 マーク・トウェイン作 石井桃子訳 T.W.ウィリアムズ絵  1952年刊行

注文の多い料理店 イーハトーヴ童話集 宮沢賢治作 菊池武雄絵  2000年刊行

ハイジ 上・下 ヨハンナ・スピリ作 上田真而子訳 マルタ・プファネンシュミート絵  2003年刊行

海底二万里 上・下 ジュール・ヴェルヌ作 私市保彦訳 アルフォンス・ド・ヌヴィル絵  2005年刊行

床下の小人たち ノートン作 林容吉訳 ディアナ・スタンレイ絵  1956年刊行

長い長いお医者さんの話 K.チャペック作 中野好夫訳 ヨセフ・チャペック絵  1952年刊行

ツバメ号とアマゾン号 上・下 アーサー・ランサム作・絵 岩田欣三、神宮輝夫訳  1958年刊行

飛ぶ教室 エーリヒ・ケストナー作 池田香代子訳 ヴァルター・トリアー絵  2006年刊行

ロビンソン・クルーソー デフォー作 海保眞夫訳 ウォルター・パジェット絵  2004年刊行

宝島 スティーブンスン作 阿部知二訳 寺島竜一絵  1967年刊行

森は生きている サムイル・マルシャーク作 湯浅芳子訳 ブブノーヴァ絵  1953年刊行

みどりのゆび モーリス・ドリュオン作 安東次男訳 ジャクリーヌ・デュエーム絵  1977年刊行

ネギをうえた人 金素雲編 金義煥絵  1953年刊行

聊斎志異 蒲松齢作 立間祥介編訳 蔡皋絵  1997年刊行

ドリトル先生航海記 ヒュー・ロフティング作・絵 井伏鱒二訳  1960年刊行

西遊記 上・中・下 呉承恩作 伊藤貴麿編訳 吉岡堅二絵  1955年刊行

小公子 バーネット作 吉田甲子太郎訳 古茂田守介絵  1954年刊行

クローディアの秘密 E.L.カニスバーグ作・絵 松永ふみ子訳  1975年刊行

やかまし村の子どもたち アストリッド・リンドグレーン作 大塚勇三訳 イロン・ヴィークランド絵  2005年刊行

ホビットの冒険 上・下 J.R.R.トールキン作 瀬田貞二訳 寺島竜一絵  1979年刊行

ゲド戦記1 影との戦い アシューラ・K.ル=グウィン作 清水真砂子訳 ルース・ロビンス絵  2009年刊行

まぼろしの白馬 エリザベス・グージ作 石井桃子訳 ウォルター・ホッジズ絵  1997年刊行

ぼくらはわんぱく5人組 カレル・ポラーチェク作 小野田澄子訳 岩淵慶造絵  1990年刊行

ジェーン・アダムスの生涯 ジャッドソン作 村岡花子訳 ラルフ・レイ絵  1953年刊行

キュリー夫人 エリナー・ドーリイ作 光吉夏弥訳 ロバート・ギビングス絵  1974年刊行

オタバリの少年探偵たち セシル・デイ=ルイス作 脇明子訳 エドワード・アーディゾーニ絵  2008年刊行

ハンス・ブリンカー M.M.ドッジ作 石井桃子訳 ヒルダ・ファン・ストックム絵  1952年刊行


  






さて、宮崎駿さんの「岩波少年文庫の50冊」で推薦されている本を順番に読み進める企画。  早速その第1作からお話ししたいと思います。  本日の KiKi の読了本はこちらです。

星の王子さま
著:S.テグジュペリ 訳:内藤濯  岩波少年文庫

41C00CC2KGL._SL500_AA300_.jpg  (Amazon)

サハラ砂漠に不時着した孤独な飛行士と,「ほんとうのこと」しか知りたがらない純粋な星の王子さまとのふれあいを描いた永遠の名作。  初版本に基づき挿絵を改めた新しいエディション。  (岩波書店HPより転載)

現在市販されている版は上記のように「初版本に基づき挿絵を改めた新しいエディション」のものらしいのですが、生憎、KiKi の手持ちのこの本はそんな新しいものではありません。  新しいどころか古いことこのうえない、厚紙でできたサック付き、本の表紙はそのサックよりもさらに厚紙で装丁され、更には読みかけの頁にはさむ紐までついた昔ながらの「本らしい本」です。  現在の版では表紙もカラーで綺麗だけど、KiKi の本は訳者があとがきで

この訳本でも、もとの色どりをそのまま複製したかったのですが、出版の方の事情が許さないので、しかたなくあきらめました。  残念です。

な~んていうことをわざわざ仰っている(事情が許さない≒ペイしない なんでしょうねぇ)ぐらい古い本。  昭和43年4月の第27刷で当時の価格で240円。  まあ今の240円と当時の240円ではその価値が全然違うけど(な~んていうことをここに書くこと自体が「数字の好きな大人」の証拠ですよねぇ 苦笑)、まあそれくらい古い本で、古本屋さんに漂うのと同じ、古い本独特のちょっとかび臭いような香りを放っています(笑)  因みにその本はこんなお顔をしています。

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左側が紙サック、右側が本です。  いやはや、こんな本をよくもまあ度重なる引っ越しの際にも捨てることなく、今まで持ち続けてきたモンです。  しかもこの本がどの本よりも好きな愛読書だったというならいざ知らず、子供時代(小学生の時と中学生の時)と大学時代、そして大人になってからと今回の読書も含めて5回しか読んでいないにも関わらず・・・です。

この本に寄せた宮崎さんのコメントはこんな感じでした。

最初に読み終えた時の気持ちが忘れられません。  言葉にすると何か大切なものが抜け出てしまうような気がして、だまりこくってシーンとしていました。  一度は読まなければいけません。  大人になったら、同じ作者の「人間の土地」も読んでください。  (「岩波少年文庫の50冊」より転載)


東京の町はクリスマス・ムード満載!!  あっちもこっちも原発事故後の節電キャンペーン中であることが別次元の出来事かの如く、キラキラしたイルミネーションで飾られ、あっちの店こっちの店とそこいら中で「年末商戦」が繰り広げられています。  今回の東京滞在で KiKi が呆気にとられたもの。  それは電気店がこぞってキャンペーンをやっている「スマホ」やら「iPad を筆頭とするモバイル端末」の大混戦の姿でした。  ついこの間やっと「光通信」の恩恵を受けたばかりで、いわゆるモバイル回線の未設エリアで暮らしているとそんなものを持っている人にも会わなければ、その必要性も感じないモノが今や東京では当たり前の世界なんですねぇ。  でも、それって本当に必要なモノなのかなぁ。  KiKi は田舎にいる限りその必要性は一切感じないし、なくてもとっても幸せなんだけど・・・・・。  う~ん、よくわからん。  でも、もしも東京で暮らす時間が増えると、やっぱり KiKi も欲しくなるんだろうなぁ・・・・・。  これが東京の麻薬・・・・というか媚薬・・・・。

ま、何はともあれクリスマス・シーズンに突入したのは都会も田舎も同じなわけでして・・・・。  てなわけでこの時期に読みたいと思っていた本を読了しました。

クリスマス・キャロル
著:C.ディケンズ 訳:村山英太郎  岩波少年文庫

51249X8MRBL._SL500_AA300_.jpg  (Amazon)

