KiKi とレコード鑑賞 その3

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2006年5月、KiKi はこんな書きかけエントリーを残し、この話題には一切触れないまま今年2011年12月を迎えちゃっています。  思えばこの書きかけエントリー、Blog が流行っていた時代に、多くのクラシック音楽 Blog 仲間とそこそこ Deep な交際(バーチャルだけど)をしていた頃(当時はここLothlórien_Blog ではなく、「落ちこぼれ会計人の Music Diary」の一つ目;途中でBlog Service の乗り換えアリ を書いていた)に、せっせと書き連ねていたものでした。  たまたま今日は山小舎→東京の移動があってちょっとお疲れ気味(何せ電車賃を節約するためにいわゆる在来線を乗り継いでの移動なのです)なので、読書も音楽鑑賞も没頭できそうにありません。  ま、てなわけで、このエントリーのことを思い出したのを契機にこの続きを書いてみようと思い立ちました。  恐らく今回も無意味に長~いエントリーになるだろうと思います。(笑)

尚、このエントリーはシリーズ・エントリーであること、間がかなり空いてしまったことを考えて、以下に関連エントリーのリンクを作っておきます。

第1弾: KiKi とピアノとの出会い

第2弾: KiKi とピアノの再会

第3弾: KiKi と電子ピアノの生活

第4弾: KiKi と運命のピアノの出会い

第5弾: KiKi のピアノレッスン その後

第6弾: KiKi とレコード鑑賞 その1

第7弾: KiKi とレコード鑑賞 その2


さて、子供時代に習っていたピアノの先生に勧められ、クリスマスプレゼントと翌年のお誕生日プレゼントのセット扱いで購入してもらった KiKi のお初の「自分のもの」と呼べるクラシック音楽のレコードは・・・・と言えばそれは「モーツァルトの後期6代交響曲」のLPでした。  今でも実家にはあのLPがどこかに取ってあるだろうと思うんだけど、大学入学のための上京以来、一度も目にしていないので指揮者が誰で、オケがどのオケなのかは確認できていません。  ま、正直なところピアニストにはそれなりの拘り(つまり誰の演奏が好き・・・とか)を20代ぐらいから持ち始めた KiKi だけど、オケや指揮者に関してはあんまり拘らない(というよりそんなに聴き比べができるほど持っていなかった)時期が長かったので、まして自分の人生で一番最初の交響曲のレコードが誰の演奏なのかに注意を払ったことがないんですよね~。  でも、多分・・・・だけど「ブルーノ・ワルター & コロンビア響 or NYフィル」だったんじゃないかと思う・・・・。

このLPを初めて聴いたときの率直な感想は?と言えば・・・・・・・・





ながっ!!!




というものでした。

35番「ハフナー」で17分ぐらい、36番「リンツ」で26分ぐらい、38番「プラハ」で25分ぐらい、39番 & 40番がそれぞれ25分ぐらい、オーラス41番の「ジュピター」で30分ぐらいの演奏時間が標準だと思うんだけど、これって日頃 KiKi がピアノのお稽古でさらっている曲(当時はブルグミュラーの25の練習曲が終わりそうなタイミング)と比べると異様に長いんですよ。 

確かに KiKi は既に「メンコン」を聴いていた(全曲で約28分ぐらい?)けれど、あれは熱に浮かされたような感じで一種の興奮状態で聴いていたし、「ピーターと狼」だって23分ぐらいはかかる曲だけど、ストーリーがあるうえにラジオドラマ的な解説が間に入っていたので時間のことを気にしたことはなかったんです。  ピアノの発表会で弾かせてもらった「キラキラ星の主題による変奏曲」だって12分ぐらいはかかる曲なんだけど、あれでも「長い」と感じていた KiKi にとってこのモーツァルトの交響曲の長さは尋常ではないようにさえ感じられました。

