バラとゆびわ W.M.サッカレイ

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さて、腰痛で痛む腰を摩りながら(上京した日から痛くてたまらなかったのです 涙)ようやく昨日Lothlórien_山小舎に帰ってきました。  となると、当然のことながらせっかく始めた企画を進めることをおろそかにするわけにはいきません。  ま、てなわけで昨日の KiKi の2冊目の読了本はこちらです。

バラとゆびわ
著:W.M.サッカレイ 訳:刈田元司  岩波少年文庫

515EFO-zx+L._SL500_AA300_.jpg  (Amazon)

パフラゴニアのギグリオ王子は、たいへんなお人よし。  ポケットにお金さえあれば、たとえ王冠を失っても気にしない。  王子はいとこのアンジェリカ姫に夢中になるのですが、それは姫がつけている魔法のゆびわのためなのでした......。  19世紀イギリスを代表する作家サッカレイが少年少女のために書いた、風刺のきいたおとぎ話。  (文庫本扉より転載)

この本に関してはね~、ちょっと悲しい出来事が KiKi にはあるのですよ。  まずはこちら(↓)をご覧ください。

2011_Dec23_001.JPG

そうなんです。  何故か2冊持っているんですよ。  左側は「岩波少年文庫創刊60年 リクエスト復刊」の1冊で、右側は「岩波少年文庫 復刻版シリーズ」の1冊です。  で、KiKi が入手した順番としては右側が先で左側が後。  因みに左側を購入した際には右側の本で既に1回読んだことがある状態でした。  にも関わらず、どうして左側の1冊を購入することになっちゃったか?っていうとね、実は宮崎さんのせいなんです。(・・・・と、人のせいにしてみる ^^;)  と言うのもね、この本に寄せられた例の「50選」でのコメントはこんな感じだったんですよ。

おとぎ話ですが、力も知恵もない少年が、かしこく力強くなっていく物語です。  子供時代に、ぼくはこの本からなんという大きなはげましと、なぐさめを受けたことでしょう。  兄弟にも友人にも言えないひみつの大事な本でした。

でね、このコメントを読んだ際に KiKi としてはこの本の自分が覚えている粗筋と、このコメントの内容が全然フィットしなかったんですよ。  で、ついでに言うと、復刻版でサラッと読んだとき、さほど大きな感動を受けたわけではなくて、印象にも残らなかったので、この本のタイトルをちゃんと覚えなかったんですよね~。  で、リクエスト復刊の販売が発表された時、KiKi はこの本を「蔵書」として正しく認識していなかったうえに、宮崎さんの絶賛(?)があったから、これは買わなくちゃ!と思っちゃったっていうわけです(笑)  で、後になって色々整理していたら同じ本が2冊あることに気がついちゃったっていうわけです。   


確かにこの物語は「古き良き時代のおとぎ話」なんです。  で、主人公の1人 ギグリオ王子は、物語冒頭では力も知恵もない王子だったし、ある事件に巻き込まれたのち勉強したことによりかしこくなったんです。  でもね、KiKi に言わせれば彼は「少年」じゃなくて、「不当に王位継承権を剥奪された王子」なんですよ。  で、確かに勉強してかしこくはなったんだけど、強くなったの方はちょっとビミョー・・・・。  ま、てなわけで KiKi が大いなる勘違いをしたが故の無駄なお買いものの一例となってしまったっていうわけです。  人に惑わされてお買い物をしちゃあいけませんねぇ~。  ま、その戒めという意味もあってこの2冊、大事にとっておこうと思っています(笑)

それはさておき、今回、久々に再読してみました。  KiKi は大学時代、一応英文学部を出たわけですが、実はサッカレイの作品とはこの作品以外で出会ったことがありません。  一応英文学史の授業で彼の代表作として「虚栄の市」とか「ヘンリー・エズモンド」な~んていう作品があることは知っているけれど、興味を持って読んでみようと思ったことさえありません。  ま、そういう意味では KiKi のアンテナにはあんまり引っかかってこなかった作家の1人です。  正直なところ、この作品を読んだ後でも、先日のロダーリさんとは異なり、「サッカレイの別の作品も読んでみたい!」と思わせるほどのものは感じませんでした。

おとぎ話の中にも秘められたある種のするどい人間洞察と皮肉・・・・のようなものはそこそこ感じたんですけど、じゃあどうしたらいいのか?を考えさせられるほどのものじゃない・・・・そんな印象なんですよね~。  言ってみればある種の評論を読んでいるような、結局他人事として俯瞰してお終い・・・みたいな印象で、豪華なパーティーに参加しているちょっと皮肉屋でスノッブな人の座興的なお話を聞いたような読後感・・・・とでも言いましょうか。  お話自体はうまくて読んでいる間は楽しいんだけどねぇ・・・・・。  ま、少なくとも KiKi が50選を選ぶとしたら、多分選ばない1作であることだけは間違いないみたい・・・・・(苦笑)

ひょっとしたらこの本をきっかけに「他のサッカレイ作品も読んでみよう!」と思えるんじゃないかっていう期待が大きすぎた反動なのかもしれないんですけどね。  

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