クリスマスの前夜、幽霊に導かれて親しい友人の家々を訪れたスクルージは、けちんぼうな自分が皆に嫌われていることを知ります。  そして最後に、未来の幽霊に見せられたのは、自分のお葬式でした・・・・。  (文庫本扉より転載)

ここ(↑)でご紹介している Amazon リンクは現在市販されている「岩波少年文庫」のものであるのに対し、今回 KiKi が読了したのは、昔入手した古い版のもので、訳者はその当時のものを記載させていただいています。  現在市販されている岩波少年文庫では脇明子さんの「新訳」に変わっています。  表紙の挿絵もこれとは異なるので、新訳では本文中の挿絵も変わっているのではないかしら・・・・・。  因みに KiKi が今回読んだのはこちら(↓)の版です。

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やっぱり「旧訳」っていうせいもあるんでしょうね、ところどころ訳に不自然なところがあったり、訳文から想像できちゃう英語版の書き方(一応大学では英文学専攻だったので、何となくわかる 苦笑)みたいなものが気になったりもしたけれど、まあまあ、それは置いておくことにしましょう。  あのディケンズの名作の1つが岩波少年文庫に収録されているのは嬉しい限りです。  大作が多い中でディケンズ作品の入り口としてはまずまず・・・・なんじゃないでしょうか??

もっとも、KiKi の子供時代ならいざ知らず、現代の日本の子供たちがこの「キリスト教的説教臭さ」を受け入れてくれるのかどうか・・・・はちょっと疑問かもしれません。  特に過去の幽霊が見せてくれたあの「スクルージ少年」がどうして今の「スクルージさん」になってしまったのかは詳らかにはされていないし、いかに自分の葬式シーンを見せつけられたからと言って、それをきっかけにいきなり「いい人」になってしまうという転換はちょっと時代がかっている・・・・と言えなくもないような気がします。


求職活動と大豆作業

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先週の木曜日から今週の月曜日まで KiKi は東京にいました。  目的は以前このエントリーでもお話ししたように、急遽(?)失業者になってしまったため、東京のハローワークに出頭して必要な手続きをすること & たまたまこの時期に人の失業を知ってか知らずでか、連絡をいただいていたリクルーターと面談する予定があったためです。  正直なところ現段階では東京で満員電車に乗って通勤して、バリバリと働く覚悟・・・・みたいなものはできていなくて、一般的にリクルーターの紹介案件と言うヤツは「バリバリ働いてもらうけど、ペイもいいでっせ♪」みたいな案件が多いので、半ば冷やかし、半ば「求職活動の実績づくり(これが失業給付金をもらうための必須条件)」で面談に臨みました。

面談は実に7年ぶりのまともな英会話!  ほとんどのボキャブラリーがどこかへ飛んで行ってしまっている自負があっただけに(その飛んで行った隙間に田んぼの作り方といったような新しい知識が入ってきた)、恐らく面談はボロボロだろうと覚悟しての訪問だったんだけど、もちろん全盛期と比べるとひどいものだったのは事実だけど、案外何とかなるものなんですねぇ・・・・。  とりあえず、結構美味しい(ペイという意味では・・・・だけど)案件を1つ頂戴してLothlórien_山小舎に帰ってきました。  即答を控えたのは、さっきもお話した通り、まだ自分の中で覚悟が定まっていないということもあったし、そのペイに見合う仕事量には何となく予想がついちゃって、そもそもそういう働き方とおさらばしたくてLothlórien_山小舎生活を始めたのに・・・・という想いが拭い去れないということもありました。

そんな KiKi をLothlórien_山小舎で待ち構えていたもの。  それはこんな作業でした。

2011_Dec14_003.JPG

これ(↑)、何だかわかります??  実はこれ、大豆なんです。  今年、例の「上州高山農園」のお仲間の1人が大豆を栽培されていて、彼の当初の予定では東京のお仲間と一緒にこの大豆で味噌作りをするという壮大な(?)プロジェクトだったはずなんだけど、収穫後にこうやって天日で干して云々という作業には当然のことながら都会人の参加は望めなかったうえに、肝心要のご本人もここ2日ほど(& 来週もらしいんだけど)は日銭を稼ぐためのアルバイトが入ったため、この作業がどうしてもできないとのこと。  ま、てなわけで急遽の助っ人ということでこの作業のおはちがまわってきたっていうわけです。  

先日、東京のマンション近くのブックオフに「岩波少年文庫」の物色に行った際、この本と一緒にみつけて衝動買いしてしまった本を読了しました。  本日の KiKi の読了本はこちらです。

さよならドビュッシー
著:中山七里  宝島社文庫

51Kq+DEWMjL._SX230_.jpg  (Amazon)

ピアニストからも絶賛!  ドビュッシーの調べにのせて贈る、音楽ミステリー。  ピアニストを目指す遙、16歳。  祖父と従姉妹とともに火事に遭い、ひとりだけ生き残ったものの、全身大火傷の大怪我を負う。  それでもピアニストになることを固く誓い、コンクール優勝を目指して猛レッスンに励む。  ところが周囲で不吉な出来事が次々と起こり、やがて殺人事件まで発生する―。  第8回『このミス』大賞受賞作品。  (文庫本裏表紙より転載)

基本的に KiKi の読書傾向の中で「ミステリー」っていうやつはあんまり嗜好度が高いほうではないんだけど、この本に関してはこの(↑)文章にある「ピアニストからも絶賛!」に思わずつられて手を出してしまいました。  冷静になってよくよく考えてみると「絶賛したピアニストって誰よ??」っていう感じもなきにしもあらず・・・・で、それだけで手を出しちゃうあたり、KiKi もまだまだ修行が足りないなぁと反省することしきりなんですけどね(苦笑)

でもじゃあ手を出しちゃったことを後悔する本だったか?と言えばそれはそうでもなくて、KiKi には結構楽しむことができました。  クラシック音楽のブログを書いたり、音楽鑑賞を日常的な趣味にしていたり、長い年月をかけて音楽を聴きながら妄想想像力を膨らませてきた人間にとっては、この本で描かれる音楽描写にはスンナリと馴染むことができたし、ついでに言えば身に覚えもあったりもするので楽しく読むことができました。  ま、肝心要のミステリーとしてのできがどうか?と問われると、ミステリーにさほど造詣が深いわけではない KiKi であっても「え?  そんなのってアリ??」って感じちゃったぐらいだから、どうなんでしょうか??


