KiKi とレコード(CD)鑑賞 その8

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今日もクラシック音楽関係のシリーズ・エントリーの続きを書き進めたいと思います。  今日のエントリーでこのシリーズは一応終了です。  ま、今回も無意味に長~いエントリーになるだろうと思いますので「続きを読む」をポチっとする前によ~く考えましょう b-hato4-b.gif

さて、大学時代は図書館という非常に便利な施設の恩恵を受け、かなり多くの種類の交響曲を聴く機会を得ることができた KiKI。  この時代にマーラーを知り、ブルックナーを知り、シベリウスを知り、ショスタコーヴィチを知りました。  ピアノ曲しか知らなかったシューマンの交響曲を初めて聴いたのもこの時代だったし、メンデルスゾーンの交響曲も「イタリア」と「スコットランド」の2曲はこの時代に聴きました。  そのうちのいくつかはカセットテープにダビングして手元に残しましたが、レコードを購入することはできませんでした。  何せ経済的にそんな余裕はなかったし、少しでも余剰資金ができるとそのお金はピアノの練習をするためのレンタル・スタジオやら新しい楽譜やらに消えていってしまったからです。

そしてちょうど KiKi が大学を卒業した頃にCDというものが世の中に出てきました。  CDの登場と共に値崩れを起こしていった(今の廉価版には遠く及びませんでしたけど)のがLPでした。  そして KiKi は社会人になり自分の稼ぎで暮らすようになり、最初の1年は相変わらず余裕がまったくなかったけれど、2年目の夏のボーナスを貰う頃にようやく少しだけ貯金らしきものができるようになり、ここでいくつかのLPを買い増しします。  そのほとんどが大学時代に聴いて感銘を受けたもののカセットテープにダビングできなかった(空のカセットテープを買う資金が足りなかった)音楽だったので、交響曲とピアノ曲のラインナップでした。  今となってはそのLPは全て処分してしまった(昔、親や祖父母に買ってもらったLPだけはKiKi のものとは言い難いので実家に送り返しました)のでどんなラインナップだったかははっきりとは覚えていません。

そして最初の転職をし、カルチャーセンターでピアノのレッスンを受け始めた頃に、CDコンポを購入し、今度はCDを少しずつ買い集め始めます。  でもこの頃のCDは KiKi の稼ぎと比べるとかなり高価なお買いものだったので、本当に少しずつ、少しずつのお買いものになりました。  そんな中で一番印象に残っているのは「アラウのベートーヴェン・ピアノソナタ全集」でした。  これを購入する時はかなり悩みに悩みぬいてねぇ・・・・。  とりあえずベートーヴェンのピアノソナタはバックハウスのLPを持っていたので他にも聴いてみたい音楽や手元に置きたい音楽がヤマとあるのに、今これを買う必要があるんだろうか?・・・・・ってね。

1週間以上、悩み続けた結果「これだけ悩んでも『いらない』という結論に至らない以上、買おう!」というかなり乱暴な理屈により購入。  思えばこれが KiKi の初輸入CD購入の1 Box でした。  そうしたら一辺でアラウのファンになり、あれほど大切に聴いてきたバックハウスのLPには手を出さなくなっちゃいました。  そしてこの経験により日本のCDよりも逆輸入された輸入盤CDの方が安価であることに気がつき、以後 KiKi の行きつけのCD Shop がWAVEやHMVになりました。

そして更に次の会社に転職した頃を機に、今度は毎月1枚ずつCDを買い集めるようになります。  ボーナス月はちょっと奮発してボックスものを、通常月には普通の1枚もののCDを買い集めます。  この頃せっせと買い集めていたのはやはり交響曲を筆頭とする管弦楽曲と協奏曲、ピアノ曲、そしてオペラのCDでした。  そんな中購入したなかで再度ぶっ飛んだのが、「クララ・ハスキルのモーツァルトのピアノ協奏曲 20番 & 24番」のCDでした。  モーツァルトの音楽で感銘を受けたのはあの「夜の女王のアリア」以来でした。  

