求職活動と大豆作業

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先週の木曜日から今週の月曜日まで KiKi は東京にいました。  目的は以前このエントリーでもお話ししたように、急遽(?)失業者になってしまったため、東京のハローワークに出頭して必要な手続きをすること & たまたまこの時期に人の失業を知ってか知らずでか、連絡をいただいていたリクルーターと面談する予定があったためです。  正直なところ現段階では東京で満員電車に乗って通勤して、バリバリと働く覚悟・・・・みたいなものはできていなくて、一般的にリクルーターの紹介案件と言うヤツは「バリバリ働いてもらうけど、ペイもいいでっせ♪」みたいな案件が多いので、半ば冷やかし、半ば「求職活動の実績づくり(これが失業給付金をもらうための必須条件)」で面談に臨みました。

面談は実に7年ぶりのまともな英会話!  ほとんどのボキャブラリーがどこかへ飛んで行ってしまっている自負があっただけに(その飛んで行った隙間に田んぼの作り方といったような新しい知識が入ってきた)、恐らく面談はボロボロだろうと覚悟しての訪問だったんだけど、もちろん全盛期と比べるとひどいものだったのは事実だけど、案外何とかなるものなんですねぇ・・・・。  とりあえず、結構美味しい(ペイという意味では・・・・だけど)案件を1つ頂戴してLothlórien_山小舎に帰ってきました。  即答を控えたのは、さっきもお話した通り、まだ自分の中で覚悟が定まっていないということもあったし、そのペイに見合う仕事量には何となく予想がついちゃって、そもそもそういう働き方とおさらばしたくてLothlórien_山小舎生活を始めたのに・・・・という想いが拭い去れないということもありました。

そんな KiKi をLothlórien_山小舎で待ち構えていたもの。  それはこんな作業でした。

2011_Dec14_003.JPG

これ(↑)、何だかわかります??  実はこれ、大豆なんです。  今年、例の「上州高山農園」のお仲間の1人が大豆を栽培されていて、彼の当初の予定では東京のお仲間と一緒にこの大豆で味噌作りをするという壮大な(?)プロジェクトだったはずなんだけど、収穫後にこうやって天日で干して云々という作業には当然のことながら都会人の参加は望めなかったうえに、肝心要のご本人もここ2日ほど(& 来週もらしいんだけど)は日銭を稼ぐためのアルバイトが入ったため、この作業がどうしてもできないとのこと。  ま、てなわけで急遽の助っ人ということでこの作業のおはちがまわってきたっていうわけです。  

2011_Dec14_004.JPG

大々的にLothlórien_庭先農園に広げたブルーシート2枚分の大豆の姿はなかなか壮観です。  今回のこの助っ人作業のペイはこの大豆の中から何がしかをいただけることになっています。  今年同様、来年も手作り味噌に挑戦しようと考えている KiKi にとっては現金と同じくらいありがたい報酬です。  でもね、たかが大豆・・・・ではあるけれど、これ結構重くて腰に来るんですよね~(笑)

朝、お日様が照る頃を見計らって納屋(元車庫)からこれらを運び出して広げ、昼には天地返し・・・・というほどではないけれど、まぜこぜし、そして夕方日が陰る頃を見計らってこれを納屋に運び入れるというシンプルながらも実に手間のかかる作業です。  しかもこうやって写真で見るとよくわからないと思うけれど、ここには豆のみならず、豆を取り出す際に交じってしまった茎なんかも入っているので、ちょっとした作業をする度にそのゴミを拾っては捨てる(そんなに神経質にやっているわけじゃないけれど)というおまけつき(笑)。

いやはや、農業っていうヤツは会社勤めのように何時から何時までは必ず・・・・・というものではないけれど、やっぱり片手間にできるものじゃありません。  この作業だって実質労働時間は短いものの、お天気さえよければ毎日やらなくちゃいけない作業なんですものねぇ・・・・。

そうやって考えてみると、東京での仕事を探す努力をすべきなのか否か、やっぱり迷ってしまうんですよね~。  今年やっていたお仕事は KiKi にとっては理想的なお仕事で、山小舎で出稼ぎ仕事で必要な作業(マーケット分析とか財務分析とか提案書作成とか)を農作業の合間にやって、時々それをひっさげて東京に出かけて、会議の席なんかでもっともそうなプレゼンをしていればよかったんだけど、もしも来年、今回リクルーターが紹介してくれたような案件のお仕事を選んでしまったら、1年に何日、ここLothlórien_山小舎で過ごせるんだろうか???  それっていかに「なんちゃって」であろうとも、農業を続けていくうえでは致命的だよなぁ・・・・・。

現段階で KiKi の東京でのお仕事へのモチベーションは皆無なわけじゃないんです。  でもね、それはペイでもやりがいでもなくて、実際のところ田んぼを続けるために必要と思われるトラクター、田植え機、コンバインを中古で買いたいなぁと考え始めたっていうことにあって、そのために今ある貯金を崩しちゃうのはちょっと不安だし、これから消費税も上がりそうだし、年金もますます危なくなってきたから・・・・・という、実に消極的なものなんですよ。  要はそれに必要な金額さえ貯めることができればもういい・・・・というのが正直な本音なんです。  でも、仮にもそれはお仕事だし、そんなに自分勝手に仕事をして貯金ができたら辞めるというわけにもいかないだろうしなぁ。  そもそもそういう小銭稼ぎポジションではないわけだし・・・・・。  そうであるだけに大豆を混ぜ混ぜしながら「どうしたもんか・・・・」と悩んじゃう・・・・・。