今日もクラシック音楽関係のシリーズ・エントリーの続きを書き進めたいと思います。  今日のエントリーでこのシリーズは一応終了です。  ま、今回も無意味に長~いエントリーになるだろうと思いますので「続きを読む」をポチっとする前によ~く考えましょう b-hato4-b.gif

KiKi とレコード鑑賞 その7

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今日もクラシック音楽関係のシリーズ・エントリーの続きを書き進めたいと思います。  これまた毎度毎度のお話ではありますが、今回も無意味に長~いエントリーになるだろうと思いますので「続きを読む」をポチっとする前によ~く考えましょう b-hato4-b.gif

尚、このエントリーはシリーズ・エントリーであること、間がかなり空いてしまったことを考えて、以下に関連エントリーのリンクを作っておきます。

第1弾: KiKi とピアノとの出会い

第2弾: KiKi とピアノの再会

第3弾: KiKi と電子ピアノの生活

第4弾: KiKi と運命のピアノの出会い

第5弾: KiKi のピアノレッスン その後

第6弾: KiKi とレコード鑑賞 その1

第7弾: KiKi とレコード鑑賞 その2

第8弾: KiKi とレコード鑑賞 その3

第9弾: KiKi とレコード鑑賞 その4

第10弾: KiKi とレコード鑑賞 その5

第11弾: KiKi とレコード鑑賞 その6


KiK とレコード鑑賞 その6

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尚、このエントリーはシリーズ・エントリーであること、間がかなり空いてしまったことを考えて、以下に関連エントリーのリンクを作っておきます。

第1弾: KiKi とピアノとの出会い

第2弾: KiKi とピアノの再会

第3弾: KiKi と電子ピアノの生活

第4弾: KiKi と運命のピアノの出会い

第5弾: KiKi のピアノレッスン その後

第6弾: KiKi とレコード鑑賞 その1

第7弾: KiKi とレコード鑑賞 その2

第8弾: KiKi とレコード鑑賞 その3

第9弾: KiKi とレコード鑑賞 その4

第10弾: KiKi とレコード鑑賞 その5


昨日、ちょっとしたご縁でこの本を読んだので、この機会にか~な~り久方ぶりになるこちらを再読してみました。  本日の KiKi の1冊はこちらです。

絵のない絵本
著:H.C.アンデルセン 訳:矢崎源九郎  新潮文庫

51o-6wp65bL._SL500_AA300_.jpgのサムネール画像  (Amazon)

わたしは、貧しい絵描き。  友達はいないし、窓から見えるのは、灰色の煙突ばかり。  ところがある晩のこと、外をながめていたら、お月様が声をかけてくれた・・・・・。  ある時はヨーロッパの人々の喜びと悩みを語り、ある時は空想の翼に乗って、インド、中国、アフリカといった異国の珍しい話にまで及ぶ。  短い物語の中に温かく優しい感情と明るいユーモアが流れる、まさに宝石箱のような名作。  (文庫本裏扉より転載)

偶然とはいえ、昨日は皆既月食でした。  KiKi は暦に興味を持つようになってからこんなメルマガを定期購読しているんだけど、このメールのお蔭で昨日が皆既月食であることを知りました。  このブログには一応 「Current Moon」 というブログパーツが設置してあって、これを頼りに月を眺める癖がつき始めている KiKi なのですが、さすがに「皆既月食」であることはこのメルマガで教えてもらうまで知りませんでした。  因みに昨日入手したメルマガはこんな感じ(↓)でした。

 ◆今日(12/10)の夜空に見える月は【満月】。

月は日暮れの頃に東の空から昇り、翌日の夜明け頃に西の地平線に沈んでゆきます。   新月から数えて15日目の十五夜の月と満月は同じものと考えられがちですが、 十五夜と満月が同じ日になる確率は50%以下。   案外はずれています。 (今回も一致しませんでした) 

旧暦日による呼び名では【十六夜の月】です。

 ◆今日は皆既月食

今回は真夜中に皆既月食が起こります。   今回は日本全国何処ででも最初から最後まで見ることの出来る月食です。  

月食の進行状況は以下のとおり。 

10日 20:32 半影月食の開始

10日 21:45 本影月食の開始

10日 23:06 皆既の開始

10日 23:32 食の最大(食分 1.11)

10日 23:58 皆既の終了

11日 01:18 本影月食の終了

11日 02:32 半影月食の終了

半影食は肉眼で確認するのは難しいので、空を見上げて月が欠けているのを確認出来る時間帯は10日 21:45~11日 01:18頃ということになりそうです。

最大の食分は、1.11と皆既月食としては浅めですので、皆既月食中も地球の大気による光の屈折現象による、赤い月がずっと見えているかもしれません。

このメールを事前に見ていなかったら、皆既月食を意識することなくお月様を眺めていたかもしれません。  今回は残念なことにカメラを持たずに上京してしまった(携帯カメラはうまく使えないワタシ・・・・ ^^;)ので昨晩のお月様は写真に残すことができなかったけれど、KiKi が見たお月様はほんのりと赤みがかった月でした。  「こんな月が語るのはこの本の第3夜の物語かしら・・・・」な~んていうことを感じながら・・・・・。


一昨日から KiKi は東京に来ています。  せっかく東京に来ているので、自宅から比較的近いいくつかの古本屋さんを巡り歩いて、未入手の「岩波少年文庫」を揃えようと思い立ちました。  さすが東京の古本屋さんは品揃えが違いますねぇ。  今日1日だけで13冊も揃ってしまいました。  しかも全て105円!!  こういう現実に直面すると改めて「東京には東京の良さがあるなぁ・・・」と実感しますねぇ(笑)  と同時に、東京にいた方が明らかに稼ぎがいいにも関わらず、欲しいものが安価で手に入るという矛盾にちょっと唖然としたりもします。

で、そんな「古本屋巡り」をしている中で見つけた1冊を読了しました。  本日の KiKi の1冊はこちらです。

ちひろのアンデルセン
編:いわさきちひろ絵本美術館  講談社文庫

21Y2PSAFBEL.jpg  (Amazon)

アンデルセン童話の世界に深く共鳴し、数多くの作品を描き続けたいわさきちひろ。  『人魚姫』 『赤いくつ』 『絵のない絵本』 など、くり返し描いた作品を中心に、アンデルセンの様々なお話の絵を一堂に集め、ちひろ自身が語った言葉や取材旅行記などと共に、人の世の真実を描いたアンデルセンへの思いを浮き彫りにする。  (文庫本裏表紙より転載)

ちょっとここのところ絵本づいちゃっていますかねぇ・・・・。  今日の読了本は一応「講談社文庫」のラインナップなんだけど、文庫と言いつつもこれはカテゴリーとしては絵本の部類に入る本なんじゃないかと思います。  何せ、活字部分がほとんどなくて、8割がたが彼女の絵なんですから!(笑)

KiKi が子供時代に手にしていた「アンデルセン童話」はいわさきちひろさんの挿絵ではなかったんだけど、大人になってからあちこちの本屋さんで彼女の筆による挿絵のついた「アンデルセン童話」をいくつも目にしました。  ただ残念なことにどの一冊もちゃんと読んでみた(と言うより眺めてみた と言うべきかしら?)ことがありませんでした。  と言うのも、彼女の絵には独特の温かみと憂いがあってアンデルセンの世界観と大きな差こそ感じないものの、それでもやっぱりどことな~く違うっていうのが KiKi の素直な感覚なんですよね~。  

彼女の絵がしっくりくるのはやっぱりアンデルセンよりはこっち(↓)じゃないかと思っちゃったりもするわけで・・・・・。

万葉のうた
著:大原 富枝 絵:いわさき ちひろ  童心社

514D+mP35qL._SL500_AA300_.jpg  (Amazon)

・・・とは言いつつも、改めてこの本で彼女の絵を観ていると、これはこれでかなり素敵なんですよね~ ^^;  


KiKi とレコード鑑賞 その5

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今日も先日から再開した KiKi と音楽の歴史を振り返るエントリーを続けたいと思います。  これまた毎度毎度のお話ではありますが、今回も無意味に長~いエントリーになるだろうと思いますので「続きを読む」をポチっとする前によ~く考えましょう

