ドビュッシー 交響詩「海」

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2012年、せっかくこのエントリーで「今年はクラシック音楽関係のエントリーを少しは増やそう!」と所信表明をしたばかり・・・・ということもあるので、今日は今年最初のクラシック音楽関係のエントリーを書いてみたいと思います。  とは言うものの、どの曲からいくべきか、暫くエントリーを書いていなかっただけに迷うこと、迷うこと・・・・・ ^^;  ま、てなわけで安易なところで以前ちょっとだけシリーズ化していた「漫画 のだめカンタービレに出てくる音楽を聴いてみる企画」をやってみたいと思います。  ま、てなわけで選んだ今日の KiKi の1曲はこちらです。

ドビュッシー 交響詩「海」
EMI J.マルティノン(指揮)、 フランス国立放送局管弦楽団

51xFUbfF9QL._SL500_AA300_.jpgのサムネール画像  (Amazon)

ドビュッシーの管弦楽曲と KiKi の出会いはかなり遅めでした。  なにぶんにも KiKi の場合、ピアノ曲で興味をかきたてられた作曲家の音楽を求めて管弦楽曲を聴くという傾向が強かったし、ドビュッシーという作曲家は登場した時代の問題ももちろんあるんだろうけれど、いわゆる「交響曲」と題される音楽を作曲していないので、尚更なかなか出会わない作曲家となってしまっていたんですよね~。  そんな KiKi がドビュッシーの管弦楽曲に開眼したのがこのエントリーでもお話した「牧神の午後への前奏曲」だったわけだけど、ことこの「海」に関してはその後も長い間あんまり感心もせずに聴き流していた時代があります。  

そんな KiKi がこの曲に初めて「おっ!」と何かを感じ、聴き流しモードから真剣聴きに入った懐かしい演奏がこのCD(KiKi の手持ちのものとはちょっとジャケットが違うけど・・・・)なのです。  それまでに聴いていたものと何が違ったのか、単なる聴いた時期だけの問題だったのか、まったく理解できていないんだけど、とにかく「おっ!」と思ったのが2曲目の「波の戯れ」だったことだけは確かで、ちょうどその頃、ラヴェルのピアノ曲「水の戯れ」に嵌っていたせいだったのかもしれません。


昨年は我が日本国は美しいだけではない「海」の脅威を否応なく知らされてしまった1年でした。  あの津波でそれまでの日常生活を奪われてしまった方々にとっては「海」なんていう選曲をした時点でお叱りを受けてしまうかもしれないけれど、それでも島国日本に暮らす以上、私たちはこれからも「海」とお付き合いを続けていかなければならないし、猛威を振るうのも「海」なら穏やかに揺蕩うのも又「海」であることをこの音楽を聴きながら思い返しています。

KiKi の好きな日本の神話の神様も、北欧の神話の神様も、そしてギリシャの神様も「慈悲」だの「愛」だのという優しさよりは、どちらかと言えば身勝手 & 荒ぶる心の持ち主である印象が強いんだけど、それでもその厳しさいっぱいの中にほんの僅か・・・・ではあっても何らかの「恵」をもたらしてくれる存在であったりもすることを考えると、やっぱり「自然の中にこそ神が宿る」という考え方に落ち着きがちな KiKi。  この曲が描く「海」の情景の中にもそんな神々への信仰に近い崇高なものを感じます。

伝記なんかを読むと決して好きになれるタイプの♂とは言い難いドビュッシーだけど、彼の残してくれた音楽には年齢を重ねるにつれ惹かれていく自分に気が付かされます。  これがひょっとしたら昔ピアノの先生に言われた「あなたはいつか、フランス音楽をこよなく愛するようになりますよ。」という予言の成就っていうヤツなのかしら??(笑)

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コメント(4)

新年おめでとうございます。
年頭のエントリーに生誕150周年のドビュッシーを選ばれたのは、さすがです。
私もドビュッシーを聴くときは、どうしても室内楽に手を伸ばしてしまうことが多いのですが、「海」も素晴らしい曲ですね。

>猛威を振るうのも「海」なら穏やかに揺蕩うのも又「海」であることをこの音楽を聴きながら思い返しています。
本当にそうですね。昨年、「自然に対する畏れ」を忘れてはいけないと思い知らされました。今年もその「畏れの気持ち」を常に持ちながら音楽に接していきたいと思っています。
今年も、どうぞ宜しくお願い致します。

こんにちは。
遅ればせながら、というか、コメントが消えちゃってました。画像の認識文字に失敗してたみたいです。

あらためまして、本年もどうぞよろしくお願いします。
私の方は、本の世界でもやりとりできますよう、精進したいと存じます。

そして、ドビュッシー「海」ですね。
この曲もわたしのフェチ曲のひとつでして、たくさん揃えてしまいました。
中でも、マルティノンのシャープでかつフレンチな演奏はいいですね。
ディーリアスもワーグナーとともに、ドビュッシーに影響を受けた作曲家です。

元旦の夕方は、実家の海で、美しい夕暮れを見ながら過ごしました。
海は美しく、数々の音楽や文学を生みだしてきました。
でも、牙をむく海もその実態のひとつ。
人間は、太古より上手に付き合ってきたのですね。

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このページは、KiKi (Brunnhilde)が2012年1月 2日 14:42に書いたブログ記事です。

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