でもね、同時にもう一つ今回、色々考えさせられることがあったんです。  実は今回ハローワークへ行ってみてわかったのは、KiKi の離職区分(要するにどうしたわけで失業者になったのか)がこの不況によって不幸にもリストラに遭ってしまった人たちと同じように扱われる区分になっていて、国民健康保険の保険料が優遇される対象であることが判明したんです。  で、豊島区役所に行って保険料の再計算してもらったところ、既に支払済みの10月 & 11月分の保険料で来年3月分までの保険料の支払いが終了し、おつりまでもらえちゃった!! 

今の KiKi のお財布事情からするとこれは願ってもいなかった有り難~い措置なんだけど、よくよく考えてみると国保と会社の健康保険組合の違いがあるとは言うものの、KiKi が今回受けた優遇措置による減額分の金額(今回貰った計算書にご丁寧にも数字でしっかりと明記されていた)は極論すれば KiKi が今回リクルーターさんから紹介されたようなお仕事案件みたいな職に就いた人が保険料としてか、税金としてかはともかくとして支払ってくれているんだよなぁ・・・・と。  そうやって考えてみると、いくら「自分の生き方の問題」があるとは言え、こういう案件をいただける立場にいながら「満員電車が嫌だ」とか「もうバリバリ働きたくない」な~んていう極めて個人的な、我儘な事情でこういう優遇措置を頂き続けちゃって(どうやら2年間限定らしいけど)いいんだろうか?と・・・・・。  (← とは言っても辞退できるほど意思が強いわけでも、経済的に余裕綽々なわけでもないんだけど・・・ ^^;)

豆のゴミを拾い集めながらそんなことをとりとめもなく考えている KiKi。  我ながらヘンチクリンな悩みだなぁと思うし、同時にこの同じ話が同じ人間に降りかかっている事態はどこか現実感が乏しくて、「いったいこの社会はどうなっているんだろう??」と何だか落ち着きません。  政治家の先生方が国会答弁なんかで「弱者救済」を声高に仰っているその「弱者救済措置」の恩恵を一方で受けながら、一般的に考えれば「強者」の側にある「お仕事案件」が目の前に提示されている・・・・。  でも、KiKi がこの案件を本当の意味で「自分のこれからの仕事」とできない限りは、やっぱり今の KiKi の状態は「お国が認める弱者」なんですよ。  

誰もが「強者」にも「弱者」にもなりうるという1つの典型的な例でもあれば、人生半ばで生き方を変えることが実は自分自身の価値観の転換というバリアのみではなく、ある種の社会制度の枠組みで規制されているのかもしれない・・・・・そんな気分にさえなってきます。  まあ、実際問題として、バリバリと仕事をしていた時期の KiKi を良く知っている人たちからは「あんたは二重人格だ!」と言われ続けているここ最近なので、本人にはまったくそんな気がなかったけれど、傍から見るとこれは今に始まったことではなく、KiKi が都会生活を捨てLothlórien_山小舎生活を選択すると宣言した時点で世間様の目にはそんな風に映っていたというだけのことなのかもしれませんが・・・・・・。  さて、そんなこんなで悶々としている KiKi を呆れ顔で見下ろしているのがこちら(↓)です。

2011_Dec14_006.JPG

こちら、上京する前日にせっせと切り刻み、現在乾燥中の切り干し大根です。  だいぶいい感じに干しあがりつつあります。  こうやって自分で手作りして天日で干した切り干し大根の味は格別なんですよね~。  東京で再びハードに働き始めたら、こんなことをのんびりやって健康食品を食べる食生活とも暫くはお別れになっちゃうんだよなぁ・・・・・。  毎日毎日、外食(それもお仕事絡み)かコンビニ弁当で、又痩せるんだろうなぁ・・・・・。

ま、「リクルーターから紹介案件をいただけた」ということと「その仕事に就くことができる」ということには大きな差があるから、今の段階であれやこれや考えるのは時期尚早だっていうことは分かっているんですけどね・・・・。  でも最低限でも「東京でバリバリ働いてもいいや」という覚悟だけはしっかりと持たないと相手にも失礼だしねぇ・・・・。  あ、でも書類選考っていうやつが普通はあるから、書類選考を通ったという案内があった時に考えることにして、とりあえずはリクルーターに「挑戦してみます」とお返事しておこうかしらん・・・・・。  でも・・・・・・。  まあ今日の夕方、大豆を片づける時間をとりあえずの Due として区切って、日中はグタグタと考え続けてみようと思っています。  今はハムレットの気分・・・・・。

To be or Not to be .........


 

   

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このページは、KiKi (Brunnhilde)が2011年12月14日 12:32に書いたブログ記事です。

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