ちひろのアンデルセン いわさきちひろ

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一昨日から KiKi は東京に来ています。  せっかく東京に来ているので、自宅から比較的近いいくつかの古本屋さんを巡り歩いて、未入手の「岩波少年文庫」を揃えようと思い立ちました。  さすが東京の古本屋さんは品揃えが違いますねぇ。  今日1日だけで13冊も揃ってしまいました。  しかも全て105円!!  こういう現実に直面すると改めて「東京には東京の良さがあるなぁ・・・」と実感しますねぇ(笑)  と同時に、東京にいた方が明らかに稼ぎがいいにも関わらず、欲しいものが安価で手に入るという矛盾にちょっと唖然としたりもします。

で、そんな「古本屋巡り」をしている中で見つけた1冊を読了しました。  本日の KiKi の1冊はこちらです。

ちひろのアンデルセン
編:いわさきちひろ絵本美術館  講談社文庫

21Y2PSAFBEL.jpg  (Amazon)

アンデルセン童話の世界に深く共鳴し、数多くの作品を描き続けたいわさきちひろ。  『人魚姫』 『赤いくつ』 『絵のない絵本』 など、くり返し描いた作品を中心に、アンデルセンの様々なお話の絵を一堂に集め、ちひろ自身が語った言葉や取材旅行記などと共に、人の世の真実を描いたアンデルセンへの思いを浮き彫りにする。  (文庫本裏表紙より転載)

ちょっとここのところ絵本づいちゃっていますかねぇ・・・・。  今日の読了本は一応「講談社文庫」のラインナップなんだけど、文庫と言いつつもこれはカテゴリーとしては絵本の部類に入る本なんじゃないかと思います。  何せ、活字部分がほとんどなくて、8割がたが彼女の絵なんですから!(笑)

KiKi が子供時代に手にしていた「アンデルセン童話」はいわさきちひろさんの挿絵ではなかったんだけど、大人になってからあちこちの本屋さんで彼女の筆による挿絵のついた「アンデルセン童話」をいくつも目にしました。  ただ残念なことにどの一冊もちゃんと読んでみた(と言うより眺めてみた と言うべきかしら?)ことがありませんでした。  と言うのも、彼女の絵には独特の温かみと憂いがあってアンデルセンの世界観と大きな差こそ感じないものの、それでもやっぱりどことな~く違うっていうのが KiKi の素直な感覚なんですよね~。  

彼女の絵がしっくりくるのはやっぱりアンデルセンよりはこっち(↓)じゃないかと思っちゃったりもするわけで・・・・・。

万葉のうた
著:大原 富枝 絵:いわさき ちひろ  童心社

514D+mP35qL._SL500_AA300_.jpg  (Amazon)

・・・とは言いつつも、改めてこの本で彼女の絵を観ていると、これはこれでかなり素敵なんですよね~ ^^;  


ほとんどの絵が誰もがよく知っているアンデルセンのお話の絵なので、この本を眺めながら以前読了したこの本のことなんかも思い出しつつ、堪能することができました。  もっとも、この本に掲載されている絵は全部で78点あるんだけど(内、掲載番号付きで紹介されている絵が49点)、そのうちの20点ちかくがいわゆる「アンデルセン童話集」ではなく「絵のない絵本」につけられた絵なんですよね~。  多分、これ(↓)じゃないかと思うんだけど・・・・・

絵のない絵本 (若い人の絵本)
著:アンデルセン 訳:山室 静 絵:いわさき ちひろ  童心社

613pDcyKflL._SL500_AA300_.jpg  (Amazon)

もしもそうだとしたら、この本(↑)にも俄然興味が湧いちゃうところなんだけど、どうやらこちらは現在入手困難みたい・・・・。  それに仮にこれが簡単に手に入るとしても、こっちは1,260円なのに対し、今日読了したこっちは正価でも620円。  KiKi は古本屋さんで手に入れたので350円しか払っていないからかなりお得だったと言えそう(笑)です。  まあ、ちょっと絵が小さいとか、1枚の絵を見開き2ページで表示しているものもあるので、その点が難点とも言えるわけですが・・・・・。

いずれにしろないものねだりをしても仕方ない事なので、今日はこれから KiKi の蔵書の1冊、こちら(↓)の「絵のない絵本」を再読しつつ、この文庫本に掲載されているちひろさんの挿絵を味わってみようと考えています。

絵のない絵本
著:アンデルセン 訳:矢崎源九郎  新潮文庫

51o-6wp65bL._SL500_AA300_.jpg  (Amazon)


今日ここでご紹介している「ちゃんとした絵本」にはない(だろうと思われる)この本固有の魅力は、と言えば、ところどころにちひろさん自身による「アンデルセン観」みたいなものが、書かれていることではないでしょうか。  曰く

いまから(と言ってもこの言葉を書き記されたのが1966年のことみたい)百何十年も前にかかれたものですが、人の世の悲しみや真実がかかれていて、それは今の世もまったく同じです。  アンデルセンは神を信じていた人ですが、神の力ではどうにもならない人の不幸をリアルに描き出しているところも面白いと思います。

とのこと。  「絵のない絵本」は中学時代と高校時代に一度ずつ読んだきり、再読していないような気がするので、これを機会に「大人になった今の KiKi の感性で」もう一度じっくり味わってみたいと思います。      

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このページは、KiKi (Brunnhilde)が2011年12月10日 21:40に書いたブログ記事です。

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