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尚、このエントリーはシリーズ・エントリーであること、間がかなり空いてしまったことを考えて、以下に関連エントリーのリンクを作っておきます。


第1弾: KiKi とピアノとの出会い

第2弾: KiKi とピアノの再会

第3弾: KiKi と電子ピアノの生活

第4弾: KiKi と運命のピアノの出会い

第5弾: KiKi のピアノレッスン その後

第6弾: KiKi とレコード鑑賞 その1

第7弾: KiKi とレコード鑑賞 その2

第8弾: KiKi とレコード鑑賞 その3

第9弾: KiKi とレコード鑑賞 その4


KiKi とレコード鑑賞 その4

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昨日から再開した KiKi と音楽の歴史を振り返るエントリー。  せっかくなので、今日もその続きをお話ししたいと思います。  毎度毎度のお話ではありますが、今回も無意味に長~いエントリーになるだろうと思いますので「続きを読む」をポチっとする前によ~く考えましょうb-hato4-b.gif

尚、このエントリーはシリーズ・エントリーであること、間がかなり空いてしまったことを考えて、以下に関連エントリーのリンクを作っておきます。

第1弾: KiKi とピアノとの出会い

第2弾: KiKi とピアノの再会

第3弾: KiKi と電子ピアノの生活

第4弾: KiKi と運命のピアノの出会い

第5弾: KiKi のピアノレッスン その後

第6弾: KiKi とレコード鑑賞 その1

第7弾: KiKi とレコード鑑賞 その2

第8弾: KiKi とレコード鑑賞 その3



KiKi とレコード鑑賞 その3

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2006年5月、KiKi はこんな書きかけエントリーを残し、この話題には一切触れないまま今年2011年12月を迎えちゃっています。  思えばこの書きかけエントリー、Blog が流行っていた時代に、多くのクラシック音楽 Blog 仲間とそこそこ Deep な交際(バーチャルだけど)をしていた頃(当時はここLothlórien_Blog ではなく、「落ちこぼれ会計人の Music Diary」の一つ目;途中でBlog Service の乗り換えアリ を書いていた)に、せっせと書き連ねていたものでした。  たまたま今日は山小舎→東京の移動があってちょっとお疲れ気味(何せ電車賃を節約するためにいわゆる在来線を乗り継いでの移動なのです)なので、読書も音楽鑑賞も没頭できそうにありません。  ま、てなわけで、このエントリーのことを思い出したのを契機にこの続きを書いてみようと思い立ちました。  恐らく今回も無意味に長~いエントリーになるだろうと思います。(笑)

尚、このエントリーはシリーズ・エントリーであること、間がかなり空いてしまったことを考えて、以下に関連エントリーのリンクを作っておきます。

第1弾: KiKi とピアノとの出会い

第2弾: KiKi とピアノの再会

第3弾: KiKi と電子ピアノの生活

第4弾: KiKi と運命のピアノの出会い

第5弾: KiKi のピアノレッスン その後

第6弾: KiKi とレコード鑑賞 その1

第7弾: KiKi とレコード鑑賞 その2


たまたまここ最近、こ~んなDVDを立て続けに観ていました。

のだめカンタービレ

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のだめカンタービレ in ヨーロッパ

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のだめカンタービレ 最終楽章 前編 スペシャル・エディション

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のだめカンタービレ 最終楽章 後編 スペシャル・エディション

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KiKi はTVドラマの方は放映時にリアルタイムで観ていたんだけど、映画の方はもう何年も映画館な~んちゅうとこに足を運んだことがなくて、常に我が家でDVD鑑賞となってしまっていて、この映画も例外ではありませんでした。  で、この映画もDVDが発売されてから購入(しかもブックオフで中古を購入 笑)して初めて観たのでかなり「時代遅れ」感があったりもしたんですよね~(苦笑)  でも、こうやって時折・・・・ではあるものの、又観たくなる不思議な魅力のある作品だと思います。

で、映画の後編は夕べようやく観終わったばかり。  そうしたら本当に久しぶり・・・・にショパンのコンチェルト全曲を聴きたい気分が盛り上がってきちゃったんですよ。  ま、てなわけで、ホント久しぶりのクラシック音楽関係のエントリーです。  本日の KiKi の1曲はこちらです。

ショパン ピアノ協奏曲第1番 Op. 11
BMGビクター

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84年、キーシン12歳の時のモスクワでのオーケストラとの初共演。  もはや伝説と化したライヴ録音の再発だが,今聴いても驚きと感動を禁じ得ない。  完璧なテクニック、充実した表現、そして何よりも溢れ出る若さと情熱。  正に天才がここに登場したのだ。  (Amazonより転載)

この年齢になって、「ショパンのコンチェルトを再びじっくり聴いてみたい!」と思うことがあるなんて、想像もしていませんでした。  と言うのも、この曲って10代の終わり頃から20代の初めぐらいまでは嵌りに嵌って、飽きもせず毎日聴いていたけれど、大人になるにつれ「ショパンコンクール」の録画とかライブ映像以外で聴きたいと思った例がほとんどなかったんですよね~。  まあ、KiKi の場合、ショパンとかリストの音楽は総じてそのカテゴリーに属していて、子供時代に夢中になりすぎた反動なのか、30代を迎えるあたりから「嫌いじゃないけれど好んで時間を費やしてまでして聴きたいとはあまり思わない音楽」になってしまっています。

でも、のだめちゃんの演奏(?)を聴いていたら、何だか久々に無性に聴きたい気分が盛り上がってきちゃったんです。  で、調べてみたらここLothlórien_Blog で一度も取り上げたことのない曲だったみたいだし、こんなことでもなければじっくり聴いてエントリーを書くこともないだろう・・・・・と iPod を取り出してみました。

たまたま iPod に入っているショパンのコンチェルトはこのキーシンかリパッティか横山幸雄さんだったので、のだめちゃんの初デビュー曲でもあることだし、ここはあの神童キーシンのオケとの初共演の演奏を選びました。


以前、東京は有楽町の三省堂で時間調整のためブラブラしていた際、ちょっとしたスペースを割いて平積みされていた本がありました。  「山川 ○○史」というPOPに引き寄せられついつい手に取ってはみたものの、その時はカラー口絵の頁だけをざっと眺めてみて、「どこかで見たことがある写真ばっかり。  ひょっとしたら KiKi が使っていた世界史の教科書と同じなのかなぁ。  そう言えばあの教科書はどこへ行っちゃたんだろう??  大学進学のために上京した際に実家に残しておいてその後の改築で捨てられちゃったのかなぁ・・・・」な~んていうノスタルジックな想いに囚われてそれでおしまい(笑)でした。  実際のところ KiKi は大人になってからこんな本とかこんな本を入手してあって、それこそ「もういちど世界史を学ぶ」のであれば、「なんちゃって教科書」よりはこっちの方が役に立つだろうと考えたのでこの本は購入には至りませんでした。  でも、たまたま図書館でこの本に再会したのを機にここいらで「なんちゃって教科書」に戻って、それこそもういちど世界史をざっくりと俯瞰し直してみるのもいいかもしれない・・・・と思い今回借り出してみました。  ま、てなわけで本日の KiKi の読了本はこちらです。