その後、あの廉価版の火付け役とでも言うべき Naxos が登場しました。  それまでのCDの価格の1/3 ぐらいの値段で買えるこのCDには本当にお世話になりました。  輸入盤と Naxos でかなりの量のCDが手元に増えたのち、現在のようなCDの価格破壊が発生しました。  

又、これとほぼ時期を同じくして世の中にはDVDなるものが出てくる兆しが見え始め、それまで KiKi には高値の花だったLDの価格破壊が発生しました。  この時、本当にたくさんのオペラのLDを買い求め、それまで「音」でしか出会うことのなかったオペラを映像で観ることができるようになりました。  そしてこの時に買い求めたLDの中にあのワーグナーの「リング」がありました。  これで又、KiKi はぶっ飛んじゃったんですよね~。  世の中にはこんなすごい作品があったのか!と。

その後、経済的に余裕が出てくるにつれHMV詣では頻繁になり、月に1枚だったCD購入が3枚に、4枚にと増えていきます。  そしてようやくこの頃に手を出すようになったのが室内楽や声楽のCDでした。  あのバッハの「マタイ」をはじめとするリヒターのボックスに手を出したのもこの頃なら、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲全集やモーツァルトの弦楽四重奏曲選集、そしてブラームス & モーツァルトのクラリネット五重奏曲、etc. etc. を買い集めました。

ま、その延長線上に今の KiKi がいるわけですが、最近の KiKi はほとんど新譜のCDを購入していません。  今はこれまでにせっせと買い集めてきた CD をじっくりと味わう鑑賞スタイルに落ち着いています。  この理由はついにCDを入れておく棚がいっぱいになり、そこに入りきらない床に直置きのCDがかなり目立つようになってきたからです。  もちろん中には今一つパッとしない印象の演奏のものもあったりはするのですが、こんな風に少しずつ少しずつ集めてきたCDには特別な愛着・・・・のようなものも働き、処分して次の1枚を・・・・という気分にはなかなかなれないのです。  ま、それに今はCDコレクションよりは岩波少年文庫コレクションにお金を使っている・・・・という別の事情もあったりするわけですが・・・・・ ^^;

でもね、本当に一番大きな理由はね、KiKi にはあのLPを処分した際の苦い思い出がトラウマのように残っているんですよね~。  保管場所の問題もあって、生活が苦しい中でせっせと集めてきたLPを所有し続けることは困難だと自分で決めて処分したんだけど、それでもあれらを手放すときには身を切られるような痛みを感じたし、自分の手元になくなったことをあらためて実感した時には、モノ以上に大切な何かを失ったような気がして涙が止まりませんでした。  あんな思いは2度としたくない・・・・・。  少なくとも自分の積極的なアクションにより、そんなことはしたくない・・・・・。

それでも以前からおつきあいのある「クラシックブログ仲間」とでも呼ぶべき人々のブログを訪問し、素敵なエントリーを読ませていただくたびに「ああ! このCDを聴いてみたい!!」と渇望しちゃったりもするんですけどね(笑)  でも、そのたびにこう考えるようにしているのです。  

今持っているCDを味わい尽くすだけでも、残りの人生では時間が足りないかもしれないんだから・・・・・

と。  実際、手持ちのCDの中には2~3回しか聴いたことがない音楽も結構あったりするのです。  かつて数少ないLPを大切に大切に何度も何度も聴いていた日々のことを思えば、いかにも消費的な、聴き捨てのような聴き方しかできていない今の自分はどこか間違っている・・・・そんなことも感じるようになってきたのです。

ま、てなわけで、随分長い間このブログではクラシック音楽関係のエントリーをさぼってきちゃっていたけれど、「そろそろ少しずつ、その大切なCDの視聴記録も又書き綴っていきたいなぁ」な~んていうことを考えつつ、このシリーズ・エントリーを終えたいと思います。 

  


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このページは、KiKi (Brunnhilde)が2011年12月13日 09:25に書いたブログ記事です。

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