しかも当時はまだ「ソナチネアルバム」に入っていなかった時期なので、「ソナタ形式」というやつの洗礼を受けていなかったんですよ。  「楽章」っていうやつが何なのかもわからない・・・・・。  ついでにヨーロッパっていう所がどんな所なのかもよく知らない。(今ほど旅番組や紀行番組が充実していた時代じゃないので、写真さえ見たことがなかった・・・・・ ^^;)  「ジュピター」がローマ神話の最高神の名前であることは知っていたけれど、「リンツ」も「プラハ」も当然行ったこともなければ見たこともない・・・。  「ハフナー」に至っては「それ、何の名前??」という状態だったから、音楽を聴いてもイメージが湧きあがってくるわけじゃない・・・・・。  さらに、さらに、当時はモノラル録音のLPを貧弱な再生機(それでも KiKi にしてみると贅沢品だった)で聴いているわけだから、イマドキのデジタル録音のCDほど迫力があるわけでもない・・・・・。  だから、メンコンを聴いたときほどのドカンというショックはなく、きれいな曲だとは思いつつもそれ以上の感動はないまま

「ふ~ん・・・・  これがモーツァルトの交響曲ねぇ・・・・・」

という程度の感想しか持ちえませんでした。  だいたいにおいて標題音楽じゃないから、音以外に頼る術はないわけだけど、まだ「主題」とか「展開」とか、そういうことがわかっていないのでチンプンカンプンなわけですよ。  ま、それでも「変奏曲」を経験していたのがせめてもの幸いで、時々聞こえてくるある種の音形に「ああ、きっとこれが主題なんだろうなぁ・・・・」ぐらいのことはわかったんですけどね(苦笑)




ああ、お人形のお洋服の方にしておけば良かった・・・・・・




正直、最初はそう思ったことを鮮明に覚えています。 

ところが・・・・です。  当時から貧乏性だったせいか、はたまたお人形の洋服よりこちらを自分が選んだ以上、これを目いっぱい堪能しようと前向きな考えを持ったせいかはうろ覚えなんですけど、この長~い音楽を奏でるレコードがそのままお蔵入り・・・・となってしまうことはなく、メンコンや例のジェローム・ローウェンタールのピアノ曲のレコードと代わる代わる・・・・ではあるものの、かなり熱心に聴きこんでいたことだけは事実だったみたい・・・・・(苦笑)  そしてこの熱心さ(?)が KiKi を次の音楽と出会わせてくれたようです。

毎日、毎日同じサイクルで同じ曲(数種類)のレコードを聴きまくっている娘の姿に感動して別の音楽も聴かせてみようと思ったためなのか、同じ曲ばかり聴かされる親の方がたまったものじゃないと思ったためなのかは定かではないんだけど、モーツァルトが我が家に迎えられてから9か月ぐらいたったある日、父親がどこかのデパートの「中古レコード売り場」で購入したらしいベートーヴェンの交響曲、第3番「英雄」、第5番「運命」、第6番「田園」、第9番「合唱」の4曲セットのLPを持ち帰ってきました。  

モーツァルトの交響曲には「ふ~ん・・・・」という程度の興味しか示さなかった KiKi だったんだけど、このベートーヴェンにはやられちゃいました。  曲の長さはモーツァルトの比じゃなかったんだけど、そのモーツァルトで「交響曲の長さ」に慣らされていたお蔭もあって、ベートーヴェンの交響曲を初めて聴いたときには「ながっ!!」とは感じなかったんですよ。  と、同時にこのレコードが我が家に来た頃と時期をほぼ同じくして KiKi のピアノのおけいこも「ソナチネアルバム」に進んでいて、「ソナタ形式の何たるか?」についても少しずつ理解し始めていた KiKi はこれにはホント嵌りました。

どの1曲をとっても感動せずにはいられないんです。  特にショックが大きかったのは「運命」と「合唱」の2曲。  「運命」のあの出だしはそれまで KiKi が聴いてきたどんな音楽とも違う響きを持っていたし、「合唱」の方は管弦楽と歌が同時に奏でられるという事実に唖然としました。  そしてこの時のショックがその後の KiKi の「ベートーヴェン贔屓」の根っこにあるし、「3大Bへの傾倒」の出発点だったし、「ベートーヴェン・ピアノソナタへの拘り」の原点であることは間違いありません。


to be continued .......

  

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このページは、KiKi (Brunnhilde)が2011年12月 8日 16:31に書いたブログ記事です。

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次のブログ記事は「KiKi とレコード鑑賞 その4」です。

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