もういちど読む山川世界史
編:「世界の歴史」編集委員会  山川出版

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高校の世界史教科書を一般読者のために書き改めた通史。  1冊で世界の歴史を明瞭・簡潔に叙述し、その全体像を示す。  多数のコラムを設け、現代世界の理解に役立つテーマを解説する。  日々変化する世界をとらえ、ニュースの背景がわかる社会人のための教科書。  (Amazonより転載)

何とまあ、面白味もへったくりもない本でしょうか??  ここまで総花的 & 事実の羅列のみの本だと目が活字の上をすべっていって、結果頭には何一つ残らない(少なくとも KiKi には)という事実をつきつけられ、ある意味読書に使った時間を返してほしいと思っちゃうような本でした。  強いて言えば KiKi の学生時代の教科書に比べると「現代史」に近づけば近づくほど読みやすくなる(要するに背景的なことが少しは細かく書かれ始める)ということと、時々挿入されている「コラム」部分に面白味がある・・・・というのが長所と言えば長所ですかねぇ・・・・。  

で、改めてこの本を手に取って眺めてみてふと感じたのは、KiKi が高校時代に使っていた「山川 世界史」(確か表紙の色は渋い緑だったような気がする)の教科書はもっとぶ厚かったような・・・・・。  さらにはそれをひとまわり小さくしたサイズの「用語集」も同時に使用していたような・・・・・。  さらには年表 & 世界史地図もあって、世界史の勉強をする際には机の上にこれに追加で「参考書」が広げられ、その全部を読み込んで初めて理解に及んだことが多かったこと等々を思い出しました。


赤い蝋燭と人魚 小川未明

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今日、2つ目のエントリーです。  何せチクチク作業を中止して読書三昧の1日を送ったうえに、手に取った本がたまたま「絵本カテゴリー」の本で活字部分がとっても少なくて、あっという間に読了しちゃったんですよね~ ^^;  ま、てなわけで本日の2冊目はこちらです。

赤い蝋燭と人魚
著:小川未明 画:酒井駒子  偕成社

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大正10年の発表以来、繰り返し読み継がれ、多くの画家の挿絵にも描かれてきた小川未明の名作童話。  酒井駒子の情感豊かな、ざらざらした油絵タッチの絵をつけて、新感覚の絵物語に仕上った。  わが子だけは明るいにぎやかな人間の街で育ってほしいと、冷たく暗い北の海に住む人魚の母親は願い、子どもを神社に捨てた。  その赤ん坊を拾ったのは蝋燭(ろうそく)つくりの老夫婦。  神さまからの授かりものと大切に育てたが、よこしまな香具師についそそのかされ、美しく成長した人魚の娘を見世物に売り飛ばしてしまう。  哀れな娘が最後に残した3本の赤い蝋燭を取り戻しにきた、人魚の母の復讐は...。  人間というものへのかなしみが漂うこのお話を、酒井の絵は浄化している。  幼児の心をつかんだあの『よるくま』のイラストとは異なる、こんどは奥行きある絵画性で。  人魚の皮膚や貝殻、蝋燭の炎や嵐の翌朝の空の色、みな暗い闇から差す光のように見えてくる。  黒く塗りつぶされた背景に、赤、青、黄の三原色を基調にした抑制された色づかいが、色とは光でもあったのだ、とあらためて気づかせてくれる。(中村えつこ)  (Amazonより転載)

子供時代、初めてこの物語を読んだ KiKi はその救いのなさ、暗さに打ちのめされ、以後小川未明の作品にはどうしても興味をもてなくなってしまった・・・・というトラウマにも似た思い出があります。  いくら「義理」の中とは言え、「子供を売り払うなんて・・・・」 「人魚のお母さんだっていくら子供のためとは言え自分では育てなかったくせに・・・・」 「気持ちはわかるけど村1つ、つぶしちゃうなんて・・・・・」  親に愛されないな~んていう経験もなく、飢えもなく、気候温暖な静岡県で子供時代を過ごした KiKi にしてみると、「ここまで救いのない話があっていいんだろうか・・・・」というような想いに胸がふさがれちゃったんですよね~。

でも、今の時代、この蝋燭屋のおじいさん・おばあさん以上にもっともっとエゲツナイ話を日々TVやら新聞やらで見せつけられちゃっているうえに、人間っちゅう生き物に当時ほどは幻想的な「善」を求めようとしなくなっちゃった大人の KiKi にとっては、ある意味「直視できる物語」になったような気分です。


慣れないキルティング作業で指先が痛くなってしまった KiKi。  「慣れるためには作業を習慣づけることが大切!」と思いつつも、だからといってKiKi のメインの趣味であるピアノも弾けない状態になってしまうのではそれはそれで本末転倒・・・・と考え、昨日はチクチク作業はお休みとしました。  ま、てなわけで空いた時間を利用して吾妻郡図書館から借りてきた本を2冊読了しました。(← と言ってもどちらもカテゴリーからすると絵本で活字部分が滅法少ないのですが・・・・ 笑)  まずはそのうちの1冊です。

ターシャ・テューダーの人生
著:H.デイヴィス 訳:相原真理子  文藝春秋

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アメリカを代表する絵本作家にして、現代人が憧れる19世紀の生活を送るターシャ・テューダー。  「すべてを手に入れた女性」として偶像化された彼女の知られざる実像に迫る、最初で最後のオールカラー評伝。  (Amazonより転載)

NHK で彼女の番組が放映され、東京のちょっと大きな本屋さんには彼女のコーナーができあがっているちょっと頑固な風変わりなおばあちゃん、ターシャ・テューダー。  あの広大なコーギー・コテージの敷地をどうやって手に入れたのか、単なる絵本作家の庭がいかにそれが見事な作品であったとしても、ここまでコマーシャリズムに乗っかるようになったのはどうしてか、に興味をもち図書館から借り出してきました。

T.テューダーの本と言えば KiKi が持っているのはこのエントリーでご紹介した2冊のみ(しかもそのうちの1冊は友人からいただいたもの)で、自腹を切ってまでして他にも欲しいと思った例はないんだけど、彼女の挿絵は決して嫌いじゃないうえに、恐らくこの本の帯だったもの(図書館本ではその帯部分を強力な粘着テープで貼り付けてある!)に書かれていた以下の言葉にとっても興味をそそられたんです。  曰く

世間の人はバラ色のレンズを通してわたしを見ています。  わたしは商業美術家です。  これまで挿絵を描いてきたのは食べていくため、そしてもっと球根を買うためです!

