もういちど読む山川世界史 「世界の歴史」編集委員会

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以前、東京は有楽町の三省堂で時間調整のためブラブラしていた際、ちょっとしたスペースを割いて平積みされていた本がありました。  「山川 ○○史」というPOPに引き寄せられついつい手に取ってはみたものの、その時はカラー口絵の頁だけをざっと眺めてみて、「どこかで見たことがある写真ばっかり。  ひょっとしたら KiKi が使っていた世界史の教科書と同じなのかなぁ。  そう言えばあの教科書はどこへ行っちゃたんだろう??  大学進学のために上京した際に実家に残しておいてその後の改築で捨てられちゃったのかなぁ・・・・」な~んていうノスタルジックな想いに囚われてそれでおしまい(笑)でした。  実際のところ KiKi は大人になってからこんな本とかこんな本を入手してあって、それこそ「もういちど世界史を学ぶ」のであれば、「なんちゃって教科書」よりはこっちの方が役に立つだろうと考えたのでこの本は購入には至りませんでした。  でも、たまたま図書館でこの本に再会したのを機にここいらで「なんちゃって教科書」に戻って、それこそもういちど世界史をざっくりと俯瞰し直してみるのもいいかもしれない・・・・と思い今回借り出してみました。  ま、てなわけで本日の KiKi の読了本はこちらです。

もういちど読む山川世界史
編:「世界の歴史」編集委員会  山川出版

41irSYHB1FL._SL500_AA300_.jpg  (Amazon)

高校の世界史教科書を一般読者のために書き改めた通史。  1冊で世界の歴史を明瞭・簡潔に叙述し、その全体像を示す。  多数のコラムを設け、現代世界の理解に役立つテーマを解説する。  日々変化する世界をとらえ、ニュースの背景がわかる社会人のための教科書。  (Amazonより転載)

何とまあ、面白味もへったくりもない本でしょうか??  ここまで総花的 & 事実の羅列のみの本だと目が活字の上をすべっていって、結果頭には何一つ残らない(少なくとも KiKi には)という事実をつきつけられ、ある意味読書に使った時間を返してほしいと思っちゃうような本でした。  強いて言えば KiKi の学生時代の教科書に比べると「現代史」に近づけば近づくほど読みやすくなる(要するに背景的なことが少しは細かく書かれ始める)ということと、時々挿入されている「コラム」部分に面白味がある・・・・というのが長所と言えば長所ですかねぇ・・・・。  

で、改めてこの本を手に取って眺めてみてふと感じたのは、KiKi が高校時代に使っていた「山川 世界史」(確か表紙の色は渋い緑だったような気がする)の教科書はもっとぶ厚かったような・・・・・。  さらにはそれをひとまわり小さくしたサイズの「用語集」も同時に使用していたような・・・・・。  さらには年表 & 世界史地図もあって、世界史の勉強をする際には机の上にこれに追加で「参考書」が広げられ、その全部を読み込んで初めて理解に及んだことが多かったこと等々を思い出しました。


まあ、いかに総花的に過ぎる・・・・と言えども、世界に数多ある国々のそのメインどころの歴史をこの厚さに納めなくちゃいけないということを考えると、それなりによくできている本だとは思うんですよ。  でもねぇ・・・・。  こんなんじゃ様々な出来事の因果関係やら、地域性やら、民族性やらっていう「背景」がほとんど理解できない・・・・という以上に想像するのも困難な気がしちゃうんですけどねぇ。  それにこの内容で1,500円とはちとコストパフォーマンスが悪すぎるような気がしちゃうのは気のせいでしょうか??  だって、先にもご紹介したこちら(↓)はこの数倍は内容が濃い本なのに、2,500円で買えちゃったんですよ!!(もっとも今は絶版みたいですけど・・・・ 苦笑)

詳説世界史研究
山川出版社

51XHH31C01L._SL500_AA300_.jpg  (Amazon)

教科書の叙述を深く掘りさげて記述した、内容豊かな本格的参考書。  受験生には必読の書。  多色刷。  (Amazon より転載)

大人になってから読む歴史関係の書籍って、どうしても「ある時代」とか「ある人物」とか「ある区切られた年代」とか「ある文化圏」っていう縛りがあって、通史的に、さらには他国(それも異なる文化圏としての背景がある他国)との関係性みたいな部分に関しては、抜けがちになるので、時々は「通史」に立ち返ってみる(≒ それぞれの国の異なる事情に思いを馳せる)ことはとても大切だと思うんだけど、どうやらこの本(「もういちど読む山川世界史」)はその参考書としてはお粗末極まりないというのが本日の KiKi の結論でした。

逆にこっちの本(「詳説世界史研究」)の方は、ハードカバーで分厚いうえにかなり重い本なので通読してみたためしはないんだけど、これを機会に新年度を迎えたら一度通読してみようかしらん・・・・。  幸いなこと(?)に今のところ失業者なので時間はたっぷりあるし♪  

それにしても・・・・・

「教科書」の装丁 & 活字 っていうやつはどうしてこうも「眠気」を誘発するんでしょうか??  まるで条件反射のようにこの本を手に取ると眠気が襲ってきたのは絶対に気のせいじゃないと思う・・・・。  世界史、好きだったはずなんだけどなぁ・・・・。  あ、でも高校時代の世界史は嫌いだったっけ??  中学時代に教科書から離れて年表を自分で作ってそこに因果関係とか国際関係の矢印をつけたりしていた時代は本当に楽しかった!!  そして大学時代の教養課程での世界史も、色々な本を読み漁って楽しかった!!  この高校時代程度の「かな~り浅く、でもその割には広く」の学習パターンが KiKi にはもっとも苦手分野みたい・・・・・ ^^;

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コメント(2)

 お邪魔します。お元気ですか。実は、私も腰痛です。お大事に。
 『もういちど読む山川世界史』は、本屋でのぞいた程度ですが、『詳説世界史研究』は、座右の書です。通読もしました。もっとも、読んでいるときは楽しかったのですが、読むそばから忘れてしまって、なんにも残っていませんけど。
 ただ大まかな歴史的背景を手っとり早く知るのには重宝しています。先日フランスの2月革命を背景とした本を読んでいたのですが、本書がないと何が何だか分からない有り様で・・・。絵や写真や歴史地図も気に入っていて、時々何の気なしにページをめくって眺めています。
 面白いことに15章から、予算がなくなったのか、多色刷りの地図が消えてしまっていますね。
 数年前に、本書のソフトカバーの改訂版が出版されましたが、立ち読みしましたら、当然現代は増補されていますけど、試しに中国古代史を見ると、ほとんど変わっていないみたいなので、がっかりして買うのをやめました。次の改訂版は10年先でしょうねえ・・・。
 それではまた。

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このページは、KiKi (Brunnhilde)が2011年12月 7日 12:04に書いたブログ記事です。

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