ラヴェル ボレロ

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今年は少しずつクラシック音楽関連のエントリーを復活させようと年頭に決心した KiKi。  相変わらず久々の音楽関連エントリーとなるとどれを選ぶべきか迷ってしまいます。  まあ、調子が乗ってくるまでは「のだめ(漫画)」の助けを得ながら進めていきたいと思います。  ま、てなわけで本日の KiKi の1曲はこちらです。

ラヴェル ボレロ
DG F28G 22013 演奏:小沢征爾指揮 & ボストン交響楽団 録音:1974年~1975年

Ozawa_Ravel.jpg  (Amazon; 現在販売されているものでは多分これ)

「のだめカンタービレ」では千秋君が常任指揮者に任命されたマルレ・オケの初ステージで散々なことになってしまう曲。  後援者の婦人からは「ボロ・ボレロ」な~んていうことを言われちゃった曲。  この名曲 & KiKi にとってはちょっとした思い出のあった曲をあんな風に扱われちゃったのは正直、ちょっと悲しかったなぁ(涙)。 


以前からこのブログでは何度もお話しているように KiKi は(特に若い頃は)ラヴェルの音楽とはあんまり相性の良い方ではありませんでした。  そんな KiKi がラヴェルの音楽(特にこの「ボレロ」)に開眼しちゃったのは実はクラシック音楽コンサートではなかったんですよね~。  じゃあ、何で開眼しちゃったのか?と言えばそれはこちら(↓)です。

愛と哀しみのボレロ
監督:クロード・ルルーシュ 1981年 フランス

51VA9VHE8HL._SL500_AA300_.jpg (Amazon)

フランスの名匠クロード・ルルーシュ監督による、上映時間3時間に及ぶ超大作。  ルルーシュ監督というと、女性的でロマンティックな作風というイメージが強いが、『愛と哀しみのボレロ』を見る限り、そのダイナミックな構成と3時間を一気に見せきる力強い演出力は、極めて男性的と言える。  本作はルルーシュが自らのキャリアの集大成として挑んだ作品であり、また1974年に監督したもののカンヌ映画祭で酷評された、一族三世代にわたる愛のドラマ「マイ・ラブ」の汚名挽回を賭けた作品である。  原題の「あの人たち、この人たち」が指すように登場するのは4つの芸術家の家族で、45年間にわたる彼らの人生をドラマティックに描いている。  物語は1930年代のモスクワ、パリ、ベルリン、ニューヨークに始まる。  4人の芸術家たち(ヘルベルト・フォン・カラヤン、 グレン・ミラー、 ルドルフ・ヌレエフ、 エディット・ピアフ とされている)は戦争に遭遇し、過酷な戦後をも生き抜く。  そして1980年、ユニセフのチャリティ・コンサートのためにパリ・トロカデロ広場に彼らは集まる。  ラスト17分における、ボレロに乗って踊るジョルジュ・ドンの躍動する肉体が圧倒的。  そして苦難を乗り越えた、それぞれのエピソードの登場人物たちが一堂に会する姿は感動的とさえ言える。  なおこの作品には上映時間4時間23分にわたる、さらに長尺な「完全版」も存在する。(斉藤守彦)  (Amazon より転載)

ここで言う4人の芸術家とは、へルベルト・フォン・カラヤン、 グレン・ミラー、 ルドルフ・ヌレエフ、 エディット・ピアフ とされていて(但し製作者側からは一切のコメント・発表はなし)、この映画の上映当時に映画館で鑑賞した KiKi は「音楽には国境はないと言うけれど、音楽家・芸術家には国境と言う大きな壁があるんだなぁ・・・・」と感じたものでした。  と、同時に「ホントに人間っていうしょ~もない、でも愛すべき生き物は・・・・・」な~んていうことも考えさせられてねぇ。  4家族(& 同じ時代を生きた人たち)の年代記という趣向も強かっただけに、「繰り返されること、繰り返してはいけないこと、繰り返さないためにどうすべきか?」な~んていうことを考えさせられちゃったわけです。

で、この映画のバックで流れるボレロが実に絶妙でねぇ。  ボレロと言えば同じメロディが楽器を代えて延々と繰り返される音楽なわけだけど、そこに「人の営み」とか「輪廻」といったようなものを感じつつも、多くの人が集まる場所で奏でられ感動を共有する音楽に、歴史的悲劇が昇華され浄化されていくような感慨もあって、あの戦争を「戦争を知らない世代」として振り返る1つのきっかけとなった映画にもなったのでした。  ちょっと映画自体が長過ぎて話がブツブツ途切れる印象は否めなかったし、日本で上映されるに当たってはちょっとした映倫問題なんかも絡んでいて、若干物議を醸したりな~んていうこともあったっけ・・・・・。  それでも今よりは多感だった学生時代にこの映画を観たことは KiKi にとっては忘れられない思い出の1つなのです。  そしてその思い出と共に強烈な印象を KiKi に与えたのがこの「ボレロ」という音楽でした。

そんな「ボレロ」がボロなんてあまりにも哀しい・・・・・哀しい。  それこそ「○○と哀しみのボレロ」です。  

因みにこの映画のDVD(↑)、今では廃盤になっちゃっているみたいですねぇ。  もう一度観てみたい気持ちはものすご~く強いんだけどそれも叶わぬ夢のようです。        

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このページは、KiKi (Brunnhilde)が2012年1月 7日 12:39に書いたブログ記事です。

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