そう、今となっては彼女の名前は「ルイ・ヴィトン」や「カルヴァン・クライン」や「ココ・シャネル」や「ダナ・キャラン」と同じようにある種のブランドと化しているけれど、恐らく素顔の彼女は気難しくて、どちらかと言えば人嫌いで、偏屈なタイプの女性だろうな・・・・とNHKの番組で感じた KiKi はそんな彼女がいかにコマーシャリズムに乗っかったのかに強烈な興味がありました。

Lothlórien_山小舎から一番近い図書館は以前このエントリーでご紹介した吾妻郡図書館で我が高山村の隣町中之条町にあります。  Lothlórien_山小舎からは車で15~20分ほどのところです。  で、その近くにはスーパーマーケットもあるので、2週間に1回ぐらいそこへ行くのはさほど苦にはならないんだけど、時々困ったことが発生します。  それは知らずにいて「臨時休館日」に訪ねてしまうことがあるっていうことです。  (実際には図書館に掲示されているスケジュール表で確認できるんだけど、それを確認する習慣が KiKi にはない・・・・・・ ^^;)  で、たまたまこの間図書館を訪ねた日もその臨時休館日にあたり、返却することだけはできたんだけど借り出すことができませんでした。

そこでふと思い出したのは、ちゃんとした図書館の体は為していないんだけど、村の公民館みたいな所に「図書館もどき」の施設があり、吾妻郡図書館の本も予約すればそこに届けてもらえるし、返却もそこにできる・・・・という場所があったこと。  そこでその日は試しにその「村の図書館もどき」を訪ねてみました。  蔵書数も少なく、正直通いたいと思わせてくれる施設ではなかったんだけど、「せっかく来てみたんだから・・・・」と借り出してきた本を読了したので今日はそのご紹介です。

新装世界の伝記 高橋是清
著:中沢莖夫  ぎょうせい

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古今東西の偉人50人を選び、一流執筆陣がその人生ドラマを鮮烈に描く、現代人必読の書き下ろし伝記シリーズ。  小中学生から大人までを読者対象とし、今まであまり取り上げられることのなかった興味深い人物も加えた斬新な内容になっています。  21世紀に生きる現代人に贈る、本格的伝記文学。  単に偉人の業績を綴った記録ではなく、激しく生きた人間自身のドキュメント。  (Amazonより転載)

子供時代にはそれなりに結構な冊数を読んだものの、大人になってからは全くと言っていいほど手に取らなくなったジャンルの1つが「伝記」です。  まして、「織田信長」とか「徳川家康」とか「坂本竜馬」とかであればそんな子供時代にも読んだ記憶がある伝記の1冊だけど、この「高橋是清」な~んていう人に関しては、日本史の教科書でお目にかかったことはあっても伝記として本が出ていることさえ知らなかった人物です。

たまたまNHKのスペシャルドラマ「坂の上の雲」に登場され、西田敏行さんという魅力的な役者さんが演じられているこの「是清さん」。  日露戦争当時の日銀副総裁としての手腕やら、2.26事件での暗殺というポイントポイントでの登場に関してはそれなりに知っていたけれど、実際にどんな人だったのか、まして主人公の秋山真之さんの予備門時代の英語の先生をなさっていらしたみたいだけどあの時代にどうやって英語教育を受けたのかに興味をもって借り出してみました。


外付けHDD 2TB購入

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失業者に成り下がった途端、「そうだ!  今のうち(それなりの現金収入があるうち)に、買っておかなくちゃ!!」と思ったものがいくつかあります。  その1つは未だに入手し切れていない「岩波少年文庫」の現役版39冊(絶版分は古本屋さんで安ければ何とか・・・・・高ければもう諦めるしかない ^^;)と、TV録画用のHDDです。  たまたま今日は群馬原町までお買い物に行く用事があったので、ついでに「ベイシア電器」に寄ってみました。  すると・・・・・・

BUFFALO バッファローツールズ対応 外付けハードディスク 2TB HD-LBF2.0TU2

311gENSXKXL._SL500_AA300_.jpg  (Amazon)
    • 自動仕分けでらくらくファイル整理。バッファローツールズ対応 USB2.0用 外付けHDD
    • 対応OS:Windows7/Vista/XP/MacOS 10.6,10.5,10.4
    • 接続可能なデジタル機器:東芝製レグザ、シャープ製アクオス、ソニー製ブラビア、パナソニック製ビエラ、LG製インフィニア、ピクセラ製プロディア、SCE製PlayStation3およびTorne(トルネ))
    • 主な付属品:USB2.0ケーブル A to B(1m)、ACアダプター、取扱説明書 、テレビ用簡単接続マニュアル ※保証書はパッケージに記載  
(Amazonより転載)

この(↑)HDDが1万円以下で販売されていました。  2テラで1万円以下!!  こりゃ、お買い得でしょ♪とばかりに迷わず購入して帰ってきました。  早速TV(東芝レグザ)と接続し、録画テストを行い、特に問題がないことにニンマリしています。  実はこのTVを購入した際に録画用のHDDも一緒に購入してあったんですけど、そのHDD、今では東京のマンションで iPod 用音楽収録HDDとして使い回されちゃっていたんですよね~(苦笑)

で、「こりゃ、いいお買いものをした」とご機嫌だったんですけど、このエントリーを書くためにアマゾンをチェックしてみてカスタマーレビューを拝見していたらちょっと気持ちが萎えてきちゃった・・・・・。  低評価の方が数名いらっしゃるのは仕方ないとして、そのうちのお一方、

TVの録画用に使用していましたが、 
購入して半年足らずで壊れた・・・

とのこと。  読んだ当初は「エエェッ!!」となって「こりゃ早まったかなぁ・・・・」とも思ったけれど、半年だったら保証期間内だし、逆にそこまで早いっていうことは機械ものにはありがちな「初期不良」ということだったんだろうな・・・・と気を取り直しました。  逆に高評価の方のレビューによると

価格.comでのHD-LBF2.0TU2満足度第一位の評価は納得できる。

とのことなので、やっぱりいいお買いものだったんでしょう(笑)  まあ、今までの KiKi だとこういう口コミ系にはあんまり流されないし、不具合品に当たっても「機械ものはしょうがない」とある程度鷹揚に構えていたんですけど、さすがに今回は現金収入がなくなる恐れがあるだけにちょっと「人の噂」に踊らされかかってしまいました。  う~ん、やっぱりそうやって考えてみると「現金収入」がある状態っていうのは人の気持ちを安定させるものなんでしょうねぇ・・・・・。  

たかが金、されど金

っていうことなんでしょうか??  山小舎暮らしが板についてきたつもりだったけれど、やっぱり仙人にはなりきれない KiKi のようです・・・・・ ^^;    

えっちらおっちら、雑事に追いまくられながらもようやくベビー・キルトのトップ(表布)の繋ぎ合わせまで完了しました。  いやはや、ここまでの作業でかなりぐったりしてしまったので、この後、ふち布つけ、キルト芯と併せてキルティング、裏布と併せてキルティングというまだまだ気の遠くなるようなプロセスが待っていることから目を背けたい気分もしてきた今日この頃です・・・・(苦笑)

でもでも、KiKi がそんな弱音を吐いている間にも赤ちゃんは着実に育っているらしい(^^; 当たり前か)ので、可能であれば「オギャア!」と生まれたその瞬間には完成品を手渡していることが理想です。  予定日まで余すところ約3か月。  何とか気力を奮い立たせて完成を目指したいと思います。

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いや~、それにしても我ながらよくぞここまで頑張ったものです。  お針仕事なんていうのが高校の家庭科の授業以来(ボタン付けとか裾篝は別にして)だった KiKi がふとした気の迷い(?)からパッチワークなんちゅうもんに手を出して約1年。  通信教育の課程をこなしきっていない状態で、突然知らされた妊娠事件(?)に、大慌てで始めたベビー・キルト製作(な、な、なんと、人様にさしあげるこれが初の大作となる!!  ← なんて無謀な ワ☆タ☆シ )にも関わらずトップを仕上げることができただけでも偉い、偉い(・・・・・と自画自賛してみる 汗)  

ところが・・・・・です。  やっぱり経験不足っていうヤツは隠しおおせるものではなく、パターン1つ1つの縫い代の倒し方までは特に問題なくここまで持ち込むことができたものの、パターンとパターンを繋いだところの縫い代の倒し方が皆目見当がつきません・・・・。  仕方なく、このキットを購入した「ベアーズ・ポーさん」にメールでご教授いただくこととなりました。  そんな図々しい KiKi の突然のメールにも、折り返し丁寧にご説明いただき、感謝・感謝です。

      


これまで東京に若干の「出稼ぎ仕事」を持ち、山小舎と東京のマンションを行ったり来たりしてきた KiKi ですが、年も押し迫ったこの時期に、とうとう失業者となってしまいました・・・・・・。  過去5年ぐらいのうち最初の4年は某社で部長職を務めてきたのですが、最後の1年はちょうど自分自身の体調もすぐれなかったり、母親のアルツハイマー発症やら、山小舎での農業開始等々でいっぱいいっぱいになってしまい、契約で仕事をしてきていたんですよね~。  で、ほんの2か月ほど前まではあと半年ぐらいはその仕事が続きそうな雰囲気だったんですけど、ここへきて急遽、一旦休止という会社判断があり、11月末で「契約期間満了」扱いで失業者に・・・・・。  せめてもの救いは10月までは嘱託社員扱いだったので、その前の4年ほどと通年で5年と1か月失業保険を払い続けていたために、「会社都合 & 5年超勤続 & 50歳以上」という失業給付金支給カテゴリーに分類されることとなったので、失業給付金を8か月ほど貰えることになったということ・・・・・ぐらいでしょうか。  

いや~、あの会社で「役員になってくれ」と言われたときに断っておいて良かったぁ(笑)  あの時役員なんていう肩書きだけのポジションについていたら、失業給付金自体、貰う権利を失ってしまうところだったものなぁ・・・・・・。

でも、ここに1つ大きな問題があって、「今現在、KiKi の住民票は相変わらず東京にあること」なんですよ。  失業給付金を貰うためには当然のことながら「失業状態であることを確認する日(認定日と呼ぶ)」に、住民票のある区域を管轄するハローワークに出頭しなくちゃいけないんです。  このままでは、認定してもらうために山小舎⇔東京の移動が発生してしまいます。  増して東京にはほぼ愛想が尽きた KiKi は次に仕事を探すとしたらできればここ群馬県で仕事を探したいんだけど、今のご時世、東京でないと仕事がないことも想定できちゃうだけに、どうすべきか・・・・・・。

あれこれ一人で考えていても仕方ないので、先日、こちらのハローワークに出かけて色々アドバイスしていただきました。


2011年11月の読書のまとめです。  今月は荻原作品に触発された「日本昔話シリーズ」の読書が中心となりました。

11月の読書メーター
読んだ本の数:15冊
読んだページ数:4762ページ
ナイス数:45ナイス

今昔ものがたり (岩波少年文庫)今昔ものがたり (岩波少年文庫)
平安時代に編まれた全31巻、1059話の大書「今昔物語集」の中から、厳選された物語が収められています  実際の「今昔物語」の方は仏教説話がかなりの量を占めるそうなのですが、この少年文庫版では仏教説話はほんの少しで、武士が活躍する話、庶民の生活の話、泥棒の話、ちょっと怪談調の物の怪やら幽霊やらが出てくる話と硬軟織り交ぜた物語集になっていて楽しむことができます。 この本の中にも「キツネにだまされた日本人」の話が複数話収録されていて、それを読むにつけてもこの本のことを思い出します。  KiKi 自身、人間がキ
読了日:11月28日 著者:杉浦 明平


星の林に月の船 声で楽しむ和歌・俳句 (岩波少年文庫(131))星の林に月の船 声で楽しむ和歌・俳句 (岩波少年文庫(131))
世の中には俳句や和歌を趣味とする大人も多いけれど、あいにくそのての雅な趣味を持たずに大人になってしまった KiKi。  でも、久々にこの本で数多の和歌や俳句を読んでみると、今さらながら「日本語の美しさ」と「日本人の美意識」、「季節感」といったものに驚かされます。  この本に収録されている194編の作品の中で、既に KiKi がどこかで読んだことがあるものが約半数。  そのまた更に約半数が未だにちゃんと暗唱できる句だったのが嬉しかった(笑)。  最近ではすっかりご無沙汰の「百人一首」に含まれている詩もあり、
読了日:11月27日 著者:大岡 信


おとぎ草子 (岩波少年文庫)おとぎ草子 (岩波少年文庫)
この本の素敵だったところは、いくつかの物語の中で登場する和歌が省略されることなく掲載され(しかも読みにくそうな漢字にはルビ付き)、さらにはその後にその歌の大意も記載されていたことです。  こういう「子供向け」のお話では往々にしてカットされてしまうこれらの和歌が載っていることにより、「古い時代の日本人の心根」とでも言うべきものが香り高く滲み出ているようで、大人の KiKi には読みごたえがありました。
読了日:11月26日 著者:大岡 信


わらしべ長者―日本民話選 (岩波少年文庫)わらしべ長者―日本民話選 (岩波少年文庫)
この作品群の中で秀逸だと感じたのは、いわゆる「擬態語・擬音語」の豊かさです。  今となってはTVでしかお目にかかれない機織り機の音(キコバタトン カランコカランコ)とか、馬の首につけられた鈴の音(ジャンガ ゴンガ)とか、酒盛りのお囃子の音(トレレトレレ トヒャラトヒャラ ストトンストトン)とか、ニワトリが時を告げる真似の音(ケケロウ・・・;一番どり  ケケロウケエ;二番どり  ケケロウ ケケロウ;三番どり) etc. etc. etc........ どれもこれも現代人には決してなじみ深い擬態語・擬音語
読了日:11月24日 著者:木下 順二


かもとりごんべえ―ゆかいな昔話50選 (岩波少年文庫 (013))かもとりごんべえ―ゆかいな昔話50選 (岩波少年文庫 (013))
この本に含まれている物語も半分以上は初めて聞く(というより読む?)物語ばかりだったけれど、表題作の「かもとりごんべい」は子供時代に KiKi も絵本(だったと思う)でよく知っている物語・・・・・だったはずでした。  ところが、この本の「かもとりごんべい」は KiKi の記憶にある「かもとりごんべい」とは似て非なる物語で正直なところ一瞬「へ??」となってしまいました。  ごんべいさんがかもに飛ばされるところまではまあほぼ同じなんだけど、そこから先がかなり違うんですよね~。  因みにこの本に収録されている「か
読了日:11月23日 著者:稲田 和子


サブリエル―冥界の扉 (古王国記)サブリエル―冥界の扉 (古王国記)
この物語がなかなかよいのは主人公が完璧なネクロマンサーではないということに尽きるような気がします。  勝ち気過ぎるということもなく、弱々し過ぎることもなく、理知的ではあるものの魔法の知識やら秘められた魔力みたいなものが絶大なわけでもない。  魔法を使うにも「魔法書(マニュアル)」首っ引きで、大きな失敗こそはしでかさないまでも大成功ということもほとんどない。  18歳の女の子というキャラ設定に程よく等身大なのが◎だと感じました。 そしてさらに秀逸なのは彼女が表紙絵で首に巻いている猫ちゃんの存在です。  味
読了日:11月22日 著者:ガース ニクス


宇治拾遺ものがたり (岩波少年文庫)宇治拾遺ものがたり (岩波少年文庫)
いやはや、こうやって「少年文庫」とはいえ日本の古典を読んでみると、いかに KiKi が「絵本 or おとぎ話」以来、母国日本の民話から離れていたのかを改めて実感させられますねぇ。  同時にここに収められている47編の物語のうち、半分以上は生まれてこの方読んだこともない物語ばかりで、正直なところ「日本人としてこれでよかったんだろうか??」と思わずにはいられなかったりもします ^^;  特に KiKi の場合は国語の授業や古文の授業で勉強した物語以外は、ホント、おとぎ話でしか日本の民話と接してこなかったからな
読了日:11月20日 著者:川端 善明


RDG4 レッドデータガール 世界遺産の少女 (カドカワ銀のさじシリーズ)RDG4 レッドデータガール 世界遺産の少女 (カドカワ銀のさじシリーズ)
あれ?  これってもう「佳境」なの???  あまりにもあちこち世界を広げている(ように感じられる)ので、まだまだ物語は序盤戦・・・・っていう気がしていたんだけど・・・・。  それに KiKi にとっては「姫神の口から語られる事実」は正直なところあんまり「驚くべき・・・・」とまではいかなかったんだけど・・・・・ ^^;  もちろん予想することさえできていなかったことを語ってくれちゃってはいるんですけど、所詮(っていう言い方が正しいのかどうかさえわからないけど)霊の語ることだしねぇ・・・・。  何だか色々な意
読了日:11月19日 著者:荻原 規子


樹上のゆりかご樹上のゆりかご
ものすご~く正直に言ってしまうと、この物語のテーマというか、「ゆりかご」が何を象徴し、「名前のない顔のないもの」が何だったのか?は最後までよくわかりませんでした。  この物語を読んでいてひたすら感じていたのは、KiKi 自身の忘れかけていた高校時代の思い出だけ・・・・だったような気がします。 この物語の舞台となる高校と KiKi が卒業した高校は決して同じ学校ではないけれど、そこかしこに「ああ、これは○○高校; KiKi が卒業した高校 でいう所の、あの行事と同じようなものだろうなぁ・・・・」と関連付け
読了日:11月18日 著者:荻原 規子


RDG3  レッドデータガール  夏休みの過ごしかた (カドカワ銀のさじシリーズ)RDG3 レッドデータガール 夏休みの過ごしかた (カドカワ銀のさじシリーズ)
このペースの遅さは言ってみれば現代ではそれこそ絶滅しちゃったに等しい修験道を初めとする山岳信仰の心・・・・のようなものを、現代社会の、しかももっともそういう世界とは隔絶されていると言ってもいい若い世代に知らしめるというあまりにも壮大なプラン故の副作用のようなもの・・・・と考えるしかないのかもしれません。  でもね、KiKi が思うにこういう世界観ってRPGなんかで当たり前のように遊んでいる世代の若年層の方が受け入れやすくて(信じるという意味ではないけれど)、どちらかというと「科学万能、経済発展万歳」という
読了日:11月16日 著者:荻原 規子


RDG2  レッドデータガール  はじめてのお化粧 (カドカワ銀のさじシリーズ)RDG2 レッドデータガール はじめてのお化粧 (カドカワ銀のさじシリーズ)
パソコン・携帯といった現代生活の必需品を扱うことができず(使い方を知らなくて使えないのではなく、彼女が使うと電子機器が故障する!)、都会の人ごみでは変なものの存在を感じパニック症状さえ呈していた純粋培養系絶滅危惧種の泉水子ちゃんが東京の(と言っても都下だし高尾山だけど)高校に進学するという物語の展開に、正直ちょっと唖然。  いくら「自分を変えたい!」という意識があったとは言え、さらには父親の希望だったとは言え、冒険にも程があるなぁ・・・・と。  しかもその学園がどう見ても普通の学園じゃないところがいかにも
読了日:11月15日 著者:荻原 規子


RDG レッドデータガール  はじめてのお使い (カドカワ銀のさじシリーズ)RDG レッドデータガール はじめてのお使い (カドカワ銀のさじシリーズ)
苦手なはずなのに荻原作品に惹かれる理由。  その1つは KiKi 自身が日本人でありながら日本文化に対して無知であるという強烈な劣等感があることと無関係ではないような気がします。  それを証拠に荻原作品の中でももっとも苦手だったのは「西の善き魔女シリーズ」で、それ以外の「勾玉三部作」とか「風神秘抄」なんかは苦手・苦手と言いつつも結構気に入っていたりもするのですから・・・・ ^^;  又、ことこのRDGに関して言うならば、酒井さんの絵がね~♪  酒井さんの絵がただでさえ好きなところにもってきて、この第1巻の
読了日:11月14日 著者:荻原 規子


王国の鍵1 アーサーの月曜日―The Keys to The Kingdom王国の鍵1 アーサーの月曜日―The Keys to The Kingdom
う~ん、この本はかなりビミョーかも・・・・。  正直なところちょっと読み進めるのが苦痛でした。  世界観にも主人公にも、ついでに端役にもほとんど感情移入(と言うか、共感?)することができなくて、「ハウス」自体も何だか得体が知れないだけでちょっとなぁ・・・・っていう感じ。  何て言うのか描写のあちこちに「映画化してくんない???」っていう色気みたいなものを感じちゃって、楽しめなかった・・・・・とでも言いましょうか?? 何で「映画化してくんない??」っていう色気みたいなものを感じたかと言うと、例えばハウスの
読了日:11月12日 著者:ガース・ニクス


マジョモリマジョモリ
梨木さんの作品ってその多くがどことなく「異国風」を感じさせるところがあると思うんだけど、こういう日本の神様を扱う物語でもその特徴はしっかりと残っています。  扱われている女神さまはどうやら「木花咲耶姫(このはなさくやひめ)」らしいんだけど、その神聖な女神さまを「ハナちゃん」と呼び、彼女のご招待でお茶会を催すな~んていう発想は異国情緒以外の何物でもありません(笑)  それでも、出される飲み物が「紅茶」や「ハーブティー」ではなく、「ヨモギ茶」、「カキの葉茶」、「サクラ茶」、「野菊茶」、「笹酒(ささしゅ)」とい
読了日:11月09日 著者:梨木 香歩


風神秘抄風神秘抄
荻原作品に対する拭いきれない苦手意識を抱えつつもこの作品の舞台となっている時代設定に興味をもち手に取ってみました。  そんな「おっかなびっくり」の読み出しではあったものの、最初の数ページであっという間にこの物語の世界観にどっぷりと浸っていました。  これまでの荻原作品ではかなり強烈に感じ、KiKi の苦手意識を醸造してくれちゃっていたあの「少女マンガチックさ」がこの作品ではほとんど気になりませんでした。  そして、彼女が描く精緻な情景描写が、さながら「平安絵巻」のような、又は「曼荼羅絵図」のような美しさを
読了日:11月07日 著者:荻原 規子

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